2020年1月14日更新

「ワンピース」Dの一族とDの意志、いまだ謎に包まれている重要キーワードを考察!

one piece ワンピース トラファルガーロー ルフィ

言わずと知れた大人気漫画「ワンピース」。主人公ルフィのようにDの名を持つ一族と、「Dの意志」という言葉は幾度となく登場していますが、いまだ多くの謎が残されています。Dとは何なのかを考察、そしてDの名を持つ代表的な人物を紹介していきます。

目次

『ONE PIECE』最大の伏線、「Dの一族」とは?その謎に迫る【ネタバレ注意】

1997年から尾田栄一郎により少年ジャンプで連載されており、20年以上にわたって愛され続けている漫画『ONEPIECE(ワンピース)』。本作では、海賊王ロジャーの一言により始まった大海賊時代を舞台に、主人公のルフィがひとつなぎの“大秘宝”ワンピースを巡り冒険を繰り広げます。 主人公「モンキー・D・ルフィ」のミドルネームであるDという文字。他にも同様の名を持つキャラクターが登場し、彼らは「Dの一族」と呼ばれています。それに伴い、「Dの意志」という言葉も度々登場しますが、その意味や実態はいまだ謎が多いのです。 今回は、そんな「D」について明らかになっている最新情報や関係のあるキャラをおさらい。また、その存在にまつわる謎についても考察していきます! ※この記事では2020年1月現在における最新情報に触れています。読む際はネタバレに注意してください。

「Dの一族」と「Dの意志」との2つは、どう違うの?

「ワンピース」には、様々なキャラクターが登場します。その中でも、主人公のモンキー・D・ルフィを筆頭に、物語の核に触れるキャラクターに共通してミドルネームとして用いられているのが「D」です。この名を持つ人物は作中で「Dの一族」と呼ばれていて、重要な事件や物語の鍵となる出来事に毎度関わってきます。 そんな「D」に関して作中で初めて言及のは、「生きていたのか、“D”の意志は……」というドクターくれはのセリフ。これは17巻で、チョッパーが麦わらの一味に加わり、島を出る際にドクターくれはがルフィの手配書を見て呟いたセリフです。 そんな「Dの一族」と「Dの意志」、一見すると同じものを指していて、一族が意志を継いでいると解釈可能です。しかし、物語が進むにつれて重要人物の会話の中に「Dの意志」という言葉が登場するようになり、少しずつその謎が明らかになってきています。 その会話の内容は、「“D”の意志を世界政府は恐れている」「Dは神に近い天竜人を脅かす存在である」「血縁を絶っても意志を受け継ぐものが現れる」といったようなもの。このことから、海軍と世界政府にとってDは警戒すべき存在であることがわかり始めます。 また、「ロジャーの意志を継ぐ者達がいるように、いずれエースの意志を継ぐ者も現れる……、“血縁”を絶てどあいつらの炎が消えることはねェ……」という59巻で白ひげが放ったセリフから、決して「一族=意志」という訳でもないことが判明。 そして、一族であっても意志の存在を把握しているとは限らないことも、ルフィを見れば明らかです。このように少しずつパズルのピースは集まってきてはいるものの、いまだ謎の多い“D”。これからも「ワンピース」の核に関わってくることは間違いないですね。

ロジャーと渡り合ったロックスも「Dの一族」だと判明!

ワンピース95巻の第957話で、Dに関する新事実が発覚しました。大海賊時代が始まる前、ロジャー海賊団が全盛期の頃に活躍していた海賊団の1つ、「ロックス海賊団」。その船長だったロックスのフルネームが「ロックス・D・ジーベック」であることがセンゴクの口から明かされました。 更に、メンバーに若き日の白ひげ、ビッグマム、カイドウ、ワンピースの映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』でルフィの前に立ちはだかった金獅子のシキ、スリラーバークでゾンビとして登場したキャプテン・ジョン、正体不明の銀斧、王直などがいたことが発覚。 ロックス海賊団は当時最強クラスの海賊団だったことが語られ、非常に話題になりました。彼らをまとめあげ、世界の王を目指してその名を轟かせていたロックス本人の強さも気になります。 しかし、「ゴッドバレー島」でロジャーとガープの共同戦線によってロックス海賊団は壊滅。ロックスもそこで死亡したとのことでした。 急に明らかになったこのゴッドバレーでのロックスとロジャーの対立。これは、もしかすると黒ひげとルフィの対立を模しているのかもしれません。ルフィと黒ひげはどちらもDの持ち主ですが、お互いの考えは正反対と言ってよいほど違うものです。 黒ひげ初登場シーンでも、チェリーパイの味に関して真逆の意見でした。ロジャーの意志をルフィが、ロックスの意志を黒ひげが継ぎ、闘いになるという展開は予想できます。また、ガープのもとで修行を積んだコビーが、ルフィと組む可能性は大いにありそうです。 もしかすると、今後どこかで「D」がぶつかり合う日が来るのかもしれません。

ゴール・D・ロジャーは政府によって名前が変えられていた?!

大海賊時代が始まるきっかけを作った海賊王「ゴールド・ロジャー」。物語序盤から彼はこの名前で言い伝えられていました。しかし、後にDの名を持っていたことが明らかになります。 ドラム島でチョッパーがルフィたちの仲間になった直後、彼らを見送ったドクターくれはは、「お前達……ゴール・“D”・ロジャーを知ってるかい」とドルトン達に話しかけます。ゴールドロジャーのことですか?と訂正されると、彼女は「今はそう呼ぶのかい?」と返答するのです。 また、白ひげのマリンフォードでの回想シーンにて、ロジャーは自らの名前がゴール・D・ロジャーであることを強く主張し、政府が勝手にゴールド・ロジャーと呼んでいることを話していました。 その際に白ひげは自分の海賊団に「マーシャル・D・ティーチ」(後の黒ひげ)というDの名を持つ奴がいると話し、ロジャーにDとは何なのか尋ねます。彼は「おお、知りてェか。よし、教えてやろう……、遥か昔の話だが……」と言い、回想はそこで終了。シーンは現在に戻り、その直後に白ひげはワンピースが実在することを言い切るのでした。 ロジャーと白ひげはDの謎を知る数少ない人物です。特に、1話から姿を見せているものの、いまだ謎の多いロジャーはこれからも過去が明かされていきそうです。2人の回想の続きもいつか描かれるかもしれませんね。 また、彼は昔はDの入った名前で呼ばれていたのに、現在は政府によってDが目立たない名前に印象操作されていたという事実も気になります。Dに最も関わりのある人物として、今後も要チェックです。

Dの名を持つ主要なキャラを紹介!

ワンピースに度々登場する、Dの名を持つDの一族。壮大な物語の中で、重要な鍵となるキャラたちにこの名前は見られます。その中でも代表的な人物を紹介していきます。

モンキー・D・ルフィ

本作の主人公で、「ゴムゴムの実」の能力者・モンキー・D・ルフィ。物語の最初に登場したDの名の持ち主です。そのため、第1話でルフィの名前が紹介された際に、ミドルネームの「D」に違和感を感じた人は少なくないと思います。 自己紹介をする際に、Dも含めたフルネームで名前を名乗ることが多いルフィですが、彼がDの意味について言及したことはこれまで1度もありません。そのため、意味などについては何も知らないと考えられます。 しかし、父親・革命軍総司令官のモンキー・D・ドラゴン、祖父・海軍本部中将のモンキー・D・ガープは2人とも巨大組織の上層部にいるため、何か知っているかもしれません。 特にドラゴンは、世界政府転覆を目論んでいる「世界最悪の犯罪者」として知られているため、Dの意志のもとに動いている可能性はありそうです。 さらに今後、ラフテルを目指していく中で、ルフィ自身もDの真相に関わる可能性は大いにあります。果たしてルフィはDの意志を継ぐ者なのでしょうか?これからの活躍に期待です。

トラファルガー・D・ワーテル・ロー

ハートの海賊団船長のトラファルガー・D・ワーテル・ローは、「オペオペの実」の能力者で「死の外科医」と呼ばれている海賊です。一時的に王下七武海の1人でしたが、ルフィとともに王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴを打ち負かしたため、その称号は剥奪されています。 彼は、ロックスやロジャーと同様に、登場より後にDの名を持っていたことが発覚した人物です。ローが幼い頃、ドフラミンゴの海賊団にいた際の回想シーンにてその事実が明かされました。本人いわく、Dは隠し名、ワーテルは忌み名とのこと。 また、ドンキホーテ海賊団にいたコラソンというローの恩人である人物は、Dについてとても興味深い発言をしています。「真相は誰も知らないが、世界各地の歴史の裏で脈々と受け継がれている名だ……。そして、ある土地では“Dの一族”をこう呼ぶ者達もいる……。“神の天敵”」 コラソンは聖地マリージョア出身の元天竜人です。マリージョアでは、Dという名前は老人たちに嫌われていて、子供は悪さをするとDに食われると言われて育つと本人の口から明かされています。そのため「Dは“神の天敵”」という言葉は、言い換えると「Dは“天竜人の天敵”」なのかも知れません。 ロー自身も作中で、「Dはまた必ず嵐を呼ぶ」という発言をしています。Dについて何か知っている可能性は大いにありますね。新世界編に入ってから活躍の場が多いため、今後もDについての情報が彼から話されるかも知れません。

ポートガス・D・エース

火拳のエース(ポートガス・D・エース)は、ルフィの義理の兄で、白ひげ海賊団の2番隊隊長。ロギア系の「メラメラの実」の能力者です。マリンフォードの頂上決戦では、海賊王ゴール・D・ロジャーの実の息子であることも発覚し、話題になりました。彼もDの名の持ち主です。 また、彼の母親であるポートガス・D・ルージュにもDが入っています。ロジャーに子供がいる可能性があると、政府が彼の投獄から10ヶ月以内に生まれる赤子を調べ始めた際、彼女は怪しまれないようにエースを20ヶ月もの間体内に宿しました。 その無理のせいか、エースを産み落としてすぐに亡くなってしまいます。 この2人は、ロジャーと非常に関係の深い人物でもあるので、今後回想などで登場する可能性は大いにあります。

マーシャル・D・ティーチ

白ひげなき今、四皇の一角に君臨している黒ひげ。彼は「ヤミヤミの実」と「グラグラの実」の両方の能力者です。通常ひとつしか手にすることのできない実の能力を2つ有す、唯一の人物。まだまだ謎の多い彼もまた、Dの名を持っています。 白ひげは死に際に、黒ひげはロジャーの待っている男ではないと言い残しました。仮に、Dはロジャーの意志を継ぐことであるならば、彼はDの意志の継承者ではないと言えます。しかし、黒ひげはロジャーではなくロックスの意志をついでいるとするならば、彼もまた“Dの継承者”なのかもしれません。 今後もDに大いに関わってくる可能性ありです。

ハグワール・D・サウロ

サウロは巨人族で元海軍本部中将という人物。ロビンの子供時代を描くエピソードで登場します。海軍に囚われていた、ロビンの母である考古学社のニコ・オルビアを逃亡させたことにより追われていた彼。その後ロビンと出会い、彼女の友人となります。 しかし、オハラ島にバスターコールが発動された際に青キジに氷漬けにされてしまい、その後どうなったのかは謎です。その際に青キジが放った技は「アイスタイムカプセル」。 この技は作中でもこのシーンでしか使われておらず、技名に“タイムカプセル”と入っているのも気になります。さらに、この回の題名は“未来へ届くように”というもの。もしかすると、今後また登場する可能性があるかもしれないキャラのひとりです。

「D」に隠された意味を考察!

振り返ってみてもやはり謎の多いDですが、ここからはそんなDについての考察の中で有名なものを紹介すると同時に、最新情報がDに関係してくるのかについても予想していきます。

Dは半月を意味している説

この説はコミックスの質問募集コーナー(SBS)で、Dとは何なのかという読者の質問がきっかけで広まりました。作者の返答は、「今はただ何も考えず“D”」と読んでいてください。」というもの。これにより、Dを文字で見るのではなく、形で捉えるという考えが生まれたのです。 Dを形として見ると、あるものに見えてきます。そう、それが半月です。この説は、Dは半月を意味していて、Dの一族は月と何か関係がある人々なのではないかというもの。一見あまりピンと来ないかもしれませんが、意外にもその伏線は散りばめられているのです。 まず、ワンピースは海賊の漫画で海が舞台なのにも関わらず、空に浮かぶ月の描写が多いです。本編には、何度も夜空に月というシーンが描かれています。そしてその満ち欠けも月日の経ち方と一致しているというこだわりよう。 さらに空島編の27巻253話では、満月の一部をわざわざ雲で隠して半月にするという描きかたもされており、理由が明かされないまま度々登場する“D”と似たものを感じます。 また、空島編でエネルがルフィに負けた後、マキシムという船で月に行くという話が扉絵連載で描かれています。 そこで彼が見つけたのは、月の古代都市と壁画。その壁画には、都市の人々が資源不足で地球に向かう様子が描かれており、その人々には空島の人間と同様の羽があります。つまり空島の人々は、空島に降り立った月の民の子孫であると考えられるのです。 このことから、半月がDを意味しているとすると、Dと空島との関係も深まってきそうです。今後また、空島に関する話が登場してもおかしくないですね。

Dは「Dawn(夜明け)」を意味している説

遡ること、1巻の第1話「ROMANCE DAWN(冒険の夜明け)」。この説はDという文字が、この1話のタイトルにある夜明けという意味の「Dawn」の頭文字を意味しているというものです。 つまり、Dの一族は「夜明け」というものに関係している人々で、世界を夜明けに導くことができるのではないかというもの。 実際のところ、ゾウ編でミンク族のペドロは、「世界を夜明けに導くもの」とルフィたちのことを捉えています。 仮に、世界政府と天竜人により支配されてしまっている世界自体をなかなか明けない「暗い夜」だとすると、その世界から解放された世界を「明るい朝」とすることができ、Dの意志を継ぐものがそのトリガーとなると予想できます。 また、ペドロはノックス海賊団の元船長で、そのノックスという名前には夜明け前という意味を込めたと発言しているのです。そのペドロがルフィを夜明けに導くものと呼んでいるのは伏線のひとつであると考えられます。可能性としては十分にありえる説となっているものです。

ワノ国自体がDを意味している説

日本がモデルになっている「ワノ国」。日本をモデルにしたのならば、もっと他のネーミングもできたはずですが、なぜかカタカナでワノ国となっています。この説はそこに着目し、このワノ国という言葉自体がDを意味しているというものです。 内容としては、「ワノ国」のワを左に90度回転させ、ノをそこにくっつけると“D”になるので、ワノ国は「D国」であるというシンプルなもの。 なかなかユニークな説であると同時に、根拠が少なすぎることもあり、信憑性はあまり高くなさそうですね。しかしワノ国編では、大きな謎が明らかにされる可能性は大いにあるので、そういう意味ではワノ国とDの関係性には目が離せません。

イム様はDの一族と関係があるの?

「ワンピ―ス」90巻で突如現れた人物「イム様」。この人物はたった2話しか登場していないにも関わらず、ワンピースの物語の核となるのではないかという衝撃を残したため、非常に話題になりました。 話題になった理由はその地位にあります。ワンピースの世界では、認識として世界政府の創造主の末裔である天竜人が一番偉いということになっています。そして、五老星という存在は天竜人の最高位として君臨しているのです。 しかし、イム様はその五老星に“様”付けで呼ばれていました。さらに、世界政府発足時に作られた、「世界を統べる王などいない」ということの誓の証である、誰も座ってはいけないはずの玉座に何の躊躇もなく座り、その前に五老星がひざまづくというシーンも描かれています。 このことから、いないはずの世界の王がイム様なのではないかと噂されているのです。 そんなイム様の気になるDとの関係ですが、今のところイム様がDの一族であるかどうかはわかっていません。しかし、イム様がルフィと黒ひげのDの名を持つ2人の手配書をナイフで切り捨てるという描写があったことから、全く関係がないということはなさそうです。 今後、Dの謎と深く関わってくるかもしれません。

Dの意志を継ぐ者たちに今後も目が離せない!

本記事では、ワンピース最大の謎である“D”について紹介してきました。Dが物語のどの場面で出てきたのか、Dの名前を持つキャラ、Dについての考察についておさらいする事ができたでしょうか? 2020年現在、佳境を迎え、ますます盛り上がりを見せているワノ国編。そんな中、未だ謎に包まれているDの意志を継ぐ者たちもどんどん活躍の場を広げています。 今後も「ワンピース」から目を離すことができません!