2025年8月2日更新

『崖の上のポニョ』の舞台「鞆の浦」を映画と比較!聖地巡礼におすすめの場所は?

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崖の上のポニョ

『崖の上のポニョ』(2008)の舞台は、広島県福山市にある海沿いの街「鞆の浦」です。監督の宮崎駿も、この地でポニョの構想を練っていました。 この記事では、作中に登場するシーンと比較しながら、舞台となった鞆の浦の景色を紹介します!

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『崖の上のポニョ』の舞台「鞆の浦」を映画と比較!

港や海沿いの風景

ポニョといえば、海沿いの町並みは欠かせません。オープニングのスタッフロール後、すぐに鞆の浦と思われる雄大な海とその町並みが飛び込んできます。リサが運転するシーンでは度々船関連で働く人々や、木造の歴史ある建物が流れるように描かれており、鞆の浦の日常風景と重なります。 ちなみに、宗介が通う海沿いの「ひまわり園」は、同じく鞆の浦の海沿いに実在する「鞆平保育所」がモデルと言われており、建物の作りが似ています。

車で通過した三叉路

宗介の家を降りていき、大型船がドッグ入りする踏切を超えた先に三叉路が登場します。劇中ではこの三叉路で、リサがひまわり園の送迎バスに挨拶しながらカーブを曲がっていきました。 この三叉路は、鞆の浦によく似た景色が存在します。造船所は近くにありませんが、緩やかなカーブや車の後ろに広がる海の景色がよく似ています。

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避難所として登場したホテル

『崖の上のポニョ』に登場する「山の上ホテル」には、いくつかのモデルの噂があります。その1つが、現在は閉業している仙酔島の国民宿舎。2029年には、跡地に星野リゾートが新しいホテルを開業する予定です。 また、旧鞆の浦山荘もモデルではないかと言われており、こちらは地元で有名な心霊スポットだそう。これが、「ポニョは死後の世界を描いている」という都市伝説の1つにもなっています。

実在する沼名前神社

劇中後半で、デボン紀の海を航海する宗介とポニョ。赤ちゃんを抱えた若い夫婦と出会った際に、大漁旗を掲げた船団と出くわします。その旗の1つに「沼名前神社」と書かれていました。 この「沼名前神社」は、鞆の浦に実在します。海上安全や無病息災を祈願する神社として、古くから地元民に愛されてきました。

聖地巡礼におすすめのスポットは?

鞆の浦旅行で、ジブリファンにおすすめな旅館が「御舟宿いろは」です。なんと宮崎駿監督のデザイン画をもとにして改装されており、ノスタルジックな雰囲気を満喫できる宿。1階はレストランになっており、鞆の浦自慢の魚料理も堪能できます。 そして「後山公園」もおすすめスポットです。正式名称・瀬戸内海国立公園後山には、エンディングに登場する展望台があります。展望台からは鞆の浦の絶景を一望でき、旅のラストにもぴったりですよ。

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宮崎駿は『崖の上のポニョ』の舞台を「鞆の浦」と断言したがらなかった?

宮崎駿

ポニョの舞台は「鞆の浦」が有力ですが、宮崎駿自身は断言していません。一方で、ジブリ公式HPのQ&A「作品の舞台はどこですか?」では、ポニョは「大いに参考にした場所」と公表されています。 そして、注釈で「(舞台や参考にした街へ)実際に訪ねられても全く同じ風景に出会うことはないと思います」と記されており、そうした思いから断言を避けているのかもしれません。

『崖の上のポニョ』のモデルとなった鞆の浦を聖地巡礼しよう!

崖の上のポニョ

『崖の上のポニョ』にて、多くのシーンでモデルとなった鞆の浦。宮崎駿監督や高畑勲監督のレアなイラスト色紙が飾られているお店もあり、ジブリファンにおすすめな観光地です。 美しい海沿いの風景や美味しい料理も堪能できる「鞆の浦」へ聖地巡礼の旅へ行ってみてはいかがでしょうか。