2016年6月15日更新 3,847view

尾田栄一郎、『ワンピース』の生みの親!ギネス記録を持つ天才漫画家に迫る7のこと

発行部数累計3億部を突破、その記録はギネスにも認定された漫画『ワンピース』。圧倒的な画力と世界観、魅力的なキャラクターの数々を生み出し「天才」「漫画の申し子」とも言われている作者、尾田栄一郎のこれまでの軌跡と実績に迫ります。

1:『るろうに剣心』でも知られる和月伸宏のアシスタントだった!

尾田栄一郎

出典: onesoku.com

漫画家を目指したきっかけは4歳の時という尾田栄一郎。中学生の頃から漫画を描き始め、高校在学中に週刊少年ジャンプの新人賞「手塚賞」に準入選、漫画家への道を歩み始めました。この時の尾田のペンネームは月火水木金土(つきひみずき)でした。

その後、短編作品『一鬼夜行』でホップ・ステップ賞に入選。審査員には森田まさのり、荒木飛呂彦や富樫義弘などがいましたが、この時から森田は尾田の画力を高く評価していたそうです。高校卒業後は大学の工学部に進みますが1年で中退、本格デビューまで3年間のアシスタント活動をしていました。

るろうに剣心

アシスタント時代の尾田は『るろうに剣心』を連載していた和月伸宏に師事しています。この時期、少年ジャンプは一世を風靡した『ドラゴンボール』『幽☆遊☆白書』『スラムダンク』の連載が終了した後で、発行部数が落ち込みつつありました。そんな中、和月の『るろうに剣心』は一枚看板としてジャンプ誌を支えていたのです。

和月は当時、ジャンプがこのまま沈まないよう次に繋げたいという気持ちで作品を描いていたと言い、自分のアシスタントでもあった尾田が『ワンピース』で大ブレイクし、ジャンプの人気が復活したことが嬉しかったと後に語っています。

そのような時期に和月のアシスタントをしていた事は、尾田にとっても大変意義のある経験だったに違いありません。また、元々剣士という人物像が好きだったという尾田は『るろうに剣心』の主人公緋村剣心にもとても思い入れが深いと言われており、その後発表した『ワンピース』の登場人物、シャンクスは緋村剣心をオマージュしたのではないかとも言われています。

シャンクス

出典: onesoku.com

尾田は和田のアシスタントになる前は『ジャングルの帝王ターチャン♡』の徳弘正也、『ライアーゲーム』の甲斐谷忍のアシスタントも務めています。そしてこのアシスタント時代を含める5年間、尾田は何度も壁にぶつかり、漫画家をあきらめてサラリーマンになろうかとさえ思ったこともあったとか。そんな時尾田を救ったのは当時の担当編集者の「こんなに頑張って報われなかったヤツを俺は今まで見たことがない」という一言だったそうです。

2:1997年に『ワンピース』が誕生

『ワンピース』

出典: natalie.mu

週刊少年ジャンプ1997年34号から連載が始まった『ワンピース』。記念すべき第1話のタイトルは「ROMANCE DAWN -冒険の夜明けー」で、ルフィがまだ少年だった頃からストーリーは始まります。

この1話にはルフィが海賊になったきっかけや、トレードマークの麦わら帽、悪魔の実など『ワンピース』を語る上で欠かせないアイテムにまつわるストーリーを展開。そして、ルフィの憧れであり命の恩人でもあるシャンクスとの友情の絆も描かれ、初回ながら思わず涙腺が緩んでしまいます。

そして時を経て場面は10年後、17歳になったルフィは海賊王を目指して村を旅立つのです。

3:2004年にナミと結婚?!妻は元モデルの稲葉ちあき

稲葉ちあき

尾田は2004年、29歳で結婚しています。年収31億円とも言われる尾田を射止めたのは、元モデルの稲葉ちあき。身長165cm、スリーサイズはB85・W58・H85という抜群のスタイルを武器に、レースクイーンやグラビアなどで活躍していた方です。

稲田ちあきは、2003年12月に幕張メッセで開催された「ジャンプフェスタ」で上演されたワンピーススペクタクルステージでナミ役と進行ナビゲーターを担当。おそらくこれが出会いのきっかけだったのでしょう、翌2004年にはデキちゃった婚で入籍されているので、かなりのスピード婚と言えるのではないでしょうか。

2005年に第1子となる女の子が誕生後、もう1人の子宝に恵まれ、現在は2人の女の子と幸せな家庭生活を送っている模様です。ただ、尾田が多忙すぎて奥様とお子さんは週に1度仕事場に泊まりに行くという生活を続けているそうです。

4:『ワンピース』だけじゃない!他の作品が気になる!

『WANTED!』

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尾田が高校生の時に描き、少年ジャンプ手塚賞を受賞した短編作品。類まれなる銃のスキルを持つお尋ね者のガンマン、ギル・バスターが主人公。過去にギルの賞金首を狙い、あっけなく最期を遂げたワイルド・ジョーに憑りつかれてしまうというストーリーです。

バトル、お尋ね者、といった設定はこの頃から漫画のテーマとして尾田の中で息づいていたのでしょう。尾田の幻の処女作とも言われ、高校生が描いた作品としてはとても完成度が高いと評価を受けています。

『ROMANCE DAWN』

『ROMANCE DAWN』 尾田栄一郎

1996年週刊少年ジャンプに読切で掲載された『ロマンスドーン』は、翌年から連載される『ワンピース』の前身となる作品。主人公は同じルフィですが、少年時代は「海賊になんてなりたくない!」と言っていたり、ルフィが麦わら帽子を授かるのはシャンクスではなくルフィのおじいちゃんだったりなど、本編とは若干違ったシチュエーションが展開されています。

『CROSS EPOCH』

『CROSS EPOCH』

鳥山明と尾田栄一郎のコラボ漫画という夢のような企画作品『クロスエポック』。2人の対談がきっかけでプロジェクトが立ち上がり、構想3年を経て2007年の4・5合併号の目玉企画として発表されました。

ストーリーは、ドラゴンボールを7つ集めた者にどんな願いも叶えてもらえるという神龍が、ドラゴンボールとワンピースそれぞれのキャラクターをティーパーティーに招くというなんとも奇想天外なストーリー。そして、悟空やルフィがそれぞれ神龍の元へ向かう途中、行く手を阻む悪党が現れ戦いを挑んできます。

悟空とルフィという2代ヒーローの活躍や、ベジータとトランクス+ウソップとロビン、ピッコロ+ゾロなどコラボチームも登場し、ファンにとっても嬉しい場面が盛りだくさん。ルフィが悟空の筋斗雲に乗るというシーンも!

5:鬼才・尾田栄一郎の好きな漫画は?

『キン肉マン』

尾田が最も好きな漫画として挙げているのが『キン肉マン』。80年代最も人気のあったといっても過言ではない少年漫画です。プロレスという舞台上でさまざまな能力を持つ超人たちが繰り広げるバトルが少年達の心ををとらえ、絶大な人気を集めました。

尾田もその例外ではなく、『キン肉マン』に夢中になった1人。『ワンピース』の隠れキャラとして度々出現するパンダマンは、当時作品内で超人募集があった際に尾田が投稿し、生まれたキャラクターです。

また、尾田はデビュー当時好きな漫画家として鳥山明、徳弘正也、甲斐谷忍の3作家の名前を挙げています。特に子供の頃から憧れていた鳥山明のことは最も尊敬する漫画家としており、神様と称しています。また、アシスタントをしていた徳弘正也のもとでは人物の描き方や表現方法を学び、一生の恩人と慕っているそうです。

6:『ワンピース』の名言は尾田栄一郎の名言!

『ワンピース』

出典: prcm.jp

「作品に難しいメッセージは込めようとはしない」というポリシーを持っている尾田栄一郎。しかしながら作品中には読者の胸を打つ言葉が散りばめられています。その中から人気のある名言をご紹介しましょう。

ルフィの言葉

俺たちの命くらい一緒にかけてみろ!!仲間だろうが
おれは助けてもらわねェと生きていけねェ自信がある!!!

ウソップの言葉

どうしても戦いを避けちゃならねェ時がある。仲間の夢を 笑われた時だ!!

シャンクスの言葉

勝利も敗北も知り逃げ回って
涙を流して男は一人前になる
泣いたっていいんだ!!乗り越えろ

ロロノア・ゾロの言葉

強さってやつは力だけじゃねぇ、技だけでもねぇ。 心だ。

サンジの言葉

お前にできねェ事はおれがやる おれにできねェ事をお前がやれ!!!

7:2015年にギネス記録に認定される

『ワンピース』

2015年6月15日、「最も多く発行された単一作家によるコミックシリーズ」として『ワンピース』がギネス世界記録に認定されました。正確な認定記録は、2014年12月末時点で320,866,000冊。この日は東京都港区にある「東京ワンピースタワー」でセレモニーが行われ、尾田は書面で以下のようなコメントを残しています。

「ギネス世界記録認定ありがとうございます。漫画は暇つぶしの娯楽ですが、『ONE PIECEの話題で友達ができた、恋人ができた』という報告を受けるとうれしく思います」

「数字的な記録には同時にそれだけの人たちを結び付けられる可能性を感じます。漫画界の先人達または協力者達、読者の皆さまへの感謝を忘れず、これからも記録に恥じぬ作品を描いていきたいと思います」

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