『思い出のマーニー』声優キャスト・キャラクターまとめ 有村架純やTEAM NACSの役は？

英語版吹き替え声優キャストはこちら

マーニーは大岩夫妻の家のそばに建つ「湿っ地屋敷」に住んでいる外国人の少女。七夕まつりの夜、アンナは誰も住んでいないと思われていた屋敷で彼女と出会います。 マーニーと会えるのは夕暮れ時の満潮時のみで昼間は屋敷も荒れた空き家。アンナは次第に夢や空想の人物だと思い始めますが、ある日マーニーの日記が発見されます。

有村架純(ありむらかすみ)は1993年2月13日兵庫県生まれの女優。出演ドラマは『あまちゃん』(2013)、『ひよっこ』(2017)、『中学聖日記』(2018)、『コントが始まる』(2021)などがあります。 映画は「SPEC」シリーズ、『ビリギャル』(2015)、『花束みたいな恋をした』(2021)などに出演し、今やドラマに映画にCMに引っ張りだこです。 2022年には映画『前科者』で報知映画賞・主演女優賞を受賞。『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』(2019)では再び声優に挑戦し、舞台『友達』(2021)で7年ぶりに舞台出演するなど幅広く活動しており、すべての世代から人気の高い女優です。

佐々木杏奈(ささきあんな)は喘息を患っており、療養のため大岩夫妻のいる田舎町に赴く中学1年生の少女。 幼い頃に両親を亡くし、親族の心無い言葉で傷ついた過去がありマーニーとの出会いから過去のトラウマとも向き合っていきます。

高月彩良(たかつきさら)は1997年8月10日神奈川県生まれの女優。アクトレス・シンガー・グループbump.yの元メンバーです。 映画では「ジョーカーゲーム」シリーズや『翔んで埼玉』(2019)に出演。舞台『呪術廻戦』(2022)や『進撃の巨人-the Musical-』(2023)などアニメ原作の舞台で活躍しています。

佐々木頼子(ささきよりこ)はアンナと溝ができてしまっていることを憂う養母です。血のつながっていないアンナからは「おばちゃん」と呼ばれてます。

松嶋菜々子(まつしまななこ)は1973年10月13日神奈川県生まれの女優。 ドラマの出演はお馴染みの『GTO』(1998)のほか『やまとなでしこ』(2000)、「救命病棟24時」シリーズ、『家政婦のミタ』(2011)、『SUPER RICH』(2021)などがあります。 映画では『リング』(1998)、『眉山-びざん-』(2007)、『ゴースト もういちど抱きしめたい』(2010)で主演を務めています。

大岩清正(おおいわきよまさ)はアンナが療養のため訪れる大岩家の父。怖い話が好きで「湿地屋敷には幽霊が出る」とアンナに教えます。

寺島進(てらじますすむ)は1963年11月12日東京都出身の俳優。『交渉人 真下正義』(2005)で日本アカデミー賞・助演男優賞に選ばれるなどVシネから刑事ものなど長年の任侠キャラがすっかり定着しています。

大岩セツ(おおいわせつ)は清正の妻で頼子の親戚です。夫と仲がよく子供が独立したこともありアンナを本当の子供のように可愛がります。

根岸季衣(ねぎしとしえ)は1954年2月3日東京都生まれの女優。演技派として知られており、「口うるさいおばさん」役などに定評があります。 映画では『ペコロスの母に会いに行く』(2013)、『娚の一生』(2015)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2017)、『ミッドナイトスワン』(2020)などに出演しています。

久子(ひさこ)はよく「湿っ地屋敷」の絵を描いている絵描きの女性。マーニーの生い立ちについて知る重要な人物です。

黒木瞳(くろきひとみ)は1960年10月5日福岡県生まれの女優。宝塚歌劇団の元月組トップ娘役であり、数多くのドラマ、映画、CM、テレビ番組の司会など幅広く活動しています。 声優は『それいけ!アンパンマン ロールとローラ うきぐも城のひみつ』(2002)のローラ姫役、「Mr.インクレディブル」シリーズのイラスティガール役などで経験しています。

彩香(さやか)は東京から湿っ地屋敷へと転居してきた一家の少女。好奇心旺盛で赤い眼鏡がトレードマークです。

杉咲花(すぎさきはな)は1997年10月2日東京都生まれの女優。味の素 Cook DoのCMで回鍋肉を食べる女の子でお馴染みですね。 『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(2018)でドラマ初主演を飾り、ドラマ『ハケン占い師アタル』(2019)や『恋です!〜ヤンキー君と白杖ガール〜』(2021)、映画では『青くて痛くて脆い』(2020)など数多くの作品で主演を務めています。

老婦人は久子の回想話の中に登場する謎の人物です。その正体は果たして......。

森山良子(もりやまりょうこ)は1948年1月18日東京都生まれの女優・歌手です。平成18年度芸術選奨文部科学大臣賞、平成20年秋紫綬褒章を受賞しています。 長女は元ミュージシャンの森山奈歩。長男はシンガーソングライターの森山直太朗。映画では『がんばっていきまっしょい』(1998)、『箱入り息子の恋』(2013)などに出演、『竜とそばかすの姫』(2021)では再び声優を務めています。

ばあやはマーニーが住んでいた「湿っ地屋敷」の老家政婦です。マーニーをいじめの対象としていました。

吉行和子(よしゆきかずこ)は1935年8月9日東京都生まれの女優です。ドラマは「3年B組金八先生」や「ふぞろいの林檎たち」、「ナースのお仕事」などシリーズものに多数出演。映画は『佐賀のがばいばあちゃん』(2006)『東京家族』(2014)などに出演し2021年日本アカデミー賞・会長功労賞を受賞しました。 ジブリ作品の声優は2度目で『崖の上のポニョ』(2008)ではトキ役を担当しています。

山下医師はアンナの主治医です。映画冒頭で喘息持ちのアンナの療養として、環境の良い場所で過ごさせるよう提案します。

大泉洋(おおいずみよう)は北海道出身の俳優。演劇ユニットTEAM NACSのメンバーです。映画、ドラマだけでなくバラエティー番組にも出演するなど幅広く活躍しています。 TEAM NACSはジブリ作品の声優によく起用されていて、大泉はほかにも『千と千尋の神隠し』(2001)番台蛙役、『猫の恩返し』(2002)茄子役、『アンダルシアの夏』(2003)主人公・ペペ・ベネンヘリ役、『ハウルの動く城』(2004)カブ・兵士役も務めています。 他にも『ブレイブ ストーリー』(2006)キ・キーマ役、『レイトン教授と永遠の歌姫』(2009)主人公・レイトン教授役、『バケモノの子』(2015)多々良役、『グリンチ』(2018)グリンチ役などで声優を務めています。

十一(といち)は白いひげを蓄えた口数の少ない老人。寡黙ながらアンナが湿っ地屋敷から帰れなくなった際に助けてくれました。

安田顕(やすだけん)もTEAM NACSの俳優。 ドラマ出演は「SPEC」シリーズ、『重版出来！』(2016)、『正義のセ』(2018)などに、映画では『龍三と七人の子分たち』(2015)、『不能犯』(2018)、『ザ・ファブル』(2019)、『ラーゲリより愛を込めて』(2022)に出演しています。 声優としては『千と千尋の神隠し』(2001)、『猫の恩返し』(2002)の主人公が恋する同級生役、『ハウルの動く城』(2004)の兵士役で出演しました。

マーニーの父は屋敷でパーティを開くほどのお金持ち。マーニーの金髪や青い目は父から受け継いでいます。

戸次重幸(とつぎ しげゆき)もTEAM NACSの1人です。妻は女優の市川由衣。 主な出演映画は『相棒シリーズ X DAY』(2013)、『猫侍』(2014)、『恋は雨上がりのように』(2018)など。ドラマでは『チーム・バチスタ2 ジェネラル・ルージュの凱旋』(2010)、「監察医 朝顔」シリーズ、『僕だけがいない街』(2021)などに出演しています。 また本作以外にもジブリ映画『千と千尋の神隠し』(2001)や『ハウルの動く城』(2004)に声優として出演しました。

ジブリ作品で初めての全編英語歌詞の楽曲「Fine On The Outside」 / プリシラ・アーンが、「心が洗われる歌声」「胸が苦しくなる」と話題を呼びました。彼女は1984年3月9日ジョージア州の生まれのシンガーソングライターで、本楽曲は学生時代の孤独感を書いたものだそうです。 プリシラ・アーンさんとの出会いには、運命的なものがありました。2013年の年末にジブリ美術館でコンサートをやって、彼女の声はマーニーに合うに違いないということで、3日後に西村義明プロデューサーがアメリカに飛び、彼女に直接会いにいって、本人と1対1でお会いして、主題歌をお願いしたそうです。

この作品を監督するに当たって米林監督は「『風立ちぬ』『かぐや姫の物語』の両巨匠の後に、もう一度、子どものためのスタジオジブリ作品を作りたい。この映画を観に来てくれる「杏奈」や「マーニー」の横に座り、そっと寄りそうような映画を、僕は作りたいと思っています」とコメントしています。 試写を終えた宮崎監督は今作の米林宏昌監督について、「本当によく頑張った。監督は『1＋1＝5』の男であることが分かった」と絶賛したそうです。 また、高畑監督から「（米林監督は）『さすがジブリ』と言わせるものを作った。この作品で『じじい』が去った後のジブリの押しも押されもせぬエースであると、世間にもてはやされるだろう。それを認めることはやぶさかでない」という趣旨のメールを寄せられたことも明かしました。 ちなみに米林監督は『千と千尋の神隠し』のキャラクター、カオナシのモデルであることでも有名です。

作画監督には『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』などを担当した安藤雅司が13年ぶりにジブリ作品で作画監督に。 美術監督には、三谷幸喜、岩井俊二、李相日、クエンティン・タランティーノ、チャン・イーモウなど実写映画を数多く担当してきた種田陽平が参加し、引きこまれそうな温かいタッチの作画で『借りぐらしのアリエッティ』に引き続き、色彩豊かに仕上げました。 脚本では『借りぐらしのアリエッティ』などで脚本をてがけた丹羽圭子が参加しています。音楽は『クライマーズ・ハイ』、『大奥』などを手がけた村松崇継が担当しました。

鈴木敏夫プロデューサーのつくったコピー「あなたのことが大すき。」をより具体的にあらわした「あの入江で、 わたしはあなたを待っている。永久に──。」というコピーはポスターや映画広告など、多くのメディアで使用されています。

鈴木は以前三浦と対談した際に「作家としてはむろんのこと、女性としても大変、魅力的な人」と感じ、本作の宣伝を女性に絞ってやりたいとなったときに三浦のことが真っ先に思い浮かんだといいます。 三浦も「とても好みの映画だったので、ほんの少しですがかかわることができて光栄です！」と快諾。そうして三浦が仕上げたコピーは、鈴木プロデューサーいわく「男どもが束になって掛かっても生まれない名コピー」であり、「見事に期待に応えてくれました。彼女には、この場を借りて、お礼を言わせて貰います」と感謝の言葉を送っています。

キーナン・シプカは1999年11月10日生まれの女優です。 2008年、2009年にテレビドラマ『マッドメン』で全米映画俳優組合賞アンサンブル賞を受賞、2014年には*「2014年最も影響力ある10代の25人」の1人に選出されました。

ヘイリー・スタインフェルドは1996年12月11日生まれの女優です。 2010年に『トゥルー・グリット』でアカデミー賞助演女優賞にノミネート。『バンブルビー』(2018)で主演を務め、2022年にはMCUドラマ『ホークアイ』でケイト・ビショップ役に抜擢され人気を博しています。

ジーナ・デイヴィスは1956年1月21日生まれの女優です。 1988年『偶然の旅行者』でアカデミー賞助演女優賞を受賞、2006年にはテレビドラマ『マダム・プレジデント 〜星条旗をまとった女神』で第63回ゴールデングローブ賞で主演女優賞(ドラマ部門)を受賞するなど映画、ドラマで活躍しています。

ジョン・C・ライリーは1965年5月24日生まれの俳優です。 2002年に『シカゴ』でアカデミー賞助演男優賞にノミネート。「シュガー・ラッシュ」シリーズのレック・イット・ラルフ役や『SING/シング』(2016)でエディ役の声を担当しています。

グレイ・デリスルは1973年8月24日生まれのコメディアン、声優です。 1994年に英語版「クレヨンしんちゃん」シリーズで風間君と松坂先生を務めたほか、実写映画「トランスフォーマー」シリーズではアーシーの声を担当しています。

ヴァネッサ・ウィリアムスは1963年3月18日生まれの歌手、女優です。 1988年にデビューアルバム『The Right Stuff』を発売、1995年には『Colors of the Wind』でグラミー賞を受賞しています。またドラマ「デスパレートな妻たち」シーズン7・8ではメインキャストを務めました。

エイバ・エイカーズは2005年生まれの女優です。ディズニー映画『シュガーラッシュ』(2012)、『アナと雪の女王』(2013)など、声優として活躍。俳優としてもマーベルドラマ「エージェント・オブ・シールド」シリーズに出演しています。

マーニー役の有村架純やアンナ役の高月彩良など、魅力的な声優陣がそろった本作。また、舞台である北海道にゆかりのある俳優も、多数キャスティングされているのが興味深いですね。 見どころ満載の本作。今度は声優に注目して観てみるのも面白いかもしれません。