2022年4月26日更新

おソノさんの声優や旦那さんは誰?パン屋を営んでいる理由も原作で明らかに【魔女の宅急便】

『魔女の宅急便』おソノさん

ジブリ映画『魔女の宅急便』で、知らない街にやってきたキキに最初に手を差し伸べるグーチョキパン屋のおかみ・おソノさん。今回はそんな彼女のプロフィールから知られざる過去まで、たっぷり紹介します。 ジブリ史上もっとも「いい人」といえる彼女。これを読めば、ますますおソノさんが好きになってしまうこと間違いなし!

おソノさんのプロフィール

呼び名おソノさん
本名ソノ
年齢26歳
家族構成両親(原作のみ)、夫、娘、息子
声優戸田恵子

おソノさんは26歳。キキが降り立ったコリコの街で「グーチョキパン店」というパン屋を営んでいます。気前のいいおソノさんはキキのことを気に入り、屋根裏の空き部屋を貸し出します。

作中では妊娠中でしたが、エンドロールで旦那さんのフクオさんが赤ちゃんを抱えているシーンが流れています。

声優は誰が演じている?

戸田恵子
©もったいないばあさんプロジェクト ©真珠まりこ/講談社

おソノさんの声を演じているのは、俳優、声優、歌手などマルチに活躍している戸田恵子です。 声優としては、『それゆけ!アンパンマン』のアンパンマン役や『きかんしゃトーマス』のトーマス役などで有名な彼女。そのほかに『機動戦士ガンダム』のマチルダ・アジャン役、『キャッツ・アイ』の来生瞳役、『ゲゲゲの鬼太郎』(1985年〜1988年)の鬼太郎役、アニメ『もったいないばあさん』(2020年)のもったいないばあさん役などで知られています。 また『X-ファイル』のスカリー捜査官役をはじめ、海外作品の吹替でも活躍。ジュリア・ロバーツやジョディ・フォスターなどの担当声優もしています。 実写作品では、三谷幸喜作品をはじめとする幅広い作品に出演しています。

おソノさんが「いい人」と言われる3つの理由を名言と共に紹介

初めて訪れた街でおソノさんに出会ったキキだけでなく、観ている人たちにとっても彼女はとてもいい人に見えます。 劇中での印象的なセリフやシーンをピックアップしながら、おソノさんの魅力を紹介していきましょう。

1.見ず知らずの少女を受け入れる懐の深さ

「大きな町だからいろんな人がいるさ、でも私はあんたが気に入ったよ」

魔女の宅急便

キキが修行のために知らない街にやってきたこと、街の人たちの冷たい態度に戸惑っていることを知ったおソノさんは、彼女にこう言います。このときおソノさんは、キキにとってこの街での初めての「味方」になったのです。キキは、こうしておソノさんに受け入れられたことで、元気をもらえたに違いありません。 またこのときおソノさんは妊娠中で、自分のことだけでも大変なはず。しかし彼女は、まだ幼い少女とはいえ見ず知らずの魔女であるキキを受け入れてくれました。その懐の深さには驚かされます。 ちなみにこのシーンでおソノさんはキキにコーヒーを淹れてくれますが、英語版ではホットチョコレートに変更されています。英語圏では、子どもがカフェインを摂ることはあまり良くないとされているのが理由のようです。妊婦のおソノさんも同じですね。

2.ありのままの自分で良いと思わせてくれる

「それ、とってもいいよ。黒は女を美しく見せるんだから」

『魔女の宅急便』

トンボから飛行クラブのパーティに招待されたキキ。着ていくものがないと悩む彼女に、おソノさんは、この一言をかけます。それを聞いたキキは自信をつけ、いつもの服でパーティに行くことを決意したのでした。 キキが着ている黒いワンピースは派手さはありませんが、彼女のありのままの魅力を引き立てるものなのかもしれません。また「黒は女を美しく見せる」というのは、実際によく言われることです。年上の女性として、おしゃれのアドバイスをしてくれるおソノさんは、やはり素敵な人ですね。

3.自立を促しつつも、優しく愛も注いでくれる

「ついでに朝ごはんもつける!」「ミルク粥を作って来てあげるわ」

魔女の宅急便

おソノさんはキキにパン屋の留守番と電話番を任せる代わりに、部屋代&電話代なし、そして朝食つきという条件で屋根裏部屋に住むことを提案します。これ以上ない好条件ですが、よく考えてみれば、これは「お昼と晩ごはんは自分でなんとかしてね」ということ。 このことから、魔女としての修行中であるキキを「3食つき」で完全に甘やかすのではなく、人としても独り立ちできるように、という彼女のスマートな配慮を感じられます。 一方でキキが風邪をひいて寝込んでいたときには、ミルク粥を作ってくれました。キキの自立を促しつつ、必要なときには惜しみなく手を差し伸べる。それがおソノさんの素晴らしいところです。 ちなみにこのミルク粥は、コリコの街のモデルの1つとなったスウェーデンをはじめとする北欧ではクリスマスの定番料理だとか。アーモンドの入った甘いものがスタンダードのようです。

おソノさんの旦那さんってどんな人?

おソノさんにはフクオという名前の旦那さんがいます。劇中では名前を呼ばれることもなく、セリフはほとんどありませんが、声優を務めているのは山寺宏一です。 無口なのでなんとなく怖そうと思ってしまいますが、キキの「魔女の宅急便」の看板を作ってくれたり、パン作りを覗いていたジジにウインクしたりと、やさしくてお茶目な面もある人物です。

おソノさんはなぜパン屋に?原作から彼女の過去を紹介

原作「魔女の宅急便」シリーズの特別編『キキに出会った人びと』には、おソノさんの幼少期からキキに出会うまでの半生が描かれた「ソノちゃんがおソノさんになったわけ」というエピソードがあります。 ここではその物語を簡単に紹介しましょう。

おソノさんの幼少時代、フクオとの出会い

おソノさんは幼少期にはソノちゃんと呼ばれ、彼女の両親はコリコの街で「パンやパンや」というパン屋を営んでいました。両親の店は街の牛乳屋と取引しており、そこの息子がフクオでした。 幼いころはよく一緒に遊んでいた2人でしたが、成長するにつれ距離ができていきます。ソノもフクオもそれぞれ親の店を手伝うようになりました。

両親との別れ

街の人から愛され、繁盛していた「パンやパンや」でしたが、あるとき一家を悲劇が襲います。ソノのお父さんが病気で亡くなってしまったのです。 ソノのお母さんも声が出なくなるほどショックを受け、夫の後を追うように亡くなってしまいました。

ダンさんへの恋心と決意

近所の人たちはひとりぼっちになってしまったソノを心配しましたが、彼女はコリコの街を出る決意をします。お母さんと同じく声を出せなくなってしまっていた彼女は、やがてある港町にたどり着きました。 そこで彼女はチョコレート店を営むダンという男性と出会い、彼の店を手伝いはじめます。ソノは彼に想いを寄せるようになりますが、初恋が実ることはなく、彼女は店を辞めてコリコの街に戻ることを決意しました。

ソノちゃんからおソノさんへ

コリコの街に戻ったソノは、両親と同じようにパン屋を営むことにします。「グーチョキパン屋」と名前を変え、両親の店はソノの店へと生まれ変わりました。むかしの「パンやパンや」を知る人たちも、知らない人もパンを買いに来てくれるようになり、店は少しずつ軌道に乗っていきます。 ソノは一生懸命働き、両親のように立派なパン屋さんに。このころ21歳の彼女は、「おソノさん」と呼ばれるようになっていました。

おソノさんが「いい人」なのは彼女の過去にあり?「魔女宅」で彼女の活躍に注目しよう

懐が深く、やさしいおソノさん。修行中のキキと適度な距離を保ちながら、その成長を見守る彼女は、とても素敵な女性ですね! 26歳という年齢にしてはとてもしっかりしているところも、原作で描かれた彼女の波乱万丈な人生を考えると、納得がいきます。 『魔女の宅急便』を観るときには、そんな彼女の活躍に注目してみるのも面白いかもしれません。