2021年7月29日更新

『鬼滅の刃』愈史郎(ゆしろう)は珠世によって生まれた特殊な鬼!血鬼術が超万能

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愈史郎

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『鬼滅の刃』愈史郎(ゆしろう)を徹底解説!珠世のことになると暴走する!?【ネタバレ注意】

年齢35歳
誕生日不明
身長165cmくらい
体重不明

珠世(たまよ)の手によって鬼になった唯一の人物・愈史郎(ゆしろう)。常に彼女と行動を共にし、鬼でありながら人間を食らうことなく生活しています。髪は短くミントグリーンと黒のツートーンカラー。紫がかった瞳を持ち、書生風の服を身にまとっています。 少年のような見た目をした愈史郎ですが、その実年齢は35歳であることがファンブックにて判明しました。 普段は非常にクールで冷静沈着。しかし、珠世のことになるとなりふり構ってられないようで、癇癪を起こしたり、珠世以外に対しては屁理屈を並べ暴言を吐くこともしばしば……実際の年齢を考えるとかなり大人気ないといえるでしょう。 無惨の手下に襲撃された際は、炭治郎禰豆子を囮にして逃げようと珠世に提案し、ドン引きされたシーンがありましたね。そんな彼女を見てすぐさま冗談だと訂正しています。 ※この記事では『鬼滅の刃』のネタバレに触れています。注意して読み進めてください。

珠世が関係!愈史郎が鬼になった超特殊な経緯とは?

まだ人として生きていた時のこと。病に侵され、死期が迫っていた愈史郎のもとに珠世が現れます。 彼女は医者として余命幾ばくもない人間にとある治療を行っていました。その治療とは、人間を鬼に変異させることで命を繋ぎ止めるというもの。人でなくなっても生き永らえたいかと問われた愈史郎は人外として生き延びる道を選ぶのでした。 珠世の手で鬼になったため鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の呪いは外れており、生きてゆくのに人を喰らう必要もありません。 通常、人を鬼に変えることができるのは鬼の頭領である無惨だけなのですが、珠世は持ち前の医術で愈史郎を鬼化させることに成功しています。ただし、今までに鬼に出来たのは200年かけて愈史郎ただ1人のみのようです。 珠世に対して並々ならぬ感情を抱いているのは、きっと彼女に命を助けられたからなのでしょう。

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愈史郎は珠世信者!?驚きの日課が明らかに

まさに珠世にゾッコンな愈史郎。彼女に仇なす者は全て敵とみなし、無礼を働こうともなれば愈史郎からの鉄槌が下ります。炭治郎が思わず珠世の年齢を尋ねた際には見事な右ストレートで彼を殴り飛ばしていました。 2人で過ごす時を邪魔されるのを1番に嫌い、会話中であってもそれが彼等に関わらないことであれば常に心の中で珠世のことを考えています。また、アニメ版のミニコーナーでは「珠世様観察日記」なるものを毎日かかさずつけていることが判明。 1日あたり約7〜10ページほど書いているようで、なんと分単位で珠世の行動が記されているとのこと。ここまでくると恐怖を抱かずにはいられませんね。

カバー下のキスシーンが話題に

原作漫画21巻の表紙には愈史郎が珠世の手を握るイラストがあり、とてもお似合いです。そのカバーの下では、何と彼が彼女の頭にキスをしています。 カバー下のキスシーンはファンの間で話題となり、珠世を心から大切に思う愈史郎の気持ちが痛い程伝わります。普段あまり感情を表に出さないからこそ、このイラストに彼の魅力が凝縮されているのではないでしょうか。

炭治郎との大喧嘩、発端がくだらなすぎる!?

愈史郎と炭治郎の争いは原作第15話にて勃発。無惨に遭遇した炭治郎たちを助けた珠世と愈史郎は、彼らを自身の館に招こうとします。館は血鬼術によって姿が隠され常人では辿り着くことが出来ないため、愈史郎は炭治郎と禰豆子を迎えに行くのでした。 しかし、ここで事件は起こります。愈史郎は初めて会った禰豆子を一目見るなり、「鬼じゃないか。しかも醜女(しこめ)だ」と発言。一瞬誰が何を言われたのか理解出来なかった炭治郎は、妹が醜いと評価されたことに気づきすぐさま反論します。 「醜女なはずないだろう!街でも評判の美人だったぞ!」炭治郎も弟妹を愛する6人家族の長男。妹を醜女呼ばわりされて引き下がるはずがありません。「もう少しちゃんと見てくれ!あっちの明るい方とかで!」必死の形相で意義を申し立てるのでした。 その後も、愈史郎と炭治郎の衝突は続きます。まさかの実年齢35歳と15歳のあまりにもくだらない大喧嘩。醜いのはどっちだよ……と思わずツッコミたくなるようなワンシーンでした。

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目眩しに視覚共有!愈史郎の血鬼術がすごい

愈史郎(ゆしろう)の血鬼術は視覚を操るもの。この能力は汎用性が高く、珠世とともに身を隠している館もこの血鬼術によって外からは不可視となっています。本人いわく、建物だけでなく人の気配やその匂いも隠せるとのこと。 特に優れているのが、愈史郎は自分だけでなく、目の文様が描かれた呪符を貼り付けることで他人にもその血鬼術の能力を貸与出来ることです。 姿が隠せるのはもちろん、常人には見えない力場を認識させたり、無惨との総力戦では産屋敷輝利哉(うぶやしききりや)とその鴉たちに札を貼り付け、彼等の視覚を共有させていました。 これだけ有用性があれば、当然デメリットも存在します。存在自体が消せる訳ではないので、攻撃が当たれば怪我をし、札が切れれば術の効果も消えてしまいます。また、愈史郎の血鬼術の恩恵を受ける人間が増えるほど、その分痕跡も残り見つかってしまいやすくなるそうです。 しかしながら、デメリットを考慮しても彼の能力は非常に万能であるといえるでしょう。珠世たちが無惨の目から逃れ続けられたのもこの能力が大きく貢献したこと間違いなしです。

無限城をあばく大活躍!珠代の恨みを晴らすため形成逆転に大貢献

珠世は自分を犠牲に……

無限城編では珠世の命を受け、鬼殺隊に成り済まし別行動を取っていました。愈史郎が自身の術で鬼殺隊に力を貸す一方で、珠世は鬼を人間に戻す薬を無惨に投与したものの、その薬を分解し異形の姿となった彼に殺されてしまいます。 血鬼術によって珠世の死を察知した愈史郎は、立ち上がれない程のショックを受けることに。その時の彼の顔はまさに鬼の形相と呼べるものでした。

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鳴女を倒し因縁を晴らす

その後、愈史郎は無限城を操作している鳴女(なきめ)と対敵した伊黒(いぐろ)・甘露寺(かんろじ)のもとに向かいます。柱が囮になっている隙に鳴女の体を乗っ取り、彼女と視界を共有していた無惨に2人が死んだ光景を見せ伊黒と甘露寺を無惨のもとへ行かせるのでした。 死んだと思ったはずの柱たちが現れたことに無惨は激怒。鳴女に怒鳴りかける彼に愈史郎は「俺から珠世様を奪ったことを後悔して跪け!地上へ叩き出してやる!」と言い放ちます。直後、鬼殺隊の妨害もあってか鳴女の主導権を完全に奪い取った愈史郎は無限城を操作し、無惨を地上へと排出したのでした。 首の弱点を克服している無惨。彼を倒すには、その姿を日光が当る外に出させる他ありませんでした。鳴女を介し能力のせめぎ合いになった愈史郎でしたが、最後は無事、無限城をあばき出すことに成功します。無念の内に死んだ珠世の恨みを必死に晴らそうとした結果だったのでしょうね。

愈史郎のその後【現代編】

最終回では鬼のまま生き永らえた愈史郎が画家として生計を立てており、大好きな珠世の絵だけを800枚以上も描き続けています。その絵画はいずれも写真と見紛う程の綺麗なものばかりでした。 しかも、愈史郎はインタビューで記者に対して猟銃をぶっ放して威嚇したとも言っています。同級生には凶暴だと言われていましたが、誰だって大切な人を守りたいという思いはあるでしょう。 昔と比べると、彼は珠世への愛を躊躇いもなく話したり作品にしたりしています。そのため、愛情表現がより直球になった、別の言い方をすれば「丸くなった」といえるのではないでしょうか。 たとえ時が流れてもずっと1人の女性だけを思い続けられる愈史郎の一途な愛は現代でもしっかり貫かれていました。

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アニメ版『鬼滅の刃』で愈史郎を演じる声優は山下大輝(やましただいき)

アニメ版『鬼滅の刃』で愈史郎を演じるのはアーツビジョン所属の山下大輝(やましただいき)。ハイトーンでティーンズを想起させる声が特徴的な彼は、まさに少年のような外見をしている愈史郎にぴったりです。 代表作は『僕のヒーローアカデミア』の緑谷出久(みどりやいずく)や『あんさんぶるスターズ!』の朔間凛月(さくまりつ)など。もともとミュージカル俳優を目指していただけあって、キャラクターソングの歌い分けに定評があります。 『弱虫ペダル』の小野田坂道(おのださかみち)役で知名度を上げた彼は、2014年には第8回声優アワード新人男優賞を受賞。2016年にはアニメとして放送されたジャンプ作品3作で主役を演じた実力の持ち主です。

愈史郎は300年後も珠世一筋!活躍を振り返ろう

愈史郎は表面上冷たく厳しい、正に「鬼」のような人物像ですが、その心はとても美しく純粋です。珠世という初恋の女性を思い続ける一途さは彼の人間的な魅力に繋がっています。 また、炭治郎とくだらない大喧嘩をするお茶目さだったり、鬼としての強さも兼ね備えていたりと、見所はたくさんあります。愈史郎の魅力は尽きることがありません。