2025年12月23日更新

『かぐや姫の物語』女童(めのわらわ)の正体は侍女見習い?眠らなかった理由や歌を歌った真意を考察

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かぐや姫の物語

女童(めのわらわ)は高畑勲監督が手掛けた『かぐや姫の物語』に登場する少女です。かぐや姫と過ごすことの多い彼女は、クライマックスで意外な活躍を見せました。この女童の正体や、終盤で歌を歌った理由などを考察していきます。 ※この記事は『かぐや姫の物語』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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『かぐや姫の物語』女童(めのわらわ)とは

『かぐや姫の物語』場面写真

女童(めのわらわ)は都に移り住んだ後のかぐや姫の身の回りの世話を担当した侍女見習いの少女です。短く切りそろえた前髪とぽっちゃりとしたシルエット、糸目がチャームポイント。外に自由に出られないかぐや姫のわがままにも、よく付き合っていました。 容姿も含めマスコットキャラクター的な可愛らしさがあり、彼女が画面に登場するとそれだけで癒やし度が急上昇。思わず応援したくなる可愛らしいキャラクターです。

女童の正体は侍女見習い?かぐや姫と交流を重ねることに

かぐや姫の物語

女童とはもともと、平安時代に宮廷などで身分の高い女性に仕えて身の回りの世話をする少女を指す言葉です。彼女の本名は作中では明かされておらず、この役職名で呼ばれています。 わがままで一般的な貴族とは少し違っているかぐや姫の言動を目の当たりにして、女童は驚きながらも受け入れていた姿が印象的。かぐや姫のために桜の枝を折ってきたり、一緒に羽子板をしたりと、かぐや姫が心許せる年の近い存在として、彼女に寄り添います。

女童はなぜ最後に眠らされなかった?歌を歌った真意は

かぐや姫の物語

月からかぐや姫のお迎えが来た際、薙刀を構えていた女童は直前で持ち場を離れ外に出ます。他の者たちが天人の能力で眠らされる中、彼女は子供だったことが幸いして、その能力の対象外に。とはいえ、少女1人がそんな特殊能力を持つ天人たちに楯突くには無理があります。 おそらく彼らを追い返すことはできないだろうけど、何かできることはないか?そう考えた女童がとった行動が、子供たちを率いて歌を歌うことだったのでしょう。当然、歌に姫を正気に戻す力があることも知らなかったはず。 連れて行かれた姫との繋がりを懸命に考えた結果、よく歌っていたあの歌が咄嗟に脳裏に浮かんだのではないでしょうか。一緒に過ごした日々があったからこその行動だったのです。

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原作には登場しないオリジナルキャラだった

かぐや姫の物語

女童は原作にあたる『竹取物語』には登場しないオリジナルキャラクターです。彼女の他にも、姫の教育係として招かれた女官の相模(さがみ)や、姫の地元での幼馴染・捨丸(すてまる)など、本作には多数のオリジナルキャラクターが登場します。 ハッピーエンドとは言い難い本作。しんどい結末が待っているからこそ、オリキャラである女童の存在は視聴者にとっても大きな心の支えとなっていました

女童は『かぐや姫の物語』の心癒されるオリジナルキャラクター!

『かぐや姫の物語』場面写真

『かぐや姫の物語』の可愛らしい少女・女童について紹介しました。終盤では彼女の行動が物語を変える転換点にもなっており、実はかなりの重要人物。彼女に注目して物語を観てみると、また違った味わいを感じられるかもしれません。