2019年9月13日更新

R2-D2の意外な裏設定・秘密を一挙紹介!「スターウォーズ」のかわいいマスコットキャラを掘り下げよう

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R2-D2とは?かわいい『スター・ウォーズ』のマスコットキャラの裏設定を紹介

世界中で長年ファンを獲得しつづけている傑作スペースオペラ「スター・ウォーズ」シリーズ。多くの魅力的な登場キャラクターのなかでも、作品を見たことがない人でも知っている、人気No.1キャラクターといえば、やはりR2-D2ではないでしょうか。 今回はそんなR2-D2の知っているつもりだった基本設定から、楽しいトリビアまで紹介します。

R2-D2は主人公たちに助け舟を出す、頼もしい存在!

R2-D2の基本設定

■名称:R2-D2 ■母星:ナブー ■製造元:インダストリアル・オートマトン社 ■種別:アストロメク・ドロイド ■ボディカラー:ブルー、シルバー ■センサー色:赤

オリジナル三部作の主人公、ルーク・スカイウォーカーの母であるパドメ・アミダラが暮らしていたナブー星で製造されたR2-D2。アストロメク・ドロイドの仕事は、主にスターシップの副操縦士や整備士、ナビゲーションなどです。しかしR2-D2は、そのボディに搭載された多彩な装備で、どんな仕事でもこなす超優秀なドロイドです。

R2-D2の仕事ぶりやこれまでの活躍は?

「スター・ウォーズ」シリーズのほとんどの作品に登場するR2-D2は、物語の要所で活躍する、非常に頼れる存在です。 1999年に公開された『スター・ウォーズ エピソード1/ファントム・メナス』から始まる新三部作では、母星ナブーでアミダラ女王のロイヤル・スターシップに乗り込んでいたR2-D2は、女王たちをナブー侵略の砲火から救っています。他にも、クローン戦争に秘密兵器として参加したりと、ジェダイの騎士たちにも一目置かれる活躍を見せました。 1977年の『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』から始まるオリジナル三部作では、レイア姫から託されたデス・スターの設計図をオビ=ワン・ケノービに届けています。またハン・ソロをジャバ・ザ・ハットから救う際、ルーク・スカイウォーカーに絶妙なタイミングでライトセイバーを渡したりと、さまざまな場面で活躍してきました。 『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』では、オリジナル三部作での活躍の後、ルーク・スカイウォーカーと行動をともにしていたことが明らかになります。

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最新作『スターウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』にも登場する?

スカイウォーカー家の物語が完結する『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』が、2019年12月20日についに公開されます。 予告編には赤い目のC-3POが登場していますが、R2-D2は映っていません。しかし、IMDb(インターネット・ムービー・データベース)には名前記載されているので、最新作にも登場するのではないでしょうか。 今回も絶妙なタイミングで頼りになる姿がみたいですね!

R2-D2の誕生秘話に迫る

R2-D2とC-3POのコンビにはモデルがいた!

R2-D2とC-3POは、かつてサイレント映画からトーキー映画の時代にアメリカで人気を博したお笑いコンビ「ローレル&ハーディ」がモデルになっているとか。また、黒澤監督の映画『隠し砦の三悪人』(1958)に出てくる農民太平と又七も参考にしたともいわれています。 一方、ファンの間でまことしやかにささやかれているのは、『宇宙戦艦ヤマト』に登場する調査・分析ロボットアナライザーを参考にしたのではないか、という噂。確かに、どことなく丸みを帯びたフォルムにボタンのようなものがたくさん付いているところや、ゴミ箱のような見た目が似ています。 ちなみに『宇宙戦艦ヤマト』は1974年放映、『スター・ウォーズ エピソード4』は1977年公開。もしかしたら影響されているのかもしれませんね。

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たくさんの人の手によって、R2-D2が完成している

R2-D2のボディの産みの親は共同で開発・デザインをしたラルフ・マッカリーとジョン・スティアーズという2人の偉大な特撮監督でありますが、実際に本体を形にして作り上げたのはトニー・ダイセンという自らスタジオを持つ、イギリスのおもちゃ会社の社長でした。 さらに、R2-D2といえば、特徴的なのは電子音による発声ですね。サウンドディレクター、ベン・バートによって生み出されるR2-D2の音声は、半分はシンセサイザーで出しており、あとの半分はバート自身が赤ちゃんのように音を出しながら組み合わせているそうです。

R2-D2の名前の意味は?その意外な由来

R2-D2という名前の考案者は、サウンド編集のウォルター・マーチだそうです。彼がルーカスの『アメリカン・グラフィティ』(1973)を編集している際に、「フィルムリール2の2番目の会話に戻して」という意味でマーチが何度も業界用語で「R2D2出してくれる?」と言ったことが、のちに世界中にファンを作るスーパーロボットの名前の誕生の瞬間となったのだとか。

R2-D2は「スターウォーズ」シリーズ内でも屈指の人気者!

「スター・ウォーズ」シリーズのキャラクターのなかでも、トップクラスの人気を誇るR2-D2。 2003年には、知名度の高いハリウッドスターの名が刻まれるウォーク・オブ・フェイムならぬ、"ロボット・ホール・オブ・フェイム"に殿堂入りを果たしました。この殿堂には、R2のほかに、『2001年宇宙の旅』のHAL 9000や、SONYが製造したペットロボットAIBO、ピクサーの映画『ウォーリー』のWALL-Eなどが登録されています。 また、2004年にはamazon.co.ukとIMDbから「映画・テレビ史上最も愛すべきロボット」に選出されました。2009年には米映画レビューサイト"Rotten Tomatoes"からも「映画史上最も人気あるロボット」という栄誉ある称号を送られています。

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R2-D2のキャラ設定はなかなか決まらなかった?

ジョージ・ルーカスによると、当初R2-D2はA2、C-3POはC3という名前だったといいます。 また、初期の構想では、R2-D2は人間と同じように話す事ができ、しかもさらに意外な事にけっこう言い方が乱暴だったそうです。しかし、その後の改訂版では全てのセリフが取り除かれ、C-3POのリアクションだけ残される事になりました。

実は飛べるR2-D2!しかしその設定は……

ルーク・スカイウォーカーの物語であるオリジナル三部作では、R2-D2が飛ぶシーンはありません。しかし、アナキン・スカイウォーカーの半生を描く新三部作の2作目『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』と『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』では、R2-D2が空中を飛ぶシーンを見ることができます。 公開順から考えると、R2-D2に飛ぶ機能が「追加」されたように見えますが、映画の時系列は逆になっています。そのため設定上は「クローン・ウォーズ以降、R2-D2のロケットブースターを作る会社が倒産してしまい、壊れてからその部品を修理する事が出来なくなった」ということになっています。

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R2-D2の中身は人間?C3-POとの不仲説も……

ドロイドであるR2-D2ですが、実は自動で動くわけでは無く、演じている俳優がいます。R2-D2のスーツの中に入って演じているのは、身長約112cmのケニー・ベイカーという俳優で、彼が様々な動きを担当しています。 ベイカーは前作から10年ぶりの新作となった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』にも出演しています。しかし翌2016年に、呼吸器系の病気のため惜しまれつつもこの世を去りました。 『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』では、スコットランド出身の俳優であり操り人形師でもあるジミー・ヴィーがR2-D2を演じました。ヴィーの身長は、ベイカーと同じく112cmです。

名コンビを演じる俳優同士が実は不仲!?

軽口を叩きながらも、切っても切れない強い絆で結ばれているR2-D2とC-3PO。しかし、R2-D2を演じたケニー・ベイカーとC-3POを演じたアンソニー・ダニエルズは不仲だったそうです。 2009年のインタビューでベイカーは、「正直、ダニエルズが好きではない」と語りました。一方で、お互いにロボットスーツを着ていたため、なにを言っているか聞こえないし見えなかったから、ろくに話もできなかったとフォローもしています。 「最後のジェダイ」で再会したときには、仲良くなっていたと思いたいですね。

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他作品へのカメオ出演も多数!

世代を超えて人気を獲得しているR2-D2は、実はさまざま作品にカメオ出演しています。 まずは『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』と同じ年に公開されたスティーブン・スピルバーグ監督作『未知との遭遇』。本作ではマザーシップの外側に逆さまに貼り付けられているR2-D2が確認できます。 また2009年には、大のスター・ウォーズファンを公言するJ・J・エイブラムス監督の『スター・トレック』とその続編にカメオ出演。エンタープライズ号をXウィングのように乗りこなす姿など、あちこちに顔を出しています。 『トランスフォーマー/リベンジ』(2009)にもカメオ出演していますので、探してみてくださいね。

あの日本のアニメにも!

実はR2-D2は、相棒のC-3POとともに日本のある有名アニメにもカメオ出演しています。 それは、映画『ドラえもん のび太の宇宙小戦争』(1985)。エンドロールで左からR2-D2とC-3PO、そしてドラえもんとのび太と並んで登場しています。

幻の主演映画?

バットマンら有名キャラクターが登場し、大ヒットとなった『LEGOムービー』(2014)。本作は、当初R2-D2を主役にすることを希望していたのだとか。しかし、ディズニーが権利の使用を許諾せず実現しませんでした。

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グッズもたくさん!思わず欲しくなるルックス

人気キャラクターともなれば、グッズもたくさん発売されるもの。R2-D2も例外ではなく、フィギュアから醤油差しまでさまざまなグッズがあります。 監督のジョージ・ルーカスのお気に入りは、日本のおもちゃメーカー・タカラ(現・タカラトミー)が作ったR2-D2のフィギュアで、実際に何千個も頼んでスタッフに配ったことがあるのだとか。

シリーズが終わってもR2-D2の人気はつづく!?

「映画史上最も人気のあるロボット」であるR2-D2は、1977年から変わらず、今後も人気者でありつづけるでしょう。 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』で、本シリーズの中心となってきたスカイウォーカー家の物語は完結しますが、シリーズが完結するかどうかはわかりません。アメリカで2019年11月からスタートするディズニーの動画配信サービスDesney+では、オビ=ワン・ケノービを主人公にしたドラマの製作が発表されています。 今後もなんらかの作品にR2-D2は登場するかもしれませんね。