『名探偵コナン』諸伏高明の登場回は？弟・景光との関係や声優についても解説！

「コナン」に登場する、諸伏高明。長野県警の警部で、「コナン」のなかでも屈指の推理力を誇ります。高明は最初は重要人物と思われていませんでしたが、ラム編が始まるとその重要さが明らかになりました。 本記事では、そんな「コナン」に登場する諸伏高明について徹底解説します！高明が登場する重要なエピソードも紹介するので、ぜひチェックしてください。 ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

諸伏高明(もろふしたかあき)は長野県警察刑事部捜査一課に所属する警部です。東都大学法学部をトップで卒業するほどの知力を持ち、作中でも屈指の推理力を誇ります。 三国志からの比喩を好み、その見た目も相まってついたあだ名は高明を音読みした「コウメイ」。 初登場は、原作65巻のFile682「赤い壁」から登場しています。登場回数はあまり多くないのですが、ラム編で重要人物との繋がりが発覚し、重要視されるようになりました。

高明のモデルはあだ名や名前からも分かる通り、「三国志」に出てくる諸葛亮孔明です。諸葛亮には「伏龍」というあだ名があり、このあだ名も高明の苗字のモデルになっています。 モデルになっているのは、名前だけではありません。口元のヒゲや優れた知力も諸葛亮にそっくりです。名前・見た目・知力、どれも諸葛亮をモデルにしているのは明らかですね。

そんな高明が重要人物と繋がりがあると明らかになったのが、原作96巻。「高明VS怪盗キッド」シリーズの終盤で、高明がスコッチこと、諸伏景光(もろふしひろみつ)の兄であることが明らかになったのです！ 高明と景光は両親とともに4人で暮らしていましたが、ある事件をきっかけに離れ離れになります。距離が離れても兄弟仲が良く、2人はたびたび連絡をとっていました。高明は景光が警察官になったことも、本人から手紙と写真が届いて知っています。 しかし、景光から「警察を辞めた」という連絡を受け、音信不通になりました。そして、この「高明VS怪盗キッド」シリーズの終盤で、「0」と記された封筒が高明の元に届き、高明はこの封筒に入っているものからある事実を知るのです。

高明が初登場する回です。コナンたちは長野県警の大和警部と上原刑事に依頼を受け、殺人事件を捜査していたところ、第一発見者の高明が現れます。 また1人と犠牲者が出るなか、誰よりも早く最初の被害者が残したダイイングメッセージを高明が解きました。しかし、犯人に気絶させられ危ないところを上原刑事に助けられます。 その後は、コナンたちと演技をして、高明は犯人を誘い出し事件は無事解決。この時の高明の演技が上手すぎて話題になりました。

こちらは高明が長野県警に復帰する重要回です。彼は初登場時に上司命令を無視し強引に事件解決を進めたため、新野署に異動させられていました。しかし高明はこの回の事件捜査に長野県警の一員として参加。どうやら自力で所轄から県警本部への異動を勝ち取っていたようです。 ちなみにこちらのエピソードでは、長野のとある別荘を舞台に毒殺事件が展開していきます。高明は豊富な知識を活かしながら事件解決に貢献し、改めてその強い存在感を示していました。

こちらは高明の交番勤務時代が見れる貴重な回となっています。コナンや蘭は15年前にレインコートが真っ赤になるまで主人を刺した「赤女」がいたと言うとある貸別荘にやってきました。彼らはそこで発生する、赤にまつわる殺人事件に巻き込まれていきます。 実はこの一連の事件の手掛かりとなる包丁を3年前に発見していたのが、当時警察学校の研修に参加していた高明と大和でした。彼らはそこから重要なヒントを見つけ出し、事件解決に大きく貢献します。

長野県警の刑事が次々と殺されていく話です。物語の最初から高明は登場し、コナンたちを観光地へ案内していたところ、死体を発見し事件に巻き込まれます。 この話は全部で3話あるのですが、全ての回に高明が登場し、高明の抜群の推理力が見られる回です。また、ライバルである大和とのコンビの良さも見ることができます。 実は、この話は当初ラムの疑惑が浮上していた黒田兵衛が初登場する回です。コナンのなかでも重要な回ですね。

こちらは作中屈指の頭脳派キャラ、高明と怪盗キッドが初対決する回です。ある博物館に展示される宝石を狙うとキッドから予告状が届き、そのとき偶然警視庁に来ていた高明は「氷のなかに入れて展示する」という対抗策を思い付きます。 キッドは見事それを突破するのですが、高明には「宝石をわざと盗ませ持ち主に返させよう」という思惑があったため、勝負は明確な決着がつかないまま。またこの事件後に高明は自分宛ての封筒を受け取り、その中身から景光の抱えていたある秘密を知るのでした。

こちらは高明が安室透との過去を思い出す重要回です。日原という男から暗号解読を頼まれた毛利小五郎とともに、長野県の廃教会を訪れたコナンや安室たち。彼らはここで発生する殺人事件に巻き込まれてしまいます。 このなかで高明は安室の姿を見て、安室はかつて景光が連れて来た友人・降谷零と同一人物ではないかと勘付くことに。しかしそんな高明のもとに黒田から1本の電話が入り、彼は正体に気付いてないふりをして安室との対面を果たすのでした。

こちらは長野と群馬の県境で起きた事件を描いた回です。本エピソードには長野県警の高明・大和・上原に加え、群馬県警の山村ミサオが捜査に参加しています。ここでは弟の景光に関する新事実が判明しました。 なんと景光は群馬県警の山村と幼馴染、「ヒロちゃん」「ミッちゃん」と呼び合うほどの親友同士だったと発覚したのです。ただ高明と山村には接点がなかったようで、山村は高明に対し「目元が景光と似ている」と感じていました。

高明の過去が明らかになったのは「警察学校編」。 高明が林間学校で留守にしている間に、両親が殺害されてしまうのです。事件当時、自宅には両親と景光の3人がいました。犯人は自宅のベルを乱暴に鳴らし、対応した父親が殺されてしまいます。景光は母親が押し入れに匿ったのもあり、殺されずに済みましたが、この事件で両親を失ってしまいました。 この事件をきっかけに、景光が東京の親戚に預けられることになり、2人は離れ離れになってしまいます。高明が警察官になった理由は明確になっていませんが、おそらくこの事件をきっかけに、警察官になるのを志したのでしょう。

2人とも大きくなり、高明の元に景光から警察官になったことを知らせる手紙が届きます。ですが、いきなり「警察を辞めた」と連絡があり、それ以降景光と音信不通になってしまいました。急に連絡が取れなくなり、高明は景光を心配します。 そんななか、ある日「0」と記載された封筒が届き、その中には、穴の空いた景光の携帯電話が入っていました。高明は携帯電話の痕跡から、景光が公安になり、潜入捜査中に殉職したことを知ります。 両親だけでなく、唯一の肉親の弟も失ってしまったのです。

高明は安室透の正体を知っている数少ない人物です。 高明が安室の正体に気付いたのは、原作97巻。高明はカメラ越しに安室を見て、以前に景光から紹介された降谷零だと気づきました。また、昔に景光から「ゼロ」というあだ名の友達が出来たことを、高明は聞いています。そのため、高明は降谷零＝ゼロと気づきました。 そして、以前届いた封筒に「0」と記されていたことから、封筒の送り主は「ゼロ」の降谷零だと気づいたのです。

高明の声を演じるのは速水奨です！『BLEACH』の藍染惣右介役や、『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のヴァニラ・アイス役など演じています。 しっとり響く低い声が特徴の速水奨ですが、高明の落ち着いた雰囲気によくマッチしていますね。 しかも、速水奨は『横山光輝 三国志』で高明のモデルとなった諸葛亮を演じているのです！偶然なのか、それとも知っていて依頼をしたのかは定かではありませんが、声がピッタリなのにも納得ですね。

「警察学校編」の諸伏景光のエピソードでは、高明の中学生時代の姿が描かれていました。そんな中学生の高明を演じたのは、岡本信彦です！岡本信彦は『鬼滅の刃』の不死川玄弥役や『僕のヒーローアカデミア』の爆豪勝己役が有名ですね。 中学生姿の高明の登場シーンは短く、「こんな数秒に岡本信彦を使うなんてすごい」とTwitterでは話題になりました。

2024年4月に公開がスタートした映画『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』。この作品のエンドロール後に2025年コナン映画の告知映像が放映されたのですが、なんとそこには高明と大和の声が収録されていたのです！ これにより新作映画に高明が登場すること、さらに次回作のメインキャラが長野県警の面々であることが確定となりました。高明たちがメインを務める映画は今回が初めてです。どんな活躍をするのか今から気になって仕方ありません！これからの続報を楽しみに待ちましょう。

本記事では、「コナン」に登場する諸伏高明について徹底解説しました！ 高明が原作に初登場して10年以上経ちますが、こんなに重要なキャラになるとは思わなかったですね。高明は安室や黒田とも関わりがあるので、もしかしたら今後は黒の組織に関わってくるかもしれません。今後の活躍に期待ですね！