2020年4月20日更新

漫画・アニメで最強の敵キャラは誰!?15作品の悪役をピックアップ

敵キャラ サムネイル

愛される作品には、そう思わせるだけの敵キャラが必ずと言っていいほど存在しています。彼らの強さやキャラクターは、ときに主人公以上に深く刺さり、人の心をつかんで離しません。今回は、そんな敵キャラの持つ魅力の正体について触れていきましょう。

目次

漫画・アニメに登場する、最強の敵キャラ15選!なぜか魅せられる妖しい魅力

主人公の前には、相対する敵の存在が必要です。立ちはだかる強大な壁は、物語の展開を加速させて、盛り上がりを生み出します。そして、その壁が高ければ高いほど、より強く印象を与えてくれることでしょう。 敵キャラの魅力は、単に強さだけではありません。見た目や言動が強烈だったり、徹底した悪の美学を持っていたりと、キャラクター面においても突き刺さるものを持っています。敵キャラやボスキャラというものは、作品における華なのです。 今回は、そんな魅力的な敵キャラ・ボスキャラについて紹介していきます。なお、タイトルで「最強」と言っていますが、単に強さが“最強”のキャラを選んでいるわけではありません。作中での印象や人物像といった要素を大いに加味して選んでいます。 敵役として、本編の中でカリスマ性を放っているキャラを中心にピックアップしました。ある意味主人公以上に印象深い敵キャラたちについて迫ります。

1.DIO(ディオ)/『ジョジョの奇妙な冒険』

DIOは、『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズを象徴する悪役の1人。第1部では、主人公ジョナサンのライバルであるディオ・ブランドーとして登場しました。その後、「石仮面」によって吸血鬼となり、第1部と第3部のラスボスとなります。第3部では時間停止のスタンド、「世界(ザ・ワールド)」を使う能力者となっていました。 「ジョジョ」各部はシリーズ共通の設定を持つことが多く、DIOの要素もその1つ。第5部主人公のジョルノは「ジョジョ」ながらディオの血筋だったり、第7部には全く別人のディオが登場します。彼の名前はまさに、本作を代表するものです。 DIOの存在がこれほどまで大きいのは、彼が筋金入りの悪人であることによるもの。作中における絶対的な悪のカリスマとして、強烈な印象を与えています。加えて、DIOとジョジョの関係は、単なる敵同士にとどまりません。ジョジョの活躍は、彼がいてこそのものなのです。

2.藍染惣右介(あいぜんそうすけ)/『BLEACH』

藍染惣右介は、『BLEACH』に登場する敵キャラの1人。護廷十三隊・五番隊隊長を務めた人物で、実力者ながら物腰柔らかく穏やかな性格として知られていました。しかし実際は非道な野心家であり、人を人とも思わない冷酷さの持ち主。本作ストーリーの根幹をなす、一大敵キャラクターです。 藍染の強敵ぶりは、伊達メガネを外してオールバックにした容姿のギャップよって際立ちます。また、作中屈指の強さを誇り、戦闘力は隊長格の中でも別次元。斬魄刀(ざんぱくとう)「鏡花水月(きょうかすいげつ)」のチートぶりはもちろん、霊圧量や「鬼道」の強さも規格外です。 藍染は、本作が描く一連の出来事を全て裏で操る張本人でした。一護たちの行動は全て彼の手のひらの上でのことであり、その強大さが強く描かれています。敵役としての彼の魅力は、他を圧倒する「圧」の強さでしょう。

3.シャア・アズナブル/『機動戦士ガンダム』

シャア・アズナブルは、『機動戦士ガンダム』に登場する人物。ジオン公国軍の若きエースパイロットとして活躍する、「ニュータイプ」の1人。彼の登場するMS(モビルスーツ)は全て赤く塗装された専用機となっています。目立つ機体色と、高い機動力性能から、通称は「赤き彗星」。 シャアは、敵である地球連邦軍のエース、アムロ・レイの好敵手として有名でしょう。「ニュータイプ同士は惹かれ合う」という言葉の通り、両者は幾度となく衝突します。そして2人は共に、ララァ・スンに特別な感情を寄せていました。両者の関係は彼女の存在によって一層激化し、互いに終生のライバルとなります。 普段は仮面を付け、赤いMSに乗る彼の存在感は圧倒的。連邦軍視点の本作において、敵役ながら非常に高い人気を誇っています。『名探偵コナン』の赤井秀一など、彼を演じた声優の池田秀一が演じる役に、「シャア」の要素が入ることもしばしばです。

4.一方通行(アクセラレータ)/『とある魔術の禁書目録』

一方通行(アクセラレータ)は、『とある魔術の禁書目録(インデックス)』及びそのシリーズ作品に登場する人物。学園都市に7人しかいない超能力者(レベル5)の1人で、序列は第1位。 彼の能力は、物理法則における力の向きを自在に操るもの。向かってくる力を反射することができ、ほぼ一切の攻撃が通りません。 本作序盤の一方通行は、凶悪で危うい一面を持った能力者として描かれています。彼はレベル6シフト計画のため、約1万体もの御坂美琴(みさかみこと)の「妹達(シスターズ)」を殺してきました。弱者を見下してはいたぶる異常者のような姿は、悪役のお手本のようです。 一切の物理攻撃を無視できる能力は、「学園都市最強」の名をほしいままにしています。敵として立ちはだかったときの絶望感といったらないでしょう。 他方、一方通行は「とある」シリーズ第3の主人公でもあります。ダークヒーローでもある彼は、作中屈指の人気キャラです。

5.ペテルギウス・ロマネコンティ/『Re:ゼロから始める異世界生活』

ペテルギウス・ロマネコンティは、『Re:ゼロから始める異世界生活』に出てくる強敵の1人。「魔女教」の幹部、「大罪司教」のうち、「怠惰(たいだ)」を担当する者。 「見えざる手」と呼ばれる魔女の権能を有し、人の目に見えない触手のような手を操ります。序盤の強敵として、ナツキ・スバルを極限まで追い詰め、何度も「死に戻り」させました。 ペテルギウスの凶悪さは、意思疎通の難しさにあります。彼は信仰心のあつい熱心な魔女教徒であり、崇拝する魔女こそが唯一絶対の存在。従って、それ以外には一切興味を持たず、信仰のためならば平然と人を殺します。常識から外れたサイコパスであり、奇行だらけの狂人です。 コミュニケーションどころか理屈も通らず、身に宿す異能も凶悪。ペテルギウスは魔女教徒の体現者であり、登場人物たちがためらいなく敵意を向けるのも納得です。彼は、多くの嫌悪感を一手に集めるタイプの敵キャラといえます。

6.フリーザ/『ドラゴンボール』

フリーザは、『ドラゴンボール』に出てくるボス敵キャラの1人。宇宙を飛び回る悪党集団の親玉で、数々の惑星を侵略・征服しています。その悪名は界王や神にも知れ渡るほどで、悪逆の限りを尽くしてきました。自身の戦闘力も非常に高く、数回の変身とともにさらにパワーアップしていきます。 フリーザは、本作において最も代表的な敵キャラといえるでしょう。優秀な部下であっても平然と切り捨てるほど冷酷で、手下に強い恐怖心を植え付けています。生命力も強く、体を真っ二つにされても、星の爆発によって肉片にされても生きていました。ナメック星で戦った後も、身体を改造して復活を遂げ、登場しています。 フリーザは、それまでのピッコロやベジータとは異なる、純粋な敵役の1人。また、キャラのインパクトの強さから、人気も非常に高いものとなっています。それは、彼を再び敵キャラに据えた劇場版作品「復活のF」が作られるほどです。

7.戸愚呂(弟)/『幽☆遊☆白書』

戸愚呂(弟)は、『幽☆遊☆白書』に登場する強敵の1人。「暗黒武術会」で登場した戸愚呂チームの一員で、元人間の妖怪。相手の強さに応じて筋肉量をコントロールすることができ、通常戦闘時は30~45%程度。100%まで解放すると、人間の形から大きくかけ離れた姿となります。 戸愚呂(弟)は、肉体派敵キャラというイメージの強い存在です。実際、彼の身体能力は桁違いであり、パンチや指を弾いたときの風圧さえ武器となります。彼は人間時代もかなりの実力を持っていましたが、さらなる強さを求めて妖怪となりました。武闘家らしい一面がある一方、相手の幽助の力を引き出すために桑原を殺そうとする非道な一面もあります。 戸愚呂(弟)は、極悪非道な悪役ではなく、乗り越えるべき壁としての強敵です。圧倒的な存在感と強さをもって、主人公たちを追い詰めていきます。こうした本質的部分に加えて、見た目の強烈さも人気の一因でしょう。

8.ぬらりひょん/『GANTZ』

ぬらりひょんは、『GANTZ』大阪編におけるボスキャラ。その名の通り、妖怪のぬらりひょんのような姿をしていますが、実際は異星人。今まで現れた星人をはるかに上回る強さを持ち、大阪でのミッションの大ボスとして現れました。掟破りの強さのため、彼を倒すことで得られるポイント数は破格の100点となっています。 攻撃力の高さはもちろん、ぬらりひょんの強さは様々な姿形に変身する能力です。作中では10回も形態変化を行っており、第六形態からはもはや人間の形を保っていません。また、驚異的な再生能力を有しており、どんな目にあっても瞬時に元の状態へと戻ります。彼を倒す方法は、不意打ちで、しかも肉片ひとつ残さずに完全消滅させることのみです。 ぬらりひょんは、形態を変えるごとに、多くのガンツメンバーを葬ってきました。ミッションごとにボス級の敵が登場する本作において、彼が全ボス中最強と言われるのも納得です。

9.槙島聖護(まきしましょうご)/『PSYCHO-PASS』

槙島聖護は、『PSYCHO-PASS サイコパス』の登場人物であり、本作のラスボス。物静かな雰囲気がありますが、性格は残忍で冷酷。人心掌握に長けており、潜在犯の精神を操って犯罪へと走らせます。しかし非常に飽きっぽく、玩具(=犯罪者)をすぐに壊して捨ててしまうことも多々。 槙島は参謀タイプに思われますが、腕の立つ人物でもあります。格闘技「シラット」の使い手で、サイボーグ義手を素手で破壊したり、狡噛慎也(こうがみしんや)をねじ伏せてしまうほどの実力。 しかし、それ以上に恐ろしいのは「免罪体質者」という点でしょう。いくら犯罪をしても、作中の世界において社会を管理する「シビュラシステム」の対象外なのです。犯罪者を処罰する「ドミネーター」も反応しません。 槙島は「シビュラ」に管理される社会を良しとしない価値観を持っています。その理念は一理あるものの、アウトローな手段をとるために、敵役扱いなのです。

10.黒の組織/『名探偵コナン』

黒の組織とは、『名探偵コナン』において、コナンが追っている組織のこと。世界中で暗躍している国際的犯罪組織で、黒の組織は仮の名称です。工藤新一に薬を飲ませ、幼児化させた連中であり、新一=コナンが追っている組織です。ここでは、ジンとその右腕であるウォッカを紹介していきます。 ジンは、新一に薬を飲ませた張本人であり、彼にとっての最大の宿敵です。戦闘力は極めて高く、武器などの扱いに長けており、組織きっての武闘派。何があっても任務を遂行しようとする徹底主義者で、組織に対して強い忠誠心を見せています。 また、非常に頭の切れる人物で、任務ではリーダー格として指揮をとります。博識で洞察力が鋭く、コナンたちを逆に追い詰めることのできる数少ない人物です。 ウォッカは、そんなジンの優秀なサポート役。他のメンバーと比べると、慎重さと冷徹さに欠けていますが、基本的にはジンをしっかりと支えています。

11.鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)/『鬼滅の刃』

鬼舞辻無惨は、『鬼滅の刃』に出てくる、敵である鬼の頭領といえる人物。千年以上前に人を食う鬼となった、原初の鬼であり、この世の全ての鬼を生み出した存在。彼の力は、人を超越した力を持つ鬼を、さらに超越したものと言われるほど。様々な姿に変身したり、脅威の再生能力と不死性を持っていたりします。 生物を超越した力の持ち主である無惨の性格は、何より冷徹でごう慢。自分以外の一切を信じることがなく、人間はおろか、部下の鬼たちにさえ一切容赦しません。また、非常に気まぐれなため、気に入らないことがあればすぐ部下を殺してしまいます。彼の“地雷”を踏み抜いたが最後、一瞬の死が約束されるという、とんでもないリーダーです。 本作最大の敵である無惨は、別次元の力を持っています。底知れぬ強敵であることは間違いありません。加えて、その破たんしきった外道ぶりから、次世代の悪のカリスマとなりうる存在です。

12.高杉晋助/『銀魂』

高杉晋助は、『銀魂』に出てくる登場人物の1人。過激派攘夷(じょうい)志士の集団、「鬼兵隊」を率いる人物で、攘夷志士の中で最も危険な男と言われています。ずば抜けた剣の腕を持ち、その実力は「白夜叉」と呼ばれた銀時と互角の強さ。近代兵器をも上回る戦術を使いこなすなど、軍師としても卓越しています。 高杉は、かつて銀時らと同門の間柄でしたが、それぞれ別の道へと進みました。彼はそれから「鬼兵隊」を結成し、武力組織として作り上げていきます。特に「紅桜篇」では、妖刀「紅桜」をめぐって銀時たちと真っ向から衝突しました。彼の悪役としてのイメージは、独立行動する傾向と、「紅桜篇」によって植え付けられたところが大きいでしょう。 「紅桜篇」は、本作の中でも人気の高いエピソード。そこで敵役としてメインで描かれたことから、本作を代表する敵役として浸透していったのです。銀時や桂との微妙な関係も、その一因でしょう。

13.志々雄真実(ししおまこと)/『るろうに剣心』

志々雄真実(ししおまこと)は、『るろうに剣心』に登場するボス敵キャラクターの1人。精鋭「十本刀」を率いて国家転覆を図ったテロリストであり、生粋の極悪人です。全身を炎で焼かれながらも、幕末の激動を生き抜いてきた修羅であり、その強さは作中屈指。抜刀斎に代わって幕府要人を暗殺してきたこともあり、剣の腕前は文句なしです。 志々雄の刀は無数の刃こぼれがあり、ノコギリのようになっています。そして、多くの人間を斬ってきたことで人間の脂が染み込んでいました。彼は脂と刀の摩擦によって生じた炎を操る、「秘剣」を繰り出して圧倒します。また、大やけどの身とは思えない身体能力を持っており、左之助の「二重の極み」も通りません。 志々雄は、剣心を最も苦しめた敵といってもよいでしょう。剣心をはじめ、加勢した左之助や斎藤、蒼紫(あおし)をもたった1人で打ち破っています。包帯巻きの見た目といい、ゆがんだ信念といい、非の打ちどころのない強敵キャラです。

14.奈落(ならく)/『犬夜叉』

奈落は、『犬夜叉』におけるラスボス的存在。主人公、犬夜叉一行の誰もが因縁を持つ共通の敵であり、「奈落一派」のトップ。実は「半妖」であるものの、本物の妖怪を超える妖力と邪気を持っています。濃い瘴気(しょうき)を持つ全身毒のような存在で、毒の強さは触れたものを一瞬で溶かしてしまうほど。 地力の強さもさることながら、奈落は物理攻撃を完全無効化する鉄壁の防御力を持っています。また、いくつかの段階に姿を変えることで力を増幅させることも可能。ただし、自身が前線に出ることはほとんどなく、部下を操って襲わせることが中心です。冷酷な性格で、人の心に付け込む卑劣な手段を好みます。 奈落は、主人公たちを周囲から少しづつ追い詰める、陰湿な策略家です。犬夜叉たちが彼にたどり着くまでに、相当の時間を要しています。本作が彼へと至るまでの道のりをメインに描いていることからも、彼は作品の顔ともいえる敵役なのです。

15.オール・フォー・ワン/『僕のヒーローアカデミア』

オール・フォー・ワンは、『僕のヒーローアカデミア』に登場する大物ヴィランの1人。悪役が集結した組織「ヴィラン連合」の実質的な支配者です。組織のブレーンとして働き、リーダーの死柄木弔(しがらきとむら)に指示を与えています。敵であるヴィランを束ねる、まさに敵の中の敵、悪の中の悪です。 彼の個性、「オール・フォー・ワン」は、他者の個性を奪って自分のものとする能力。これまでに奪った個性を合わせ技にして使えるほか、奪った能力を他人に与えることもできます。こうした能力と、巧みな人心掌握術によって、多くの同志を増やしていきました。いまだ強さの全てを見せていないことから、さらに強敵ボスキャラの位置付けとなることでしょう。 オール・フォー・ワンは、“平和の象徴”オールマイトの初代とは兄弟に当たる人物です。従って、“正義の象徴”に対する“悪の象徴”といえます。

面白いアニメ・漫画ほど、敵キャラが輝いている!

敵キャラ・ボスキャラは、主人公以上に印象的でなければなりません。彼らの存在自体が物語の中心となるため、当然、強いキャラクター性が求められます。強い敵ほど、人々を一瞬で引きつけるだけのインパクトが必要です。 主人公よりも、敵キャラクターの方がかっこいいと思ったことはないでしょうか。それは、敵側には、そう思わせてくれるだけの魅力が詰め込まれているからなのです。 数多く存在する敵キャラたちの中でも、その魅力はいくつかに分けられます。戸愚呂(弟)やぬらりひょんのような、単純に力そのものを魅せるもの。ペテルギウスや無惨のように、圧倒的な外道ぶりで突き放すキャラもいます。シャアや一方通行は、敵役ながらある種のヒーロー性を持ったキャラです。 一言では語り尽くせない、敵キャラ・ボスキャラの世界の奥深さ。彼らはこれからも、一度見たら忘れないほどの印象を刻み付けてくれることでしょう。