映画第4弾「ヒロアカ ユアネクスト」あらすじネタバレ感想！時系列や声優情報まで解説【2024新作】

アニメや映画など様々なメディアに展開し、今や国民的漫画のひとつとなった『僕のヒーローアカデミア』。 この記事では、2024年8月2日から公開がスタートした新作映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』について徹底解説！ネタバレありでのあらすじ紹介はもちろん、本作の時系列や出演声優など、気になる情報をあますことなくお伝えしていきます。 ※この記事は『僕のヒーローアカデミア』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

大人気漫画『僕のヒーローアカデミア』の映画第4弾として制作された『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』。2024年8月2日から公開がスタートし、その完成度の高さで早くも大きな話題となっています。 作中ではデクをはじめとするお馴染みのメンバーと、オールマイトそっくりのヴィラン・ダークマイトの熱いバトルが繰り広げられることに。見どころ満載の名作なので、気になる方は是非劇場へ足を運んでみてください！

原作者の堀越耕平は本作について、「テレビアニメで放送された時系列に沿った内容」だと明言。また、映画公式サイトには「ヒーローVSヴィランの最終決戦直前」の物語が描かれていると明記されています。 アニメ第7期は、まさにその最終決戦が繰り広げられている真っただ中。放送済みのストーリーと映画の内容を照らし合わせてみると、おそらく第7期4話～5話のあいだあたり、デクの雄英帰還から決戦開始までのあいだにダークマイトとの戦いがあったと推測できます。 ちなみに原作で言うと、33巻322話でデクが帰還し、35巻343話からヴィランとの最終決戦がスタート。劇場版の物語はそのあいだに起きていたものと思われます。

死柄木弔たちの策略により凶悪犯たちが脱獄し、荒廃してしまった日本。治安維持のため奮闘するデクたちの前に、オールマイトの継承者を自称するダークマイトが立ちはだかります。彼はオールマイトの「次は君だ」という言葉に感化され、自分こそがその意志を継ぐ者だと考えていました。 そして、ダークマイトは自身が率いる犯罪者組織ゴリーニ・ファミリーとともに、強大な力で人々を従える「新たな象徴」になろうと画策。彼は特別な個性を持つアンナ・シェルビーノの力を利用して巨大要塞を作り上げ、破壊活動を開始します。 デクをはじめとするA組の面々は、町の人々と共に要塞内へ飲み込まれることに。彼らはダークマイトを止めるため、各所で探索・戦闘を始めるのでした。

デクは巨大要塞の中で、アンナの殺害を目的に動くジュリオ・ガンディーニと出会います。彼はもともとアンナの執事として働いており、彼女から「自分が自分でなくなる前に殺して欲しい」と頼まれていました。 実は、アンナは特殊な個性「過剰変容」の持ち主。その能力は自身の個性因子に適合する者の個性を一時的に強化・変容させるという非常に強力なもの。しかし、この因子はアンナの体内で発作的に増加し、暴走を引き起こす危険性もはらんでいました。 ジュリオは自身の個性「因子相殺」でそれを抑えていましたが、ダークマイトの襲撃により個性発動の起点となる右腕を喪失。暴走を防ぐ手段がなくなり、アンナの殺害を決意したようなのです。それを聞いたデクたちはまずアンナを救出し、それから個性の抑制方法を一緒に考えようと提案するのでした。

デクたちがアンナの救出を決意した一方で、ダークマイトは自分の新時代を築くために、旧時代を象徴する雄英学園を破壊しようと画策。巨大要塞で街を壊しながら、学園を目指し進み始めていました。 それを知ったA組の面々はすぐさま行動を開始します。デク・爆豪・轟・常闇の4名がジュリオとともにダークマイトのもとを目指し、残ったメンバーは市民の保護及び避難誘導を担当。全員で力を合わせ、この困難を乗り越えようと奔走し始めます。 しかし、敵には百戦錬磨の大物ヴィランが勢揃い。デクたちはアンナの個性により強化されたゴリーニ・ファミリーを相手に、苦戦を強いられてしまうのでした。

デクとジュリオは何とかダークマイトのもとへ辿り着いたものの、その圧倒的な力の前に敗北寸前まで追い詰められてしまいます。しかし、そこに爆豪と轟が合流したことで戦況が一変し、ダークマイトを撃破することに成功します。 これで一件落着か……と思われたその時、なんとアンナの個性が暴走を開始！さらに、その影響でダークマイトまで暴れ始めてしまったのです。ジュリオはアンナのもとへ行き、彼女を止めようと力いっぱい抱き締めます。 すると、アンナの過剰変容によりジュリオの因子相殺が強化され、暴走は次第に鎮まっていくことに。この隙を突き、デクたちは暴れ回っていたダークマイトへ猛攻を仕掛けます。この強烈な攻撃によりダークマイトは撃破され、長かった戦いにようやく終止符が打たれるのでした。

本作のボスとして登場するダークマイト。その名の通りオールマイトに邪悪さを加えたような見た目をしており、その眼には深い闇と強い信念が宿っているように見えます。 彼は「オールマイトの意志を継ぐこと」が目的だと語っていますが、実際はその力を誇示し周囲を従わせたいだけの様子。自身のことを「新たな象徴」と宣言し、オールマイトの後継者であるデクと激戦を繰り広げることになります。 ちなみに、担当声優はオールマイトと同じ三宅健太が担当。三宅は本作について、「ダークマイトの衝撃、劇場で体感していただきたい！」と熱いコメントを寄せています。

本作のオリジナルキャラクターとして登場する、ジュリオ・ガンディーニ。右目につけた眼帯が特徴的なイケメンで、右腕と左足は義肢になっています。彼はシェルビーノ家に執事として仕えており、普段はクールに振る舞っているものの、その内側には粗暴な一面も持っている様子。 アンナの過剰変容を抑えることができる個性・因子相殺を所持しており、本作の重要なキーマンとして随所で活躍を見せています。ちなみに、ジュリオの声を担当するのは人気声優の宮野真守です。

アンナ・シェルビーノはジュリオが仕えるシェルビーノ家の令嬢で、きらびやかなブロンドヘアーが特徴的な美しい女性です。彼女は自身の因子に適合した個性を強化する「過剰変容」の能力を持っており、それに目をつけたダークマイトにさらわれることに。 本作のメインヒロインとして、ジュリオとともに重要な役割を果たすことになります。ちなみに、アンナの声を担当するのは、女優・タレントとして大活躍中の生見愛瑠です。

劇場版第4弾「ヒロアカ ユアネクスト」の主題歌を担当するのは、紅白にも出演した人気アーティストVaundyです。本作のために書き下ろした「ホムンクルス」という楽曲を提供しています。 「ヒロアカ」の大ファンでもある彼は、今回の楽曲について下記のような熱いコメントを残しています。 「“個性”とは先人から受け継がれてくるものなのだと感じ、デクとその仲間たちに強いシンパシーを抱き、そして強く闘う主人公の姿に勇気づけられました。今回の曲をつくる上でも、自分の“個性”とは何か、という葛藤を抱きながらつくっていったのを覚えています。」

オールマイトの影とも呼ぶべき、恐ろしいヴィランが登場する映画『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ユアネクスト』。 2024年8月2日から公開がスタートし、早くも話題となっている本作。これを機に「ヒロアカ」の原作やアニメ、過去の劇場版をチェックし、万全の状態で「ヒロアカ ユアネクスト」を鑑賞してみるのはいかがでしょうか！