2017年9月27日更新

『天空の城ラピュタ』登場人物、あらすじまとめ【ネタバレあり】

『天空の城ラピュタ』ロボット兵

1986年に公開された『天空の城ラピュタ』は、宮崎駿監督が小学校時代に考えた物語が骨格となり生まれた大ヒット長編アニメ作品です。『天空の城ラピュタ』の登場人物とあらすじをご紹介します。

目次

『天空の城ラピュタ』あらすじ

公開当時の興行収入は振るわなかったものの、東映による観客満足度調査では97.7%と非常に高く、幅広い年齢層に支持されている天空の城ラピュタ。今回はあらすじを大きく4つに分けて紹介していきます。

シータとパズーの出会い

舞台は19世紀後半、産業革命期のヨーロッパです。少女シータは政府の特務機関にとらえられ、飛行船の中にいるシーンから物語は始まります。特務機関の狙いはシータがなき母から受け継いだ青い石でした。

そこへ、同じく青い石を狙う海賊ドーラ一家が、飛行船を襲撃。襲撃の混乱の中、逃亡を図ろうとしたシータは誤って飛行船から落ちてしまいます。しかしシータのつけていた青い石の力で彼女はゆっくりと落ちていき、鉱山で働く少年パズーに助けられます。

パズーはシータを連れて逃げようとしたところ、二人は谷に落ちてしまいます。しかし再び石の力によって救われます。この石、実は昔ラピュタというところで作られた「飛行石」だというのです。パズーの亡き父はラピュタを見ており、ラピュタへ行くことはパズーの夢でした。

青い石とラピュタの秘密

シータとパズーは逃げ切ることができず、特務機構に捕まってしまいます。その際シータは、特務機関を指揮するムスカ大佐から青い石とラピュタの秘密を聞きます。ラピュタは空に浮かぶ伝説の城で高度な科学技術を誇っていたが、遠い昔に滅びたというのです。

シータが持っている青い石「飛行石」は、ラピュタへ帰るための道しるべとして、ラピュタの王族が受け継ぐものでした。

ムスカは、シータがラピュタ王の末裔であることを明かし、シータに協力を乞います。シータは、パズーを解放することを条件にムスカに協力することにしました。解放されたパズーはドーラ一家と組みシータを連れ戻そうとします。

そのころシータは昔、祖母に教わった「困ったときのおまじない」を思い出し、唱えます。すると飛行石が光を放ってラピュタの位置を示し、昔ラピュタから落ちてきたというロボット兵が目覚めて暴れだしてしまいます。シータがつぶやいた言葉は、ラピュタの封印を解く言葉だったのです。

飛行石がムスカの手に渡ってしまう!

ロボット兵が暴れだしたため要塞は破壊され、再びパニックに陥り、この騒ぎでシータは飛行石を落としてしまうのです。それがムスカの手に渡ってしまい、彼は軍とともにラピュタに向かいます。それを追う形でドーラ一家とともにシータとパズーもラピュタへ。

途中で軍に攻撃されドーラ一家とシータ達ははぐれてしまいますが、二人はラピュタへたどり着きます。パズーは軍に捕まったドーラ一家を助けますが、そのすきにシータが捕まってしまいます。

ムスカの本当の狙い

ムスカは城にある巨大な飛行石と、高度な科学技術を持つラピュタの力を手に入れて、世界を支配することが本当の狙いでした。なんとムスカ自身もラピュタ王の末裔であり、飛行石で城の力を操って軍の兵隊を皆殺しにしてしまいます。

これを見たシータは、ムスカから飛行石を奪って逃げ、祖母から教わった「困ったときのおまじない」である滅びの言葉“バルス”を、パズーとともに唱えます。すると飛行石がひかりだし、城は崩壊。ムスカは瓦礫に巻き込まれて死んでしまいます。パズーとシータは慌てて城から脱出すると、城にあった巨大な飛行石は天にのぼっていきました。

『天空の城ラピュタ』主な登場人物

正義感と行動力あふれる青年 パズー

本作の主人公。スラッグ渓谷の鉱山で働く見習い機械工。亡き父からラピュタを見たことがあると聞かされていたため、ラピュタに対して憧れを抱いています。父はラピュタ発見の件で詐欺師の汚名を着せられて死んだため、パズーはラピュタの実在を証明して父の汚名を晴らそうと考えています。

シータと出会ったことで、ラピュタをめぐる冒険の旅へ出ました。

光る青い石に助けられた シータ

ラピュタ王族の末裔で本作のヒロインです。別名をリシュータ・トエル・ウル・ラピュタと言います。北方にあるゴンドアの谷に住んでいましたが、青い石を持っていることでムスカ率いる特務機関に捕まってしまいます。

シータの名前の由来は宮崎駿自身が学生時代に書いた劇のヒロイン、シータ(数学のθ)からきたものと言われています。

政府・特務機構軍

世界支配をもくろむ ムスカ

シータの持つ飛行石を狙う、特務機構の指揮官。表面上は紳士的に振る舞いますが、ひそかに企んでいる世界支配のためには手段を選ばず、最終的には部下や味方も見捨てる冷酷な大佐です。シータ同様、ムスカもラピュタ王族のパロ家の末裔であり、ラピュタの力を利用して世界を支配することが目的です。本名をロムスカ・パロ・ウル・ラピュタと言います。

ラピュタ探索の指揮官 モウロ将軍

ムスカに主導権を奪われたため仲が悪く、非常に短期な性格です。しかしいざというときは自ら先頭に立ち行動するタイプで、部下からの信頼はそれなりにあるようです。最終的にはムスカに裏切られ、部下とともに殺されてしまいます。

ドーラ一家

海賊船の女船長 ドーラ

空中海賊船タイガーモス号の女船長。頭脳明晰で決断力に富んでいるドーラは軍隊の暗号も解いてしまいます。「女は度胸だ」と危険にも果敢に飛び込むドーラは、頼りになるドーラ一家の長です。金になると思い青い石をもつシータ追っていましたが、次第にパズー、シータと協力してラピュタへ向かいます。

現在の体格は大柄ですが、若いころはスタイルがよく美女だったそうです。亡き夫が発明家であったことから、タイガーモス号にある海賊道具のほとんどは夫が作ったものです。

長男シャルル・次男ルイ・三男アンリ

長男のシャルルは豊かなひげを蓄えた大柄な男。怪力の持ち主で、胸筋を膨らませて、シャツのボタンを飛ばすことができる特技を持っています。次男のルイはドーラ一家の中で真っ先にシータに惚れ、三男のアンリはタイガーモス号を操縦しています。

三兄弟の名前はフランス王からきています。三人とも母親ドーラには頭が上がらないマザコンです。

タイガーモス号の老技師 ハラ・モトロ

タイガーモス号のベテラン技師で、みんなからはじっちゃんと呼ばれていますがドーラは「クソジジイ」と呼ぶことも。ドーラの父親の代からお世話になっていたこともあって、船内で唯一ドーラと対等な口が聞ける人物です。自分の船をこよなく愛し、ラピュタを追う際、助手となったパズーを可愛がっています。

その他の登場人物

石をこよなく愛する ポム

ドーラ一家と軍から逃れるために廃坑内を歩いていた際、パズーとシータが出会った老人。鉱物に詳しいため「石たちの声」が聞けると言います。「石が騒いでいるからラピュタが上空に来ている」ということをパズーたちに伝え、パズーたちのラピュタ探しに手を貸します。

パズーの面倒をみる親方 ダッフィー

パズーの職場の棟梁で親方。普段は荒っぽい態度ですが、何かとパズーを気にかけることから、視聴者からの支持率は高いです。唯一ダッフィーの頭が上がらないのは、度胸がありしっかり者のおかみさんです。

ダッフィーの妻 おかみさん

非常に姉御肌で、度胸があり肝も据わっています。ダッフィーとドーラ一家が力比べをする際、フライパンをもって登場します。パズーを息子のようにとても可愛がっています。

シータに呪文の言葉を教えた 祖母

シータに「困ったときのおまじない」を教えた本人。この困ったときのおまじないは、滅びの言葉で、シータはそれを知らされていませんでした。

ラピュタを守るために作られた ロボット兵

過去に空中都市ラピュタから落下してきたロボット。シータが祖母に教わった呪文を唱えた際に目を覚まし、暴れて要塞を破壊します。ラピュタを守るために作られた兵隊で、人類の科学力をもってしてもその身体が何で作られているのかは分かりません。