2022年12月25日更新

火の悪魔カルシファーの正体は?ハウルとの契約内容や名セリフも解説

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ジブリ公式画像 ハウルの動く城

『ハウルの動く城』のカルシファーはハウルと契約を交わした火の悪魔。重要キャラクターでありながら、映画内ではその正体が明らかになっていません。 本記事では、そんなカルシファーの原作から分かる正体と映画『ハウルの動く城』での名セリフ、声優情報などを紹介していきます。

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『ハウルの動く城』火の悪魔カルシファー

ハウルの動く城
属性 星の子→火の悪魔
ハウル との関係 契約相手 心臓を共有している
名セリフ 「おいら火薬の火は嫌いだよ。奴らには礼儀ってものがないからね。」 「生きてる!おいら、自由だ!」など
声優 我修院達也

カルシファーはハウルと契約している火の悪魔です。城の動力源でもあり仕事に不満を漏らすことも(「おいら、かわいそうな悪魔なんだ。契約に縛られて、ここでハウルに扱き使われてるんだ」)。 水に弱く、おだてに弱いお調子者な性格。数々の名言も残している、愛らしい人気キャラクターです。

カルシファーの正体・ハウルとの契約とは?

『ハウルの動く城』

映画では詳しく描かれませんでしたが、原作小説『魔法使いハウルと火の悪魔』ではカルシファーとハウルの間で結ばれた契約について詳しく記述があります。 以下ではその出会いや内容を詳しく記述していきましょう。

カルシファーとハウルの契約

原作『魔法使いハウルと火の悪魔』では、カルシファーは「星の子」と呼ばれる存在です。本来は流れ星のようなもので地上に落ちれば命が尽きる生物でした。ハウルはそのことを不憫に思い、心臓を共有することで彼を助け、契約を結びます。 契約によって強力な魔力を手に入れたハウルと生き延びたカルシファーですが、この契約には互いにデメリットもありました。 カルシファーとハウルは互いが死ぬと同時に消滅してしまう一蓮托生の運命となったのです。またハウルとカルシファーは長期的に契約を結んでいると心を失い化け物になってしまうのでした。

ハウルの動く城

契約を破棄するには?2人のその後も

契約を破棄するにはソフィーの力が必要でした。昔ソフィーと会ったことがあったハウルはそのことを知っていて、ずっとソフィーを探していたのです。 ソフィーは「生命を吹き込む力」を持っていました。そのため契約を解除しても、ハウルもカルシファーも生き続けることができたのです。 契約を解除してもカルシファーはハウルとともに生きて、映画のその後が描かれている原作第3巻では大活躍していました。 2人の出会いは偶然でしたが、この出会いはハウルの人生を大きく変えるきっかけになりました。宮崎駿監督は、ハウルのことを「星にぶつかった少年」と称しています。ハウルにぴったりな名前ですよね。

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カルシファーの名台詞&名シーンまとめ

「ソフィー!消えちゃうよ!薪をくれなきゃ死んじゃうよー!」

こちらは、ソフィーが城の中を掃除する際にカルシファーが彼女に助けを求めるために言ったセリフです。 ソフィーはカルシファーの周りに落ちていた灰を掃除するために、カルシファーを薪と共に他の容器に移しました。その間、必死に薪にしがみついている様子は非常に可愛らしかったですよね。 カルシファーは、元々火であるため雨に濡れてしまったり、薪などのエネルギーがなければ死んでしまいます。薪だけでなく、ハウルの残した朝食のベーコンなどもエネルギーに変えていました。 カルシファーが城の原動力なのに、水やエネルギー不足で死んでしまうのは大きな弱点ですね。

「おいら火薬の火は嫌いだよ。奴らには礼儀ってものがないからね。」

こちらは、物語序盤で、戦場から帰還したハウルが戦いの惨状を語った時のセリフ。 薪などをエネルギーに燃えるカルシファーと人を傷つける火薬の火。同じ炎でもその使用目的はまったく異なります。 いつもお調子者で可愛らしいカルシファーですが、戦争を嫌っているのにもかかわらず王の命令によって戦場に駆り出されたハウルを心配し寄り添ってるのかもしれませんね。

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「目か心臓をくれればもっとすごいぞ」

ハウルを救うため城を出たカルシファー。しかし、城の原動力であったカルシファーが出て行ったことで城は崩壊し、ソフィーは再び城を動かしてほしいと頼みます。 そして、カルシファーはソフィーの髪の毛をエネルギーに城を立て直します。このセリフから目や心臓がより強力な力の源になることが分かり、ソフィーがハウルとの契約を見破るきっかけになりました。

「生きてる!おいら、自由だ!」

『ハウルの動く城』

ソフィーがハウルとの契約を見破ったことにより、晴れてカルシファーは自由の身になりました。カルシファーがどれだけ自由を求めていたのかが分かるセリフですね。 喜んで出て行ったカルシファーでしたが、恋しくなったのか最終的にはソフィーとハウルが住む城に戻ってきました。

声優は我修院達也

カルシファーの声優を務めたのは、我修院達也(がしゅういん たつや)です。 元々「若人 あきら」という名で活動しており、郷ひろみのモノマネで『オレたちひょうきん族』や『笑っている場合ですよ!』などバラエティに出演し人気を博しました。改名してからは役者としての認知されるようになり、今ではレコード会社の音楽プロデューサーとしても活躍しています。 実は、『千と千尋の神隠し』に青蛙役で出演していました。青蛙は、湯屋で下働きをしている蛙で、金にがめつい性格をしています。 青蛙の登場シーンは多いわけではないですが、そのキャラクター性と独特な声で人気を博しました。

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カルシファーの正体は城を支える火の悪魔であり星の子

ハウルの動く城
© Studio Ghibli/Walt Disney Pictures

本記事では、『ハウルの動く城』で重要キャラクターの1人であるカルシファーの原作から分かる正体について紹介しました。 1度『ハウルの動く城』を見た方でも、カルシファーについてよく知らない人はいるのではないでしょうか?本記事の情報を踏まえ、今度はカルシファーに注目して本作を見返してみてください!