「ワンピース」海軍の階級ごとのメンバー一覧!組織図はどうなっている?
1997年の連載開始から約30年、今なお多くのファンを魅了し続ける尾田栄一郎の漫画『ONE PIECE(ワンピース)』。 海賊王を目指すモンキー・D・ルフィたちの前に、たびたび立ちはだかるのが「正義」を掲げる海軍です。作中には赤犬や黄猿、スモーカー、コビーをはじめ数多くの海兵が登場し、それぞれが物語の重要な局面に関わってきました。 一方で、元帥や大将、中将、少将など階級が細かく分かれているうえ、所属や立場もさまざまで、海軍全体の構造は少し分かりづらいところがあります。 そこで本記事では、海軍の組織図や階級を分かりやすく解説。さらにコビーやスモーカーなど主要キャラクターの現在の階級や強さについても紹介・考察していきます。 ※「ワンピース」に関するネタバレ情報を含みます。
「ワンピース」海軍とは?
まず「ワンピース」の基本的な世界観について説明します。 偉大なる航路(グランドライン)では長らく、「海軍本部」「王下七武海」「四皇」の3つが三大勢力と呼ばれてきました。ただし王下七武海の制度は世界会議(レヴェリー)で撤廃が可決されており、現在は存在しません。
四皇は数いる海賊のなかで頂点に立つ4人の海賊たちのこと。また王下七武海は、海賊でありながらも政府と契約し、海賊行為が黙認されていた特例的な存在でした。 そして海軍本部は、「正義」を掲げて海の平和を守る世界最大の軍隊。彼らによって凶悪な犯罪者たちは取り締まられています。 しかしルフィたちの前に現れる海軍の中には、モーガンやヴェルゴなど、非人道的な行いをしている人物も多数いました。絶対的に正しい人物だけではないところに、「ワンピース」物語の深みがありますね。
海軍の役職一覧!誰がどの階級か整理しよう
【早見表】海軍の階級一覧(上ほど地位が高い)
| 階級 | 主なキャラクター(115巻時点) |
|---|---|
| 全軍総帥 | コング |
| 大目付 | センゴク |
| 元帥 | サカズキ(赤犬) |
| 大将 | ボルサリーノ(黄猿)、イッショウ(藤虎)、アラマキ(緑牛) |
| 中将 | モンキー・D・ガープ、つる、スモーカー、モモンガ |
| 少将 | ヒナ、X・ドレーク(SWORD隊長) |
| 准将 | ブランニュー |
| 大佐 | コビー、たしぎ |
| 中佐 | ドンキホーテ・ロシナンテ(故人) |
| 少佐 | ヘルメッポ、ジャンゴ、フルボディ |
| 大尉・中尉・少尉・准尉 | ― |
| 曹長・軍曹・伍長 | (海兵として初登場した時点のコビー、たしぎは曹長) |
| 一等兵・二等兵・三等兵 | ― |
| 雑用 | (入隊直後のコビー、ヘルメッポ) |
※全軍総帥・大目付は階級ではなく役職。海軍本部の海兵は、同じ階級でも支部の海兵より3ランクほど格上とされます。
海軍の重要な役職については、上の早見表のような構図になっています。初期は大佐だったスモーカーが、新世界編では中将まで上がっています。 上から地位の高い順に並んでいますが、「大目付(おおめつけ)」という役職は特異で、元帥との地位の差は詳しくは分かりません。元・元帥センゴクが現在は大目付であることから、便宜的にこの順で並べていますが、実質的な海軍のトップは元帥です。 また、コングの役職は全軍総帥。コングは元海軍元帥であることが過去編で分かっていますが、現在は全軍総帥に昇格しており、頂上戦争後にセンゴクの元帥退任を承諾する場面で登場しました。その役職名から察するに、海軍だけでなく、世界政府の指揮下にあるすべての軍のトップであると思われます。
少佐より下の役職には、大尉・中尉・少尉・准尉、曹長・軍曹・伍長、一等兵・二等兵・三等兵が続き、さらにその下に入隊直後の「雑用」が置かれています。 これだけ多くの階級があることを鑑みると、一般的には少佐レベルでも十分エリートの部類だと考えられます。しかし麦わらの一味がすでに中将以上のレベルと対等に戦える実力を持っているため、作中ではそこまで強いキャラとは言えないですね。 また中将クラスになると、「六式」使いや覇気使い、「悪魔の実」能力者がゴロゴロ出てきます。しかしガープのように大将以上の実力をもつ人物もいたりするので、キャラクターによって実力の幅が大きいようです。
主要キャラクターの階級一覧【初登場時から現在まで】
| キャラクター | 初期の階級 | 115巻時点 | 補足 |
|---|---|---|---|
| コビー | 曹長 | 大佐 | 初登場時は海兵ではなくアルビダ海賊団の雑用。現在は海軍本部機密特殊部隊SWORDのメンバー |
| スモーカー | 大佐 | 中将 | 新世界の支部G-5を率いる基地長 |
| たしぎ | 曹長 | 大佐 | スモーカーの部下としてG-5に所属 |
| ヘルメッポ | 軍曹 | 少佐 | 初登場時は第153支部の大佐モーガンの息子。コビーとともに海軍で育った親友 |
| サカズキ(赤犬) | 大将 | 元帥 | 頂上戦争後にクザンとの決闘を制して就任 |
| ボルサリーノ(黄猿) | 大将 | 大将 | エッグヘッド編でギア5のルフィの一撃を受け、一時戦闘不能に |
| クザン(青キジ) | 大将 | 海軍を離脱 | 元帥の座を争って敗れ、現在は黒ひげ海賊団の十番船船長 |
| イッショウ(藤虎) | 大将 | 大将 | 新世界編から登場した新任の大将 |
| アラマキ(緑牛) | 大将 | 大将 | ワノ国ではシャンクスの覇気を前に引き下がった |
| センゴク | 元帥 | 大目付 | 頂上戦争のあとに元帥を退いた |
| モンキー・D・ガープ | 中将 | 中将 | 昇進の打診を断り続けてきた。ハチノスでの戦いに敗れ、黒ひげ海賊団に捕らわれている |
| X・ドレーク | 少将 | 少将(書類上は辞職) | SWORDの隊長。百獣海賊団に潜入していた |
「あのキャラの階級は結局どこまで上がったのか」は、海軍を追ううえでつまずきやすいポイントです。初期の階級と最新の階級を並べると、成長の度合いが一目で分かります。 なお海兵として登場した時点の階級を「初期の階級」としています。コビーやヘルメッポのように、初登場の時点ではまだ海兵ではなかった人物もいます。
海軍の組織図を補足!本部と支部、SWORDの位置づけ
海軍は「海軍本部」と、世界各地に置かれた「支部」に分かれています。海軍本部の海兵は、同じ階級でも他の基地の海兵より3ランクほど格上とされるため、肩書きだけで実力を比べられない点には注意が必要です。 頂上戦争のあと、海軍本部は元帥サカズキの意向でG-1支部と入れ替わる形で新世界へ移転しました。決戦の舞台となったマリンフォードは旧本部となり、新しい拠点は「ニューマリンフォード」と呼ばれています。 支部にはG-1、G-2、G-5といった番号が振られており、なかでもG-5は荒くれ者ぞろいで知られる新世界の支部です。スモーカーはこのG-5を率いる立場にあり、たしぎも同じ部隊に所属しています。さらに新世界編では、海軍本部の機密特殊部隊「SWORD(ソード)」の存在が明かされました。隊員は形式上は辞表を提出した扱いになっており、海軍の看板を背負わずに動けるのが特徴です。隊長はX・ドレークで、コビーもこの部隊に名を連ねています。
「海軍の英雄」!
ガープ中将の初登場巻を
【一覧】元帥・大将のメンバー!頂上戦争前後でどう変化した?
マリンフォード頂上戦争編まで、大将はサカズキ・ボルサリーノ・クザンの3人でしたが、新世界編ではサカズキが昇格し元帥に。クザンはサカズキと元帥の座を争ったのちに海軍を去り、その後は黒ひげ海賊団の一員として姿を見せています。新世界編以降サカズキとクザンの抜けた大将の穴を埋めたのは、イッショウとアラマキです。 今のところ詳しい戦闘描写がないコング以外は、全員が「悪魔の実」の能力者であることが分かっています。能力も強力ながら、地の戦闘力も並々ならぬものです。
頂上戦争前
| 元帥 | センゴク |
|---|---|
| 大将 | サカズキ(赤犬) |
| 大将 | クザン(青キジ) |
| 大将 | ボルサリーノ(黄猿) |
頂上戦争後
| 元帥 | サカズキ(赤犬) |
|---|---|
| 大将 | ボルサリーノ(黄猿) |
| 大将 | イッショウ(藤虎) |
| 大将 | アラマキ(緑牛) |
それぞれの掲げる正義一覧
元帥や大将として登場したキャラクターたちは、全員がそれぞれの正義を掲げています。そのキャラの思想やスタンスを色濃く表しており、キャラの特徴とも言えるものです。 長らく不明だったアラマキ(緑牛)の正義も、106巻のSBSで「死ぬ気の正義」だと明かされました。その正義の一覧がこちらです。
| センゴク | 君臨する正義 |
|---|---|
| サカズキ(赤犬) | 徹底的な正義 |
| クザン(青キジ) | だらけきった正義 |
| ボルサリーノ(黄猿) | どっちつかずの正義 |
| イッショウ(藤虎) | 仁義ある正義 |
| アラマキ(緑牛) | 死ぬ気の正義 |
【強さ】元帥や三大将たちの強さは?
三大将の強さ
サカズキは自然系(ロギア)「マグマグの実」の能力者で、覇気による攻撃以外は無効になります。しかしマリンフォード頂上戦争では、白ひげ海賊団の面々から覇気をまとった攻撃を受けるものの、「うっとうしい」と一蹴。彼にダメージを与えるのは至難の業です。 そしてサカズキとクザンは十日にも及ぶ決闘を繰り広げているので、実力は拮抗するものと思われます。ボルサリーノは彼らと直接対決はしていないものの、彼らと並んで大将になっているということは、同等の実力を持っているのではないでしょうか。
さらに新世界編から大将として登場したイッショウと緑牛も、王下七武海ドンキホーテ・ドフラミンゴによれば「実力は折り紙つきの化け物」だと噂されていました。 頂上戦争の時点では、ルフィはサカズキを筆頭とする海軍大将の力には及んでいませんでした。しかしエッグヘッド編では、ギア5に覚醒したルフィがボルサリーノと真正面から打ち合い、かつての力関係が大きく変わったことを見せつけています。
青キジvs赤犬!
元帥の座を巡る激戦を
元帥の強さ
海軍元帥は大将の上に位置する階級で、海軍のトップとして指揮を担う存在。大将から昇格して元帥に就任するため、その実力は大将に勝りはすれど劣ることのないものだと考えるのが妥当でしょう。過去編ではコング、頂上戦争編まではセンゴク、新世界編ではサカズキが就任しています。 サカズキの実力は頂上戦争や、クザンと繰り広げた決闘の逸話からある程度明らかです。センゴクに関しては、動物系(ゾオン)「ヒトヒトの実」幻獣種モデル大仏の能力者であることは分かっているものの、その強さは推測の域を出ません。
しかし、海賊王ゴール・D・ロジャーの時代から、ガープとともに海軍をけん引してきた実力は相当なものだと思われます。大将の時には、ロジャーと並ぶ大海賊「金獅子のシキ」をガープとともに打ち倒したこともあるのです。 ただ、元帥の地位に上り詰めるまでに結構な年数を食ってしまうため、老いによって力は衰えている可能性も。元帥は指揮官としての面が強いこともあり、現役バリバリの大将よりは実力が読みづらいのが正直なところです。
大将から元帥に!
サカズキ(赤犬)の初登場巻を
コビーやスモーカーの現在の強さはどのくらい?
「ワンピース」の物語が進むにつれ、コビーやスモーカーといったルフィのライバルたちもどんどん実力を伸ばしています。 初めて登場した時のスモーカーは海軍大佐、コビーが海兵になって再登場した時は曹長でした。新世界編に入ると、スモーカーは中将に、コビーは大佐にまで昇格していることが明かされます。またスモーカーと共に行動するたしぎは曹長から大佐に、コビーと共に行動するヘルメッポは軍曹から少佐になっていました。
この4人の相関関係をみると、それぞれの強さが大体つかめますね。初登場時のスモーカーと新世界編のコビーが同じく大佐で、ヘルメッポはその2つ下の階級。またコビーとたしぎが同じ階級になっています。 スモーカーは中将にまでなったものの、パンクハザードではドフラミンゴに惨敗してしまうなど、ルフィにはまだ一歩及ばない実力です。 一方のコビーは「ロッキーポート事件の英雄」と呼ばれるほどの功績を上げ、海軍本部機密特殊部隊SWORDの一員としても活動しています。黒ひげ海賊団の本拠地ハチノスへ連れ去られた際も、屈することなく立ち向かう姿が描かれました。ルフィを追う2人の成長は、今なお続いています。
1巻から登場していた!
コビーの初登場シーンを
「ワンピース」海軍についてよくある質問
海軍の階級は全部でいくつありますか?
雑用を除くと全18階級です。上から元帥・大将・中将・少将・准将・大佐・中佐・少佐・大尉・中尉・少尉・准尉と続き、その下に曹長・軍曹・伍長、さらに一等兵から三等兵までが置かれています。これとは別に、全軍総帥や大目付といった役職も存在します。
海軍で最も地位が高い人物は誰ですか?
作中で最も上位にあたるのは全軍総帥のコングです。ただしコングは世界政府の全軍を束ねる立場のため、海軍そのもののトップは元帥のサカズキ(赤犬)になります。
ガープはなぜ大将にならなかったのですか?
たびたび打診された昇進を、ガープ自身が断り続けてきたからです。数々の大海賊を追い詰めた実績がありながら、作中では一貫して中将のまま描かれています。
海軍を辞めた大将はいますか?
クザン(青キジ)です。頂上戦争のあと、サカズキと元帥の座を懸けて決闘して敗れ、海軍を去りました。その後は黒ひげ海賊団の一員として登場しています。
海軍と世界政府はどんな関係ですか?
海軍は世界政府の直属戦力にあたる組織です。世界政府の最高権力とされてきた五老星の意向が、海軍の動きを左右する場面も描かれています。
王下七武海は今も存在しますか?
存在しません。世界会議(レヴェリー)で制度の撤廃が可決され、加盟していた海賊たちは海軍の討伐対象となりました。
『ONE PIECE』の最新刊は何巻ですか?
2026年9月時点の最新刊は115巻で、2026年7月3日に発売されました。本編は巨人族の国エルバフを舞台にしたエピソードが続いています。
海軍が「ワンピース」において担う役割とは?コビーやスモーカーの今後の活躍にも期待
今回は海軍について、組織図を紹介しながら代表的なキャラクターたちの強さを考察してきました。「ワンピース」の世界では、犯罪者であるはずのルフィたちが一般市民から愛され、逆に海軍は目の敵にされてしまう描写も多々あります。 ルフィたちとは対照的に「正義」を掲げる存在が海軍。彼らはルフィたちの前に敵としてたびたび登場し、「正義」とは何か、「悪」とは何か、という哲学的な疑問を読者に投げ掛けます。スモーカーはアラバスタ編やパンクハザード編で、本来は敵であるルフィと共闘したことも。それぞれのキャラクターが、迷いながらも自らの信念を追い求めるのが、「ワンピース」の魅力の一つなのです。 主人公ルフィたちの冒険はもちろんですが、コビーやスモーカーが今後どのような成長を遂げていくのかにも注目です。

















