服部平次・西のイケメン探偵を徹底解剖「オレの和葉」と今どないやねん！【名探偵コナン】

「なんやて工藤！」でお馴染み！工藤新一と対をなす西の高校生探偵・服部平次(はっとりへいじ)。江戸川コナンの正体に自力で気付いた最初の人物で、コナンにとっては頼れる親友でもあります。 しかし、良くも悪くも直情型で、とんでもないポンコツっぷりを発揮することも……。 この記事では、平次のプロフィールや遠山和葉との関係などをまるっと紹介します！ ※この記事は2023年3月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

『名探偵コナン』に登場する服部平次は、大阪在住の高校2年生。アニメ第48話(原作10巻)の「外交官殺人事件(前編)」にて初登場します。 彼は「西の高校生探偵」と言われており、本作には欠かせないキャラクターです。コナンとともにメインキャラクターとして登場する映画が制作されたり、2012年に行われた漫画連載800回記念キャラクター人気投票で5位に選ばれたりと、根強い人気を得ています。 そんな平次は大阪にある私立改方学園高等部に通っており、父親は大阪府警本部長です。生粋の関西人で熱血漢、“じっちゃん譲りの”色黒の肌が特徴。基本的には負けず嫌いで短気な性格ですが、義理堅い一面も持っています。 また身長は本編では明らかにされていませんが、工藤新一と同じ174cmくらいではないかとファンの間で予想されているようです。平次は誕生日も同じく不明ですが、名字の「はっとり」にかけて8月10日ではないかという考察が有力視されています。

「から紅の恋歌」で最高の名シーンを演出した、平次の愛用バイク「KLX250」。カワサキがマイナーチェンジを繰り返してきたロングヒット商品です。 4ストエンジンで機動力がある上に、エンストしにくく初心者も扱いやすいのが特徴。金額は新車だと54万円くらいで、高校生が乗るには少しお高め！平次の愛車はベースの緑が目を引き、ナンバープレートには「川波84-99」とあります。 この「川波84-99」というナンバーはシャーロック・ホームズを意味するのではないかと、長年ファンの間で噂されてきました。 理由は「8499」の9を回転させると、シャーロックの語呂合わせ「4869」になるから！APTX4869やコナンの携帯の暗証番号を始め、原作者・青山剛昌が好んで使う数字です。ただし、平次本人はシャーロキアン(熱狂的ファン)ではありません。

ちなみに、一部エピソードでは「ホンダCB400Four」に跨る平次の姿が確認できます。(画像上)

二輪免許の代表格「普通自動二輪車免許(中型免許)」は、16歳以上なら学生も取得可能。総排気量125cc以上、400cc以下のバイクが運転可能になる免許です。 平次の「KLX250」は約250CCなので、この免許があれば法律上の問題はありません。 2人乗りも高速道路の走行もOKですが、問題はプロのレーサーも真っ青な乗り方。「迷宮の十字路」では犯人を追うために線路を爆走し始め、後ろに乗っているコナンが「道交法違反……免停だな」と呆れてしまうシーンがあります。

高校では剣道部に入部しており、かなりの腕前。アニメ第916話・917話(原作93巻・94巻)の「恋と推理と剣道大会」では、平次が学校代表として全国高等学校春季剣道大会に出場します。 また映画「迷宮の十字路(クロスロード)」でも、犯人との戦いで剣道の実力を発揮していることから、より実戦的な腕を持っていると伺えました。

学業については法医学や民法といった探偵に関わる学問を得意としており、その上英語を話せるといった意外な一面も持っています。たとえば第277話・278話でその英語スキルを披露しており、英語教師と流暢な英語でやりとりするシーンも。

英語教師ジョディを探るため、コナンと一緒に彼女の自宅へ向かった平次。ジョディから「You're not a mere boy, are you(ただの少年ではありませんよね？)」と尋ねられた際、彼はとっさに「Yeah! 俺は普通の高校生やで」と答えます。 実はこの返答、英語が苦手な人だったら「No, 俺は普通の高校生やで」と答えがちなんです。 日本語だと、否定系の質問を肯定するときには「YES」、否定したい時に「NO」答えますよね。しかし英語的には、否定が「NO」、肯定が「YES」というのが正しい文法です。 咄嗟に出てきた英語での返答がきっかけで「本当は英語が得意では？」と指摘された平次。開き直った彼は、「Did silence work better than your funnily disguised Japanese, didn't it (あんたのわざらしく下手な日本語よりよっぽどマシやったやろ？)」と流暢な英語で応じました。 下手な日本語＝「funnily disguised japanese」と、難しい言い回しを使っているのもかっこいい！声優の堀川が英検準一級を取得しているため、このシーンが生まれたとされています。

同じ高校生探偵の工藤新一と比較されていると知った平次が、対決を申し込むために毛利探偵事務所へと乗り込んだのが、アニメ第48・49話(原作10巻)の「外交官殺人事件」。この事件をきっかけに彼は新一と出会い、見事な推理力を見せ付けられます。 平次は新一に負けを伝えるも、勝負にこだわらない新一の姿勢に考えを改めていきました。しかし、勝負というものが好きなため、その後も勝ち負けへのこだわりを垣間見せます。 また、初対面を果たした時の新一の姿は一時的なもので、推理後は江戸川コナンに戻ってしまいました。その姿を隠している新一は逃げるように部屋を飛び出しますが、異変を感じた平次はのちに真実を知ることに。 一連の出来事をきっかけにコナンの正体を知る数少ない存在、また探偵としてのライバルとして、そして親友として仲を深めていきます。

平次はいつコナンの正体が工藤新一であることに気が付いたのでしょうか。それは、アニメ第57話・58話(原作12・13巻)の「ホームズ・フリーク殺人事件」でのことでした。 シャーロック・ホームズ・フリーク歓迎ツアーに参加したコナンたちの前に、新一目当ての平次がやってきます。その後、殺人事件が発生して現場の検証を行う際、平次はコナンに対してどこか違和感を覚えるようになりました。 第57話の最後には、毛利蘭に毛利小五郎が推理している時のコナンの居所を聞く始末。この時点で、かなりバレそうになっていることがわかります。そして第58話の序盤では、平次はコナンと新一のつながりを考察し始めるのです。 コナンが自分を利用して推理したことでついに真相を掴んだ平次は、彼にむかって「おい、お前工藤やろ。」と正体を言い当てました。

平次の幼なじみで同じ学校に通う遠山和葉。リボンで結んだポニーテールが特徴の、気さくで明るい性格の持ち主です。 また合気道2段という強みを持つ一方で、ナンパされたり、停電になった時に思わず男性の腕に抱きついたりと、愛らしくも平次が嫉妬してしまうような行動をとることがあります。 ここからは、そんな和葉と平次の関係性について紹介していきましょう！

平次と和葉は付き合っておらず、幼なじみの関係から進展していない様子。しかし彼らは、お互いに初恋の相手同士です。 どちらも告白したことがないため、相手に伝わっていないだけなのがもどかしい！ 2人ともなんとか告白しようと試みているのですが、ことごとく失敗しています。たとえば、和葉がアニメ第655話(原作75巻)で平次に「めっちゃ好っきゃねん！」とストレートに告白したものの、その瞬間平次がその場にいなかったため不発に終わりました。

アニメ第764話(原作83巻)の「コナンと平次 恋の暗号(後編)」以降、平次は和葉に告白すべく実際に行動を起こしているものの、毎回事件に邪魔されてきました。 「恋と推理の剣道大会」では、決勝での再戦が予想される剣道のライバル、京都泉心高校の沖田総司を破って今度こそ告白しようと決意します。しかし、応援に来ていたコナンと蘭が、体育館の北口のトイレで殺害された男性の遺体を発見！ 事件は平次の活躍で解決しますが、その間に準決勝の試合時間が過ぎてしまいました。その結果、不戦敗となってまたも和葉に想いを伝えられませんでした。 新一に対抗しようと自分でハードルを上げているため、告白できる日は先になりそうです。

告白こそできていないものの、まるで付き合っているかのようなシーンも多々存在します。 たとえばアニメ第222話〜224話(原作28巻)の「そして人魚はいなくなった」にて、崖から落ちそうな和葉を平次が助けるシーン。2人とも落ちてしまいそうな状況の中、自分の手を放すようお願いする和葉に対して「動いたら殺すぞ……ボケ！」と言って手を力強く掴むカットは、お互いを想い合う気持ちが強く表現されています。 また「コナンと平次 恋の暗号(後編)」では、和葉の目の前で「オレの和葉に何さらしとんじゃ！！！」と言うシーンが登場。嫉妬が入り交じったこの発言は、ほぼ告白と言っても過言ではないかもしれませんね。

告白すらすっ飛ばしかけたのが、第983話・984話(原作96巻)の「キッドVS高明 狙われた唇」。鈴木大博物館の天然真珠「妖精の唇」を狙って、怪盗キッドが現れた回です。 平次はコナン一行と一緒に博物館を訪れますが、頭は和葉とのキスのことでいっぱい。腕に胸を押し付けてきたり、添い寝を煽ってきたりと、妙に積極的な和葉にタジタジ！彼女がキッドの変装だと微塵も気付かない、まさかのポンコツっぷりを披露しました。 ついには和葉(偽)に壁ドンし、「そのふざけた口、塞がなアカンみたいやな」と迫る始末。内心焦りまくっているキッドと一緒に、観ている方も「おいおい！」と叫んでしまうシーンです。もしコナンが止めなかったら、トンデモな悲劇が起きていたかも……？

原作やアニメ本編に先行して、「から紅の恋歌」で初登場した大岡紅葉。彼女は平次を「未来の旦那さん」と呼びますが、2人はどんな関係なのでしょうか？ 平次が紅葉と出会ったのは、幼い頃に飛び入り参加したかるた大会でのこと。優勝した彼は号泣する紅葉を見て、手加減したからだと考えました。そこで「次は“強めに”取るから、腕を磨いておけ」と慰めるも、紅葉は「“嫁に”取る」と勘違い！ 平次視点では紅葉＝婚約者ではない上、初めは存在すら忘れていたことが判明しました。和葉に敵意を剥き出しにしておいて一方通行とは、紅葉はとんだ赤っ恥です。 その後も彼女の想いに変わりはなく、平次が知らない間に暗躍することもあります。

「迷宮の十字路」で和葉に｢あの舞妓さんが気になんの？｣と聞かれた時のセリフ。京都で初恋の相手を探していた彼は、舞妓の千賀鈴が尋ね人ではないかと疑います。言葉こそ乱暴でも完全に照れている様子で、平次の入れ込みようがわかるシーンです。 ふくれっ面の和葉が可愛いのですが、真実を知ってから観返すとニヤニヤしていまいます。

この名セリフが登場した回は、アニメ第174話(原作23巻)の「シンフォニー号連続殺人事件」。平次たちが乗り込んだ客船を舞台に、叶才三にまつわる連続殺人が起きます。 コナンと平次の推理はほぼ同じでしたが、最後の犯人像で意見が食い違いました。面白がる平次に、「最初に会ったとき以来だな。」と応じるコナン。最初＝「外交官殺人事件」だと思われ、2人が積み重ねた歴史を思うと感慨深くなります。

「そして人魚はいなくなった」は最初から最後まで名セリフの宝箱。人魚伝説をなぞった祭りが行われる村で、平次と和葉は命の危機に陥ります。2人一緒に生還した直後、平次は不老不死に呪われた犯人に対して諭すようにこう呟きました。 和葉を助けようと必死にもがいた後の平次だからこそ、言葉の重みがすごすぎますね！

アニメ第324話(原作38巻)の「服部平次 絶対絶命！(後編)」で、何者かに監禁された平次と和葉。いよいよ殺されそうになり、和葉に告白しようとした時のセリフです。あと一歩のところでコナンが駆けつけたため、結局最後まで伝えられませんでした。 続きは何だったのかと和葉に問いただされ、はぐらかしてしまうのも平次“らしい”です。

銀幕デビュー作「世紀末の魔術師」で、ファンの心をわし掴みにした名セリフです。 イースター・エッグを盗んだ怪盗キッドを追って、バイクで爆走する平次とコナン。その道中、走行車を避けようとして平次はバイクごと横転してしまいます。あまりに怪我がひどく離脱することになり、自分を気遣うコナンに力強い檄を飛ばしました。

何度でも推したい胸キュン度MAXなエピソード「コナンと平次 恋の暗号(後編)」。平次は和葉と談笑する麻薬取締官(麻取)を、真逆のナンパ男と勘違いします。 麻取の仲間が取引現場から和葉を逃がそうとしますが、拉致だと思い込む平次！コナンもびっくりの啖呵を切ってしまい、ついに自分の想いを自覚します。のちにこの時の録音を盾に、コナンに良いように弄ばれるとは知る由もありませんでした。

「迷宮の十字路」で平次の初恋エピソードを締めくくる、胸キュン＆アツい名セリフです。主題歌「Time After Time」への最高の繋ぎと青山原画も神。 この映画は源氏蛍の事件と同じくらい、平次の初恋が内容の大半を占めていました。着物姿で手毬唄を歌っていた少女を捜す平次ですが、まさに灯台下暗し！ずっと心の中にいた少女が、いつも一緒にいてくれる和葉だったのは本当に運命ですね。

映画第21作目「から紅の恋歌」に登場したこのセリフは、「そして人魚はいなくなった」で和葉に言った「動いたら殺すぞ……ボケ！」をオマージュしたもの。 再び絶体絶命に危機に陥ってしまい、平次が和葉と共に命懸けで脱出する際に発せられます。わずかな虚勢と決意が入り交じったこのセリフは、まさに名言でしょう。

平次の名セリフはたくさんありますが、レアなこちらを番外編としてご紹介。OVA『MAGIC FILE』収録の「大阪お好み焼きオデッセイ」に登場するセリフです。 突然赤ちゃんを預けられた和葉は、姉弟もいないのに器用に赤ん坊を抱っこします。思わず褒める平次に対して、和葉は「なぁ平次、赤ちゃん欲しいなぁ」と爆弾発言。 時系列は「天空の難破船」直後ですが、末永く爆発して欲しいイチャつきっぷりです。

服部平次の声優を務めるのは堀川りょう。1984年にアニメ『夢戦士ウイングマン』で声優デビューし、長年声優界で活躍してきました。声優としてデビューする前より俳優としても活動しており、舞台作品などにも出演を続けています。 また、声優を育成する「インターナショナル・メディア学院」の学院長を務めるなど、様々な活動から声優の魅力を伝える人物です。 主な出演作には、『聖闘士星矢』(1986年)のアンドロメダ役や「ドラゴンボール」シリーズ(1989年～)のべジータ役、『剣勇伝説YAIBA』(1993年)の鬼丸猛、庄之助役などがあります。

「命がけの復活」は全6話構成ですが、平次の登場回はアニメ第189～191話(原作26巻)のみ。コナンは蘭の態度や行動から、正体が新一だとバレていると確信します。 事情を知った平次は新一に変装し、コナンに黙って帝丹高校の学園祭に乗り込みました。しかし、演技が雑すぎて和葉にあっさりと見抜かれ、しまいには本物の工藤新一も登場！コナンと灰原哀の作戦を知らなかったため、すれ違いが起こってしまったのです。 コナンと新一が同じ場所に存在することで、結果として蘭からの疑いは晴らせました。 ちなみに「迷宮の十字路」では、新一が平次に変装して和葉を救う逆パターンが描かれます。どちらも平次と新一の友情を感じる良エピソードです。

平次＆和葉の大阪組が大活躍する2時間スペシャル回。平次が出場した剣道大会と大阪城を舞台に、2つの殺人事件が連続して起こりました。 1つ目の事件は、コナンが大阪へ到着するまでに平次が割りとあっさりと解決します。この回最大の見どころは、13年前まで遡ることになる2つ目の事件。大阪城の「八日間太閤秀吉巡り」ツアー参加者たちが、次々と焼死してしまう謎の事件です。 平次の父で大阪府警本部長の平蔵や和葉の父・銀司郎、大滝警部ら大阪府警の面々が登場。躍起になる平次が平蔵に殴られるシーンもあり、シリアスな雰囲気が漂う回です。平次の頭がどんなに切れても父親たちは何枚も上手で、ファンすら騙されてしまいます。

海の日スペシャルとして放送された平次が登場するエピソードです。桜の名所へ来ていたコナン一行と平次＆和葉の元へ、謎を解き明かしてほしいと修行僧が訪ねてきます。 修行僧の話によると、数日前に訪ねてきた女性が突如いなくなってしまったとのこと。寺の離れに宿泊した女性が、翌日の朝、腹部に刃物を突き立てられ絶命している状態で発見されたと言うのです。その上、警察が捜査に到着する頃には遺体が消失していて……。 そんな不可解な事件から始まり、平次の推理が非常に重要な役割を果たすことになります。

噂をすれば影的なノリで平次が登場する1時間スペシャル回。毛利探偵事務所にやって来た世良真純に、服部平次の話を聞かせるコナンたち。ちょうど現れた平次に、世良は「西と東、どっちが名探偵なんだ？」と質問をぶつけます。 しかしその時、和葉が立ち寄ったファミレスで殺人事件が起きたとの連絡が……。現場に駆けつけると、遺体の第一発見者はFBIのキャメル捜査官でした。 世良の言葉に煽られたコナンと平次は、久しぶりにバチバチの推理対決を開始。キャメルの証言から犯人は関西出身だと判明し、関西弁がわからないコナンは苦戦することに。今回は平次の推理が冴え渡り、関西人のとある習性を利用して犯人を捜し出しました。

平次＆和葉ファンなら絶対に観逃せない超胸キュン回！阿笠博士の家に向かう途中、少年探偵団は薬の売人が落とした手帳と乾燥大麻の袋を警察に届けました。 コナンは手帳にあった暗号から取引場所と日時を推理しますが、その解読に手間取ります。様子を見ていた光彦は、自称・コナンの師匠である平次に連絡。平次とコナンが電話を通じて協力し、取引現場は道頓堀(ひっかけ橋)だとわかりました。 なぜか現地には和葉も来ていて、軟派な男と親しげに話す彼女に平次はヤキモキ……。和葉が男の仲間に拉致されかけたところで、名セリフの「オレの和葉に～」が飛び出します。 ずっと無自覚だった平次が、初めて和葉への恋心を自覚する瞬間は必見です！

服部平次と安室透の「色黒コンビ」初対面にファン大歓喜の人気エピソード。平次は和葉を連れて、銀座のイルミネーションを見にやって来ます。 蘭と和葉が小五郎の夕食を作る間、喫茶ポアロで暇を潰していた平次とコナン。平次は和葉に告白しようと計画していて、店員の安室や居合わせた客に茶化されます。そんな中、ポアロで米花大学の演劇サークルメンバーが殺されかける事件が起きました。 探偵3人の頭脳＋αで無事解決しますが、平次と和葉は帰りの新幹線に乗らなければいけません。告白の機会を逃し、さらにイルミネーションも見られませんでした。 ちなみに紅葉の執事・伊織無我がポアロの客に変装していたため、その電話相手として紅葉本人も登場します。

服部平次が登場する『名探偵コナン』の映画シリーズは、2022年現在で7作品あります。 重要なポジションからちょい役のモノまで、平次が登場する作品を徹底紹介していきます！

神出鬼没の大怪盗・怪盗キッドから鈴木財閥が所有するロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」をターゲットとした予告状が届きます。 コナンたちは予告状を解読するため、エッグが展示されている大阪へ訪れます。会場前で平次と合流し、小五郎の推理で犯行予告時間は解読できましたが、本当の時刻は推理した時刻よりもっと前で、エッグはキッドに奪われてしまいます。 逃走中のキッドが何者かに狙撃され、エッグは取り返せましたが、キッドの安否は不明に。 その後、豪華客船でエッグを神奈川に運搬する事になったコナン一行は、エッグの制作者を曾祖父を持つ香坂夏美に、真ん中が切れて紛失した設計図を見せられます。描かれたエッグの大きさが違うことから、もうひとつエッグが存在することに気付いたコナン。 香坂家が所有する横須賀の香坂邸へ向かいますが、キッドを狙撃した国際指名手配犯スコーピオンが同行者に紛れていて、エッグを狙いコナンたちにも襲いかかるのでした。

この作品では、平次は前半にだけ登場。大阪の観光名所をコナンと2人で周りながら、予告状の暗号を解くために協力し合います。バイクでキッドを追跡中に事故を起こしてしまい、途中辞退となってしまいますが、バイクアクションは爽快感があってかっこいいです。

出身や所在地がバラバラの男5人が、刀や弓矢で殺される連続殺人事件が発生。警察が調べた結果、殺されたのは古美術品を専門に窃盗する「源氏蛍」のメンバーだと判明します。 そんな中、小五郎は京都の山能寺から、8年前に盗まれた秘仏の在り処が記されたとされる謎の絵の解読を依頼され、京都に向かいます。そこで、「源氏蛍」の事件を捜査していた平次と遭遇。街で調査を始めたコナンと平次は、ライダースーツを着た男に弓矢で狙われました。 2人を襲った人物は誰なのか、「源氏蛍」メンバーの殺害事件と盗まれた秘仏は関係があるのか、その謎に迫ります。

この作品では、平次が主役なのでは？と思えるほどの活躍を見せます。平次が得意とする剣術はもちろん、原作では観られないド派手なバイクアクションは圧巻！ 果たして、冒頭に登場する平次の初恋の少女は遠山和葉なのでしょうか……？終始ドキドキさせられるストーリーになっています。

調査依頼を受けた小五郎は、コナンや蘭、少年探偵団を連れて「ミラクルランド」というテーマパークに向かい、ホテルのスイートルームへ案内されます。そこでVIPのみに配られるミラクルランドの腕時計型フリーパスをもらった蘭と少年探偵団は、さっそく園内へ遊びに行きます。 その場に残ったコナンと小五郎は、依頼人からとある事件の解決を依頼されました。 しかし、もしも12時間以内に解決できなかった場合、なんと蘭たちに配られたフリーパスが爆発すると脅されてしまうのです。 ヒントから解決すべき事件を特定したコナンは、同じ事情で人質を取られた平次と白馬に遭遇。3人で真相を追う途中、怪盗キッドが何者かに狙われていることや依頼された事件との関係性、そして依頼人の正体を暴き、謎のままだったある事件を解決へ導きます。

この作品では、平次は途中から登場し、コナンや白馬と共に行動して事件の謎を解いていきます。途中で謎の人物たちに狙われた時も、ひるむことなく立ち向かう姿がかっこいい！ ラストシーンでは、自らを犠牲にしてコナンに犯人を倒させようとする男らしさに感動します。

県をまたいで起こった連続殺人事件。共通点は現場に残された麻雀牌でした。そんな中、コナンは長野県警の山村警部から、トイレに行った際に「七つの子」に似たプッシュ音が鳴っていたと聞かされます。 それは、コナンを今の姿に変えた「黒の組織」のボスのメールアドレスを打ったときと同じ音。コナンはこの事件の裏で、組織が暗躍していると推測しました。そして七夕の前日、ショッピングセンターの駐車場で組織のメンバー・ベルモットと遭遇します。 彼女から事件に組織が関わっていること、「アイリッシュ」と名乗る組員が警察へ潜入していることを聞き出し、緊張感を高めていくコナン。どの警察官がアイリッシュかもわからない中、事件解決のため1人で組織に立ち向かうのでした。

この作品での平次は、コナンのサポート役として電話越しで登場します。連続殺人と関係がある“ある事件”の情報提供をしていきます。電話越しでもコナンの切羽詰まった緊張感などを見抜き、彼の安否を気遣いながら「無事でいろ」と告げました。 コナンとの絶対的な絆が感じられるシーンに、多くのファンが感動させられたようです。

鈴木財閥が作った世界最大級の飛行船に展示された「天空の貴婦人(レディー・スカイ)」。財閥の会長である鈴木次郎吉は、「この宝石を盗んでみろ」と自ら怪盗キッドに挑戦状を出しました。 キッドから「夕方、大阪市上空で」と返事が返ってきたため、小五郎たちや中森警部、メディア関係の記者たちを乗せて飛行船は離陸します。 離陸後、1週間前に研究所を襲撃し、殺人バクテリアを強奪した武装グループ「赤いシャムネコ」から、「飛行船内にばらまいた」との連絡が！その直後、飛行船は武装集団にジャックされ、コナンたちは人質になってしまいます。 船内には爆弾が仕掛けられたのに加え、殺人バクテリアが撒かれたとされる喫煙所に入った人たちの身に、次々と感染の症状が現れ始めました。蘭もその餌食になり絶対絶命の中、コナンは乗客全員を救うことができるのでしょうか！？

この作品での平次は、飛行船には乗船せずにコナンと電話で連絡を取り合い、武装グループの本当の目的を推理していきます。直接事件とは関わりませんが、最後の最後で犯人の真の目的を言い当て、彼らの野望を見事に阻止しました。 全体でみると脇役ですが、美味しいところをかっさらっていくような役割で活躍します。

海上自衛隊が保有するイージス護衛艦「ほたか」。その航海体験の抽選に当たった蘭に誘われ、コナンたちは「ほたか」に乗船することに。乗船後、「ある国」に関係する廃船に遭遇したり、謎の女性自衛官や父親との関係が怪しい少年と出会ったりと、コナンに不信感が生まれます。 そんな中、とある自衛官の“左腕のみ”が、海からイージス艦の船内に回収されました。 警察の介入が決まった矢先、謎の女性自衛官が「スパイX(エックス)」を捕まえるために船に乗っていること、Xがこの船に乗っていること、Xの仲間が飛行機で国外逃亡を企んでいることが判明。コナンはXが誰か特定するために推理を進めていきます。

この作品でも、平次は電話越しでのみの登場となります。しかし、Xの仲間である竹川の逃亡を阻止すべく、和葉と関西空港に向かい、竹川を捕まえました。 該当シーンでは、和葉が先に竹川を追っているのですが、竹川の銃口が和葉に向けられたところを平次が危機一髪で助けているのがポイントです。毎回なにかと怪我をする平次ですが、今回は体を張って和葉を助ける男らしさを見せてくれます。

百人一首の大会「皐月杯」の会見収録後、会場になった大阪のテレビ局で爆破事件が発生します。 現地にいた平次と和葉はその爆破に巻き込まれますが、間一髪のところでコナンに助けられました。突然、なんの予告もなく起こった爆破事件に、コナンと平次は違和感を覚えます。犯人やその動機を解明しようとしますが、手も足も出ませんでした。 そんな中、平次の婚約者を名乗る女性が現れます。彼女の名は大岡紅葉。百人一首の高校生チャンピオンで、クイーンと呼ばれる女性でした。しかし、彼女は爆破の裏で起こっていた殺人事件の現場モニターに映っていたのです。 いったい彼女は何者なのか、そして平次を運命の相手と言い切るその理由とは……？

ポスターや内容を見ての通り、「迷宮の十字路」同様に平次が主役と言っても過言ではありません。 和葉と紅葉によるライバルの戦いや、紅葉の登場で狂わされる平次の素顔や日常など平次ファンにとって見どころ盛りだくさんなので、ぜひ観てみてください！

普段は気の良い熱血漢なのに、和葉のことになると途端に様子がおかしくなる服部平次。コナンにかける言葉の何分の1かで良いから、素直になって欲しいところです。果たして和葉に告白できる日はくるのか、今後も恋路を見守っていきましょう！ 今やコナンのライバルよりも親友の位置に収まっていますが、推理対決もまた観たいですね。