2020年4月15日更新

おすすめ週刊少年マガジン漫画・入門編!愛され続ける長寿作品が多数

マガジン漫画 サムネイル

「週刊少年マガジン」は最も古い少年漫画誌の1つとして、業界を牽引してきました。本誌の作品は、アニメ化のみならず、テレビドラマ化作品も多くあります。今回は、そんなマガジン作品について紹介!これだけは読んでいてほしい、入門編です。

目次

週刊少年マガジン、これだけは読んでおきたい名作漫画を一挙紹介!

「週刊少年マガジン」は、日本で最も古い少年漫画雑誌の1つ。1959年の創刊以来、多くの漫画家が本誌の誌面を飾ってきました。発行部数は「週刊少年ジャンプ」についで第2位の座をキープし続けています。 歴史あるマガジンは、時代によって掲載作品の方向性を変えてきました。その変革は、劇画路線やスポ根・ヤンキーものメインの時代、ラブコメ・萌え路線への転換など様々。試行錯誤を繰り返し、バラエティ豊富な作品を世に出しながら、ここまでやってきました。 また、マガジンは過去作品とストーリーの繋がった作品を掲載することでも有名です。本誌で打ち切っても、兄弟誌に移籍させた後に再び本誌に戻すなど、連続性が生まれやすくなっています。他誌で活躍してきた人気作家の積極採用もあるでしょう。 ここからは、近年のマガジン誌を彩る人気作品を、カテゴリ別に紹介していきます。

ジャンプ漫画・入門編はこちら

マガジン往年の名作といえば?過去の有名漫画を紹介

マガジン誌には、これまで多くの漫画家が作品を連載させてきました。その中には、漫画界における巨星と呼ばれる漫画家たちも名を連ねています。「漫画の神様」手塚治虫や赤塚不二夫といった、いわゆる「トキワ荘」組などが有名です。 過去の連載作品を見ても、今でもよく知られているものが多くあります。スポーツ作品でいけば、梶原一騎原作の『巨人の星』や、ちばてつやの『あしたのジョー』など。永井豪の『デビルマン』や水木しげるの『ゲゲゲの鬼太郎』、赤塚不二夫の『天才バカボン』もマガジンで連載されていました。これだけ見ても、ビッグネームの作品ばかりです。 2020年現在連載中の作品や、これから紹介する作品もまた、後世に語り継がれるものとなっていくのでしょう。

【ドラマチック】

『ランウェイで笑って』

『ランウェイで笑って』は、猪ノ谷言葉(いのやことば)による漫画作品。作者の漫画家デビュー作で、2020年4月現在も連載が続いています。2020年1月には、アニメ化を果たしました。 パリコレモデルを目指す藤戸千雪には、身長が低いという決定的な弱点がありました。彼女は同級生の津村育人(いくと)と出会い、自分の服を作ってほしいと頼みます。彼の服を着て自信を取り戻した彼女は、あらためてパリコレを目指すように。そして彼は、諦めかけていたデザイナーの道を歩み始めるのでした。 白黒の漫画で、服の生地の質感や色をどう表現するかに力が注がれています。

『エデンの檻』

『エデンの檻(おり)』は、山田恵庸(よしのぶ)の漫画作品。2008年から2013年までの間、連載されていました。SFサバイバルサスペンスホラーと、多彩な面白さを持つ作品です。 修学旅行から帰る途中、仙石アキラたちを乗せた飛行機が墜落。墜落した島にはなぜか絶滅生物が生きており、彼らは動物たちに襲われます。彼や学校の連中は無事だったものの、他の脅威や一部連中の暴走によって、島は理性無き無法地帯に。そんな中、アキラは徐々に集団のリーダーとなっていきます。 極限状態の人間を描いているため、エログロ描写にご注意ください。

『金田一少年の事件簿』

『金田一少年の事件簿』は、原作の天樹征丸(あまぎせいまる)ら3名によって描かれた漫画作品。1992年から2017年まで連載された、マガジン第2次黄金期を支えた作品の1つです。テレビドラマ化やアニメ化もされました。 金田一一(きんだいちはじめ)は、あの名探偵「金田一耕助」の孫にあたる高校生。事件となれば、祖父譲りの推理力で一気に事件を解決に導いていきます。彼が幼なじみの七瀬美雪や剣持警部たちと共に、難事件に挑んでいくストーリー。 推理や心理描写が多いため、背景が黒ベタのコマや吹き出しを変えるなどして演出しています。

『ゴッドハンド輝』

『ゴッドハンド輝』は、山本航暉(かずき)が連載していた漫画作品。2000年代に連載され、マガジンの第2次黄金期を作り上げてきました。本作を原作としたテレビドラマも、2009年に放送されています。 名医の多い安田記念病院は、「ヴァルハラ」という名で呼ばれていました。そこに赴任してきた新人外科医の真東輝(まひがしてる)は、「ゴッドハンド」と呼ばれた伝説の医師の息子。彼はこの病院でライバルたちと共に、父のようなゴッドハンドを目指します。 日常起こる症状や対処法を解説するなど、医療知識に触れられるのが特徴的。

『サイコメトラーEIJI』

『サイコメトラーEIJI』は、原作・安藤夕馬と作画・朝基まさしによる漫画作品。1990年代後半に連載され、同時期にテレビドラマも放送されました。なお、原作者が『金田一少年の事件簿』と同一人物で、本作では別名義を名乗っています。 物や人に触れることで、過去の記憶の断片を読み取る能力、「サイコメトリー」。明日真映児(あすまえいじ)は不良ながら、この能力を持っていました。彼は女性刑事の志摩亮子に協力する形で、怪事件を次々と解決していきます。 ヤンキー漫画の要素があるため、キャラはどこか懐かしい“マガジンのヤンキー”風です。

『将太の寿司』

『将太の寿司』は、寺沢大介の漫画作品。1990年代のマガジンを代表する作品の1つで、本誌を代表する料理漫画の1つでもあります。 名店・鳳寿司で働く関口将太は、日本一の寿司職人となる目標を掲げていました。そのために彼は、「寿司職人コンクール」に出場することに。創意工夫を凝らした寿司を武器に、強敵たちとの料理勝負に挑んでいくストーリーです。 本作は、かつて『ミスター味っ子』が用いた、料理の味をリアクションで伝える表現方法を活かしています。この手法は、料理漫画のスタンダードとなりつつあるものです。

『哲也-雀聖と呼ばれた男』

『哲也-雀聖(じゃんせい)と呼ばれた男』は、原作・さいふうめいと作画・星野泰視(やすし)が描く漫画作品。1997年から約5年間連載され、2000年にはテレビアニメが放送されています。少年誌ではあまり見られない、麻雀を中心としたギャンブル作品です。 太平洋戦争時、15歳の阿佐田哲也は、博打を教えてもらいます。やがて、戦後の貧しい時代を迎えた彼は、賭場へと足を運びました。彼はここからギャンブラーの才能を開花させ、「玄人(ばいにん)」として知れ渡っていきます。 闇の世界での勝負師の話だけに、登場人物は妙にぎらついた者ばかりです。

『BLOODY MONDAY』

『BLOODY MONDAY』は、原作・龍門諒(りゅうもんりょう)と作画・恵広史(めぐみこうじ)が連載していた漫画作品。3部構成の内容に合わせて、サブタイトルを付けながら連載してきました。なお、原作のseason1及び2はテレビドラマとしても放送されています。 平凡な高校生、高木藤丸にはもう1つの顔がありました。彼は正体不明の天才ハッカー、「ファルコン」だったのです。彼は、父親の所属する公安組織に協力しながら、テロリストたちに立ち向かっていきます。 頭脳戦がメインですが、しっかりとしたバトルアクションも見どころです。

【学園】

『A-BOUT!』

『A-BOUT!』は、市川マサの漫画作品。作者は、2009年の本作の連載をもって漫画家デビューを果たしています。マガジンにおいて年々あまり見られなくなっていた、ヤンキーものの作品です。 ワルたちが集まる光嶺高校(みつみねこうこう)に、1人の転校生がやってきます。転校生の朝桐真之輔は、この高校で不良として伝説を作るため、転校初日から大暴れ。学校中の強者たちと拳を交えながら、校内最強を目指す物語です。 不良たちとのケンカがメインですが、ギャグパートも豊富。バカをやる高校生たちの青春物語にもなっています。

『聲(こえ)の形』

『聲(こえ)の形』は、大今良時(おおいまよしとき)が連載していた作品。2016年に、劇場版アニメ作品が作られました。「マンガ大賞2015」など受賞歴も多く、評価の高い作品でもあります。 西宮硝子(にしみやしょうこ)は生まれつき耳が聴こえず、学校でいじめを受けていました。その中心人物だった石田将也は、転校した彼女の代わりにいじめられるようになり、これまでの彼女の優しさに気付きます。少しでも罪を償いたいと思っていた彼は、その後、偶然にも彼女の名前を見かけるのでした。 本誌ではこれまで見られなかった、重厚な社会派作品です。

『GTO』

『GTO』は、藤沢とおるによる漫画作品。90年代後半から2000年代初頭の黄金期に連載していた一作で、テレビドラマ化とアニメ化がなされました。本作は、作者の過去作品『湘南純愛組!』の続編でもあります。 かつて湘南最強の暴走族と言われた鬼塚英吉は、教師の道へ。非常勤講師として雇われた彼は、学校で最も荒れた「3年4組」の担任となりました。心に闇を抱えた生徒や理不尽な大人の事情に対し、彼は型破りの「体当たり」授業でぶつかっていきます。 不良要素やギャグもありつつ、現代の教育問題にも切り込んだ内容です。

『探偵学園Q』

『探偵学園Q』は、原作・天樹征丸と作画・さとうふみやの漫画作品。『金田一少年の事件簿』を手掛けたコンビの新しい作品となります。連載中のタイムリーな時期にアニメが放送されたほか、テレビドラマ化もしました。 伝説の名探偵が開いた探偵養成学校に入学した5人の少年少女たち。彼らは「Qクラス」の一員となり、探偵となるための試練を乗り越えていくことに。様々な事件を追う中で、彼らはより大きな犯罪の渦へと飲み込まれていきます。 内容は前作よりもコメディ要素が多め。各方面に能力特化したQクラスメンバーのチームプレイにも注目です。

『ハンマーセッション!』

『ハンマーセッション!』は、原作・八津弘幸と作画・棚橋もなしろを中心とした漫画作品。2006年の連載開始以来、シリーズや掲載誌を変えて2010年まで続いてきました。テレビドラマも放送されています。 高額所得者に対して詐欺を働く矢沢悠は、護送中に逃走。逃げた先の学校で偶然にも放火魔を取り押さえましたが、その犯人は明日ここに着任予定の男でした。学校は犯人の代わりに矢沢を、「蜂須賀悟郎(はちすかごろう)」として着任させることに。教師となった彼は、「ハンマーセッション」で生徒たちにぶつかっていきます。 ハイテンションでスピーディーな展開から目が離せません。

『ヤンキー君とメガネちゃん』

『ヤンキー君とメガネちゃん』は、吉河美希による漫画作品。『山田くんと7人の魔女』でも有名な作者の作品となります。テレビドラマは連載中の2010年に放送されました。 紋白高校1年A組にいる、ヤンキーの品川大地と、学級委員の足立花。彼はあるとき、彼女が元ヤンだったことを知り、秘密を隠すための奇妙な関係が出来上がりました。やがて、この2人を中心に仲間が集まり、彼らは生徒会として活躍していきます。 コメディに寄せた青春模様は痛快。主人公とヒロインの凸凹コンビの距離が近づくラブコメ要素も見逃せません。

【バトル/ファンタジー】

『七つの大罪』

『七つの大罪』は、鈴木央(なかば)の手によって描かれた漫画作品。2020年に連載を終えたばかりの作品で、アニメは2020年4月までに第5期まで放送されています。なお、作者は「4大少年漫画雑誌」のそれぞれで連載経験があるというベテラン。 7人の大罪人で結成された伝説の騎士団、「七つの大罪」。その団長だったメリオダスは、リオネス王国の王女エリザベスと出会います。過去の真実を知りたい彼と王国を救いたい彼女は、残り6人の大罪メンバーを探す旅に出るのでした。 ジャンプ作品に勝るとも劣らない、王道のバトルファンタジー。近年、マガジン本誌のバトルものをけん引してきた存在です。

『炎炎ノ消防隊』

『炎炎ノ消防隊』は大久保篤による漫画作品。『ソウルイーター』などをヒットさせてきた作者が、本誌で2020年現在も連載中の作品です。本作は2019年に7月にアニメ第1期が放送され、2020年7月から第2期が放送予定となっています。 「焔人(ほむら)ビト」と呼ばれる謎の人体発火現象の脅威にさらされる世界。森羅日下部(しんらくさかべ)は、焔ビトによる火事で母を失い、弟を何者かにさらわれてしまいました。現象の謎を解き明かすために奮闘する、特殊消防官たちの戦いの物語。 炎を操る異能力バトルは、これぞ少年漫画という熱い展開を見せてくれます。

『FAIRY TAIL』(フェアリーテイル)

『FAIRY TAIL』(フェアリーテイル)は、真島ヒロが描く漫画作品。2000年以降のマガジンにおける中心的存在ともいえる作者による作品です。アニメは、2009年から全3期で10年間放送されてきました。 魔法が存在する世界、世界各地にはいくつもの魔導士ギルドがありました。少女ルーシィは、最強ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」の魔導士ナツと出会います。彼との出会いによって「妖精の尻尾」に所属することとなった彼女は、彼らと共に様々な依頼を受けることに。 多くの登場人物と共に繰り広げられる、スケールの大きな魔法戦が最大の見どころです。

『RAVE』(レイヴ)

『RAVE』は、先の項目でも紹介した真島ヒロの漫画作品。『FAIRY TAIL』の前に連載していた作品であり、作者の初連載作品でもあります。2001年から1年間、テレビアニメも放送されてきました。 光の聖石「レイヴ」と闇の魔石「ダークブリング」の戦争から50年後。少年ハルはレイヴの使い手である老人シバと出会い、彼から二代目レイヴマスターの座を譲り受けます。こうしてレイヴマスターとなった彼は、世界を知るために冒険の旅へと出るのでした。 本作は、マガジンにファンタジー作品という新しい風を呼んだパイオニアです。

『神さまの言うとおり』(弐から本誌で連載)

『神さまの言うとおり』は、原作・金城宗幸と作画・藤村緋二(あけじ)の両名による漫画作品。もともと「別冊少年マガジン」で連載していましたが、「弐」へと話が変わるタイミングで本誌に移りました。ここでは、『神さまの言うとおり弐』について紹介します。 前作では、全世界で高校生たちが命がけのデスゲームに巻き込まれ、主人公は消息不明に。前作の主人公とは別の高校生、明石靖人(やすと)と青山仙一はささいなことでケンカし、靖人は学校を欠席。しかしその後、仙一は教室に閉じ込められ、命がけの試練を受けることになってしまいます。一方の靖人もまた、別の試練に巻き込まれて――。 単純明快な遊びを生死を賭けた試練とした設定は、予想以上にスリリングです。

『SAMURAI DEEPER KYO』

『SAMURAI DEEPER KYO』は、上条明峰(あきみね)が連載していた漫画作品。作者の漫画家デビュー作であり、第2次黄金期に連載されていた作品の1つ。連載中の2002年には、アニメが放送されました。 鬼眼の狂は、関ケ原の戦いで千人斬りの鬼と呼ばれた侍で、金百万両の賞金首。現在の彼は、壬生(みぶ)京四郎という剣士によって倒され、魂を京四郎の体に閉じ込められた状態でした。(京四郎の身体を借りた)狂は、京四郎との再戦のため、もとの身体を取り戻す旅に出ます。 剣術ものながら、現代的要素盛りだくさんのハイブリッドな作品です。

『ツバサ-RESERvoir CHRoNiCLE-』

『ツバサ-RESERvoir CHRoNiCLE-』は、CLAMP(クランプ)の漫画作品。「なかよし」や「ヤングマガジン」で連載してきた作者の、はじめての「週刊少年マガジン」連載作品。同作者のほか作品とリンクする部分が多々あり、シリーズ全体で物語を楽しむことができます。 陰謀によって、サクラの記憶は異世界へと飛び散ってしまいます。彼女の記憶を取り戻すため、幼なじみの小狼(しゃおらん)は次元の魔女のもとへ。彼はそこで同じく次元を渡る者たちと出会い、共に異世界をめぐる旅に出るのでした。 過去作品の名前のキャラが出てくるなど、従来の作者のファンも楽しめます。

『魔法先生ネギま!』

『魔法先生ネギま!』は、赤松健による漫画作品。前作の『ラブひな』で人気となった作者の代表作で、2000年代のマガジン萌え作品の先駆けです。2005年1月から6月までは、テレビアニメが放送されていました。 10歳のネギ・スプリングフィールドは、魔法学校を首席卒業した天才少年。父親を探すためにも「立派な魔法使い」を目指す彼は、日本の学校で教師として赴任します。「真帆良(まほら)学園」へとやってきた彼は、生徒たちに振り回されながらも、修行に打ち込むのでした。 学園ラブコメと思いきや、作品後半のバトル中心の展開も熱いです。

【スポーツ】

『あひるの空』

『あひるの空』は日向武史が連載している漫画作品。マガジン王道のスポーツ作品ですが、2020年現在は休載中です。なお、アニメが2019年10月から4クールで放送予定となっています。 車谷空(くるまたにそら)は、身長149cmにもかかわらず、バスケ部への入部を希望。しかし、バスケ部は不良たちのたまり場と化しており、部活ができる状態ではありません。それでも諦めない彼は、徐々に不良たちの心を動かし、バスケ部はついに活動再開となるのでした。 バスケのみならず、登場人物の家庭事情や心の闇をも描く、繊細な作品でもあります。

『DAYS』

『DAYS』は、安田剛士(つよし)の漫画作品。2013年の連載開始以来、2020年現在まで絶賛連載中です。2016年には、テレビアニメが2クールで地上波放送されました。 小柄でいじめられっ子だった柄本(つかもと)つくしは、初心者ながら高校でサッカー部に入ることに。しかし、彼が入学した聖蹟(せいせき)高校は、サッカーの名門高校。彼は他の部員にバカにされながらも努力を重ね、部での立場と信頼を勝ち取っていきます。 華麗な美技と泥臭い練習の描写によって表現される、リアリティーのあるサッカー作品です。

『ダイヤのA』

『ダイヤのA』は、寺嶋裕二が描いた漫画作品。平成時代のマガジン野球作品の顔とも言うべき人気作品です。2020年4月現在は第2部「actⅡ」が連載されており、アニメも第1部が2期、第2部が1期放送されています。 中学時代に成績を残せなかった沢村栄純(えいじゅん)は、東京の名門、青道高校の目に留まります。そこで天才キャッチャー御幸(みゆき)一也と出会った彼は、青道への入学を決意。入学後、彼は自分と正反対の剛腕、降谷暁(ふるやさとる)とも出会います。 これまでの野球ものにはない美麗な作画と、これまで同様の泥臭さを併せ持った作品です。

『はじめの一歩』

『はじめの一歩』は、森川ジョージの漫画作品。1989年から30年以上も連載を続ける長寿作品で、コミックは2020年3月時点で127巻まで出ています。日本を代表するボクシング漫画の1つで、現役ボクサーのファンも多いです。 いじめられっ子の幕之内一歩は、プロボクサー鷹村守との出会いをきっかけに、ボクシングの道へ。やがて彼はプロボクサーとなり、国内外の強敵たちと拳を交えていきます。彼以外のライバルたちの活躍も丁寧に描かれた、ボクシングをテーマとした群像劇。 作者が「登場人物は全て主人公」と言うだけあり、一歩以外の試合も余すことなく描かれています。

『エリアの騎士』

『エリアの騎士』は、原作・伊賀大晃(「金田一」と同じ原作者)と月山可也(つきやまかや)が描いていた漫画作品。『DAYS』より前の2006年から連載していた、マガジンサッカー漫画の1つ。2012年に、計3クールでアニメが放送されました。 逢沢駆(あいざわかける)には、サッカーU-15日本代表の兄、傑(すぐる)がいました。兄は弟の素質を見抜いていましたが、15歳のときに事故死。助かった駆は、その体に兄の心臓が移植されたことを知り、再びサッカーを始めます。 トータルサッカー漫画として、女子サッカーにも焦点を当てている点が大きな特徴です。

『Over Drive』

『Over Drive』は、安田剛士の漫画作品。『DAYS』を手掛けた同作者のデビュー作で、本作で週刊少年マガジン新人漫画賞に入選しています。テレビアニメも作られており、連載中の2007年に放送されていました。 内気な少年、篠崎ミコトは、事故に遭って以来自転車に乗れなくなっていました。しかし、気になっていた深澤ゆきから「自転車部」の勧誘を受け、そのまま入部。彼は再び自転車に乗り、ロードレーサーとしての才能を開花させていくのでした。 レース中を描いた大ゴマの数々は、疾走感と熱気に満ちあふれています。

『シュート!』

『シュート!』は、大島司による漫画作品。作者を代表する人気作品で、サッカー漫画の多いマガジンの中では、90年代を支えた作品です。1993年には、原作を基にしたアニメ『蒼き伝説 シュート!』が放送されています。 掛川高校サッカー部は、創部1年目にして強豪藤田東高校を破るほどに強くなっていました。田仲俊彦(トシ)は、その中心人物である久保嘉晴に憧れた1人。才能を見出されたトシは、彼の死後、背負っていた10番を受け継いでチームをまとめていきます。 サッカーはもちろん、トシと幼なじみの一美との恋模様をはじめ、さわやかな面にも注目。

『ベイビーステップ』

『ベイビーステップ』は、勝木光が手掛ける漫画作品。テニスを題材とした作者の代表作で、2014年の第38回講談社漫画賞を少年部門で受賞しています。アニメは第2期までとなっており、それぞれ2014年と2015年に放送されました。 丸尾栄一郎は、成績優秀で几帳面な、平凡な高校生。あるとき、テニスクラブの無料体験に参加した彼は、隣のクラスの鷹崎奈津を見かけます。彼女がプロを目指していることを知った彼は、自身も本格的にテニスを始めるようになりました。 現実離れしたものもなく、頭を使って理論で戦う姿は、新しいテニス作品といえます。

【恋愛・ラブコメ】

『彼女、お借りします』

『彼女、お借りします』は、宮島礼吏(みやじまれいじ)による漫画作品。2017年から連載の、人気ラブコメ作品です。2020年7月からのアニメ作品として、放送が予定されています。 大学生の木ノ下和也は、1か月付き合っていた彼女、七海麻美(ななみまみ)と別れることに。立ち直れない彼は、寂しさを埋めるために「レンタル彼女」を申し込みます。やってきた水原千鶴は、彼にとって「理想の彼女」でしたが、彼女は同じ大学の後輩でもありました。 形だけの関係から少しずつ距離が近づいていく、ドタバタストーリーです。

『ドメスティックな彼女』

『ドメスティックな彼女』は、流石景(さすがけい)が連載している漫画作品。2014年から連載されている作品で、2019年1月より、アニメが放送されました。なお、成人向け描写も少なくない、ある意味少年誌らしからぬ作品です。 高校生の藤井夏生は、英語教師の橘陽菜に思いを寄せていました。だが、彼は無理やり参加させられた合コンで知り合った瑠衣と、一晩の関係を持ってしまいます。しかも父親の再婚相手には連れ子がおり、それがまさかの陽菜・瑠衣の姉妹だったのです。 本作はなかなかのドロドロ展開ですが、時折入るギャグは癒しとなります。

『五等分の花嫁』

『五等分の花嫁』は、春場ねぎの漫画作品。コミックの累計発行部数は1000万部を突破しています。2019年1月にアニメ第1期が放送され、2020年10月に第2期が放送予定です。 高校生の上杉風太郎は、家が多額の借金を抱えていました。彼は借金返済のため、富豪の家での家庭教師バイトに応募します。しかし、彼が高校卒業まで勉強を教える相手は、同じ学校で五つ子の問題児たちでした。 恋に対する姉妹間の葛藤や駆け引きなどが繊細に描かれ、読むたびに誰が選ばれるのかが楽しみになっていきます。

『涼風』(すずか)

『涼風』(すずか)は、瀬尾公治によって連載されていた漫画作品。これまで数多くの恋愛・ラブコメものを描いてきた作者の代表作の1つです。2005年、マガジンで連載中の頃にアニメが放送されています。 東京に上京してきた秋月大和は、祖母の営む銭湯の側の女性専用マンションの一室に住むことに。彼はそこで出会った高跳びの選手である朝比奈涼風に惹かれ、陸上部に入部。陸上をきっかけに、出会いと別れを繰り返す2人の物語です。 後に描かれる『風夏(ふうか)』は、本作と地続きの世界観なので、本作と併せて読むとより楽しめます。

『徒然(つれずれ)チルドレン』

『徒然(つれずれ)チルドレン』は、若林稔弥(としや)が描く漫画作品。1つのエピソードを10話ほどの4コマで描くスタイルをとった、4コマ漫画作品です。2017年7月から9月の間、アニメが放送されていました。 高校生の少年少女たちが織りなす様々な恋模様を、オムニバス形式で描いた作品。告白の返事を返せない者、距離が縮められない者、卑屈な非リア充からヤンデレまで。甘酸っぱい恋と青春に振り回される彼らのあり様を、淡々と描いています。 4コマ形式にして複数エピソードを描く手法は、これまでの恋愛ものにはなかった新しく読みやすいスタイルです。

『BOYS BE…』

『BOYS BE…』は、原作・イタバシマサヒロと作画・玉越博幸による漫画作品。1991年に始まって以来、話や誌面を変えながら2020年現在まで続く長寿シリーズ作品となっています。アニメは2000年に全13話放送されました。 奥手でヘタレな男子中高生を主人公とし、オムニバス形式で展開されるストーリー。彼らが気になる子に想いを寄せ、行ったり来たりを繰り返しながら結ばれる結末がほとんど。何が結末かはエピソードごとに異なり、ときには恋が成就しない話もありました。 下ネタやお色気も含め、青少年のリアルを描いた本作は、当時斬新な作風だったといえます。

『我妻(わがつま)さんは俺のヨメ』

『我妻(わがつま)さんは俺のヨメ』は、原作・蔵石ユウと作画・西木田景志が連載していた漫画作品。「マガジンSPECIAL」で連載が始まった後、2002年に本誌に移籍しました。SFやギャグとしても楽しめる作品です。 冴えない高校生の青島等はあるとき、10年後にタイムスリップできる能力があることに気が付きます。10年後の世界を見てみると、彼は学校一のアイドル、我妻亜衣と結婚していました。ここから、彼と彼女の間をめぐるドタバタラブコメが始まっていきます。 恋愛以外にも友情や人間的成長といった、少年誌らしいポイントを押さえたストーリーです。

【ギャグ】

『生徒会役員共』

『生徒会役員共』は、氏家ト全(うじいえとぜん)による漫画作品。アニメは2010年に第1期が、2014年に第2期が放送されました。 女子校から共学に変わった私立桜才(おうさい)学園は、女子率の高い高校。そこに新入生として入学した津田タカトシは、強引に生徒会に入れられることに。会長の天草シノをはじめとする、生徒会周辺の連中は、なんともくせ者ばかりでした。 本作は、下ネタオンパレードのギャグ作品です。そして、絵柄効果もあって、シュール寄りのギャグ作品となっています。

『アホガール』

『アホガール』は、ヒロユキの漫画作品。2012年から本誌で連載していましたが、作者が体調を崩したことにより、「別冊少年マガジン」に移籍しました。移籍した後の2017年に、本作のテレビアニメが放送されています。 花畑よしこは、絶望的に頭が悪く、いつも頭が空っぽなアホの子。幼なじみの阿久津明(あくる)は、言うことを聞かず会話も成立しない彼女に手を焼いてばかり。周囲を振り回しては、能天気でハイテンションな彼女と、被害者たちの物語です。 絵柄のかわいらしさもあり、よしこは余計にアホに見えます。頭を空っぽにして楽しむのが一番でしょう。

『魁!!クロマティ高校』

『魁!!クロマティ高校』は、野中英次が描く漫画作品。2000年代中期まで連載された、本誌きっての異色ギャグ漫画です。アニメ化から小説化、実写映画化まで、幅広く展開されてきた人気作品でもあります。 東京都立クロマティ高校は、筋金入りのワル(=アホ)たちが集まる最凶の高校。真面目な優等生だった神山高志は、不良だった親友と共に受験しますが、彼は不合格に。そして、彼はたった1人で不良たちの中で生きていくこととなりました。 シュールな作画と、ギャグ漫画とは思えないセリフの量が、読んでいくうちにクセになっていきます。

『さよなら絶望先生』

『さよなら絶望先生』は、久米田康治(くめたこうじ)による漫画作品。2005年の連載開始から10年代まで描かれてきたコメディ作品です。人気が高く、地上波でのアニメ放送は全3期まで作られ、OVAも出ています。 何事にもネガティブにしかとれない糸色望(いとしきのぞむ)は、「2のへ組」の担任に着任。そこで彼は、何事にもポジティブにしかとれない風浦可符香(ふうらかふか)と出会ってしまいます。彼女をはじめ個性的派揃いの「へ組」に、彼は今日も絶望するのでした。 時事ネタやメタな話題、細かい小ネタなど、ブラックジョークとシュールを足した作品です。

まだまだあるぞ、マガジン作品!好きな作品を深堀りしていこう

週刊少年マガジンに連載された作品のなかから、入門編とも言うべき「これだけは読んでおきたい」漫画を紹介してきました。 ヤンキーや教師が活躍する学園モノから、バトルがカッコいい王道ファンタジーまで、さまざまな名作がありますね。マガジンの特徴として、他誌からの移籍や、同作者による過去作とのリンクなどが挙げられます。 今回紹介した作品を足がけに、どんどんマガジン漫画を深堀りしていきましょう!