2019年8月30日更新

「ラピュタ」パズーの将来有望すぎる4つの魅力と名言【私の心が飛行石】

ラピュタ パズー
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1986年に公開されたスタジオジブリの不朽の名作『天空の城ラピュタ』。その主人公の一人である少年・パズーが格好良すぎる!この記事では、彼について徹底紹介した後、パズーの成長が楽しみすぎる4つの魅力を名言とともに紹介します。

『天空の城ラピュタ』のパズーって一体どんなキャラクター?

ラピュタ
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茶色のベストに帽子、そして父の形見のゴーグルを身につけた少年・パズー。彼はジブリ作品『天空の城ラピュタ』に登場するキャラクターの一人です。 両親は既に亡くなっており、鉱山で働きながら一人で暮らしています。明るくまっすぐな性格の持ち主で、どんな時も勇敢に行動。そんなパズーに対して、いち視聴者である私のみならず、シータの心拍数も飛行石のごとく上昇していたことでしょう。まだ13歳程度とは思えないポテンシャルを持つパズーは、まさに将来有望としか言いようがありません。 この記事ではそんな「ハイスペック男子」パズーの成長が楽しみすぎる4つの魅力を紹介。また、彼の名言もいくつかピックアップしていきます。

少年・パズーの成長が楽しみすぎる4つの魅力

1:13歳とは思えない人脈の広さと信頼の厚さ

まず最初に挙げられるのは、パズーが多くの人から好印象を持たれているという点。冒頭の街の人との日常のやり取りから、いかにパズーが街の人々と親しいかが分かります。 またドーラ一家や軍に追われているシータを守るために、パズーの親方(ダッフィー)や機関士のおじさんに助けを求めたシーン。彼らにとってシータは正体不明の女の子にも関わらずすぐに協力しているところからも、パズーへの信頼の厚さが伺えます。さらに、廃坑内で出会った老父の事も「ポムじいさん」と呼んでおり、彼の人脈の広さに驚きます。 それもそのはず、パズーは両親を亡くしてから一人で生計を立て、大人の世界で生きてきたのです。ドーラの海賊船に乗るために迷わず「働きます」と告げたことからも、彼が今までどんな風に世の中を渡り歩いてきたかが分かるのではないでしょうか。

2:初対面の女の子だけでなく、海賊でさえも見かけで判断しない慈悲深さ

パズーが周囲の人に接する態度は、優しいというより「慈悲深い」と言ったほうが正しいのではないかと思います。“空から降ってきた”女の子に対し、自分のベストをかけ、ベッドに寝かせ、自分は床で寝る。そして朝ごはんを用意する……。そんなことが出来る13歳の男の子はパズーしかいないはず。 また、ドーラに対してもそうです。パズーは彼女のことを「見かけよりいい人だと思う。」と言い切ります。彼はドーラ一家の仲間として過ごした時に「海賊」という肩書きではなく、内面の部分を見抜いていたのです。実際にドーラ一家は悪党ではありますが、シータの命は狙っていませんし(狙っていたのは飛行石だけ)、パズーが仲間になってからは一切危害を加えていませんよね。 幼ければ幼いほど、目に見えるものだけが真実であると思いがちですが、パズーは「困っている人に手を差し伸べる」「人を見かけで判断しない」ことが既に出来ているのです。

3:「いつ準備したの!?」と思わせる用意周到さ

天空の城ラピュタ
© Studio Ghibli/Buena Vista Home Entertainment

パズーの準備の良さには「さすがです……」としか言いようがありません。まず、カバンから出てきたのは目玉焼きの乗ったトーストと、りんご、飴玉。パズーの家にやってきた軍隊から逃げるためにものすごいスピードで家を出たのにも関わらず(しかもシータの変装服まで用意)、食べ物やランプはしっかり持っているのです。 また、彼が「40秒で用意した」カバンからはドーラ一家を救ったハサミも。まるでドラえもんのようですが、パズーは人間。自分で中身を用意しなければいけない中でここまで用意周到なパズーにひれ伏すばかりです。

4:不可能なことはない。超人的な身体能力

しかし、パズーは本当に人間なの?と疑ってしまう一面も。その理由は彼の高すぎる身体能力にあります。まず彼は、シータが空から降ってきた時、腕の力だけで彼女を支え、細い鉄柱をものすごいスピードで駆けていました。また、握力や腕力も人力を超えており、列車から貨物部分を切り離すことができるだけでなく、どんなにツルツルの壁でも登ることができるのです。 さらに、バズーの身体能力といえば「石頭」と「目の良さ」が思い浮かぶ人も多いのではないでしょうか?自分自身で「僕の頭は親方のげんこつより硬い」と言っているだけでなく、ムスカにも「あの石頭は私のより頑丈だよ」と言われているので、その強さは相当なものなはず。また、かなり遠く(数十〜百メートルほど?)のシータを肉眼で見つけており、双眼鏡いらずなのです。 これらの身体能力の高さを持つパズーは、もはや13歳の少年でも人間でもない気がしますが、この非現実さが作品を面白くさせているのは間違いありません。

「ラピュタ」の中からパズーの名言をピックアップ

さっきまで「ひょっとすると天使じゃないか」って心配してたんだ。

シータが目覚めた時のパズーの一言。「君が空から降りてきたとき、ドキドキしたんだ。きっと素敵なことが始まったんだって。」しかり、パズーは少し恥ずかしくなるような真っ直ぐな台詞をさらっと言えるのです。 宮崎駿が本作の企画意図で挙げていたのは、『天空の城ラピュタ』 は小学生を対象の中心とした映画であること。そして、目指すのは笑いと涙、真情あふれる素直な心、現在もっともクサイとされているもの、しかし実は観客たちが自分自身気づいていなくても、もっとも望んでいる心のふれあい、相手への献身、友情、自分の信じるものへひたむきに進んでいく少年の理想を、今日の観客に通ずる言葉で語ること、なのだと言います。(宮崎駿『出発点1979〜1997』より) つまり、作品が小学生にも理解されるように、そして観客の心に素直に入り込むように、パズーの未来への期待を表すようなストレートな言葉が必要だったのではないでしょうか。

僕の父さんはうそつきじゃないよ!今、本物を作ってるんだ。きっと僕がラピュタを見つけてみせる。

ラピュタを見つけ、想像図を書いたものの周囲の人に信じてもらえず、「詐欺師」と言われたまま亡くなってしまったパズーの父。パズーはそれに対し、ただ悲しみに暮れているのではなく、真実を自分の手で明かそうとします。 父を信じ、救うためにパズーは自分自身ではばたき機を作り、ラピュタを見つけようとしていました。実際にパズーは「竜の巣」の中で父の幻を見たのち、ラピュタに辿り着くこととなります。

僕が馬鹿じゃなくて、力があれば守ってあげられたんだ……。

この台詞は、シータに「ラピュタのことは忘れて手を引いて欲しい」と言われ家に帰ってきたパズーに、ドーラが真実を伝えた時の台詞。ムスカに脅されたシータがパズーを助けるためにそうしたのだと知ったパズーは、素直に自分の過ちを認めるのです。 そして再びシータを守るために、ドーラに仲間に入れてもらえるように頼み込みます。ちなみに「40秒で支度しな!」というドーラの有名な台詞はこの時に登場します。

「ラピュタ」パズーもその1人。ジブリ男子の魅力は底知らず!

ラピュタ パズー
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どの作品にも登場する魅力的なジブリ男子たち。その中でも、13歳程度にも関わらず既に完璧なパズーが一番好きだという人は多いのではないでしょうか? パズーとシータは結局どうなったのか、作中で明かされていません。しかし二人の未来がどんな形であれ、パズーがさらに素敵な男性になっていることは間違いなさそうです。