斑目一角はツイてる男!弱すぎると言われる理由やアツい名言を紹介【BLEACH】
斑目一角が大活躍する23巻を
スキンヘッドな死神・斑目一角は猛者が集う十一番隊の第三席。序盤から登場し準レギュラー的な活躍を見せる割に、なぜか弱いと言われてしまいがちな一角。 本記事では斑目一角が弱いと言われる理由や卍解、活躍、名言をまとめて解説!自称・ツイてる男について深掘りしていきます。 ※この記事は『BLEACH』の重要なネタバレを含みます。
『BLEACH』斑目一角のプロフィール
スキンヘッドに三白眼、目尻には紅色の化粧をしている姿がインパクト大な護廷十三隊所属の死神・斑目一角(まだらめいっかく)。更木剣八(ざらきけんぱち)が率いる戦闘狂揃いの十一番隊の第三席に名を置くとあって、斑目自身も強面な見た目通りに好戦的な性格をしています。 また彼は「ツイている」ことへのこだわりが人一倍強い人物です。「尸魂界(ソウルソサエティ)篇」では戦いがいがありそうな黒崎一護(くろさきいちご)と運良く対戦できることを喜び、「ツキツキの舞」なるあまりにダサい決めポーズを披露していました。 敬愛する更木剣八や、よく一緒に行動している綾瀬川弓親(あやせがわゆみちか)とは、護廷十三隊入隊前からの仲です。
【能力】斑目一角の斬魄刀は鬼灯丸
始解
斑目一角の斬魄刀は「鬼灯丸(ほおずきまる)」です。刀と鞘が解号「延びろ鬼灯丸」で1本の槍状に、「裂けろ」の解号で三節棍にも変形します。直接攻撃系の斬魄刀ですが、始解習得前の一護に素手で破壊されるなど、耐久性の低さが弱点。 刀の柄に仕込まれている止血薬は長らく斬魄刀の能力とは無関係だと思われていましたが、2023年に鬼灯丸特有の能力だと判明しました。攻撃特化の割に脆く、回復系の力も備えた矛盾の多い斬魄刀です。
卍解
読者から最弱といわれがちな斑目の卍解「龍紋鬼灯丸」は、「破面篇」のエドラド・リオネス戦で登場。特殊で巨大な刃物3つを鎖でつないだ形状で、刀身には龍紋が刻まれています。 斑目いわく「のんびり屋」な卍解で、卍解直後は眠ったままの状態です。そこから敵を斬って、斬られて、ようやく能力が発揮できます。 龍紋がゲージになっていて、すべてが赤く染まると最大攻撃力に達しますが、攻撃力に能力を全振りしているため耐久力が低い点が難点です。攻撃を敵に払われただけでも破壊してしまうので、攻撃力を上げるには破壊のリスクを負わなければなりません。 戦いに勝つことより戦いを楽しむ斑目らしい能力で、敵との斬りあいが前提となっています。
斑目一角はどれくらい強い?
戦闘シーンは意外と多い斑目ですが、そのほとんどが引き分けや敗北です。とはいえ、あの十一番隊の第三席、しかも隊長昇進条件である卍解も習得済みなので、一般隊員からは頭1つ飛び抜けた強さといえるでしょう。 作中で斑目が鬼道を使うシーンはないため、使えるか否かは不明。実際に鬼道を放たれた際は、かなり的はずれなリアクションをしていたので、どうやら鬼道の才能はないようです。 斑目は刀と鞘を両手に持つ、型にはまらない剣術が特徴。肉弾戦で決着をつけたり、筋肉バカな一面を見せたりと、メンタル的なものも含めてタフなのはたしかです。最終回まで生き残っている強運も、彼の強さとして評価できるでしょう。
「斑目一角は弱すぎる」と言われているのはなぜ?
好戦的ゆえに噛ませ犬展開が多い
好戦的な斑目は、突っ走って戦った結果負けたり苦戦したりすることが多く、それがどうしても弱く見えてしまいます。 エドラド戦では卍解を解禁して辛くも勝利しましたが、斑目は霊圧を制限していない全力の状態で苦戦していました。他の隊長格は制限解除後に圧勝していたので「え、一角さん……」と思った読者が多かったのです。
脆くて使いにくい最弱の卍解
壊れるほど斬りあってやっと攻撃力を発揮できるという卍解も、デメリットが多く強く見えません。斑目は剣八の元で死にたいがために、自身が隊長に昇進することは望んでいませんでした。 それゆえ彼は卍解が使えることも隠していたわけですが、読者の間では卍解の使い勝手が悪すぎるために、隊長の打診はこないのではないかと揶揄されたほどです。
卍解は修復不可能
「千年血戦篇」で1度壊れた卍解は修復不可能であることが判明し、さらに斑目の評価は弱いに傾きました。龍紋鬼灯丸は対エドラド戦で壊れたままになっており、以降の戦いでは形だけ修復したものを使っています。 つまりエドラド戦が斑目の最大戦闘力で、斑目はもう龍紋鬼灯丸の本来の能力を発揮して戦うことはできないのです。
【関係性】斑目一角は愛されキャラ?周囲との関係性にも注目!
綾瀬川弓親(あやせがわゆみちか)
一角の隣には弓親というくらいニコイチでの登場が多い2人は、護廷十三隊入隊前の流魂街からの付き合いです。美しいものを愛するナルシストな弓親とは一見すると合わなそうな斑目ですが、なぜか波長が合う様子。 長い付き合いとあって弓親の斑目に対する理解度はかなり高く、斑目の性格を考慮して戦いを静観することも。攻撃されるとお互いにかばいあうなど、親友を越えて家族のような深い絆で結ばれています。
副隊長・草鹿やちる(くさじしやちる)
十一番隊の副隊長・草鹿やちるは人懐っこい性格で、誰に対してもオリジナルなあだ名をつけて呼びます。そんなやちるからの呼び名は「パチンコ玉」や「つるりん」です。 アニメのCパートでは、美容院にやってきた斑目を、やちるがからかうコントのようなやりとりも登場。ハゲと言われてスキンヘッドだと訂正したり、油性マジックで髪の毛を描かれそうになって慌てたりと、自由な上司の扱いに困る斑目が観られます。
浅野みづ穂
浅野みづ穂は「破面篇」に登場した女性です。一護のクラスメイト・浅野啓吾(あさのけいご)の姉で、空座第一高校の生徒会長。彼女は坊主頭が好きなため、現世にやってきた斑目を「ダーリン」と気に入ります。 現世ではいい感じの雰囲気の2人でしたが、みづ穂が気に入っているのはスキンヘッドのみのよう。アニメで斑目がカツラを被せられた姿に対しては、かなり冷たい扱いをしていました。
実はお兄ちゃん?斑目志乃との関係は?
「千年血戦篇」で登場する十三番隊所属の斑目志乃(まだらめしの)は、一角の妹またはいとこです。性格は一角によく似ていて好戦的。 小説「Can't Fear Your Own World」では、斑目一族は流魂街で日常的に切った張ったを繰り返しており、親をなくした子供たちが親戚をたらい回しにされていたことが判明。そんな状況だったため、2人が兄妹かいとこ同士かははっきりしていないそうですが、同じ一族であることは確かです。
【活躍】斑目一角の戦いをおさらい!
尸魂界篇
朽木ルキア(くちきるきあ)救出のため瀞霊廷(せいれいてい)にやってきた一護と交戦。「名前に一の付く奴ァ才能溢れる男前」と一護の名前を褒めつつ、自分の名前も褒める自己紹介を披露しました。序盤は始解で優位に立ちますが、一護に2度ばっさりと斬られて敗北。 その後は一護側についた剣八に同行し、七番隊副隊長・射場鉄左衛門(いばてつざえもん)と対峙。訓練のような打ち合いとの末、仲良く酒を飲んでいるところで藍染惣右介(あいぜんそうすけ)の裏切りを聞きます。
破面篇
現世への先遣隊の1人として、斑目は現世での生活を満喫します。そこに襲来してきた従属官(フラシオン)のエドラド・リオネスと交戦。思わず弓親が「隊葬の準備を」と言うほど斑目はボロボロに。 窮地に立たされた斑目は、「こんなとこで使う気なんか無かったのによォ!」と隠していた卍解を披露します。激しい戦闘を繰り広げながら、龍紋を赤く染めていく斑目。そして全霊圧のこもった一打でエドラドに命からがら勝利します。 空座町での決戦では十刃(エスパーダ)のバラガンの従属官チーノン・ポウに、卍解を出し惜しみして完敗。自分の信念のせいで世界滅亡につながる柱を破壊されるという大失態を犯し、駆けつけた射場に説教されていました。
死神代行消失篇
完現術者(フルブリンガー)の集団XCUTION(エクスキューション)との決戦に、隊長・副隊長以外で唯一参戦した斑目。運を操る獅子河原萌笑(てしがわらもえ)と対戦します。 斬魄刀を折られ、最後は殴り合いの末、斑目が頭突きで勝利。同じく隊長を慕う者同士、斑目は獅子河原の命の賭け方について持論を展開し説教もしていました。この戦いでは、骨を外されても筋肉で戻すワイルドさを見せています。
千年血戦篇
「見えざる帝国(ヴァンデンライヒ)」の1次侵攻で誰かに傷を負わされて負傷。2次侵攻では「星十字騎士団(シュテルンリッター)」のマスク・ド・マスキュリンの不意打ち攻撃を受けて戦闘不能となります。 ジゼル・ジュエルとの対戦では、親友の弓親とともに戦うもジゼルが使役するバンビエッタ・バスターバイン(ゾンビ)の爆撃を受けて敗北。さらに同じくゾンビ化した日番谷冬獅郎(ひつがやとうしろう)に動きを封じられた上で斬られて以降は、目立った戦闘シーンはありませんでした。
獄頣鳴鳴篇
大戦後に斑目は副隊長に昇進。12年後を描く「獄頣鳴鳴(ごくいめいめい)篇」でも引き続き副隊長を務めており、「班目武術道場」を開いてルキアと阿散井恋次(あばらいれんじ)の娘・苺花(いちか)に修行をつけています。
【名言】斑目一角のアツい名言!
「てめえは名乗る必要はねえ、俺の名だけをよく覚えときな」「てめえを殺す、男の名だ!」「戦いに死ぬと決めた奴なら自分を殺す奴の名ぐらい知って死にてえ筈だからな」
23巻、エドラドと対峙した際の斑目のかっこよすぎる名乗りです。ちなみに「十一番隊第三席」ではなく「更木隊第三席」と言っているのもグッときます。名乗りからの血を垂れ流しての瞳のアップというコマ割りも印象的。 『鬼滅の刃』の半天狗vs不死川玄弥戦での玄弥の名乗りのオマージュ元ではないかとも言われている名シーンです。
「隊長になるってことは、更木隊長の下で戦えねえってことだ」「俺の望みは1つ あの人の下で戦って死ぬ……それだけだ」
24巻、阿散井恋次に隊長になってほしいと請われた斑目が断る際のセリフです。更木剣八への揺るがない思いがうかがい知れるシーンですね。 斑目はこの言葉通り、他のなにを犠牲にしても卍解を隠し続け、更木剣八のもとで戦える道を残し続けます。その有言実行なところも含めて、斑目の生き様が濃く表れている名言です。
「てめえが死ねるか訊いてるんじゃ無え そいつはてめえの為に死んでくれんのかって訊いてんだよ!」
53巻でXCUTION勅使河原に言ったセリフです。勅使河原は心酔する月島秀九郎(つきしましゅうくろう)のためなら死ねると言いますが、それに対して斑目は「兄貴だろうが舎弟だろうが自分の為に死んでくれる奴の為だけに死ね」と叱咤します。 「命賭けるなら対等に賭けろ」と説教する姿は、ハゲといじられがちなキャラとは思えないほどかっこいいです。
【声優】斑目一角役は檜山修之!
アニメで斑目一角役を演じるのは声優の檜山修之(ひやまのぶゆき)です。『幽☆遊☆白書』の飛影役や『名探偵コナン』の京極真役、『ONE PIECE』のMr.3役などが有名。 絶叫キャラや熱血キャラにも定評があり、『テニスの王子様』ではジャッカル桑原という斑目同様スキンヘッドキャラを担当しています。
『BLEACH』斑目一角は卍解を隠し続ける信念の死神!
アニメ『BLEACH 千年血戦篇-訣別譚-』の盛り上がりで再び注目を集めている『BLEACH』。斑目一角が綾瀬川弓親と共闘するシーンがアニメに登場するのも楽しみですね!斑目のかっこいいところが観たいという人はぜひ原作をおさらにしてみてください!
斑目一角が大活躍する23巻を