大前田希千代はかっこいい副隊長!父との確執や砕蜂との関係を徹底解説【BLEACH】
新作アニメも大きな話題になり再度注目を集めている人気漫画『BLEACH』。 この記事ではサブキャラでありながら個性が爆発しているユニークな登場人物・大前田希千代(おおまえだまれちよ)を徹底解説!プロフィールや斬魄刀の情報はもちろん、家族や周囲との関係性についてもあますことなく紹介していきます。 ※この記事は「BLEACH」の重要なネタバレを含みます。
大前田希千代が初登場する巻を
大前田希千代(おおまえだまれちよ)のプロフィール
本名 | 大前田希千代(おおまえだまれちよ) |
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所属 | 二番隊副隊長 , 隠密機動第二分隊「警邏隊」隊長 , 男性死神協会理事 |
身長・体重 | 210cm , 151kg |
誕生日 | 5月5日 |
斬魄刀 | 五形頭(げげつぶり) |
声優 | 樫井笙人 |
護廷十三隊二番隊で副隊長を務める大前田希千代(画像右側)。実はこの名前は通称であり、本名は「大前田 日光太郎右衛門 美菖蒲介 希千代(おおまえだ にっこうたろうえもん よしあやめのすけ まれちよ)」という非常に長い名前になっています。 大柄で恰幅がよく、死覇装についた大きな襟巻が特徴的。普段からやる気のない言動やグチグチ文句を言う姿が目立っており、それゆえ二番隊隊長の砕蜂(そいふぉん)をはじめ、周囲の死神からは雑に扱われることが多いようです。 しかしながら部下の面倒見はよく、後輩たちからは慕われている様子。また自身の副業で稼いだお金で隊舎の改築をおこなうなど、副隊長として非常に有能な働きを見せています。そのためファンのあいだでは「こんなひとが上司にいて欲しい!」なんて声もあがっているのだとか。
大前田家の家族構成
大前田の家は6人家族。かつて二番隊副隊長を務めていた父の希ノ進をはじめ、母の希華、長女の希美、次男の希次郎三郎、次女の希代がおり、希千代は長男にあたります。ちなみに大前田家は非常に裕福な金持ち一家。なんと希千代自身も大前田宝石貴金属工場の社長を務めています。 また家族はみんな似通った顔をしていますが、なぜか希代だけが異様に美人。初めて彼女を見た客人はみんな驚いてしまうようです。
【能力】大前田希千代の斬魄刀は五形頭
五形頭
大前田の斬魄刀は五形頭(げげつぶり)です。解号は「打っ潰せ(ぶっつぶせ)」となっており、この言葉通り直接攻撃系の斬魄刀になっています。 五形頭は始解すると鎖の先に棘付き鉄球が繋がれた武器、いわゆるモーニングスターに近い形状に変化。始解した五形頭は大型で目立つ斬魄刀になっているため、隠密行動を主とする二番隊の活動には合わないように思えます。 また大前田は直接攻撃系ではなく、特殊な効果を持つ鬼道系の斬魄刀を望んでいたようで、作中では五形頭の能力を嘆く場面も描かれていました。ちなみに五形頭の卍解は未登場。大前田はおそらく卍解を習得していないと思われます。
鬼道
多くの死神が習得し戦闘などで活用する鬼道ですが、大前田は副隊長でありながら鬼道の扱いが非常に苦手。それほど難易度が高くないはずの鬼道を使用したときですら、うまく発動せず暴発してしまっています。 作中では阿散井恋次(あばらいれんじ)も鬼道が苦手と言われていましたが、どうやらその実力は恋次未満の模様。もしかしたら大前田は副隊長のなかで1番鬼道が下手なのかもしれません。
【関係】大前田希千代と他キャラクターの関係性は?
砕蜂
二番隊で隊長を務める砕蜂。彼女は大前田のことを「金とメシと実家の商売の事しか考えていない馬鹿者」と評しており、普段はかなり厳し目に接しています。 その一方、戦闘面では大前田をあてにしているような場面も登場。彼が危険と判断したときには即座に退却を命じるなど、自身の副官として信頼を置いているようです。そして大前田自身も彼女の窮地には真っ先に助けに入るなど、砕蜂のことを尊敬している様子。 また砕蜂が夜一と再会し仕事に手を付けなくなったときには、大前田が二番隊の業務をしっかりとカバー。さらに砕蜂が夜一を迎えるために隊舎を綺麗にしたいと考えたときには、大前田に自腹で隊舎改築をさせるなど大前田は砕蜂に振り回されることが多いようです。
父・希ノ進
大前田の父にあたる希ノ進(まれのしん)。彼はかつて夜一の下で二番隊副隊長を務めており、非常に優秀な死神としてその名を轟かせていました。その実力は折り紙付きで、砕蜂ですら敬意を払っているほど。 ですがその優秀さゆえ大前田は父と比べられ「無能」と判断されることも多く、また希ノ進自身も高い基準を彼に求めるため、仲がうまくいっていなかった部分もあるようです。ちなみに大前田はあくまでも父と比べて能力が低いだけであり、一般的な副隊長としての技量はしっかりと身に付けています。
妹・希代
大前田の妹にあたる希代(まれよ)。大前田は彼女を「出来が悪い」と厳しく評していましたが、実は希代のことを溺愛しており、家に帰れば遊び相手をするなど兄の役目をしっかり果たしているようです。そしてそんな兄のことを希代自身も尊敬し慕っています。 また千年血戦篇で希代が傷つけられた場面では、普段から想像がつかないような怒りの表情を見せ敵に攻撃。さらに滅却師との戦いに赴く前には「護廷十三隊として家族や周りを守る為にも戦わなければならない」と語り、怖がっている妹を諭す名シーンも登場しました。
【活躍】大前田希千代の戦いをおさらい!
尸魂界篇
尸魂界編で砕蜂とともに初登場を果たした大前田。 ルキアが処刑されるシーンでは、助けに入った一護を倒すため五形頭を解放し攻撃を仕掛けています。しかし修業を終え強くなった一護に叶うはずもなくあっさりと敗北。自慢の五形頭も粉々に砕かれ、これにより大前田は「ザコキャラ」というイメージが強くなってしまいました。
大前田希千代が初登場する巻を
破面篇
破面篇では空座町決戦に登場した大前田。彼は空座町をレプリカと入れ替えるために設置された、4本の支柱の番人として戦闘に参加しました。 大前田はバラガンの配下と戦い、ここでは二番隊仕込みの機動力を見せつけ辛くも勝利。その後はバラガンらと戦う砕蜂をサポートし、撃破に貢献するなどなかなかの活躍を見せていました。ですがその一方で、自分にだけ作戦が伝えられていないなど彼らしい情けない場面もしっかり登場しています。
千年血戦篇
千年血戦篇では砕蜂とともに、シュテルンリッターの1人であるBG9と対決。ここでは砕蜂の卍解が奪われてしまい、大前田らは敗北を喫することになってしまいます。 その後、再び敵が来襲した際にはBG9と再戦。砕蜂の居場所を尋問されるも、大前田は居場所を知っておらず回答を拒否するかたちに。これに業を煮やしたBG9は付近に避難していた希代を傷付け、答えなければ彼女を殺すと脅迫します。 これに大前田は激怒しBG9を攻撃。しかし実力差が大きく劣勢になり、妹とともに絶体絶命のピンチに。ですが間一髪で砕蜂が登場しなんとか生還。大前田は卍解を取り戻した砕蜂をサポートし、BG9の撃破に貢献しました。
大前田希千代が活躍する巻を
アニメオリジナルの描写:妹想いの希千代
希代(まれよ)に関する場面が、原作とアニメとで少し変更されておりました。原作では妹の希代が付近に逃げていましたが、アニメ版では逃げ切れず希千代の側にいました。その後希千代はBG9の攻撃から妹を庇い、怪我を負います。痛々しい場面ですが、妹想いのかっこいい兄の姿が観られます。
【声優】大前田希千代役は樫井笙人
アニメで大前田の声優を務めるのは樫井笙人(かしいしょうと)です。 1997年から活動を開始し、メインキャラを務めることは少ないものの確かな演技力で様々な役を好演。また海外映画の吹き替えとしても活躍しており、ソフト版『プライベート・ライアン』では主要キャラの1人であるスタンリーの吹き替えを務めました。
大前田希千代は意外にかっこいい魅力的なキャラ!?
一見弱そうで情けないキャラの大前田希千代。 ですが彼は意外な場面で様々な活躍を見せ、ときには男らしい一面も披露しています。これを機に『BLEACH』を読み返し、大前田の活躍をチェックしてみてはいかがでしょうか!
大前田希千代が初登場する巻を