2023年8月23日更新

「ワンピース」太陽の神ニカを徹底解説!ルフィとの関係性は?1話から伏線があった?

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いよいよ大詰めを迎える『ONE PIECE』で、1000話を越え突如現れた「太陽の神ニカ」という存在。なにやらルフィと共通点があることが示唆されていましたが、1044話でゴムゴムの実が「ヒトヒトの実幻獣種モデル"ニカ"」であることが判明しました。 覚醒したルフィを通じて新たに見えてきた太陽の神ニカについて、改めて本記事で最新情報をおさらい。さらにジョイボーイとの関係やニカの正体について徹底考察していきます! ※この記事は「ワンピース」の重要なネタバレを含みます。

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「太陽の神 ニカ」の概要まとめ!初登場はいつ?

太陽の神ニカとは何者なのか?

太陽の神ニカの名前は、原作1018話でフーズ・フーの口から初登場しました。彼曰くニカは、「人を笑わせ苦悩から解放してくれる戦士」とのこと。 太古の昔に苦しんでいた奴隷たちは、救いを求めていました。そんな奴隷たちがいつか自分たちを救ってくれると信じた伝説の戦士が、ニカです。しかし実在したのか架空の人物なのかもわからず、まさに伝説に生きる人物なのだと語られていました。 フーズ・フーがニカについて語っている際、彼の頭上にイメージのニカが描かれています。そのイメージでは片手に槍を持ち片手で剣を構え、大きな口を開けて笑っているようでした。

ニカの特徴や分かっていることまとめ

  • 伝説とされている太陽神
  • かつて奴隷が信じていた人を笑わせ苦悩から解放する伝説の戦士
  • ニカの話をすると世界政府に消される
  • 身体がゴムそのものの性質を持つ
  • 空想のままに戦い人々を笑顔にした
  • ゴムゴムの実=ヒトヒトの実モデルニカ
  • 覚醒するとモデルニカの本来の力を発揮する
  • 解放のドラムを鳴らす者がジョイボーイ
  • ルフィが覚醒する際に解放のドラムが鳴る

ニカについて、これらのことが作中で判明しています。伝承のように語られている内容も含まれていますが、これらを踏まえた上で、ニカについてさらに詳しく考察していきましょう。

ルフィとの共通点は?

ワンピース ルフィ
©尾田栄一郎/集英社
ルフィとニカの共通点
  • 笑いながら踊るシルエットが酷似
  • ルフィの「ニカ!!」という特徴的な笑い方
  • ルフィの誕生日にヒントが?「五」を分解すると「ニカ」
  • どちらもリズムを鳴らす者

シルエット

ルフィとニカの1番の共通点は、シルエットです。フーズ・フーのイメージとして登場したニカのシルエットと、空島編の宴会で笑いながら踊るルフィのシルエットが酷似していました。 またニカのシルエットには関節がなく、まるで腕と脚を伸ばしたルフィのよう。ルフィが食べたゴムゴムの実が、ニカになる大切な要素なのかもしれません。

笑い方と「五」

原作881話などで、ルフィの「ニカ!!」という特徴的な笑い方も描かれています。またルフィの誕生日である五月五日の「五」を分解すると、そのまま「ニカ」になりました。

リズムを鳴らす者

上述した空島での宴でも、ルフィが「宴だ」と叫んだ瞬間「解放のドラム」のリズムが鳴り始めています。そのコマをよく見るとルフィの心臓あたりに擬音が描かれているのです。ニカとルフィ、どちらもこのリズムを鳴らす者という共通点が浮かび上がります。

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【伏線】過去の描写からニカの伏線を考察

実は1話目から伏線が張られていた!?

『ONE PIECE』の記念すべき第1話のタイトルは『ROMANCE DAWN-冒険の夜明け-』。ここには太陽が昇る朝をイメージさせる「夜明け」という言葉が使われており、ファンのあいだではこのタイトルが「いずれ太陽の神として覚醒するルフィを指していたのでは」と囁かれています。 作者の尾田栄一郎には本作のストーリーや設定をほとんど作り込んだうえで、連載に臨んでいるという噂も存在。後付けを疑われたニカの能力も、実は最初から決まっていた設定だったのかもしれません。

空島編で出ていた?ゴムとの関係性は?

「解放のドラム」や宴のシルエットなど、ニカとの関連が高そうな空島。「空島篇」では具体的にニカのことが語られてはいませんが、シャンディアの戦士・カルガラの回想シーンで「太陽の神」という言葉が出てきています。 回想で生贄となったカルガラの娘は、「太陽の神に迎えられる」という表現をしています。かつてニカによって救われた人々が、太陽の神への信仰を根付かせたと考えても不自然ではありません。 また空島にはゴムがなく、人々もゴムの存在を知りませんでした。ニカに関連するキーワードは残っているのに、ゴム=ニカの存在がまるっと消えて語られているのは少し不自然。本来は深い関わりがあるものの、大きな力によって消されたのかもしれません。

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ルフィとニカ!62巻の表紙に注目

ルフィがギア5でニカの力に目覚めたことで注目を浴びているのが62巻の表紙です。「魚人島篇」ではメダカの人魚の5つ子が登場。その2人目がニカという名前で、太陽の神ニカより先に登場していました。 62巻ではルフィの頭上にこの5つ子が並んでいるのですが、ちょうど頭の真上に描かれているのがニカだったのです。5つ子の生まれ順に描いていくのが自然に思えますが、表紙では左からイチカ、ヨンカ、ニカ、ヨンカツー、サンカの順に。 順番をバラしたことに意味があるなら、やはりルフィがニカになるという伏線だったのでしょう。

扉絵にニカの名前が隠されていた?

ファンの中でもう1つ囁かれている伏線が、58巻571話の扉絵です。美容師と思われるカニが登場しており、そのカニの前には鏡があります。カニを鏡で反転させるとニカになる、というもの。 言われてみればたしかにそうなのですが、ややこじつけ感が強い説になっています。しかし思わぬ小ネタが重大な伏線だったというのは「ワンピース」あるある。些細な描写も伏線かも!?と思って眺めてみるのも楽しいかもしれませんね。

【正体】ルフィのゴムゴムの実は“ニカ”の能力

ゴムゴムの実の真の名前は、ヒトヒトの実モデル“ニカ”

ONE PIECE ワンピース ゴムゴムの実
(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

シルエットに始まり共通点の多いルフィと太陽の神ニカ。なぜこんなにも酷似しているのかという理由が、1044話にて判明しました。ゴムゴムの実の真の名前がヒトヒトの実モデル“ニカ”だったのです。 ルフィは心臓を「解放のドラム」のリズムで鳴らすことで覚醒。覚醒によってルフィは太陽の神ニカの力を最大限に引き出し、現人神のような状態、つまりルフィ=太陽の神ニカのような状態になれるのです。 ルフィがニカに似ていたのではなく、ルフィの持つ能力がニカそのものだったということ。五老星はこの能力を恐れていたため、歴史上から消そうとゴムゴムの実という偽りの名前を与えました。しかしルフィの覚醒によって、ついに真実が明らかになったのです。

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ニカはゴムの性質を持つ人間

五老星によるとニカはゴムそのものの性質を持ち、空想のままに戦い人々を笑顔にしたと言います。さらに覚醒によってニカの力が目覚めると、その身体にさらなる腕力と自由を与えるとのこと。 覚醒後のルフィは、五老星が言った「世界で最もふざけた能力」を体現するかのように、コミカルな動きでカイドウを翻弄しました。それもニカが本来持っていた空想力が関係しているのでしょう。 またルフィはギア5時には絶対に笑顔を浮かべていました。これも人を笑わせて苦難から解放したニカの特性を引き継いでいる描写といえます。

ニカの能力の特徴まとめ

  • 髪、服などすべて白に変化
  • 目の虹彩が赤く染まる
  • 髪が炎のように逆立つ
  • 眉毛の形が変化
  • 身体から発する蒸気が天女の羽衣のようになる
  • 鼓動がドラムのリズムになる
  • 楽しい感情で満たされて常に笑っている
  • 思い描いた通りに自由に戦える
  • 腕力や身体のサイズを変化させる
  • 周囲の物体にゴムの性質を付与
  • 本人も周りもコミカルな描写になる

ゴムゴムの実にはニカの意思が宿る?

ルフィが食べるまでの約800年間、世界政府もなんとかゴムゴムの実を確保しようと試みますが、いつの時代も回収は叶いませんでした。 五老星いわく「まるで我々から逃げている様だ」とのこと。実際、動物系はモデルとなった存在の意思が宿るとされているので、ゴムゴムの実にもニカの意思が宿っていても不思議ではありません。 ゴムゴムの実は幼いルフィにあっさりと食べられました。そこにニカの意思が介在していたとするなら、ニカの意思がルフィになにかを見出し、彼を“後継者”に選んだと考えられます。

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【悪評?】ニカは何故”ひどい”と言われるのか

①後付け設定っぽい

ニカが登場するのは1000話をすぎてからです。それまでニカは語られず、唐突に登場しました。あまりにも急な登場に読者からは「突然すぎてついていけない」「後付けではないか?」との声が上がっています。 突然登場したため今まで伏線がなかったように思われますが、実は空島ではニカを彷彿とさせる伏線が張られていました。このことから作者のなかでは昔から構想があったようです。 しかし、ゴムのように体が伸びるのはニカの体質など、都合が良すぎる設定から後付けのように思えてしまうのは仕方がないかもしれません。

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②戦い方がギャグすぎる

ルフィはカイドウとの戦いで覚醒しニカルフィとなりましたが、戦い方がなんでもありのギャグすぎて締まらないという声も。 ニカルフィの戦い方は常に笑いながら、敵の体内で暴れ回ったり巨大化したりとやりたい放題です。そんな様子から「戦い方がふざけている」という声が上がっています。 笑いながら戦うのはルフィらしいですが、今まで何回も負けてきたカイドウとの戦いだけに、ふざけた戦い方でなく真剣に戦う姿を期待していた人が多かったようですね。

③急にチート能力になって萎える

ルフィのゴムゴムの実はパラミシア系であまり強くないと言われていました。しかし、そんな弱い能力でも強敵と渡り合い戦う姿に応援していた方も多いようです。 しかし、急にゴムゴムの実ではなくチート級の能力を持ったヒトヒトの実モデルニカだと発覚。いきなりのインフラ状態に、「最強じゃない主人公だったから応援してたのに……」「今さらゴムゴムの実じゃないってなに?」と萎える方が続出してしまいました。 確かにどちらかといえば弱い能力だったはずなのに、急に「実はチート級の能力者でした!」と言われても萎えてしまいますね……。

【アニメ】ニカルフィが8月6日にアニメ初登場!

アニメ初登場 2023年8月6日放送時

原作でルフィがニカの能力に目覚めたのは1043話のラスト。そして1044話以降、ルフィはニカの能力を駆使してカイドウと戦うことになります。 そして、2023年8月6日の放送にて「ニカルフィ」がアニメに初登場しました!丁度1年前の2022年8月6日には映画『ONE PIECE FILM RED』にてニカルフィが初の映像化を果たしています。これは狙って日付が設定されたとしか思えませんね......。 解放のドラムと共に姿を現したニカルフィの圧倒的な凄みが、アニメの映像美によって表現されていました!まるで映画のような完成度に驚愕です。是非、アニメをチェックしてみましょう!

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【強さランキング】ニカは最強なのか

ルフィはこれまでゴムゴムの実の能力をユニークに使いこなし、さらには複数のギアを習得したことで様々な強敵と渡り合ってきました。しかし覚醒し手に入れたニカの能力は、今までのパワーバランスをひっくり返すほどの強力な力を持っています。 なにせニカの能力はルフィの発想をすべて叶えてしまうようなチート能力。どこまで自由な戦い方ができるのかは不透明な部分もありますが、ニカの能力を使いこなしたルフィはもはや「作中最強」と言っても過言ではないでしょう。

【映画】ニカはフィルムレッドにも登場していた!

ONE PIECE FILM RED ワンピース フィルムレッド ルフィ シャンクス
(C)尾田栄一郎/2022「ワンピース」製作委員会 

ニカはテレビアニメより先に映画『ONE PIECE FILM RED』に登場しました!アニメより先に映画に登場したのは驚きですね。 ニカが登場したのは仮想空間の魔王トットムジカを倒すシーン。『ONE PIECE FILM RED』のヒロインであるウタは目的を達成するためにも邪魔者を排除しようとトットムジカの呼び覚まします。 トットムジカは仮想空間と現実の両方に存在し、同時にダメージを与えなければなりません。ルフィはこの仮想空間にいるトットムジカを倒す際に、ニカへと覚醒しました。 なお、現実ではシャンクスがトットムジカを倒しており、同時に倒すシーンはニカルフィとシャンクスが共闘した熱いシーンです。

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【考察①】ニカとジョイボーイは同一人物?

ジョイボーイとは?

ワンピース ポーネグリフ
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

ジョイボーイは作中の時間軸から800年ほど前の、「空白の100年」に実在した人物だと言われています。最初に登場したのは、魚人島編のロビンとネプチューン王の会話でした。 ロビンが読んだポーネグリフには、ジョイボーイからの謝罪文が。彼は当時の人魚姫と交わした約束を守れなかったことに対して、謝罪していました。約束の内容は、巨船ノアを使用した何かだった様子。そのため魚人島は、ノアをずっと守り続けているのです。 またラフテルに到着したロジャーも、ジョイボーイについて言及していました。彼の言葉からジョイボーイは、ラフテルに「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を残した張本人だと思われます。

ジョイボーイ=ルフィであることが確定!

ジョイボーイは空白の100年に生きた人物であり、上述したようにロジャーが海賊王になるずっと前に生きていた人物です。しかしラフテルに到着しすべての事実を知った光月おでんは、“いずれ訪れるジョイボーイのため”にワノ国を開国しようとしました。 またネプチューン王も、いずれジョイボーイの代わりに約束を果たす人物が現れると語っています。そのためジョイボーイは個人名ではなく、通り名や称号のようなものなのでしょう。 覚醒するルフィの「解放のリズム」を聞いた象主は、ジョイボーイの帰還を宣言していました。800年前のジョイボーイをよく知る象主がこう発言したことで、ルフィが次の新たなジョイボーイとなったことが確定しています。

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ジョイボーイ=ニカ説の真相を考察

空白の100年での大事件と言えば、巨大な王国と連合国の大戦争です。「ジョイボーイ」という言葉は、巨大な王国の王の称号なのではないでしょうか。 そしてジョイボーイが人魚姫と交わした約束、それが「魚人や人魚と人間の共存」だったとしましょう。戦争に敗北したため約束が守れなかったと考えれば、上記の説で辻褄も合います。 そして魚人が地上に進出する合言葉は、「タイヨウの下へ」でした。また魚人はいまだに差別対象であり、奴隷としての印象も強いです。 人魚姫に謝罪をするほど魚人を対等にみており、彼らをタイヨウの下へ連れて行こうとしたジョイボーイ。そして奴隷の味方である太陽の神 ニカ。2人が同一人物である可能性は高いでしょう。

800年前のジョイボーイはニカの能力者

1046話でズニーシャ「懐かしいな…この鼓動…。なぁジョイボーイ…。まるでお前がそこにいる様だ…心が躍る…」と、覚醒したルフィに対して言っています。 このセリフを踏まえると、ズニーシャが言った「ジョイボーイが帰ってきた」とは「ジョイボーイ(と同じ力を持った者)が帰ってきた」ということでしょう。つまり800年前のジョイボーイは、ルフィと同じくニカの能力者だったということ。ニカ=ジョイボーイ=覚醒したルフィなのです。 ニカの実は何百年間も覚醒者がいなかった、と五老星は言っていました。しかも800年間、実そのものが意思を持ち世界政府の手から逃げ回ったといいます。その末にニカの実が選んだのがルフィだったのでしょう。

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【考察②】ニカはルナーリア族のアルビノ?

ニカの種族はルナーリア族?

(右手前のキャラ・キングはルナーリア族です)

はるか昔に存在した神という点で、ニカと関連しそうなのがルナーリア族です。絶滅したとされるルナーリア族は、神に等しい力を持ちながらも不自然に歴史の中で消えた一族。作中では百獣海賊団のNo.2のキングが、ルナーリア族の生き残りとして登場しています。 キングは戦闘中、身体をゴムのように伸ばしていました。さらに発火・白髪という特徴も、ギア5時のルフィの容姿に通じるものがあります。 ニカもキングもかつて神と呼ばれた同一種族で、本来は別の種族名があったのではないでしょうか。歴史上からニカの存在を消すため、太陽の真逆=月の名を冠したルナーリア族という呼び方になったとすれば、ニカは本来別の名前を持つルナーリア族の一員だったと考えられます。

白いことに意味がある?

ルナーリア族の肌の色は、月の浮かぶ夜をイメージさせる「黒」となっています。そんな彼らと対になるアルビノとして、ニカの肌は夜が明ける朝をイメージさせる「白」になったのかもしれません。 また本編には「黒」を冠する強敵として「黒ひげ」が存在しています。もしかしたらニカの持つ白は、ルフィと黒ひげの対峙を示唆する伏線だった可能性も……? さらに白ということは他の色にも染まれるということ。場合によってはニカが様々な色を取得し、さらなるパワーアップを果たす未来が存在するかもしれません。設定の作り込まれている『ONE PIECE』だからこそ、つい色々な予測を立ててしまいますね。

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【考察③】ニカとDの一族の関係性

Dの一族はどの人物も笑顔が印象的です。人々を笑わせて笑顔にしたという太陽の神ニカとも、「笑顔」という共通点でつながっているDの一族は、やはりニカとなんらかの関わりがあると考えるのが自然でしょう。 具体的なことはまだ語られていませんが、空白の100年でニカとDの一族の間で関わりがあったはず。それがDの意志にも関連しているのではないでしょうか。 英語圏では笑顔の顔文字を「:D」と表現します。作者がDの一族に笑顔というキーワードを関連づけているなら、やはり最終的に一族とニカは深い関係にあることが判明しそうです。

【考察④】ニカとイム様の関係性

謎多きイムは、長年世界政府の頂点に立つ人物です。そして上記した考察が正しければ、ニカは巨大な王国の王ということになります。 巨大な王国は過去に大戦を繰り広げた、現世界政府の宿敵です。そのためイムとニカの関係性も、宿敵となるのではないでしょうか。 フーズ・フーを捕えていたのも、もちろん世界政府です。ニカの話をした看守が消されたのも、ニカが世界政府にとってタブーだからでしょう。 ルフィたちは世界政府を相手にした最終闘争を控えています。世界政府にとって敵であるニカは、味方サイドからすると相当なキーポイントになると考えて間違いないです。

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【考察⑤】ニカは実在したのか?

ニカの意思が存在するとなると、ニカが実在したと考えたほうが自然です。しかしこの悪魔の実は“幻獣種”に分類されています。幻獣種はあくまで伝説上の動物や神仏を模した能力であり、他の幻獣種の悪魔の実を見ても、モデルは実在していません。 とはいえ五老星の口ぶりや伝説として語り継がれている様子を見るに、ニカは今は実在しないだけで太古の時代には実在したのではないでしょうか。現実世界でも神として信仰される存在の中には、実在していたとされながらも伝説として後世に名を残す存在が多くいます。 ニカもこの世界における、そういった神だったのかもしれません。それにストーリー的にも、ニカは実在していた、という方が面白そうな気がします。

【考察⑥】ニカの顔はルフィの顔に反映されていた?

ギア5となりニカへと覚醒したルフィは顔も変わっています。目の色は赤くなり、眉毛は白いぐるっとした太い眉毛に、髪は白く燃え上がるように逆立っていました。 ヒトヒトの実はゾオン系ですが、ゾオン系の特徴は3つの形態に変形できること。おそらく、このギア5は3つの形態のうち「人獣型」で、人型とモデル本来の中間の姿と考えられるでしょう。 もし、この先、モデル本来の姿になる獣型になれば、ニカの真の顔が明らかになるかもしれません。もし、ニカがルナーリア族だった場合、ルナーリア族の特徴である褐色の肌になるかもしれないですね。

【考察⑦】ニカのモデルは?

ニカのモデルがなにかは明言されていません。モデルは諸説あり、ゴムの木の仲間のガジュマルの別名から取った説、勝利の女神ニケがモデル説、インド神話の猿神ハヌマーン説などが考察されています。 ちなみに魚人島篇に登場したメダカの人魚の5つ子のうちの1人がニカという名前です。偶然か伏線か、こちらも読者の考察対象となっています。

“解放のドラム”とは?

「解放のドラム」とはルフィがギア5に覚醒する際に、彼の心臓が鳴らす「ドンドットット♪」というリズムのことです。 ルフィ覚醒の直前、ジョイボーイのかつての仲間だった象主(ズニーシャ)は「“解放のドラム”が聞こえる、800年振りに聞く、ジョイボーイが帰ってきた」と興奮した様子を見せました。このことから「解放のドラム」を鳴らす者は、ニカ及びヒトヒトの実モデルニカの能力を手にした者と考えられます。 太陽の神ニカもこのリズムでドラムを鳴らしながら、奴隷たちを解放していたのでしょう。ちなみにこの音色の初出は神と関連深い「空島篇」での宴です。253話と300話で登場しており、これも伏線の可能性は大!

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【謎】ニカの正体を知っていそうな登場人物たちを紹介

ニカとフィッシャータイガーの関係を考察

ニカの話をするフーズ・フーは、自分はそんな迷信にさえすがったと話します。またニカの話をした看守は消され、自分も命の危機を感じ逃げ出したとも語っていました。 タイヨウの海賊団初代船長であるフィッシャー・タイガーは、天竜人の奴隷であった過去があります。そして彼も、マリージョアから1人で逃亡しています。もしかしたら彼もニカの存在を知り、フーズ・フーのように身の危険を感じたのかもしれません。 またタイガーとニカには、「奴隷解放」と「太陽」という2つの共通点があります。タイガーはニカに代わり奴隷を解放し、海賊団の名に「タイヨウ」を付けたのではないでしょうか。

ジンベエはニカについてなにか知っている?

フーズ・フーからニカの名を聞いた際、ジンベエは「?」ではなく「!」と反応していました。また「知っていることを教えろ」と詰められた彼は、「お前に教えることは何もない」と返しています。 ジンベエはタイヨウの海賊団2代目船長です。もしタイガーとニカに関係があるのなら、ジンベエが彼から話を聞いていてもまったく不思議ではありません。

【モデル】ニカの元ネタを考察!実在するゴムの木と名前が一致?

ニカという別名を持つゴムの木がある!

バニヤンツリー

モルディブにある「バニヤンツリー」というゴムの木の仲間は、現地の公用語でニカと言うそうです。つまりゴムの木の別名がニカ。 またこのバニヤンツリーは日本名でガジュマルと呼ばれ、沖縄をはじめとした九州南部に生息しています。作者尾田栄一郎の地元が熊本県という点や、ルフィのイメージ県である沖縄とも関連のある植物なのです。 ガジュマルと関連深いのが、沖縄の伝承に登場する樹木の精霊キジムナー。キジムナーの容姿は土地によって違いますが、中には赤い髪の子ども、手が木の枝のように伸びるといったものもあり、どこか覚醒時のルフィを彷彿とさせます。

モデルは猿神「ハヌマーン」説

ニカはオリジナル設定の神という見方がある一方で、インド神話における神猿ハヌマーンがモデルという説もあります。 ハヌマーンは4つの猿の顔と1つの人の顔を持っている神で、ギア「5」の設定と関連づけられそうな神なのです。 ハヌマーンは変幻自在な身体を持ち、形や大きさを自在に変え、空も飛べるとのこと。雷鳴のような咆哮を放つともされていて、このあたりは覚醒時のルフィの戦い方と共通しています。 さらにハヌマーンは太陽を果物と見間違えたという一節があり、悪魔の実をデザートの果物だと思って食べてしまったルフィに通じるものがある気がしますね。もしニカのモデルがハヌマーンだとしたら、かなり序盤から伏線があったことになります。

勝利の女神ニケがモデル説も

太陽の神とされているニカのモデルは、ギリシア神話に登場する勝利の女神ニケの可能性が高いです。ニケは勝利の女神で、「ニカ」もギリシア語で「勝利」を意味します。 そうは言っても人を笑わせるという説明と「ニカ」という名前が、無関係であるとは思えません。そのためニカは「勝利の女神ニケ」と「笑顔」を、合わせた名前なのではないでしょうか。

まさかの明石家さんまがモデル?

明石家さんま

2021年12月に放送された「ヤングタウン土曜日」に、リスナーから「太陽の神 ニカは出演者である明石家さんまがモデルでは?」というメールが届きます。出演中の明石家さんま自身も、「シルエットが完全に俺」と納得している様子でした。 しかし収録中に作者である尾田栄一郎本人から、「違います」とメッセージが届きます。そのため明石家さんまモデル説は否定されてしまいました。

【ゲーム・カード】ニカのカードがかっこよすぎる

現在大人気となっている『ONE PIECE』の様々なゲーム。果たしてニカの登場はいつごろになるのでしょうか。まずPS5などでプレイ可能な『ONE PIECE ODYSSEY』ではアップデートでの追加可能性はあるものの、はっきりとした情報が何も出ていません。 しかしアプリゲーム『ONE PIECE バウンティラッシュ』では、2023年8月下旬に迎える4.5周年での登場が予想されています。こちらはアニメに登場するであろう7月末の直後ということもあり、かなり信憑性が高そうな情報です。 また『ONE PIECE カードゲーム』については2023年7月21日・22日に開催される「ONE PIECE DAY’23」の2日目に配布されることが決定しています。ニカの初のカード化とあり、すでに高い注目が集まっているようです。

太陽の神ニカは「ワンピース」の結末に関わる最重要人物!

今回は太陽の神 ニカに関して、特徴を解説し正体を考察してきました。詳細は語られていないものの、ニカが今後の重要人物になるのは間違いありません。 「ワンピース」は、いよいよ最終章を迎えています。最後の戦いでのニカには、どのような役割があるのか。ラストに向け走り続ける本作を、見守りましょう!

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