2024年4月27日更新

【最新】コナン未回収の伏線を徹底考察!あの方の正体や重要な謎の真相とは?

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コナン

『名探偵コナン』は伏線や謎が多く考察しがいのある作品です。今回は黒の組織・あの方・ベルモット・ラム・灰原哀・赤井ファミリー・安室透にスポットをあて、未回収の伏線について考察していきます! ※この記事は『名探偵コナン』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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【最新】『名探偵コナン』の未回収の伏線一覧

黒の組織 ・最終目的である「極秘プロジェクト」の全貌 ・「あの方」烏丸蓮耶の正体や行方 ・烏丸蓮耶と謎の老人の関係 ・大黒連太郎の正体
ベルモット ・ベルモットとボスの関係性 ・ベルモットがコナンと蘭を助ける理由 ・ベルモットの不老の理由 ・メアリー世良にAPTX4869を飲ませた理由 ・黒の組織の研究を「愚か」だと言った理由
ラム ・ラムの目的 ・ラム=脇田兼則だと気づいている人物
灰原哀 ・意味深な発言の真意 ・灰原が焼け残ったMOをコナンに隠す理由 ・両親が消えた理由と「銀の弾丸(シルバーブレット)」との関連性 ・宮野エレーナが「ヘル・エンジェル」と呼ばれていた理由
赤井家 ・宮野明美が赤井秀一に送ったメールの内容 ・赤井務武の行方 ・幼児化したメアリー世良が咳をしている理由
安室透 ・工藤家でのお茶会の真相 ・宮野エレーナが安室に「バイバイだね、零くん」といった理由

黒の組織(黒ずくめの組織)の未回収の伏線を考察

コナン 黒の組織
(c)青山剛昌/小学館 (c)CYBIRD

まずは黒の組織関連の未回収の謎について考えていきます。コナンvs黒の組織が主軸の作品なので、当然、黒の組織関連の謎は数が多いうえに複雑です。いまだ不明な点が多いものの、結末に直結するであろう謎ばかりとなっています。

黒の組織の目的を考察!

黒の組織の目的はいまだ謎ですが、半世紀前から進めている「極秘プロジェクト」が最終目標でしょう。このプロジェクトにコナンが深く関わってしまっていることが、19巻で判明しています。 コナンといえばAPTX4869(アポトキシン4869)ということを考えると、やはり1番可能性が高そうなのが、「死者蘇生」「若返り」「不老不死」など自然の摂理を捻じ曲げた年齢操作です。 作者の青山剛昌は「ダ・ヴィンチ」2014年5月号にて不老不死を否定。死者蘇生に関しては38巻の「夕日に染まった雛人形」にて灰原哀が否定、若返りに関しても「ルパン三世VS名探偵コナンTHE MOVIE」で否定されていますが、いずれかがミスリードなのではないでしょうか。

開発中のソフトの内容とは?

37巻「残された声なき証言」で殺された板倉卓は、黒の組織にソフト開発を依頼されていました。「人間のために(開発を)断念した」というソフトの内容は、他人に幻覚を見せる、CG処理で顔を置き換える、といった存在しない人物を存在しているかのように見せるものだと予想します。 ベルモット「時の流れに逆らって死者を蘇らそうとしている」という発言も、死んだはずの人間を生きていると勘違いさせる、という意味で捉えれば当てはまりそうです。

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黒幕(あの方)・烏丸蓮耶の正体を考察

コナン 烏丸蓮耶 黒幕
(c)青山剛昌/小学館 (c)CYBIRD

95巻「マリアちゃんをさがせ!」で黒の組織のあの方が烏丸蓮耶だと判明しました。故人のはずの烏丸蓮耶の正体や素顔について考えていきます。

怪しすぎる2人の老人が烏丸蓮耶?

あの方候補と言われているのが、1096話の呼吸器をつけた老人と、1102話のキッドキラーのコナンを報じるニュースにいらついていた老人、1115話のバーボンと電話をしてコナンを調べろと命じた老人の3人です。ただ、3人とも烏丸蓮耶ではないと予想します。 あの方は「黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」で老若認証システムを破壊、ベルモットの口ぶりからもいまのボスは老人の姿ではない可能性が高いのです。若返っているのだとしたら、老人として登場した人物はミスリードと考えられます。 3人の老人の正体は、消息不明となっている赤井務武、羽田浩司の父・羽田康晴、大岡紅葉の祖父で元総理のご隠居、怪盗キッド絡みの黒幕が候補となりそうです。

大黒蓮太郎=烏丸蓮耶?

28巻「そして人魚はいなくなった」に名前だけ登場した大黒連太郎は、烏丸蓮耶が使った偽名、もしくは表向きの名前である可能性は残っています。烏→黒、丸→太、蓮→連、耶→郎と、烏丸蓮耶をもとに作った名前のようにも読めますね。 大黒の名前は不老不死の人魚の伝説がある美國島の名簿にあった名前の1つです。大黒ビルにあるバーが黒の組織の取引に使われていたことも伏線だとすると、大黒はボス本人でなくても組織関係者だと考えられます。

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ベルモットの未回収の伏線を考察

名探偵コナン ベルモット
©︎GA/S・Y・T ©︎CYBIRD

あの方のお気に入りながら組織の壊滅を望む節のある謎多きベルモット。彼女の目的や不老の謎などを見ていきましょう。

ベルモットと黒の組織のボス(あの方)の関係性を考察

ボスのベルモットにあてたメールの文面や、バーボンの「まさかあなたがボスの……」という85巻「緋色シリーズ」での発言から、ボスとベルモットは家族だと考えます。夫婦、もしくは父娘なのではないでしょうか。 ベルモットがコナンを待ち望んだ「シルバーブレット」だと言うのも、家族=ボスを組織という呪縛から解放してあげたいと思っているのかも。 2人がもっとビジネスライクな関係だとすると、ベルモットが変装技術をいかしてボスの影武者をしている説もあり得そうです。

コナン(工藤新一)と蘭を助ける理由とは?なぜ2人は“宝物”なのか

名探偵コナン
(c)青山剛昌/小学館 (c)CYBIRD

新一がコナンになる1年前、34・35巻の「工藤新一NYの事件」でベルモットは変装した通り魔の姿で新一と毛利蘭に遭遇。そこで蘭が自分を殺そうとした通り魔をとっさに助けたこと、それを受けて新一が言った「人が人を助ける理由に……論理的な思考は存在しねーだろ?」という言葉に胸を打たれます。 これ以降、2人をに危険が及ばないように手を回すようになりました。新一=コナンであることも組織に隠しており、それほど新一の言葉が彼女の琴線に触れたのでしょう。

ベルモットが老けないのはなぜ?

ベルモットはAPTX4869と類似の効果を持つ薬を飲んだのでしょう。 42巻「満月の夜の二元ミステリー」で明らかになったように、ベルモットは20年前から老けていません。となると、やはりAPTX4869による幼児化と関連しそう。APTX4869かそれに似た薬を、ベルモットが何らかの理由で飲んだと考えられます。

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メアリー世良にAPTX4869を飲ませたのはなぜ?

名探偵コナン メアリー世良
©︎GA/S・Y・T ©︎CYBIRD

ベルモットがメアリー世良にAPTX4869を飲ませたのは、組織にメアリーは死んだと思わせるためではないでしょうか。運良く幼児化して生き残れば、自身が能力を見込んだコナンの助けになると考えたのかも。 99巻ではベルモットが「あなたに生きていられたら色々困るのよ」と言っています。「色々困る」が意味深な言い方です。MI6に潜入しにくくなるだけでなく、消息不明の赤井務武を探されたら困るといった別の理由があるのかもしれません。

黒の組織のことを“愚か”と言った理由を考察

ベルモットはあの方があの方ではなくなってしまう組織の研究を嫌悪していると考えます。 彼女は宮野夫妻の研究を「愚か」と言い、別人として生きる証人保護プログラムも同じように嫌っていました。組織はAPTX4869の研究をもとに別人になる薬を開発しており、ベルモットはそれを望むボスを止めたいと考えているのではないでしょうか。

ラムの未回収の伏線を考察

コナン ラム 脇田兼則 黒田兵衛 若狭留美
(c)青山剛昌/小学館 (c)CYBIRD

組織のNo.2ラムは正体が判明してからも謎が多く残るキャラです。ここからはラムの目的や正体を知る人物を考えていきます。

ラムの目的を考察!なぜ“脇田兼則”になりすましていたのか?

ラムは組織の計画の邪魔になる可能性のある毛利小五郎を近くで見張るためとバーボンを監視するために、近所に潜入したのでしょう。 100巻で判明したように、ラムは毛利探偵事務所の隣にある寿司屋の板前・脇田兼則です。組織絡みの事件で活躍する小五郎が脅威となるかどうか、直接見極めたかったと考えられます。 同時にラムはバーボンが安室透として喫茶ポアロに留まり続けることに納得がいっていないようなので、彼が裏切り者かどうかを見定めたいという理由も、近所の寿司屋に身を置いた理由でしょう。 ラムは次第にコナンにも興味を持ち始めており、新一の調査にも本腰を入れ始めています。

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ラム=脇田兼則だと気づいているキャラはだれ?

100巻1065話でジンがラム=脇田兼則を知っていることが確定していますが、それ以外のキャラだと安室透が気づいている可能性があります。 安室がラム=脇田を確信していれば、上司である黒田兵衛にも報告がいっているでしょう。ただ断言できるシーンはなく、作中の描写だけをみれば安室は脇田を訝しんでいるといった程度です。若狭留美も脇田を警戒しているようでしたが、その正体を見抜いてはいないと思います。

灰原哀の未回収の伏線を考察

灰原哀
(C)2016 青山剛昌/名探偵コナン製作委員会

メインキャラ灰原哀は、その複雑な生い立ちから伏線や謎が多いキャラです。意味深な言動や両親について考察していきます。

意味深すぎる発言の真相を考察

灰原は89巻で「私が本当に作らされていたのは別の薬なんだけどね」と、APTX4869ではない薬を研究していたことがわかります。それはAPTX4869とは逆の効果を持つ、見た目はそのままに中身(脳)だけを幼児化させる薬だったのではないでしょうか。 38巻で彼女はAPTX4869を「死者を蘇らせる秘薬」としつつ、自分の研究は「この地球のほとんどの人間にはその価値を見いだせない愚かしい代物」としていました。たしかに中身を子どもにする薬は、普通は需要がありません。 19巻の「時の流れに人は逆らえないもの…それを無理やり捻じ曲げようとすれば人は罰を受ける」というセリフも、自身が研究した脳退化薬のことを指していたのかもしれません。

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焼け焦げたMOディスクの中身とは?なぜコナンに隠すのか考察

24巻でコナンに燃えたと言ったはずのMOディスクが、25巻の灰原のデスクの上に置いてありました。ディスクの内容は、ピスコのパソコンからコピーしたAPTX4869関連のデータです。コナンに真相を伝えなかったのは、これ以上コナンに危険が及ばないようにしたかったからだと考えられます。 とくに序盤の灰原は自己犠牲的なところが目立っており、自分1人で厄介事を片付けようとする傾向がありました。黒の組織関連のトラブルに関しては、なおさらその傾向が強くなります。 また、データがあっても解毒剤を作れる保証はありません。コナンをぬか喜びさせたくないという、灰原なりの配慮だったのでしょう。

灰原の両親がはなぜ消えた?銀の弾丸(シルバーブレット)との関連性を考察

名探偵コナン 宮野エレーナ
©︎GA/S・Y・T ©︎CYBIRD

宮野エレーナと宮野厚司は研究所の火事で死亡しています。イベントにて作者が死亡を断言しているので確実です。 エレーナは死期を悟っていました。娘を人質に取られたうえに、研究成果を毒薬として使われたと知った夫婦は、自分たちの命と引換えに研究成果を葬ろうとしたと考えられます。 この薬を「シルバーブレット」と呼んでいたのも、自分たちが研究を台無しにすることで、組織に大きな痛手を与えられると考え、そこに希望を見出したのではないでしょうか。

母・宮野エレーナが“ヘルエンジェル”と呼ばれていた理由を考察

これは言葉通り地獄=黒の組織に囚われたエンジェル=本来は天使のように慈愛に満ちた人、という意味でしょう。 ベルモットは蘭が自分の命を顧みず他者を助けようとする姿に感銘を受けて彼女をエンジェルと呼びました。ヘルエンジェルという呼び名は、エレーナが自らの命と引換えに薬の犠牲者を減らそうとしたことへの伏線とも捉えられます。

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赤井家・赤井秀一の未回収の伏線を考察

名探偵コナン 赤井秀一 ライ
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

「緋色の弾丸」では一家でキーパーソンを務めた赤井一家は人数も多く関係性が複雑です。今回は謎の多い両親を中心に考察していきます。

宮野明美が赤井秀一に送信したメール内容を考察!PS以降は何が書かれていた?

元恋人の宮野明美が諸星大(赤井秀一)に送ったメールの「P.S. 」の続きは、妹・宮野志保=灰原哀を守ってほしいといった内容だったのだと思います。 77巻で沖矢昴(赤井)は灰原に対して「彼女との約束」だから無粋な真似はできないと言っていました。コナンが85巻で赤井に「守んなきゃいけねぇ奴がいる」と認識している点とも合致します。

父・赤井務武の行方を考察

MI6だった赤井務武は死体が見つかっていないので生存説が濃厚です。同じ言葉を口にしているという理由からジンと同一人物説も囁かれていますが、さすがにその線はないと思いたいところ。 彼が生存していたなら、何らかの方法でMI6とは連絡を取り合っていても不思議ではありません。しかし完全に消息不明になっていることから、黒田兵衛のように10年単位で昏睡状態になっているのかも。今後も事件に関わるような登場の仕方はしないのではないかと予想します。

なぜ幼児化したメアリー世良は咳をしているのか

コナン 世良真純 メアリー世良
(c)青山剛昌/小学館 (c)CYBIRD

メアリー世良の咳はAPTX4869を飲んだ影響と考えるのが自然です。 コナンや灰原には咳をするという副作用は見られませんが、副作用は体質に依存するのでメアリーだけ咳をしていてもおかしくありません。しかもメアリーは40歳近く幼児化しています。10歳幼児化したコナンよりも、体への負荷が大きかったのだと思います。

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安室透の未回収の伏線を考察

コナン 安室透
©青山剛昌/小学館・読売テレビ・TMS 1996

安室透・降谷零・バーボンの3つの顔を持つトリプルフェイスの男について、いまだ明らかになっていない伏線を見ていきましょう。

工藤家のお茶会の真相とは

95巻の「迷宮カクテル」で工藤優作工藤有希子・赤井秀一・安室透によって開かれた工藤家のお茶会では、赤井と安室の協力関係が結ばれた、または提案されたと考察します。 少なくとも、赤井(FBI)と工藤夫妻が協力関係にあること、「緋色シリーズ」で優作が沖矢に変装したこと、赤井=沖矢が安室に共有されたのでしょう。安室が直前にラムに命じられた、工藤新一に関する情報に関しても何らかの策がこの場で講じられたはずです。 コナンはお茶会自体を知らなかったので、優作の独断でコナン=新一を明かした可能性もあります。100巻で優作が「例の深夜のお茶会の答え」をまだもらっていないと言っているので、安室は赤井との協力関係について悩んでいるのかもしれません。

宮野エレーナの発言「バイバイだね、零くん」の真意とは

エレーナは烏丸グループがスポンサーの研究施設に移る前に、幼い降谷零に別れの言葉を告げています。エレーナはもう会えない=表社会で生きられない予感がしていたのではないでしょうか。明言はされていませんが、外部との接触を制約する契約条件があったのかもしれません。 また単にエレーナが優しい人物、ということを表すエピソードの可能性もあります。

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『名探偵コナン』伏線全回収なるか!?最終回でスッキリしたい!

未回収伏線について、主だったものを考察してきました。果たして『名探偵コナン』の物語はどんな幕引きとなるのか、伏線は回収されるのか、漫画やアニメで考察しながら最終回まで楽しみたいですね!