2026年5月8日更新

『魔女の宅急便』声優キャスト&登場キャラ一覧!一人二役の理由や英語版の特徴とは?

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魔女の宅急便

1989年に公開され大ヒットを博したスタジオジブリによるアニメ映画『魔女の宅急便』。ジブリ作品のメインキャストにはアニメ作品などで普段から活動している声優ではなく、映画・ドラマなどで活躍している俳優を起用されることが多いのですが、本作では声優を本業としている人たちが多く参加しています。 本記事では、そんな『魔女の宅急便』の個性豊かな声優たちを紹介します!

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『魔女の宅急便』の声優キャスト・登場人物一覧

キキ

高山みなみ

ジジ

佐久間レイ

トンボ

山口勝平

おソノ

戸田恵子

ウルスラ

高山みなみ

先輩魔女

小林優子

マキ

井上喜久子

ドーラ

斉藤昌

フクオ(おソノの夫)役 山寺宏一
バーサ(老婦人のお手伝いさん)役 関弘子
ケット役 渕崎ゆり子

『魔女の宅急便』のあらすじ・作品概要

『魔女の宅急便』(1989年)
公開年 1989年
監督 宮崎駿
音楽 久石譲
音楽演出 高畑勲
OP・ED OP:松任谷由実『ルージュの伝言』 ED:松任谷由実『やさしさに包まれたなら』

13歳を迎えたキキ(高山みなみ)は、魔女修行に出るため家を離れて見知らぬ町で暮らすことに。お母さん(信沢三恵子)から、ほうきをもらい受け、お父さん(三浦浩一)たちに別れを告げて、黒猫のジジ(佐久間レイ)とともに旅立ちます。 彼女がたどり着いた町では魔女は珍しいのか、キキは警察に声をかけられるなどトラブルを起こしてしまいます。そんな彼女を助けてくれたのは、空を飛ぶことを夢見る少年トンボ(山口勝平)でした。 その後、親切なパン屋のおソノさん(戸田恵子)との夫フクオ(山寺宏一)に助けられ、彼らのもとに居候することになったキキ。そのお礼に店を手伝うことにします。そして、キキはほうきに乗って荷物を配達するサービスを始めます。 そんななか、あることがきっかけでキキは空を飛べなくなり、ジジも人間の言葉を話さなくなってしまいました。以前に配達の途中に出会ったウルスラ(高山みなみ)と仲良くなった彼女は、悩みを相談しながら、自分と向き合うことになります。

キキ役/高山みなみ

キキ

魔女の宅急便

キキは魔女の掟で独り立ちの日を迎えた13歳の少女。大きな赤いリボンと黒いワンピース、そして相棒の黒猫が彼女のチャームポイントです。 継承できる2つの魔法のうち片方しか習得しなかったので、空を飛ぶことが唯一のとりえ。自分の特技を活かせる仕事を考え、コリコの街で宅急便屋さんを始めました。彼女を歓迎する人ばかりではありませんでしたが、様々な経験と出会いを経て成長します。 元気いっぱいな性格が魅力で、トンボからは「魔女子さん」と呼ばれるキキ。宮崎駿監督は自身がキキを描く上で、当時13歳だった鈴木敏夫Pの娘をモデルにしたそうです。髪型も原作のロングヘアからショートヘアに変更されていて、快活な雰囲気が出ていますね。

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高山みなみ

高山みなみ

キキの声は『名探偵コナン』のコナン役で有名な高山みなみが演じています。 本作ではキキの他にウルスラの声も担当。大人の女性を演じることもあり、コナンのような男の子の声から女性まで、年齢や性別を超えて幅広い声を出すことができるベテラン声優です。

ジジ役/佐久間レイ

ジジ

魔女の宅急便

キキと一緒に旅立つ相棒の黒猫(オス)。一人称は「ぼく」でちょっと生意気な性格です。 正確には言葉を話しているわけではなく、キキとだけ魔法の力で意思疎通をしています。キキにとってジジは、喜びも悲しみも分け合ってくれる存在。劇中では途中、キキと会話できなくなりますが、最後までそのままなのかは描かれません。 また年齢がキキと同じ13歳なのは、原作の設定にある「魔女の風習」に倣ったものでしょう。 原作では魔女の家に女児が生まれると、誕生日が近い黒猫を探して娘と共に育てるのです。女児と黒猫はいつしか、“ふたりだけの”おしゃべりができるようになるそう!このパートナーとして過ごした時間が、言葉なしで伝わる魔法なのかもしれません。

佐久間レイ

言葉が話せる黒猫のジジの声を担当したのは『らんま1/2』のシャンプー役など、様々なアニメで活躍している声優の佐久間レイ。『アンパンマン』のバタ子さんも演じています。 また声優だけでなくナレーターもこなすマルチな人物です。

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トンボ役/山口勝平

トンボ

魔女の宅急便

トンボは飛行クラブの仲間と人力飛行機を作っている丸メガネの少年です。よく知られる「トンボ」は愛称で、本名は「コポリ」(姓か名かは不明)。 彼は“自力で空を飛ぶこと”に夢中で、コリコの街に不時着した飛行船にも好奇心いっぱい。そんな明るくて愛嬌のある性格から、性別を問わず多くの友人がいます。箒で飛んでいるキキを見かけた時も、興味津々な様子で話しかけていました。 最初は馴れ馴れしい態度を取って煙たがられますが、自分の研究内容について教えたり、パーティに誘ったりして彼女の心を解いていきます。その真っ直ぐな人柄は、魔法が弱まり仕事に対しても自信を無くしてしまったキキを励ました言葉にも現れていました。

山口勝平

山口勝平

トンボの声を演じたのは、『名探偵コナン』の工藤新一と怪盗キッド役や『ワンピース』のウソップ役などで知られる、声優の山口勝平。 イケメンからギャグキャラクターまで様々な声を演じ分けます。 ちなみに『名探偵コナン』には、高山みなみも主人公・江戸川コナン役で出演。『魔女の宅急便』ではキキ&トンボ、そして『名探偵コナン』ではコナン&新一と、それぞれ関係が深いキャラクター同士で共演しています。

おソノ役/戸田恵子

おソノ

『魔女の宅急便』おソノさん

おソノは「グーチョキパン店」を夫婦で営むおかみさん。とても心優しく親切な女性で、コリコの街におけるキキの最大の理解者です。 客の忘れ物を届けてくれたキキを気に入り、破格の待遇で店の空き部屋を住まいとして提供。その条件が電話番と店番だったことで、キキは知り合いが増え配達の依頼も舞い込みました。右も左もわからないキキにとって、この上なく心強い存在でした。 初めてキキと出会った時から妊娠しており、エンディングにて無事に出産しました。

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戸田恵子

戸田恵子

おソノを演じたのは、アンパンマンの声優として有名な戸田恵子。『キャッツ♥アイ』の来栖瞳役や『きかんしゃトーマス』でも長らくトーマス役を演じていました。 さらに戸田は多くの映画やドラマ、舞台に出演しているベテラン女優でもあります。

おソノの夫(フクオ)役/山寺宏一

おソノの夫(フクオ)

おソノの夫で「グーチョキパン店」のパン職人。寡黙にパンを作っている姿が印象的で、吐息や呼びかけ以外の台詞はほとんど存在しません。一見無愛想にも思えますが、あのおソノの夫だけあってとても優しい人柄をしています。 作業を見学していたジジにウインクしたり、どこか落ち着かない様子でキキの帰りを待っていたりと、お茶目な一面も覗かせていました。 原作ではフクオという名前が付いていますが、劇中で名前を呼ばれるシーンはありません。

山寺宏一

山寺宏一

おソノの夫の声を演じるのは声優、俳優、タレント、ナレーター、司会者と多岐に渡って活躍している山寺宏一。洋画の吹き替えでは、エディ・マーフィーやジム・キャリーの声を担当として、『ビバリーヒルズ・コップ』シリーズのアクセル・フォーリー役や『ソニック・ザ・ムービー』シリーズのドクター・ロボトニック役として活躍しています。 2019年に公開された実写版『アラジン』でもジニー役を続投し、ウィル・スミスの吹き替えを担当したことが話題となりました。

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コキリ(キキの母親)役/信沢三恵子(現・信澤三恵子)

コキリ

魔女の宅急便

キキの母親コキリは、「薬草から薬を作る魔法」と「空を飛ぶ魔法」を継承した魔女。前者を利用して、キキが生まれた街でお店を開きました。 旅立っていく愛娘に“女の子にとって大切なもの”を諭した彼女自身もまた、修行のために13歳で現在の街にやって来たと語られています。とても優れた魔女ですが、調合中に別のことに気を取られて薬を爆発させるなどおっちょこちょい一面もあるようです。 名前を呼ばれるシーンは存在しませんが、店の入り口の案内に名前が書かれています。

信沢三重子

コキリの声を演じたのは、女優の信沢三重子(現・信澤三恵子)。ドラマに数多く出演しており、声優としては『未来少年コナン』のヒロインであるラナ役が有名です。

オキノ(キキの父親)役/三浦浩一

オキノ

魔女の宅急便

愛娘を見送る時の感慨深そうな台詞が印象的なキキの父親。電話口で「オキノです」と名乗るシーンがありますが、これは名字ではなく名前です。 イメージアルバムの封入冊子では、原作同様に魔女や妖精の研究をする学者だと言及されています。

三浦浩一

三浦浩一

オキノの声を演じたのは、俳優の三浦浩一。ミュージカル劇団「東京キッドブラザーズ」に所属しており、『鬼平犯科帳』など数々のドラマに出演しています。 ちなみに俳優の三浦孝太と三浦涼介は、三浦の次男と三男です。

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ウルスラ役/高山みなみ

ウルスラ

魔女の宅急便

森のアトリエで絵を描くことに没頭する画家志望の少女(画像左)。キキが宅配中に落としてしまった荷物を拾ってあげたことから、彼女との交流が始まりました。 マイペースな部分はあるものの、再会時に落ち込んでいたキキを励ますなど優しい人物です。魔法が弱まってしまった彼女に、創作活動で得た経験を通じてアドバイスしました。一方で、ウルスラ自身もキキからインスピレーションを受けたようです。 年齢はキキよりも少し年上で、お姉さんのようなポジションで描かれるウルスラ。彼女の基になったキャラクターは、原作第1巻に登場する「絵描きさん」です。名前の「ウルスラ」は公式設定ですが、原作にも劇中(クレジット含む)にも実名は登場しません。

高山みなみ

ウルスラの声を演じたのは、キキの声も務めた高山みなみ。元々ウルスラ役のオーディションを受けていた高山が、難航していたキキ役のオーディションに合格したことでキキ役に。そして監督の宮崎駿の希望でウルスラ役も演じました。 当時高山は、声優としてまだ新人だったというのが驚きです。

先輩魔女役/小林優子

先輩魔女

魔女の宅急便

キキが故郷を旅立った日の夜に出会う少女。彼女は赤い風車がある小さな町にたどり着き、特技の「占い」をしながら暮らしていました。 修行の終わりを迎える先輩魔女として、新生活への期待と不安が交じるキキにヒントをくれました。

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小林優子

小林優子

先輩魔女の声を演じたのは小林優子。 「ポケットモンスター」シリーズのシゲル役や「天地無用!」シリーズの鷲羽役などで知られており、映画やドラマの吹き替えも多く務めています。

老婦人(ニシンのパイのおばあさん)役/加藤治子

老婦人

魔女の宅急便

誕生日の孫娘にニシンのパイを贈るため、キキに配達を依頼した老婦人(画像左)。キキの素直な人柄に好感を持ち、年の離れた友人のような関係になります。 彼女が飛べなくなった時は、「キキという人に届けて」と遠回しなプレゼントで励ましました。

加藤治子

老婦人の声を演じたのは、ドラマ・映画・舞台と数々の作品に出演した女優の故・加藤治子。 宮崎駿監督の『ハウルの動く城』にも、ハウルの師匠であるマダム・サリマン役で出演しました。

バーサ役/関弘子

バーサ

バーサは老婦人に仕えている使用人の老婆。キキから預かった箒に乗って飛ぼうとするなど茶目っ気があり、冒険が大好きな一面も持ちます。キキが時間通りに荷物を届けたことを評価し、老婦人宅を訪ねるたびに歓迎してくれました。

関弘子

バーサを演じたのは、女優の故・関弘子。ドラマなどに出演するほか、吹き替えも多く行っていました。 宮崎駿監督の『紅の豚』にもバアちゃん役で出演しています。

マキ役/井上喜久子

マキ

魔女の宅急便

マキ(画像右)はおソノ夫婦の店に通うファッションデザイナー。「魔女の宅急便屋さん」お客様第1号で、ジジそっくりのぬいぐるみが入った鳥カゴを甥に届けて欲しいと依頼しました。キキの台詞の端々に、彼女の容姿や仕事などへの憧れが感じられます。

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井上喜久子

井上喜久子

キキが働くパン屋のお隣さん・マキの声を担当したのは、声優の井上喜久子です。 『らんま1/2』でブレイクし、以降は「ああっ女神さまっ」シリーズのベルダンディーのような優しい女性から、『マクロスF』の悪女グレイス役まで幅広く演じています。

ケット役/渕崎ゆり子

ケット

ケットはマキの甥っ子。マキにもらったぬいぐるみを失くした上、その身代わりとなったジジを乱暴に扱ったため、キキはヒヤヒヤさせられっぱなしでした。 自宅では大型の老犬ジェフ(オス)のほか、ピッチィと名付けられた鳥を飼っています。

渕崎ゆり子

ケットの声を演じたのは、声優の渕崎ゆり子。 「爆走兄弟レッツ&ゴー!!」シリーズの星馬烈役や『おじゃる丸』の田村カズマ役など少年役を多く演じています。一方で『サクラ大戦』の李紅蘭役なども務めています。

ドーラ役/斉藤昌

ドーラ

魔女の宅急便

キキの母コキリを訪ね、リウマチに効く魔法の薬を作ってもらう老女(画像右奥)。コキリとの付き合いは長く、彼女が街にやって来た時からの顔馴染みです。 『天空の城ラピュタ』にも同名のキャラクターが登場しますが、こちらは全くの別人ですね。

斉藤昌

ドーラの声を演じたのは、声優の故・斎藤昌。アニメやドラマの吹き替えなどで、登場人物の母や祖母を多く演じました。

キキとウルスラの声は一緒?高山みなみ一人二役の理由

魔女の宅急便

収録までキキ役が決まらなかった

『魔女の宅急便』(1989年)

初めはウルスラ役の声優に決まっていた高山みなみですが、キキ役の適任者が収録まで決まらず、オーディションを経て抜擢されたそう。当時まだ声優としては新人だった高山みなみが主人公を含む二役で抜擢されたのは表現力の高さに加え、ウルスラがキキの将来の姿として地続きでつながっているキャラクターとしてとらえられていたから。 改めてキキとウルスラの2人が会話するシーンを見てみると、確かに声の親和性と表現力の高さがよくわかります!

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ウルスラは未来のキキ

魔女の宅急便

実はキキの将来の姿ととらえられていたのはウルスラだけではなく、作品に登場する女性たちがみなキキが成長した未来の姿として描かれていたといいます。キキをはじめとして、18歳のウルスラ、26歳のおソノさん、37歳のキキの母コキリ、70歳の老婦人と、それぞれの年代の女性たちが登場していますね。 コリコの街に住み続けるキキが、この女性たちのように成長していく未来が思い描けるようになっているのです。特にウルスラはキキと年が近く、すぐ先の姿であるため一人二役という発想も生まれたようです。

主役級が勢揃いのレジェンド声優陣

声優陣を一目見ただけでも、主役級の声優たちが勢揃いしていることがわかる本作。『アンパンマン』からはアンパンマン役の戸田恵子とバタコさん役の佐久間レイ、さらに『ハウルの動く城』のサルマン役も務めた加藤治子や「七色の声」を持つ山寺宏一など、レジェンド声優ばかりでキャスティングされています。 それぞれの役柄が、コリコの街に住むキキの隣人たち。パン屋の奥さんや親切なおばあさんといった優しい温度感を出せる実力派が求められたのかもしれません。

北米版ジジは皮肉屋でシニカルなコメディアン

魔女の宅急便

英語吹き替えの北米版『魔女の宅急便』では、ジジ役をカナダ系アメリカ人俳優のフィル・ハートマンが演じていました。人気番組『サタデー・ナイト・ライブ』にレギュラー出演もしたコメディアンとして有名です。 北米版でのジジの立ち位置はアメリカらしくバディ的な役割の比重が高く、ジョーク連発のシニカルなキャラクターになっていました。また、最後までジジが話せるような設定にもなっています。

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豪華声優陣と愛されるキャラクターたち!『魔女の宅急便』はやっぱり名作

魔女の宅急便

初期のジブリ映画だけあって、メインキャストに本職の声優が起用された『魔女の宅急便』。キャラクターが愛され続けるのも、土台がしっかりした声優が演じているからでしょう。その上、キキとウルスラが同じ声優、キキ&トンボが実はコナン&新一などなど……。 そうした小ネタを楽しみながら観られるのも、『魔女の宅急便』の魅力かもしれませんね!