2021年10月19日更新

『ホワット・イフ…?』を丸ごと解説!各話ごとのネタバレあらすじや見どころをチェック

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アイアンマン
© Lions Gate Films Home Entertainment/ Zeta Image

『ホワット・イフ…?』はこれまでのMCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)作品のストーリーをもとに、「もしもあのとき、ヒーローたちが違った選択をしたら?」というテーマで、ありえたかもしれない物語を描く、ディズニープラスオリジナルシリーズです。 アニメシリーズである本作では、英語版の声優のほとんどを実写映画でそのキャラクターを演じた俳優自身が務めたことでも話題になりました。 すでに配信されているシーズン1の9話と、2022年に配信予定のシーズン2の9話、全18話で構成されている本シリーズ。 シーズン2では、2021年7月に公開された『ブラックウィドウ』以降のフェーズ4作品を扱っていくということもわかっており、さらに期待と注目が集まっています。 今回はそんな『ホワット・イフ…?』シーズン1の各話ネタバレあらすじと、見どころを紹介しましょう。 ※この記事には、『ホワット・イフ…?』シーズン1各話のネタバレがあります。未鑑賞の方はご注意ください。

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第1話:『もしも…キャプテン・カーターがファースト・アベンジャーだったら?』

第1話は『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)をベースに、ペギー・カーターが同作とは別の選択をした場合の物語が描かれます。 映画版では、スティーブが超人血清を投与されるときペギーは実験室から出ていましたが、『ホワット・イフ…?』では彼女は部屋に残ることを決断。 しかしそこに紛れ込んでいたヒドラのメンバーがテロを起こし、スティーブは血清投与前に撃たれてしまいます。 このままでは実験が失敗してしまうと考えたペギーは、彼の代わりに自分に超人血清を投与させました。彼女は超人兵士となりましたが、上官たちは彼女が女性だからという理由でその力を認めません。 しかしハワード・スタークは、ペギーのためにコスチュームとシールドを作成。さらに彼女がヒドラのゾラ博士から取り戻したテッセラクトを使って、負傷したスティーブにアーマースーツ「ヒドラ・ストンパー」を作ります。 スティーブの親友バッキーがドイツ軍の捕虜になっていると知った2人は、協力して彼を救出しました。 その後、レッドスカルがノルウェーにあるヒドラの秘密基地で独自の計画を進めていることが発覚。彼らは、列車に忍び込んで基地に潜入することにしますが……。

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第1話の小ネタ:約束の続き

レッドスカルが異次元から召喚した怪物と戦っていたとき、ペギーは自分もろとも怪物を押し戻そうとします。そんな彼女を見て、「ダンスの約束は?」と声をかけるスティーブ。ペギーは「次の土曜日に」と答えました。 これと同じ会話が、もとになった映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』の作中で交わされています。

第2話:『もしも…ティ・チャラがスター・ロードになったら?』

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)と『ブラックパンサー』(2018年)をもとにした第2話。 廃墟の星モラグで、スター・ロードはパワー・ストーンが入ったオーブを盗み出します。そこへクリーの兵士コラスが駆けつけ彼を制止しようとしますが、仮面を脱いだスター・ロードの正体はピーター・クイルではなくティ・チャラでした。 彼が率いるラベジャーズは、この世界では弱い人々を救う義賊として尊敬されています。 20年前、エゴの依頼でピーターを誘拐するため地球にやって来たヨンドゥ。しかし彼の部下たちは、間違ってティ・チャラをさらってきてしまったのです。 「外の世界を見たい」とティ・チャラはワカンダには戻らず、ヨンドゥとともに宇宙をさすらいながら成長しました。 そんな彼に、あるときネビュラがコレクターから「エンバーズ・オブ・ジェネシス」を盗み出す話を持ちかけます。「エンバーズ・オブ・ジェネシス」は古代の超新星の塵で、一握りでひとつの惑星の飢餓を救うことができるほどの力があります。 ヨンドゥから自分の故郷ワカンダは滅んだと聞かされ、恵まれない人々を救うことを生きがいとしてきたティ・チャラはその話に乗りました。 コレクターにパワー・ストーンを売り込み、その膨大なコレクションに忍び込んだティ・チャラ。そこで彼は、思いもよらないものを発見します。

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第2話の小ネタ:ラストまで見逃せない!

第2話ではラストシーンの後に、以下のような文章が現れます。 「我々の友であり ヒーローである チャドウィック・ボーズマンに捧げる(Dedicated to our friend, our inspiration, and our hero Chadwick Boseman.)」 これは、MCUでティ・チャラを演じたチャドウィック・ボーズマンが2020年に急逝したことを受けて弔意を示したもの。 彼は『ホワット・イフ…?』でも、ティ・チャラの声を担当しました。

第3話:『もしも…世界が最強のヒーローたちを失ったら?』

第3話は、『インクレディブル・ハルク』(2008年)、『アイアンマン2』(2010年)、『マイティ・ソー』(2011年)、『アベンジャーズ』(2012年)と、複数のMCU作品をもとにした内容になっています。 トニー・スタークをアベンジャーズにスカウトするため、彼に会いに行ったニック・フューリーとナターシャ・ロマノフ。 『アイアンマン2』とほぼ同じ会話がくり広げられた後、ナターシャがトニーに二酸化リチウムを注射したところ、彼は死んでしまいました。 翌日、『マイティ・ソー』と同様に、地球に落ちてきたムジョルニアを回収しに来たソーは、ホークアイことクリント・バートンに矢で射られて命を落とします。バートンは無実を主張しますが独房に入れられ、その中でいつの間にか変死していました。 アベンジャー候補が狙われていることに気づいたニック・フューリーは、次の標的はブルース・バナーだとナターシャに告げます。 彼女は細胞学者のベティ・ロス博士のもとを訪れ、トニーに使った注射器を分析してもらうことに。すると中に入っていた薬品に異常はなく、注射器にナノテクの痕跡が見つかります。 ベティがブルースを匿っていることに気づいたナターシャ。そこへベティの父サディアス・ロス将軍が、軍隊を引き連れてやって来ます。彼女はブルースがハルクに変身するのを止めようとしますが、彼は謎の銃弾に撃たれて変身したうえに、そのまま爆発して死んでしまいました。 そのころニューメキシコには、ソーの復讐のためにロキがやって来ます。彼の力を見せつけられたニック・フューリーは、ソーを殺害した真犯人を探すため、ロキと協力することにしますが……。

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第3話の小ネタ:あのピザ屋が……

第3話でナターシャがブルースはベティに匿われていると確信するシーンには、『インクレディブル・ハルク』で登場したある小道具が使われています。 同作でブルース・バナーは研究所に忍び込むため、ピザ屋「スタンリーの店」の配達員に変装していました。 『ホワット・イフ…?』では、そのユニフォームをナターシャが発見したことで、ブルースがベティの研究室にいることを察知します。

第4話:『もしも…ドクター・ストレンジが手の代わりに恋人を失ったら?』

2016年公開の『ドクター・ストレンジ』をベースにした第4話。天才外科医スティーブン・ストレンジは、映画と同様にパーティに向かう途中で交通事故に遭います。 しかし『ホワット・イフ…?』のこの事故で彼が失ったのは、両手の機能ではなく恋人のクリスティーンでした。 失意のどん底にいた彼は、映画と同じくカーマタージにたどり着き魔術を習得。そしてタイムストーンを手に入れて過去に戻り、クリスティーンを取り戻そうとします。 しかし何度やっても、どれだけ危険を避けても、最終的にクリスティーンは命を落とす結果に。 エンシェント・ワンはクリスティーンの死は時間軸のなかで変えられない「絶対点」なのだと説明しますが、ストレンジは聞く耳を持ちません。 クリスティーンを救えないのは自分の魔力が不足しているためだと考えたストレンジは、次々と異次元から魔物を召喚し、その力を吸い取っていきます。彼は強い魔力を手に入れると同時に、次第に闇へと落ちていきました。

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第4話の小ネタ:映画では使用されなかった魔術が……

『ホワット・イフ…?』第4話のストレンジやエンシェント・ワンは、映画では使用しなかった魔術を使っています。 例えばストレンジは、映画ではタイムストーンを使ってかじったりんごをもとに戻すなど、「物」の時間を操ることしかしていませんでした。 しかし本作では、自分自身が過去にタイムスリップしていました。 またエンシェント・ワンは1つの宇宙のなかで時間軸を分離して、2人のストレンジに別の道を歩ませたりと、それ自体かなり危険では?と思われるような魔術も使っています。

第5話:『もしも…ゾンビが出たら?』

MCU映画ではなく、コミック『マーベル・ゾンビーズ』がもとになっている第5話。物語は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018年)の序盤と同じ展開からはじまります。 アスガルドの民を乗せた宇宙船がサノスに襲われ、地球に飛ばされたブルース・バナー。彼はドクター・ストレンジの住むサンクタム・サンクトラムに墜落しますが、そこはすでにもぬけの殻でした。 彼が外に出ると、そこにはサノスの部下ブラック・オーダーが待ち構えていましたが、すぐにアイアンマンたちが登場し、彼らを倒します。 ブルースが安心したのも束の間、彼らはゾンビになっておりブルースに襲いかかってきました。 そこに駆けつけたのはワスプとスパイダーマン、そしてドクター・ストレンジのマント。彼らに助けられたブルースは、2週間前にハンク・ピムが助け出したジャネット・ヴァン・ダインが、量子の世界でゾンビ化していたことを知らされます。 その後ゾンビウイルスはアメリカ北西部で急激に広がり、駆けつけたアベンジャーズもウイルスに感染してしまいました。 ゾンビとなった最強のヒーローたちを止める術はなく、世界はゾンビ・アポカリプスに陥ってしまったのです。 バッキー・バーンズ、オコエ、シャロン・カーター、ハッピー・ホーガンら、ほかの生存者と合流したブルースは、ゾンビウイルスの治療法が発見された可能性があるというニュージャージーのリーハイ基地に向かいますが……。

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第5話の小ネタ:ピーターのVlogでご案内

第5話でブルースを助け出したピーターは、彼にゾンビから逃げ生き延びる方法をVlogでレクチャーしました。 ピーターのVlogといえば『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年)の冒頭で、トニー・スタークに招集され『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)の戦いに参戦したときの様子を、大はしゃぎで動画に収めていたシーンが思い出されます。

第6話:『もしも…キルモンガーがトニー・スタークを救ったら?』

『アイアンマン』(2008年)と『ブラックパンサー』(2018年)をベースにした第6話。『アイアンマン』と同じく仕事でアフガニスタンを訪れたトニー・スタークは、護衛部隊とともに車で移動中にテロ組織の襲撃を受けます。 しかしこの世界では、そんなトニー・スタークをキルモンガーことエリック・スティーブンスが救出。トニーは自社製品で被弾することもなく、兵器製造にも疑問を持たないまま話が進んでいきます。 帰国したトニーは、キルモンガーをスターク・インダストリーズの保安責任者に任命。その記者会見でキルモンガーは、今回の襲撃の黒幕がCOOのオバディア・ステインであることを暴露しました。 すっかり彼を信用したトニーは、ステインをクビにして彼をCOOに就任させます。 トニーの「基地」に招かれたキルモンガーはMITで研究していたドローン「リベレーター」について話します。興味を持ったトニーは、2人でこの新たな兵器を開発することにしました。 キルモンガーは動力源としてヴィブラニウムを使うことを提案し、トニーは闇市場でユリシーズ・クロウから大量に買い付けられるよう手配します。 トニーに命じられたローズが取引場所に行くと、そこにティ・チャラ(ブラックパンサー)が現れ襲撃されてしまいました。実はクロウはこの取引をワカンダに知らせており、彼にそうするよう命じたのはキルモンガーでした。 彼はローズとティ・チャラを殺し、相打ちになったように見せかけます。しかしその様子はジャーヴィスによって録画されており、トニーに彼の行動がバレてしまいました。そんなトニーもキルモンガーに殺されてしまい、彼がワカンダ人に殺されたように偽装。 その後キルモンガーは、ユリシーズ・クロウの死体を手土産にワカンダを訪れ、ティ・チャカ王の信頼を得ます。

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第6話の小ネタ:あの伝説的西部劇の主人公が?

すっかりキルモンガーを気に入ったトニーは、一緒に飲んでいる時に「(自分たちは)ブッチとサンダンスだ」と言います。これは1969年公開の西部劇『明日に向かって撃て!』の主人公たちの名前。 実在の銀行強盗の逃亡劇を題材にした同作は、アメリカン・ニューシネマの代表作として高い評価を受けています。 その後トニーは「君がブッチ、僕がサンダンス」と言っていますが、ブッチは強盗団のリーダーで、サンダンスは射撃の名手です。トニーとキルモンガーの役割とは反対のように思えますね。

第7話:『もしも…ソーがひとりっ子だったら?』

『マイティ・ソー』(2011年)の冒頭と同じく、ジェーン・フォスター博士とダーシー・ルイスがオーロラを観測しているシーンからはじまる第7話。 映画ではソーの父オーディンが、氷の巨人の王レウフェイの子どもであるロキを養子に迎えます。しかし本作では、そのまま連れて帰らずレウフェイに返すことに。 こうしてソーがひとりっ子として成長した場合の世界が描かれました。 父が「オーディンの眠り」につき、母も夏至祝いに出かけ、ソーは次の王になるために9つの世界について勉強することになります。しかし彼は、監視役のヘイムダルの目が届かない辺境の地、ミッドガルド=地球でパーティをすることに。 4人の仲間とともにラスベガスに乗り込んだソーは、早速パーティを開始。異星人の侵略が始まったと思いラスベガスに駆けつけたジェーンやダーシーも、いつの間にかパーティに参加していました。 翌日、そんな2人をS.H.I.E.L.D.のマリア・ヒルが迎えに来ます。 彼女の話によれば、前日にラスベガスに駆けつけたニック・フューリーが、パーティの大騒ぎに巻き込まれて意識不明になっているとのこと。そうしているうちにもソーのパーティは全世界に広がり、宇宙人が大挙して押し寄せてきます。 事態を重く見たヒルは、キャプテン・マーベルを呼び寄せてソーを倒してもらうことにしました。

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第7話の小ネタ:パーティーに参加していた宇宙人の中には?

ソーのパーティには、これまでMCUに登場したさまざまな宇宙人が参加していました。「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」シリーズのドラックスやロケット、ネビュラ、ヨンドゥなどが登場。 そのほかにも『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)に登場したグランドマスターがDJを務めたりしていました。 また氷の巨人として育ったロキは、ソーとは「兄弟同然」らしく、仲の良い姿が見られます。

第8話:『もしも…ウルトロンが勝ったら?』

第8話は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)をもとにしています。 もしウルトロンがヴィジョン誕生前に、マインド・ストーンとヴィブラニウムの体を手に入れていたら?といったストーリーです。 映画版でもウルトロンは「地球の平和のためには人類が害悪だ」と考え、人類滅亡を企んでいました。映画ではJ.A.R.V.I.S.に阻止されましたが、本作でのウルトロンは核ミサイルの発射コードを手に入れ、世界中に核ミサイルが降り注ぎます。 そこに現れたのは、マインド・ストーン以外の5つのインフィニティ・ストーンを持ったサノス。彼はウルトロンからマインド・ストーンを奪おうとしますが、返り討ちにあいウルトロンがすべてのインフィニティ・ストーンを手にします。 キャプテン・マーベルは惑星ザンダーでウルトロンと対決しますが、逆に惑星もろとも吹き飛ばされてしまいました。 そんな中、ウルトロンは次元を超えてウォッチャーを発見します。彼がいたのは、あらゆるユニバースにつながる空間でした。 そこで自分の世界以外にも混沌に満ちたユニバースがあると知ったウルトロンは、すべてのユニバースを平和にするため次々と破壊していきます。 生き残ったのはブラック・ウィドウとホークアイのみ。ウルトロンを倒すヒントを求めて、2人はKGBの保管庫にやって来ます。そこにはウルトロンが侵入できないデータ、つまり膨大な数の紙の資料が収められていました。 ウォッチャーはそこにあるアーニム・ゾラ博士の資料がヒントになることを知りながらも、「介入しない」という誓いのため、2人に教えることはできません。 しかしやがてブラック・ウィドウがゾラの資料を発見。プログラムが眠るシベリアのヒドラ基地へ向かいます。 ゾラの意識のコピーを見つけたブラック・ウィドウとホークアイ。彼らはそれをウルトロンにアップロードすることで、ウルトロンを内部から破壊しようとします。

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第8話の小ネタ:ホーク・アイのケガ(150)

『ホワット・イフ…?』第8話のホークアイは、映画シリーズのバッキーのような機械の腕を着けています。 映画の『エイジ・オブ・ウルトロン』では彼は腹部に怪我を負い、ヘレン・チョ博士の人工細胞による手当で回復していました。 第8話がすでにアベンジャーズがウルトロンに敗北した後からはじまることを考えると、彼はアベンジャーズとともにウルトロンと戦った際に、腹部ではなく腕を切り落とされたのかもしれません。

第9話:『もしも…ウォッチャーが誓いを破ったら?』

シーズン1最終回である第9話は、第8話からのつづきです。 すべてのユニバースを破壊し尽くそうとするウルトロンを止めるため、ウォッチャーが頼ったのは第4話に登場した闇落ちドクター・ストレンジでした。 これまでのストーリーのなかで、彼だけがウォッチャーの存在に気づき、意思疎通できていたからです。 2人はこれまでのエピソードで語られた別々のユニバースから、ウルトロンを倒すためにヒーローたちを呼び寄せます。 キャプテン・カーター、スター・ロードのティ・チャラ、パーティ・ソー、キルモンガー、ガモーラ、そしてストレンジの6人は「ガーディアンズ・オブ・マルチバース」を結成。無人のユニバースでウルトロンを迎え撃つことにします。 しかし準備が整う前にソーの雷でウルトロンに見つかってしまい、戦いがスタート。連携プレーでティ・チャラがマインド・ストーンを奪うことに成功し、ガモーラはウルトロンがもといたユニバースでストーンを破壊しようとします。 するとそこに突然ブラック・ウィドウが現れ、マインド・ストーンを奪います。自分が最後の生き残りだと思っていた彼女に、キャプテン・カーターが自分たちはウルトロンを倒すために他のユニバースから集まったと説明しました。 マインド・ストーンを取り戻しにやって来たウルトロンに、キャプテン・カーターとブラック・ウィドウは協力してゾラの意識をアップロードすることに成功。ウルトロンのプログラムは消去されます。 ウルトロンから6つのインフィニティ・ストーンを奪ったキルモンガーは、自分たちのユニバースを元通りにしようと提案します。 しかしウルトロンの体を手に入れたゾラもインフィニティ・ストーンを狙い、奪い合いがはじってしまいました。 ドクター・ストレンジは2人を小さなユニバースに閉じ込め、ウォッチャーの代わりに見張る役目を引き受けます。そしてヒーローたちはそれぞれ自分たちのユニバースに帰っていきました。

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第9話の小ネタ:あの作品のオープニング?

第9話の冒頭は、キャプテン・カーターとブラック・ウィドウがジョルジュ・パトロックに占拠されたS.H.I.E.L.D.の船に乗り込むところから始まります。 これはキャプテン・アメリカとキャプテン・カーターを置き換えただけで、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)のオープニングと全く同じ。 また、ソーは「ガーディアンズ・オブ・マルチバース」の面々と合流した直後に酒を飲みたがり、そんな彼にドクター・ストレンジが魔術でビールを出しました。ストレンジは『マイティ・ソー バトルロイヤル』でも彼に魔術でビールを出しています。 第9話は特に、ここには書ききれないほどの小ネタやオマージュシーンがあり、それを見つけるのも楽しいのではないでしょうか。

『ホワット・イフ…?』は今後もシーズン2が配信される!これまでを振り返って備えよう

序盤は1つ1つ関連のない話に見えていた『ホワット・イフ…?』シーズ1は、途中に伏線を交えつつラスト2話でマルチバースの可能性を最大限に生かしたストーリーを展開しました。 2022年にはシーズン2の配信も決定している本シリーズ。ストーリーの面白さはもちろん、これまでのMCU作品との共通点や違い、小ネタやオマージュを見つけるのも、ファンにとっては最高の楽しみになるのではないでしょうか。 これまでのMCUを振り返れば、『ホワット・イフ…?』がより面白くなること間違いなしです!