2025年12月26日更新

『千と千尋の神隠し』まっくろくろすけみたいな「黒いやつ」の正体はススワタリ!正体や違いの背景を解説

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『千と千尋の神隠し』ススワタリ(まっくろくろすけ)

『千と千尋の神隠し』の愛すべきキャラクター・ススワタリ。ボイラー室で千尋が出会う「黒いやつ」です。 この記事では、ススワタリの概要、そして「なぜススワタリは金平糖が好きなのか?」や「トトロのまっくろくろすけとの関係は?」など、よくある疑問にも回答していきます!

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【概要】『千と千尋の神隠し』「黒いやつ」の名前はススワタリ

釜爺(かまじい)が働くボイラー室に登場する「黒いやつ」の正体はススワタリ、金平糖が大好物です。なぜ金平糖を好物にしたのかというと、宮崎監督は当初ゴマや米を好物にしようと考えていたそう。しかし、面白みがないためにスタッフのアイデアを聞いて回り、金平糖に決まったのです。 ススワタリは重い石炭を運び火を焚き続けますが、千尋が潰れた一匹を助けると、他の個体も次々と仕事を押し付けようとする抜け目ない一面も。 詳しい設定は明らかになっていませんが、おそらくはただのススだったものが、湯婆婆の魔法にかけられて「ススワタリ」にされていると考えられます。

【正体】ススワタリは『となりのトトロ』のまっくろくろすけ!

となりのトトロ

『となりのトトロ』(1988年)では、サツキとメイが越してきた古い家の屋根裏や暗がりに、小さな黒い影の「まっくろくろすけ」が登場します。 隣のおばあちゃんが彼らを見て「こりゃススワタリが出たな」と語っている通り、まっくろくろすけの正体もススワタリです。トトロのススワタリは住人に気づかれると逃げる臆病な存在でしたが、本作でも千尋が初めてボイラー室を訪れた際には見られないよう必死で身を隠していました。

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【考察】「トトロ」と「千と千尋」で描かれ方が全然違う理由

となりのトトロ

『となりのトトロ』(1988年)でのススワタリは、古い家に住みつく無害で愛嬌のある存在で、人間に見つかると逃げていく精霊のような描かれ方でした。一方、『千と千尋の神隠し』(2001年)では、ススワタリは湯婆婆の支配下で重労働を課される存在として登場します。 この2作品での違いは、千尋が迷い込んだ異界が安らぎや神秘の場ではなく、管理され搾取される場所であることを、ススワタリの描き方を変えて表しているのではないでしょうか。

『千と千尋の神隠し』の「黒いやつ」はまっくろくろすけことススワタリ

『千と千尋の神隠し』(2001年)に登場する、「黒いやつ」ことススワタリを紹介しました! 公開当初、『となりのトトロ』(1988年)で登場したまっくろくろすけが13年の時を経て戻ってくるとは想像していませんでしたよね。ススワタリの性格や行動の違いを見比べながら、2作品を見直してみてはいかがでしょうか。