2025年12月1日更新

「ワンピース」ルフィの強さや懸賞金の推移を徹底解説!父親や義兄弟など家族構成にも迫る

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ワンピース ルフィ
©尾田栄一郎/集英社

1997年に連載開始し、多くの読者に愛され続ける尾田栄一郎の『ONE PIECE』。「大海賊時代」を描く本作で主人公ルフィは、海賊王になることを目指して仲間と共に冒険を繰り広げます。そしてそんなルフィの存在にはまだまだたくさんの謎が。 彼の母親はすでに登場している人物なのか、今後「悪魔の実」の力はどれだけ強くなるのか、新たな仲間に加わる人物は……。今回はルフィに関する様々な謎を考察していきます。 ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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「ワンピース」モンキー・D・ルフィのプロフィール

ワンピース ルフィ
所属 麦わらの一味船長→麦わら大船団大船長(ドレスローザ編以降)
懸賞金 3000万→1億→3億→4億→5億→15億→30億ベリー
出身地 東の海 ドーン島 ゴア王国 フーシャ村
年齢 17歳→19歳
誕生日 5月5日
身長 91cm(7歳時)→172cm(超新星編)→174cm(新世界編)

ルフィの名前の秘密は

言わずと知れた「ワンピース」の主人公モンキー・D・ルフィ。「ワンピース」の中には、「D」というミドルネームを持つキャラクターが数人登場しますが、ルフィもその1人です。 ドレスローザ編で明らかになった「D」の意味は、「神の天敵」というもの。ルフィは天竜人を嫌っていることからも、「神」は天竜人を指しているのだと思います。この事実が、後に物語の重要なカギを握るかも……?

ルフィは麦わら帽子をいつ受け取った?信頼の証を解説

ルフィは1巻1話でシャンクスから麦わら帽子を受け取りました。当時の彼はまだ7歳。海賊として活躍するシャンクスに憧れる幼い少年でした。 この時、ルフィは船出を決めたシャンクスに対し、「海賊王になってやる」と高らかに宣言。それを聞いたシャンクスは自身の麦わら帽子をルフィに託し、「いつかきっと返しに来い」「立派な海賊になってな」と嬉しそうに語りかけます。 それ以来、この帽子はシャンクスとの約束の象徴となり、他人に触れられることすらイヤなルフィの宝物になりました。そんな帽子を「預ける」という行為は、ルフィがその人物を信頼している証として扱われています。

ルフィの強さやギアの種類を解説!四皇となった実力は

ルフィの強さは?

ルフィの食べた悪魔の実は、超人系(パラミシア)「ゴムゴムの実」。幼少期に能力者になって以来、打撃が効かない「ゴム人間」です。ルフィの技は基本的に、腕や足を急激に伸縮させることで強力な打撃を与えるというもの。 さらにカタクリとの闘いで進化した見聞色の覇気、ワノ国編で修練中の武装色の覇気、魚人島編で5万人を気絶させた覇王色の覇気を身に宿しています。 新世界で敵と互角以上に闘うには、覇気使いであることがほぼ必須条件。ルフィの覇気は成長途中ではあるものの、ドフラミンゴやカタクリといった強敵と渡り合う力を持っています。

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さらなる実力をつけ四皇へ

ワンピース シャンクス
Ⓒ尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション ⒸBandai Namco Entertainment Inc.

ルフィはワノ国編で四皇の一角を担うカイドウと対決。この戦いのなかでゴムゴムの実の正体が、太陽の神・ニカの力を宿した「ヒトヒトの実モデル“ニカ”」だったと発覚します。能力を覚醒させ「ギアフィフス(ニカモード)」になったルフィは、これまでとは一線を画す強さを発揮。 カイドウの撃破に成功し、ワノ国を見事に救ってみせたのです。そして、ここでの戦績が加味され、ルフィは新たな四皇として海に君臨することになります。

ルフィのギアを紹介!覚醒するのかも考察

ギアセカンド

ギアセカンドになることでスピードを超強化できます。青キジに敗北をしたことをきっかけに修得。血流を上げることで爆発的な瞬発力を生み出すことが可能に。 発動すると肌が赤っぽく光り、該当部位から蒸気が上がります。セカンド時は技名が基本的に「JET~」となるのも特徴。 新世界以降は見聞色の覇気と併用し、さらにスピードが上昇しています。光速レーザーを回避したり、カタクリと同等以上の速さを見せたりと進化を感じさせました。

ギアサード

別名「骨風船」とも呼ばれるのがギアサードです。骨を風船のように膨らまし身体を巨大化させる技で、ダイナミックなパワー打撃を可能にします。技名は「巨人(ギガント)~」や動物の名前をつけたものが多いのが特徴。 基本的に覇気と併用しており、攻撃とともに覇気を爆発させることで災害級の衝撃を生み出すことができます。修行をしたワノ国編の終盤では、カイドウ相手にギアサードを用いた強烈な攻撃を繰り出していました。

ギアフォース

武装色の覇気をまとった腕に空気を入れて筋肉を膨らませる「筋肉風船」状態がギアフォースです。レイリーとの2年間の修行で修得。巨体と弾力を手に入れるために編み出されたとルフィが語っています。 ドレスローザ編では攻守に優れた「弾む男(バウンドマン)」形態を披露。ホールケーキアイランド編では「タンクマン」や「スネイクマン(蛇男)」という別の形態になれることも判明しました。 高威力ですが体力消耗が激しく、使った後は10分間一切の覇気を使えなくなってしまいます

覚醒・ギアフィフス

太陽の神・ニカの力を宿しているのがギアフィフス(悪魔の実の覚醒状態)です。このモードになると周囲にゴムの性質を付与できるほか、なんと「能力者の発想のまま自由に戦う」ことが可能になります。 ルフィはその力を使い、「落雷を鷲掴みにして投げる」「拳を山のように巨大化させて殴る」など、とんでもない戦闘スタイルを披露。 ただ、この状態を維持し続けるのは大きな負担がかかるため、エネルギーがなくなるとヨボヨボの老人のような姿になり、一気に弱体化してしまいます。

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ルフィの懸賞金の推移を解説!最終的にはいくらに?

懸賞金の推移を紹介

ここでは、ルフィにかけられている懸賞金の額をまとめて紹介します。

イーストブルー編

ルフィに初めて懸賞金がかけられたのは東の海(イーストブルー)編。航海士ナミの因縁の相手アーロンを倒したことで、3000万ベリーの懸賞金がかけられました。

アラバスタ編

アラバスタ編でルフィは、世界3大勢力に数えられる王下七武海の1人、サー・クロコダイルを倒し、懸賞金が1億ベリーまで一気に跳ね上がります。

ウォーターセブン編

ウォーターセブン編では、司法の島エニエス・ロビーを壊滅させたことで懸賞金が上がります。世界政府にケンカを売ったことで、ルフィの危険度はより高いと判断され、3億ベリーの賞金首になりました。

ドレスローザ編

新世界編に突入し、マリンフォード頂上戦争編に参加したことで4億ベリーに。またドレスローザ編では七武海の1人ドンキホーテ・ドフラミンゴを倒したことで5億ベリーとなっています。

ホールケーキアイランド編

ルフィはホールケーキアイランドでビッグ・マム海賊団と対峙し、懸賞金10億超えの幹部・カタクリを撃破しました。それにより、ルフィの懸賞金は15億ベリーにまでジャンプアップ。「5番目の海の皇帝」と称されるほどの大海賊になりました。

ワノ国編

ワノ国で百獣海賊団と対峙した麦わらの一味。ルフィは四皇のひとりカイドウと交戦し、その戦いのなかでニカの力を覚醒させました。ギアフィフスを手にしたルフィの力は圧倒的で、カイドウを撃破することに成功します。 それにより、ルフィの懸賞金は30億ベリーまで上昇。新たな四皇として名を馳せることになります。

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ルフィの最終懸賞金額を予想

ワンピース 懸賞金

ルフィの能力である「ゴムゴム=5656」にちなみ、56億5600万ベリーになると予想。ロジャーの55億6480万ベリーをわずかに上回るので、ルフィが海賊王になった末の懸賞金としては妥当ではないでしょうか。

ルフィの父親・母親は誰?義理の3兄弟を含め家族構成を解説

ルフィの父親や兄弟の家族構成は?

ワンピース ガープ

物語が進むにつれ、ルフィの家族構成が明らかになっていきます。彼の祖父は海軍本部中将を務める“海軍の英雄”ガープ、父は革命軍を率いる“世界最悪の犯罪者”ドラゴン。 そして白ひげ海賊団2番隊隊長を務めていたエースと革命軍の中核として活躍するサボが、幼い頃に義兄弟の契りを交わした義理の兄だと判明しました。 ルフィの家族は各方面で名を馳せる猛者ばかり。彼が化け物じみた強さを手にしたのも、祖父や父の血筋、切磋琢磨した義兄弟たちの影響が少なからずあると思われます。

ルフィの母親は革命軍メンバー?

ルフィの謎について、たびたび議論に挙がるのは母親の存在です。ルフィの父親はドラゴン、祖父はガープということは分かっているものの、祖母や母親については、一切明かされていいません。しかし、ファンのあいだでは、すでに登場している人物では?と噂されることも。 ルフィの母親について唯一の手掛かりは、ドラゴンが率いる革命軍の存在。革命軍と関わりが深い人物は、すなわちドラゴンと親しい人物だと考えられるからです。 革命軍の女性メンバーで、年齢的にルフィの母親である可能性が浮上するのは、オルビア、イワンコフあたりの人物。しかしオルビアはルフィが生まれるより前に死んでいること、イワンコフはドラゴンに息子がいることを知らなかったことから、2人は除外されます。 しかし、イワンコフは「ホルホルの実」の能力によって、対象人物の性別を入れ替えることが可能です。そのため、革命軍を中心とした男性キャラクターの中にも、ルフィの母親候補がいるかも……?読者の中には、女人化したバーソロミュー・くまがルフィの母親と予想している人もいるようです。

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ジュエリー・ボニーがルフィの母親?

ワンピース ジュエリー・ボニー

ジュエリー・ボニーがルフィの母親であるという説は、ファンの間で有名な話ですよね。彼女は、シャボンディ諸島編で登場した、「最悪の世代」の1人。悪魔の実の能力者で、自分や周囲の人物の年齢を自在に操ることができます。 ジュエリー・ボニーは、世界会議(レヴェリー)が行われる聖地マリージョアに潜入していました。彼女は能力によって老婆に姿を変えていたのですが、その時の紹介文は「ソルベ王国・王太后コニー」というもの。 老婆の姿がボニーの本来の姿なのかは定かでないですが、少なくともソルベ王国の王族としての一面があるということは言えます。そして、ソルベ王国の元国王はバーソロミュー・くま。「太后」とは先代の王の正妻に使われる言葉であるため、ボニーはくまの母親であることが推察できるのです。 さらに、くまは革命軍のメンバーだということが分かっています。くまの存在を介して、ドラゴンとボニーの接点があるのです。 もしドラゴンとボニーが夫婦関係にあったとすれば、くまはもしかしたら、ルフィと血のつながった兄弟かもしれません。だとすれば、くまが機械の体に改造されたあとも、シャボンディ諸島で麦わらの一味の船を守り続けたエピソードも、筋が通るのでは。

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ルフィの正体を徹底考察!ワノ国編で死亡?

カイドウに敗れ覚醒の予兆を見せる

1043話でルフィはカイドウに3度目の敗北を喫します。今回は勝者がカイドウであると明記されており、カイドウもルフィは死んだと高らかに勝利を宣言。 仲間たちの間にも悲しみと焦燥感が漂いますが、最後のコマで倒れたままのルフィが「にかっ」と笑っている姿が描かれます。この姿から死亡していないのは確実でしょう。 ルフィ復活の直前、ズニーシャがモモの助に「ジョイボーイが帰ってきた」と語りかけており、ルフィとジョイボーイの関連が示唆されています。

ルフィはジョイボーイであり太陽の神ニカである?

上述した1043話のズニーシャの発言でルフィ=ジョイボーイ説が濃厚に。この他にも、モモの助がルフィの声に重なるもう1つの声を聞いていたことが1012話で言及されています。 1037話の五老星の会話を考えると、ジョイボーイはかつて「あの悪魔の実」=ゴムゴムの実を覚醒させた人物で、ルフィもカイドウに敗北したことで覚醒しかけているとも考えられるでしょう。 また「にかっ」という笑い方は太陽の神 ニカを連想させます。

ルフィの語る「夢の果て」とは?

海賊王を目指すルフィですが、そんな彼の夢には先があります。それがエースが死の間際に口にした、「心残りは一つある、お前の“夢の果て”が見れねェ事だ」というセリフの、「夢の果て」です。 昔エースとサボにやりたいこととして語り、2人をびっくりさせた「夢の果て」。未だ詳細が明らかになっていないこちらの謎ですが、一体その内容とは何なのでしょうか。 この「夢の果て」については、作中でも何度か言及されています。シャンクスがレイリーに「東の海にロジャー船長と同じ事を言うガキがいたんだ」と話しており、第1000話で登場したヤマトの言葉により、ロジャーの夢の果てとルフィの夢の果てが同じものだと確定しました。 ルフィーがこの夢を語った際に、サボは「お前の将来が楽しみだ」と話しています。このセリフから相当スケールの大きい事だとわかり、ルフィの特徴を加味すると、彼の夢の果てとは「世界中を巻き込んだ宴をすること」ではないでしょうか。 ルフィは1人目の仲間に音楽家を欲していたほどの宴好きです。そして大きな戦いの後は、必ず大宴会で締めています。また作者である尾田栄一郎も、読売新聞のインタビューで「宴は僕の理想の友情の形、最後も大宴会で終わりたい」と語っているのです。 直に空白の100年の謎が解き明かされ、敵味方乱れる大乱闘が巻き起こると予想される「ワンピース」。もしかしたらその戦いが終わりルフィが海賊王になった暁には、大大大宴会を行う大団円が見られるのかもしれません。

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ルフィの名場面を名言とともに振り返る

「当たり前だ!!!!」イーストブルー編9巻81話

大好きな村を救うため、アーロン一味に入り孤独に耐えてきたナミ。アーロンに裏切られ、アーロンを倒そうと決起する村人たちを止められず、ナミは呆然とへたり込みます。 絶望の中、アーロン一味の入れ墨を自ら傷つけているとき、ルフィがそれを止めに入りました。1度裏切った手前、ルフィには関係ないと突っぱねるナミでしたが、ついに絞り出すように「ルフィ……助けて」とこぼします。 その目にはもう決して泣かないと誓ったはずの涙が溢れていました。ルフィはその言葉を待って「当たり前だ」と、仲間とともに戦いに赴きます。 仲間だと1度信じた相手のことは、どんなことがあっても信じ抜く。寝返ったかに見えたナミを、ルフィが心底信じていたことが窺えるエピソードです。

「わりい、おれ死んだ」ローグタウン編11巻99話

東の海(イーストブルー)、ローグタウン編で再登場したバギーとアルビダ。彼らに捕まったルフィは、かつて海賊王が処刑された台の上で、首を切られそうになります。 しかしルフィはニカッと笑い、一味のメンバーに「わりい、おれ死んだ」と言い放つのです。死を覚悟して潔く笑ったルフィに対し、その場にいた海軍のスモーカーは、ロジャーの面影を重ね合わせました。 その後、落雷によってバギーが倒れてルフィ生き延びたのです。ルフィの海賊としての覚悟、そして奇跡的な強運が最もよくわかるエピソードで飛び出た名言。

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「ほらな 折れねェ」ドラム島編17巻148話

城を奪い返そうとするワポルと対峙するルフィ。ワポルは城の上に立てられた旗が気に入らず、砲撃で撃ち落とそうとします。 それが海賊旗だと気づいたルフィは自らの手で旗を掲げ、ワポルの撃つ砲撃を浴びながらも微動だにしません。海賊旗を軽んじて旗を傷つけようとするワポルに対し、ルフィは「ドクロのマークは“信念”の象徴なんだぞ」と怒りを顕にします。 何度も砲弾を浴びながら、ルフィは決して屈せず「ほらな折れねェ」と旗を掲げ続けました。ルフィにとって海賊旗は「命を誓う旗」で、決して半端な気持ちで折っていいものではないのです。ルフィの海賊としての矜持が垣間見える名シーンです。

「『生きたい』と言えェ!!!!」エニエス・ロビー編41巻398話

ニコ・ロビンは幼い頃、バスターコールで大切な人たちも場所も全てを失い、それ以降「悪魔の子」として世界政府に追われてきました。 ルフィに出会いようやく心許せる仲間ができましたが、大切だからこそ自分の存在が重荷になって、いつか捨てられてしまうかもしれないという恐怖がロビンは拭えませんでした。加えてこのままではルフィたちの命が危ない。 そう考えて背を向けようとするロビンに、ルフィはロビン自らの意思で「生きたい」と言うように諭し、世界政府に宣戦布告します。 自分は生きていてはいけない存在だと思っていたロビンは、ルフィの言葉で初めて「生ぎだい」と心の底からの願いを口にするのでした。シンプルながらも相手の心を揺さぶるルフィの言葉の力を感じます。

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「仲間がいるよ」マリンフォード編60巻590話

マリンフォード頂上戦争で、努力むなしく兄エースを失ったルフィ。彼自身も相当な深手を負ったものの、何とか一命を取り留めました。 ルフィが意識を取り戻すと、エースを亡くした悲しみで自暴自棄になり、暴れまわります。傷だらけの体から血が流れても、周囲に当たり散らしていたのです。 その様子を見かねたジンベエがついに口を開きます。「失った物ばかり数えるな。無いものは無い。確認せい、お前にまだ残っておるものは何じゃ!」と、ルフィに問いかけるのです。 するとルフィは落ち着きを取り戻し、指を1本1本数え始めます。そして出てきた言葉は「仲間がいるよ」というもの。苦楽を共にしてきた一味の仲間たちの存在を思い出し、彼の目からは涙があふれて止まりませんでした。 いつもは気丈に振舞うルフィにとって、はじめて味わった挫折。そんな辛い時にこそ一緒にいたいと思えるルフィと仲間との信頼関係に、ファンも号泣必至の名シーンです。

「海賊王におれはなる!」イーストブルー編1巻1話/魚人島編61巻601話

「ワンピース」の代名詞的な名言です。 第1話でルフィが海賊としてフーシャ村から出ていく際、「海賊王におれはなる!」と高らかに宣言したのです。アニメ版でも繰り返し使われている、言わずと知れた名台詞ですよね。 このセリフは、新世界編で再び登場します。マリンフォード頂上戦争編で兄エースを失い、己の無力さを痛感したルフィ。その後、2年間にわたって一味の仲間はそれぞれ修行期間に入ります。 それぞれが成長して再会し、麦わらの一味がいざ再出港。その時ルフィは、師匠シルバーズ・レイリーの方を振り返り、「海賊王におれはなる!」と改めて宣言したのです。 第1話から比べて、はるかに成長したルフィや仲間たち。心意気を新たに船出するルフィの、これまでの長い旅路とこれからの冒険のロマンを感じさせる名言として、大きな意味を含むセリフになりました。

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「おれ達がこの国を出る頃には!お前が毎日腹いっぱいメシ食える国にしてやる!!」ワノ国編91巻918話

カイドウとオロチによって土地は荒廃し、ひもじい生活を強いられているワノ国の人々。そんな窮状の中、ルフィは食事をくれたお玉へのお礼として、町の人々にカイドウの手下から奪った食事を分け与えます。大喜びするお玉に対し、ルフィは上記の言葉をかけて約束をするのでした。 この言葉を聞いてお玉はルフィの横顔に、4年前にワノ国にやってきたエースの面影を重ねます。実はエースもかつて同じことをお玉に約束していたのです。次に島に来たときには腹いっぱい食わせてやる、と。 もちろんこのことをルフィは知りませんし、すでにエースは故人です。義兄エースの約束をルフィが引き継ぐという、2人の目に見えない絆にグッとくるシーンとなっています。

新たに麦わらの一味に入るのは誰か考察

ルフィが船長を務める麦わらの一味は、10人のクルーで構成されています。 戦闘員ゾロ、航海士ナミ、狙撃手ウソップ、料理人サンジの4人が東の海(イーストブルー)編で仲間に加わりました。 その後、船医チョッパー、考古学者ロビン、船大工フランキー、音楽家ブルックの4人が、シャボンディ諸島編までに一味に加わります。そして新世界編では、元王下七武海ジンベエが麦わらの一味の仲間に。 ルフィを含め10人になった麦わらの一味ですが、今後11人目の仲間が加わるとしたら誰になるのでしょうか?

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ワノ国編で新たな仲間が?

2022年現在、「ワンピース」はワノ国編が進行中。四皇カイドウを倒すためにトラファルガー・ローと同盟を組んだルフィは、ワノ国に潜入しています。 ゾウ編からワノ国編にかけて、「ワンピース」世界の重要な事実が、たびたび登場しています。 その中で、ミンク族のイヌアラシとネコマムシ、かつてワノ国の大名だった光月おでんといった人物が、海賊王ゴール・D・ロジャーとともに冒険した仲間だったという事実は、ルフィたちの今後とリンクしてくるかもしれません。 「ワンピース」の作中では、ルフィとロジャーの似ている部分が描写されることが多いからです。2人とも麦わら帽子をかぶっていた点、正体不明の「声」を聞くことが出来る点、「D」という名前を持つ点……。あげたらきりがないくらい、2人の共通点は多くあります。

候補①:ヤマト

ワノ国から誰か加わるとなった際、有力候補となっているのが四皇カイドウの実子・ヤマトです。ロジャーがおでんを仲間に加えたことに重ね合わせると、おでんのようになりたいと生きてきたヤマトがルフィの仲間になるのも自然のような気がします。 過去のエースとの出会いやルフィと海に出ると宣言していることから国を出る可能性は高そう。航海日誌をモモの助に託したり、モモの助のためなら命を捨てられると発言したりしている点から、ヤマトかモモの助どちらかの可能性が高そうです。

候補②:モモの助

モモの助の故郷ワノ国は、長いあいだ鎖国しているという経歴や、ポーネグリフ発祥の地という事実から、物語のカギを握る重要な国だと考えられます。 そのことから、ワノ国の重要人物であるモモの助が、以降も「ワンピース」に深く関わってくる可能性があるのです。さらにモモの助が父の影を追って、世界中を見て回りたいと考えていたら、ルフィたちとの冒険を続けるかも?

候補③:キャロット

キャロットも、ホールケーキアイランド編で死んだペドロの意志を継いで、少なくともルフィがビッグ・マムを討つまでは一緒に旅するのではないでしょうか。 また、魚人族のジンベエがすでに一味に加わっています。さらに麦わら大船団には小人族のレオ、巨人族のハイルディン、足長族のブルーギリー、手長族のイデオがいるのです。 ルフィが海賊王に近づくにつれ、すべての種族を仲間にしていくという伏線があるとすれば、ミンク族のキャロットが仲間になる可能性が高いのでは。

ルフィを演じる声優は田中真弓!

田中真弓

アニメでルフィの声を演じているのはベテラン声優の田中真弓(たなかまゆみ)です。小柄ながらもパワフルな声が特徴的で、ルフィの戦闘シーンではとくにその熱量を感じることができます。 独特なハスキーボイスの持ち主で『天空の城ラピュタ』のパズー役や『忍たま乱太郎』の摂津きり丸役などが有名。「ドラゴンボール」シリーズではクリリン役やヤジロベー役を担当し、ベテランならではの演じ分けを披露しています。

ルフィが海賊王なるのはいつ?今後の「ワンピース」の展開も気になる!

ONE PIECE ワンピース
©︎尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

今回の記事では、「ワンピース」の主人公モンキー・D・ルフィの基本プロフィールを紹介しつつ、物語に散りばめられた謎について考察してきました。 ルフィにまつわる謎は、物語の核心へつながる重要な伏線ばかりです。 母親の存在、悪魔の実の“真の姿”、麦わら帽子の来歴、「Dの一族」の意味――いずれも最終章に向けて大きな意味を持つテーマだと言えるでしょう。 麦わらの一味が最後の島へ到達したとき、長年の謎はついに明かされるはずです。 物語は現在、ワノ国編を終えて最終章へ突入し、ルフィたちは世界の秘密に大きく関わる新たな局面へ踏み込んでいます。四皇へと成り上がったルフィと麦わらの一味は、世界政府や海軍、そして強大な敵勢力が複雑に入り乱れる状況の中で、ますます壮大な冒険に挑み続けています。 果たしてルフィたちは“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”へ辿り着けるのか――。物語はついにクライマックスへ向かい、今後の展開から目が離せません。