2019年6月13日更新

四皇・赤髪のシャンクスの正体を徹底考察!双子説は本当?目の傷の秘密とは【ワンピース】

one piece ワンピース シャンクス

尾田栄一郎による大人気少年漫画「ワンピース」。海賊・麦わらのルフィを主人公に描かれる壮大なストーリーは、シャンクスとルフィの出会いから始まりました。今回はそんな赤髪のシャンクスについて、彼の人物像や強さ、そして正体を考察していきます。

目次

赤髪のシャンクスは四皇で一番謎多き男?正体や強さを考察【ワンピース

ONE PIECE ワンピース
©︎尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

1997年に少年ジャンプで連載開始となり、幅広い層の読者を惹きつけて離さない尾田栄一郎による漫画『ONE PIECE(ワンピース)』。ルフィが海賊を目指して海に出るところから物語が始まり、ルフィたちの成長と共に壮大な「ワンピース」ワールドが描かれてきました。 そんな本作において、主人公ルフィともかかわりが深く、四皇としてこれからのストーリーに深く関わってきそうなキャラクターがシャンクスです。 今回は、シャンクスの強さや人物像、名言などを掘り下げつつ、彼にまつわるいくつかの謎を考察していきます。

シャンクスはルフィの大恩人!頂上戦争で再会するかと思いきや......

赤髪海賊団の船長・シャンクス

シャンクスは、赤髪海賊団を率いる船長で、ルフィが海賊を目指すキッカケとなった人物です。「赤髪のシャンクス」として知られており、物語中盤ではついに世界3大勢力の一つ「四皇」の一人であることが明かされました。 その優しそうなたたずまいとは裏腹に、恐るべき実力が垣間見える人物でもあります。四皇の一人であるカイドウと競り合ったり、世界一の剣豪であるジュラキュール・ミホークと互角に戦ったりと、その強さは「ワンピース」キャラクターの中でも屈指のものです。 しかし彼については物語の中ではあまり明かされておらず、その正体は謎に包まれています。

ルフィとの出会いが「ワンピース」の始まり

ルフィとシャンクスの運命的な出会い。「ワンピース」という壮大なストーリーはそこから始まりました。 ルフィが育ったフーシャ村に、赤髪のシャンクスが率いる海賊団が滞在していた時期があります。少年だったルフィは、男らしい海賊たちにとたんに夢中になり、海賊になる夢に取り憑かれてしまいました。一緒に海に出ることを懇願しますが、過酷な環境に引きづり込むことを躊躇したシャンクスに、優しくいなされます。 そんなある日、山賊に誘拐されたルフィが海に転落してしまいます。ルフィを救おうとしたシャンクスは、ルフィを襲った「近海の主」に左腕を奪われてしまいました。 ルフィはこの経験で、海の恐ろしさを知ると同時に自分の力不足を痛感。 強くなり将来必ずシャンクスのような海賊になることを決心したのです。そんなルフィに自分の麦わら帽子を与え、「いつか立派な海賊になって帽子を返しにこい」と発破をかけたのでした。 もう少しで食べられてしまうところだったルフィを、自分の左腕と引き換えに救ったシャンクス。彼はルフィにとっては命の恩人であり、なおかつ「海賊」のイメージを具現化した存在なのです。

マリンフォード頂上戦争ではルフィと再会せず

ルフィが義兄エースを救うため、インペルダウンやマリンフォードで大暴れした頂上戦争編。エースが海軍大将・サカズキ(赤犬)の手によって葬られると、ルフィはそのショックと蓄積した疲労から失神してしまいます。 白ひげ(エドワード・ニューゲート)は自らの部下に、ルフィを救うことを指示し、激しい戦闘を繰り広げたのち死亡。その場にいた海軍と海賊は、両者ともに目的を失ったものの、膨れ上がった憎しみの連鎖から、戦火は止みませんでした。 戦争を止めようと海兵コビーが声を上げると、サカズキは大激怒してコビーにマグマの拳を向けます。そこにシャンクスが現れ、サカズキの一撃を食い止めたのです。彼は頂上戦争を終わらせるために駆け付けたのでした。 シャンクスの前には、失神したルフィが落とした麦わら帽子が。それを拾い上げ、「今会ったら約束が違うもんなルフィ」と呟きます。立派な海賊になってから会うという約束を果たすため、彼はルフィと顔を合わせることはありませんでした。 シャンクスの流儀や生き様が感じられる名シーンです。その男らしさには、読者もさぞ魅了されたことでしょう。彼は、ルフィの憧れの海賊としてふさわしい大海賊ですね。

シャンクスの強さとは?謎に包まれた四皇としての実力

覇王色を身に宿す強力な覇気使い

今や「ワンピース」では欠かせない要素となった「覇気」。覇気には武装色、見聞色、覇王色の3つがあり、その中でも覇王色は異質です。100万人に1人の割合でしか目覚めない能力であり、人間としての成長でしか強化できません。 シャンクスはこの覇王色の覇気の使い手で、かなりの練度なのです。頂上戦争の前、シャンクスはある忠告をするために白ひげ海賊団の船・モビー・ディック号に乗り込みます。そして登場と共に、白ひげ海賊団のクルーを多数気絶させました。 また、白ひげとの交渉が決裂すると、2人は刃を交えます。その時、覇王色と覇王色のぶつかり合いが起こり、衝撃ではるか上空の分厚い雲に裂け目が出来たのです。四皇同士の覇気のぶつかり合いは、かなり激しいものなのですね。 覇王色の覇気を操ることが出来るということで、彼は武装色と見聞色も当然使うことが出来るでしょう。第1話でシャンクスが「近海のヌシ」を一睨みして追い払ったのも、この力によるものだと考えられます。

「悪魔の実」能力者ではないのか?双子説を検証

最強の剣士であるミホークと互角の勝負を繰り広げたり、赤犬の能力を真正面から受け止めたりと猛者と軽々渡り合えることからシャンクスの強さは相当なものであるとうかがえます。しかし、その強さは作中でほとんど描かれず、悪魔の実の能力者であるかどうかも分かっていません。ただ、1巻の時点では能力者ではなかったことが推察されます。 シャンクスは溺れるルフィを助けるために自ら海に飛び込み、左腕を代償にルフィを海王類から守りました。能力者であったならば、この時に溺れているはずです。したがって、初期の頃は能力者ではなかったのでしょうが、もしかしたら彼は悪魔の実を食べているかもしれません。 マリンフォード頂上戦争に現れ、終戦の立役者となったシャンクス。しかし彼の登場には「カイドウとの小競り合いはつい昨日の事、その当人がもうここに?」と、海兵たちから疑問の声が上がっていました。新世界とマリンフォードとは、「赤い大陸(レッドライン)」を挟んだところに位置しているからです。 彼はもしかしたら、なにか「悪魔の実」の能力によって、通常では考えられない速さでマリンフォードにやって来たのかもしれません。もしくは、シャンクスは二人いるのではないか、という説もあります。

ホールケーキアイランド編が終わり、「ワンピース」の世界では世界会議(レヴェリー)が開かれようとしていました。そこにはなぜか五老星に謁見するシャンクスの姿が(なぜ彼が五老星と会っていたのかは後で考察します)。 その時に描かれたシャンクスの姿は黒いマントを深くかぶっており、彼の左目の傷も、ルフィを救うため失くした左腕も、ハッキリとは分からなかったのです。とはいえ風貌はシャンクスそのもの。そこから、彼はもしかしたら双子ではないかという説が浮かび上がります。 彼が双子だとすれば、五老星に謁見するという不可解な出来事も、あり得ない時間間隔でカイドウ戦からマリンフォードに到達できたことも説明がつくのです。 ルフィを救った海賊シャンクスと、五老星と会っていた別のシャンクスの存在。そして新世界でカイドウと戦ったシャンクスと、マリンフォードに現れた海賊シャンクス。この2人が存在するとすれば、辻褄が合うような気がしますよね。

シャンクスの懸賞金は?

シャンクスの懸賞金は、物語の中ではっきりと金額が出てきたことはありません。懸賞金を考察するに当たって、比較対象になるような海賊に黒ひげ(マーシャル・D・ティーチ)がいます。四皇の中で懸賞金が明らかになっているのは、黒ひげただ一人。 彼の22億4760万ベリーの懸賞金がかけられています。 恐ろしい力を持っているとはいえ、四皇の中では新参者の黒ひげ。そんな彼ですら20億越えとなると、シャンクスは30億越えの懸賞金がかけられているのではないでしょうか。またシャンクスは、海賊王ロジャー海賊団の見習いをしていた過去があり、「世界のすべて」を知っている可能性を加味すると、更に懸賞金が跳ねることは大いにありえます。

左目の傷は黒ひげによって付けられた

シャンクスの左目の上には、3本の鉤爪模様の傷があります。白ひげと酒を酌み交わす回で、黒ひげにつけられた傷であることが明らかになりましたが、つけられた時期や状況など、具体的なエピソードは語られていません。 ではまず、傷がついた時期について考えてみます。 シャンクスの傷は、第1話のルフィとの出会いの場面では既に顔に刻まれていました。彼らが出会ったのは、ルフィが一人で海に出るより10年前の話。また、赤髪海賊団の海賊旗を見ると、ドクロの目元に3本傷が入っているのが分かります。 このことから想定できるのが、海賊団を結成する前に傷がつく事態が起き、トレードマークとして海賊旗に刻んだのではないかということ。となると傷ができたのは、ロジャー海賊団に所属していた頃からシャンクスが自分の海賊団を結成する頃までということになります。 ロジャー海賊団と白ひげ海賊団は戦いを繰り返していたので、それぞれの海賊団にいたシャンクスと黒ひげが、顔に傷が残るほどのバトルをしていたとしても不思議ではありません。 そのためシャンクスの目の傷は、ロジャー海賊団に見習いとして務めていた頃に黒ひげからつけられたもの、と考えるのが妥当だと思われます。とはいえ、今のところ確証は持てません。果たしてシャンクスと黒ひげが戦った過去は、作中で描かれるのでしょうか。

シャンクスはロジャー海賊団に所属していた

新世界に君臨する四人の海の皇帝「四皇」。そのうちの一人であるシャンクスにも、海賊見習いとしてただただ海の仕事に明け暮れた時代がありました。彼は伝説の海賊王ゴール・D・ロジャーが船長を務めるロジャー海賊団に、バギーとともに所属していたのです。 ロジャーが東の海(イーストブルー)のローグタウンで処刑されたとき、シャンクスは自分の海賊団を結成すべくバギーに誘いをかけましたが断られました。その後ベン・ベックマンを副船長に構え、赤髪海賊団を旗揚げしたのです。 シャンクスは、ロジャーが処刑されるまでは自身の海賊団を立ち上げていませんでした。そのため彼は、ロジャーたちと共に偉大なる航路(グランドライン)を制覇したと思われます。ということは彼も「世界のすべて」を知る一人なのか。そして、ラフテルへの行き方も知っているはずでは。 それにもかかわらず彼は「四皇」と称されるにとどまり、海賊王にはなっていません。「海賊王」とはなんなのか、シャンクスが抱える秘密がルフィたちの行く末に関わってきそうです。

世界会議(レヴェリー)の裏で暗躍?シャンクスの正体とは

ホールケーキアイランド編で、ルフィたちはサンジを奪回するためにビッグ・マム海賊団との死闘を繰り広げます。その後、「ワンピース」の世界では「世界会議(レヴェリー)」が開かれます。アラバスタ王国の女王ネフェルタリ・ビビやリュウグウ王国のネプチューン王・しらほし姫など、ルフィにゆかりある面々がそろい踏み。 革命軍もひそかに聖地マリージョアへと潜入し、なんだか一波乱起きそうな予感です。そんな中、なぜかシャンクスは......?

聖地マリージョアには、世界会議(レヴェリー)のために集合した各国の王や王妃の姿が。その裏では、天竜人の中でも最高位にあたる五老星のもとへ、シャンクスが赴いていました。五老星は「君だから時間を取った」とシャンクスに言います。そしてシャンクスは、彼らに対して「ある海賊について」話があると切り出すのです。 世界政府にとって重要な土地の一つである聖地マリージョアには、「海賊」であるはずのシャンクスは本来足を踏み入れることはできないはずです。それにもかかわらず五老星は、シャンクスがこの地に来ることを当然のように受け入れている様子。 ここから推測できるのは、シャンクスの身分が天竜人もしくは、それに並ぶ何者かである、ということです。そうでなければ、彼が五老星に謁見できることの説明がつきません。彼は天竜人の生まれなのでしょうか。 もしくは、シャンクスが「世界のすべて」を知っていることが、何か関係するのかもしれません。彼はロジャー海賊団の一員として、最果ての地ラフテルへと到達し、「空白の100年」にまつわる秘密を知っているはずなのです。 世界政府は「空白の100年」の歴史が知られることを恐れています。歴史の本文(ポーネグリフ)を解読することが大罪にあたるのは、このためであるとされていますよね。シャンクスが世界政府に干渉できるのは、もしかしたら彼が、世界の歴史のすべてを知ったうえで世界政府に協力しているから、なのかもしれません。 しかし、先に触れたようにシャンクスが双子であるという説もあります。果たしてシャンクスの正体とは......?

シャンクスの男気あふれる名言

どんな理由があろうと、おれは友達を傷つける奴は許さない

「ワンピース」第1話、幼いルフィは山賊にケンカをふっかけ、捕まってしまいます。そんなルフィを助けるため、シャンクスたちが駆け付けるのです。 そこで彼は「どんな理由があろうと、おれは友達を傷つける奴は許さない」というセリフを投げつけます。酒場でつばを吐き捨てられても怒らなかったシャンクスが、ルフィのために大激怒。まだ子どものルフィに対しても対等に接し、優しく受け入れる、そんな彼の男気や生き様が感じられる名言です。

この帽子をお前に預ける

こちらも「ワンピース」第1話の名言。シャンクスが村を出る時、ルフィは「海賊王になってやる」と声高々に宣言します。シャンクスはそんな大それた夢を笑うこともせず「ほう、俺たちを超えるのか」と真摯に受け止めるのです。 そして「じゃあ、この帽子をお前に預ける」と言って、自身の麦わら帽子をルフィにかぶせました。以来、麦わら帽子はルフィの宝物であると同時に、「海賊」としての信念を象徴するトレードマークとなっています。 海賊「麦わらのルフィ」の冒険譚はここから始まったのです。

誰にも止められなくなるぞ 暴走するこの時代を

ウォーターセブン編で、ルフィたちはロビンを救うために、ロブ・ルッチをはじめとするCP9との死闘を繰り広げました。そして無事ロビンを救出し、新たな仲間フランキーを迎え入れることに。 そのころ、新世界ではシャンクスと白ひげがある話し合いを行っていました。白ひげ海賊団において最大の禁忌「仲間殺し」をして船を出た黒ひげを、エースが追っているという状況、シャンクスはそれを止めようとしていたのです。 しかし、折れない白ひげとの交渉は決裂。シャンクスは「誰にも止められなくなるぞ、暴走するこの時代を」と最後の忠告をします。「恐れるに足らん!おれは白ひげだ」と豪語する白ひげと刃を交え、覇王色のぶつかり合いは天を割くほどの衝撃を生みました。 シャンクスのこの言葉は、世界のその後の展開を知っているかのような口ぶり。彼の「ワンピース」における存在感が際立つ名言です。

お前が命を懸けて生み出した「勇気ある数秒」は、良くか悪くかたった今世界の運命を大きく変えた

マリンフォード頂上戦争編、ルフィは処刑間近のエースを救出するために奮闘するものの、海軍大将サカズキ(赤犬)によってエースは殺されてしまいます。そのショックと蓄積したダメージにより気絶したルフィは、瀕死の状況になります。 そして黒ひげが参入し激化する戦闘で、白ひげも戦死。海軍・海賊ともに目的を失いましたが、憎しみの連鎖から、戦争は終着点をなくしていました。次々と消えていく命をその身で感じた海兵コビーは、「もうやめましょうよ、命がもったいない」と決死の覚悟で叫びます。 サカズキは海兵失格であるコビーにマグマの拳を向けるのですが、そこへシャンクスが登場。隻腕であるにも関わらず、剣でサカズキの一撃を止め、「よくやった若い海兵。お前が命を懸けて生み出した「勇気ある数秒」は、良くか悪くかたった今世界の運命を大きく変えた」というのです。 粋な登場シーンと、やはり世界の運命を見すえているかのような存在感あるセリフ、シャンクスのカッコいい名言です。

声優・池田秀一がアニメ版「ワンピース」でシャンクスを演じる

アニメ版「ワンピース」でシャンクスの声優を演じているのは、池田秀一です。池田は1949年12月2日生まれの男性声優。クールな二枚目役を演じることが多く、「機動戦士ガンダム」のシャア・アズナブルや、「ろううに剣心」の比古清十郎役を演じたことで有名です。 彼は29才の時、アムロ・レイ役のオーディションに参加したのですが、会場で見たシャアのイラストにインスピレーションを受け、急きょシャア役のテストを受けさせてもらうことにしたとか。そして見事シャア役に抜擢。この時のことを池田は「シャアに呼び止められた」と表現しています。 年齢を重ねダンディーな声にさらに磨きがかかり、シャンクス役がピッタリ似合いますね。

四皇・赤髪のシャンクスの正体が今後の「ワンピース」を波乱の展開に導く?

ワンピース ONE PIECE

今回は四皇の一人であり、ルフィの大恩人である海賊・赤髪のシャンクスについて紹介してきました。 男気あるキャラクター像と優しいたたずまい、そして時折見せる作中でも屈指の強さで、「ワンピース」ファンからの人気もアツい人物です。しかし、彼の正体は大部分が謎に包まれています。 もしかしたら彼の正体にまつわる謎が、今後の「ワンピース」の展開を波乱のものにしてしまうかも......?そして「四皇を全員倒す」と宣言しているルフィは、シャンクスとどんな戦いを繰り広げるのか、というところも注目ポイントの一つですね。 2019年現在、「ワンピース」はワノ国編が大盛り上がりの展開を見せています。エピソードの節目節目には、麦わらの一味以外の人物に焦点が当たりますが、ワノ国編が終わるころ、気になるシャンクスの動向は描かれるのでしょうか。 シャンクスの動向にも注目しながら、「ワンピース」の壮大な世界観を今後も楽しんでいきましょう。