2022年12月26日更新

『ハウルの動く城』の名言・セリフ・人気シーンまとめ【良い男だねぇ】

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『ハウルの動く城』

宮崎駿が手がけた『ハウルの動く城』は、2004年に公開されたジブリの名作。城そのものが動いたり、王子様がカカシにさせられていたり、ファンタジーの世界を堪能できる作品です。 美青年ハウルや火の悪魔カルシファー、かわいい弟子のマルクル、カカシのカブなど愛すべきキャラクターの名言を、英語版とともにまとめてみました。

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『ハウルの動く城』名言ランキング

『ハウルの動く城』
  1. 1位:ソフィー
    ハウルに心が無いですって?
    確かに、わがままで臆病で何をかんがえているかわからないわ
    でもあのひとはまっすぐよ
    まっすぐ生きたいだけ

  2. 2位:ハウル
    もう終わりだ……美しくなかったら生きていたって仕方がない……

  3. 3位:カルシファー
    おいら火薬の火は嫌いだよ
    やつらには礼儀ってものがないからね

ハウルの名言5選

『ハウルの動く城』

①「やあごめんごめん。探したよ」

Hi beautiful, I was just looking for you.

ソフィーと最初にであったときの、ハウルの第一声です。英語だと「Hi beautiful」という呼びかけなのでいっそう女ったらしな(?)雰囲気が強まりますね。 このセリフは後半に明らかになる2人の過去とのつながりの伏線になっていました。

②「もう終わりだ……美しくなかったら生きていたって仕方がない……」

I'm done for. What's the point in living, if you aren't beautiful.

ソフィーが家中を綺麗にしてしまい、お風呂場のものを動かしてしまいました。ハウルの美しい金髪は青くなってしまい、闇の精霊を呼び出して落ち込んでしまった時のセリフです。 おばあちゃんになってしまったソフィーの前でなんて失礼な……!

③「僕は本当は臆病者なんだ。怖くて怖くてたまらない……」

たくさんの魔よけや様々なものでいっぱいのベッドで寝込んでいるハウルに、ソフィーはミルクを持っていきます。その時に自分は弱虫で怖くてたまらないから魔よけがたくさんあるんだと打ち明けました。 のらりくらりと本心を見せなかったハウルの素顔が見え、ギャップに思わずキュンとしてしまったファンも多いのではないでしょうか……?

④「自由に生きるのに要るだけ」

「ジェキンス」やら「ペンドラゴン」やら、ハウルのもとにいろんな名前で届く戦争への召集令状を見て、ソフィーは「ハウルって、一体いくつ名前があるの?」と尋ねます。その時のハウルの答えがこちらです。 名前や肩書きから自由になりたいと匿名で活動する人が多い現代、共感できる人はますます増えているのではないでしょうか。

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⑤「何故?僕はもう十分逃げた。ようやく守らなければならないものができたんだ。君だ」

ハウルは本当はとっても弱虫でズボラです。そのせいでサリマン先生や様々なものから逃げてきたハウル。そんなハウルですが、ソフィーとの生活を過ごすうちに変わり始めます。そしてサリマンからの攻撃に対し、戦おうと決心し、ソフィーに言った名言です。

ソフィーの名セリフ6選

ジブリ公式画像 ハウルの動く城

①「そうさ、この国一番のきれい好きな魔女さ」

呪いにかけられたソフィーはハウルの城に住むことを決め、汚い城の中を掃除をし始め、カルシファーのことまで手なずけてしまいます。そのソフィーにマルクルが魔女じゃないの?と聞かれた時に言ったセリフです。

②「あたしなんて美しかったことなんか一度もないわ!!」

ソフィーがハウルの城の中を綺麗にしてしまったため、ハウルの美しかった金髪が青くなってしまい、闇の精霊を呼び出すほど落ち込んでしまった時に、ソフィーがそんなハウルに対して怒って言うセリフです。

③「ハウルに心が無いですって?確かに、わがままで臆病で、何を考えているか分からないわ。でもあのひとはまっすぐよ。自由に生きたいだけ。ハウルは来ません。魔王にもなりません。悪魔とのことは、きっと自分で何とかします。私はそう信じます!」

ハウルに頼まれ、サリマンの所へソフィーが向かいます。そこでサリマンと話し思わず激昂するソフィー。サリマンへ抗議するように話しながらソフィーはどんどん若い姿になっていきます。

④「だってあたし、あなたを愛してるの!」

Because I live you!

ソフィーは夢を見ています。そこに黒い怪鳥があらわれます。そしてそれはハウルでした。そんなハウルに向かって、あなたにかけられた呪いを解いてあげたいと言いますが、自分の呪いも解けないのに?と言われ思わずソフィーは叫びます。

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⑤「ハウル……ごめんね、あたしぐずだから。ハウルはずっと待っててくれたのに…」

石のようになってしまったハウルに言うセリフです。ハウルはカルシファーとの契約が解けるソフィーを、ずっと昔から待っていたのでした。

⑥「そうなの、心って重いの!」

ソフィーが契約を解除したことで、カルシファーからハウルのもとに心臓は戻り、ハウルはそのあまりの重さに驚きます。心臓の重さを心の重さとして表現し直したこのセリフ、よくよく聞いてみると深いですね。

カルシファーの名言4選

ジブリ公式画像 ハウルの動く城

①「おいら、かわいそうな悪魔なんだ。契約に縛られて、ここでハウルに扱き使われてるんだ」

悪魔なのに自分で自分をかわいそうというなんて、なんとも可愛らしいセリフですね。カルシファーはハウルに命を救われているので、実はそんなにハウルのことを憎んでいないからこそ、こんなに愛らしい雰囲気になったのかもしれません。

②「おいらを苛めたんだ!おいらが死んだら、ハウルだって死ぬんだぞ!」

ソフィーが掃除中、暖炉の灰を掻き出す時にカルシファーを落としそうになってしまい、カルシファーがあわてて言うセリフです。 何気ないセリフのようでスルーしてしまいがちですが、カルシファーなりに契約に気づいてもらおうと、サインを出していたのでした。

③「おいら火薬の火は嫌いだよ。やつらには礼儀ってものがないからね」

I hate the fire in gunpowder. They have no manners.

火の悪魔の視点から戦争を批判する奥深いセリフでした。火は少しなら美しいですが、火薬となると暴力的で恐ろしくなりますよね。

④「生きてる!おいら、自由だ!」

ソフィーが契約を見破ったことで、契約が解除されたカルシファー。自由の身を謳歌する様子が可愛らしいラストシーンでした。契約が解除されてもハウルの新しい城に留まるなんて、結局ハウルのことが好きなんですね。

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マルクルの名セリフ2選

①「待たれよ」

JUST WAIT.

『ハウルの動く城』

ハウルの弟子でいつも留守番を任されているマルクルは、お客さんの対応をするときマントで老人に変身します。威厳を出すためのようですが、声は普通の男の子のまま。なんとも可愛らしい名シーンでした。

②「ソフィー、行かないで!僕、ソフィーが好きだ!ここにいて!」

Please don’t go, I love you, Sophie. Please stay.

最初はソフィーのやることにあまり乗り気がしない様子でしたが、ソフィーに様々なことを手伝わされ、ソフィーのことを信頼するようになっていきます。 ソフィーが母と再会して一緒に暮らしましょうと言われ、その様子を見てソフィーがいなくなってしまうのではと思ったマルクルのセリフです。

荒地の魔女の名セリフ4選

『ハウルの動く城』

①「良い男だねぇ」

魔法が解かれてからの荒地の魔女は、すっかり穏やかな性格になっていて「〜だねぇ」とゆったり喋ります。 ハウルと対面したシーンで「良い男だねぇ」と言いますが、これは実はハウルに対してではなく、隣にいたカカシの王子に対して発されたものではないか?という考察もあるようです。

②「きれいな火だねぇ」「カルちゃんきれいだねぇ」

ハウルの心臓であるカルシファーを、荒地の魔女はずっと眺めて欲しがっていました。火が綺麗だからほしかったのか、若くて美しい男の心臓がほしかったのか、どちらなのか考えると少し恐ろしいセリフですね。

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③「恋だね」

That is how everyone calls love is.

荒地の魔女はすっかり魔力を抜かれ、ただのおばあちゃんになってしまいます。しかしめざとい面もあり、ソフィーがハウルと一緒に出かけて帰ってきたソフィーの顔を見ながら言います。

④「仕方ないね。大事にするんだよ」

おばあちゃんになってしまった荒地の魔女ですが、カルシファーがハウルの心臓だということを魔女の力でわかっています。 ハウルを生き返らせるためには、おばあちゃんが持っている青いカルシファーが必要なのです。そしてソフィーは渡してくれるよう頼みます。 そのソフィーの熱意に負けて差し出しながら言うこのセリフは、『ハウルの動く城』の印象に残るシーンでした。セリフをよく聞きながら見るとより楽しさが増すのではないでしょうか。

その他の名言集

カブ

『ハウルの動く城』カブ

「戦争が終わりましたら、また伺いましょう。心変わりは、人の世の常と申しますから」

I will visit you after the war. Some say people’s hearts will change all the time.

カブは呪いによってカカシの姿にさせられていたため、全編を通してセリフはとても少ないです。しかし最後の方で城が崩壊し、みんなが崖に落ちてしまいそうになった時に、カブが身を持って助けます。 そのお礼にソフィーがカブにキスをして、そのおかげで王子の姿に戻ることができました。 荒地の魔女に一目惚れされてしまいますが、ソフィーのことが好きなカブが、ソフィーとハウルのハッピーエンドな姿を見つつも言う名言です。

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サリマン

ジブリ公式画像 ハウルの動く城

「お母様、ハウルに恋してるのね」

Mrs.Pendragon… You’re in love with Howl.

マダム・サリマンに呼び出され、ハウルの代わりにサリマンの元へ向かったソフィー。サリマンと話す中でつい激昂してしまったソフィーがサリマンに思いをぶちまけます。そうしながらソフィーの外見は老婆から少女へと変身し、その姿を見てサリマンが言います。

「この馬鹿げた戦争を、終わらせましょう」

ハウルとカルシファーの契約が切れた様子や、カカシのカブが王子に戻った様子を見て、サリマンはこのセリフを発します。もともとサリマンがハウルを手に入れるために始めた戦争だという俗説がありますが、そもそもサリマンは戦争を望んでいなかったのかも? 最後まで謎に包まれたキャラクターでした。

レティー

「自分のことは自分で決めなきゃダメよ!」

レティーはソフィーの妹。ソフィーはおそらく今の母の義理の娘ですが、レティーは実の娘のようです。 腹違いの姉妹ですが、家のことや地味な容姿、周囲の声に縛られてがんじがらめになっているソフィーの背中を押してくれました。物語の一番のテーマに通ずるセリフだったと言えるのではないでしょうか。

『ハウルの動く城』には名言が盛りだくさん!

『ハウルの動く城』には心に残る台詞がたくさん残っています。それぞれのキャラクターの台詞に要注目してみてください!