2023年1月6日更新

乾青宗(イヌピー)の過去とは?ココとの関係まで解説!【東京リベンジャーズ】

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乾青宗は十代目黒龍(ブラックドラゴン)の特攻隊長として登場。後に武道の部下となり、東京卍會壱番隊隊員と十一代目黒龍副総長を兼任しました。 高校生編でも何度も武道のピンチを救っている重要キャラクターです。 今回はイヌピーこと乾青宗について、本編の活躍からココとの関係まで徹底解説していきます! ※この記事は「東京リベンジャーズ」のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

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乾青宗(いぬいせいしゅう)/イヌピーのプロフィール

名前 乾青宗(いぬいせいしゅう)
あだ名 イヌピー
誕生日 1989年10月18日
身長 177cm
体重 64kg
血液型 B型
所属 八代目黒龍→十代目黒龍特攻隊長→東京卍會壱番隊隊員兼十一代目黒龍副総長→二代目東京卍會壱番隊隊長
イメージカラー 青紫
CV 榎木淳弥

『東京卍リベンジャーズ』の乾青宗(いぬいせいしゅう)は、関東最大の勢力を誇った暴走族「黒龍(ブラックドラゴン)」の幹部です。 かつて真一郎が立ち上げた初代黒龍の姿に憧れ、自身も八代目黒龍に所属していました。しかし頭であるイザナの犯罪も厭わない方針の中で、乾も少年院に入れられることになります。 そして彼が出所した際には黒龍自体が壊滅しており、今度は自身が中心となって黒龍を再建することを決意。柴大寿を頭として十代目黒龍を立ち上げました。

黒龍から東卍に!イヌピーの人生とは?

黒龍の幹部として

乾青宗は初登場時、極悪組織と化した東京卍會の幹部として登場しましたが、昔は関東最大の暴走族「黒龍」に所属していました。初代「黒龍」に憧れて入隊したものの、イヌピーがいた8代目の時には犯罪集団となっていたため、彼は中学時代に1度少年院に入っています。 その後少年院から出所した彼は、「東卍」に潰された「黒龍」を復活させるべく、相棒のココに紹介された柴大寿(しばたいじゅ)を10代目総長に迎え入れることに。イヌピーは柴に忠誠を誓って10代目「黒龍」の特攻隊長になりました。

聖夜決戦

2005年のクリスマスでは、主人公の花垣武道(タケミチ)が未来の「東卍」の巨悪化を防ぐため、「黒龍」を潰しました。聖夜決戦と呼ばれたその抗争で、タケミチは「東卍」の壱番隊副隊長の松野千冬と共に10代目「黒龍」総長の柴大寿と対峙。そこにはイヌピーやココの姿もありました。 タケミチは大寿達の圧倒的な強さを前に何度も倒されますが、諦めずに立ち向かい続けます。最後には「東卍」の総長マイキーが現われ、大寿を一発で倒すことに成功。こうして大寿は「黒龍」10代目総長の座を降りることになったのです。

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東卍の傘下へ

大寿が引退した後、本人達の意思もあってイヌピーはココと共に「東卍」の傘下へ下ります。聖夜決戦のタケミチに何か思うところがあったのか、彼はタケミチ率いる壱番隊に入ることに。 その後関東事変が起きる直前に、イヌピーはタケミチや九井と共に拉致されてしまいます。犯人は「東卍」の伍番隊隊長の武藤泰宏(ムーチョ)で、彼はココの財力を「天竺」入隊の手土産にしようともくろんでいたのです。 ココはやむなく「天竺」に入隊することを誓い、自分と引き替えに乾とタケミチを助けてくれたのでした。

黒龍の11代総長にタケミチを推薦

東京リベンジャーズ
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

ココを「天竺」に奪われてしまったイヌピーは、タケミチに土下座をして11代目「黒龍」の総長になってくれるように頼みます。彼は昔からずっと憧れていた初代「黒龍」総長・佐野真一郎の面影をタケミチに重ねていたのです。 こうしてタケミチは「東卍」の壱番隊隊長と兼任して、11代目「黒龍」総長に就任。もちろんイヌピーは副総長としてタケミチを傍で支えることを誓い、ついに東卍の特攻服に袖を通しました。

ドラケンとバイク屋を立ち上げる

関東事変の末、イヌピーとココは別々の道を行くことにします。そして武道が戻った2017年の未来では、イヌピーはドラケンと共にバイク屋(D&D MOTOR)を営んでいました。 イヌピーはかつて真一郎がバイクをいじっている背中を見ていたため、黒龍でなくなっても憧れを追いかけているのが分かりますね。

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姉が過去に関わっている?乾青宗(イヌピー)とココの関係とは

幼少期

小学生の時、乾青宗は姉の赤音(あかね)と一緒に実家の火事に巻き込まれたことがあります。その際、イヌピーの幼馴染みであるココは密かに思いを寄せていた赤音を救おうとして、顔の似ていたイヌピーの方を間違えて助け出しました。 火事によってイヌピーの顔には今でも大きな火傷跡が残り、赤音は重度の火傷を負って意識不明の重体に。その後、ココは赤音にかかる莫大な治療費を稼ぐために、犯罪に手を染めるようになってしまいました。しかし、赤音は回復することの無いまま死亡してしまいます。

ムーチョの裏切り

赤音に関するわだかまりを抱えながらも、ココは彼女と同じ顔をしたイヌピーから離れられなくなってしまいます。イヌピーが少年院から出所したときもココが真っ先に迎えに行き、ココはイヌピーの言うことしか聞かないほど2人は深い関係にありました。 そんな中ムーチョが東卍を裏切り、「天竺」への手土産としてココを拉致。共に連れ去られてリンチにあったタケミチやイヌピーを救うため、ココは「天竺」に入隊することを余儀なくされてしまいます。

関東事変・ココとの決別

ココを救い出すため、イヌピーは「天竺」との抗争「関東事変」に挑みました。しかし最終決戦にて、ココは「天竺」の特攻服を着て敵としてイヌピーに対峙。赤音に関するわだかまりを解消するとココは戦意喪失し、関東事変にはほとんど参加しないまま姿を消します。 関東事変が集結した数日後、佐野エマの告別式で2人は再会。ココはイヌピーに決別の言葉を口にしながらも、これからも道を違えぬように彼を諭してその場を去りました。

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【ネタバレ】最終回・イヌピーはどうなった?

全ての人物が幸せになる世界線に辿り着いた武道たち。そこには勿論幸せを掴んだイヌピーの姿もありました。 真一郎が経営する「S.Sモーターズ」の従業員としてイヌピーも働いており、ドラケンやココと同じ道を進まなくても、バイクを愛する姿は変わっていませんでした。 また本編でトレードマークになっていた顔の火傷の跡が、この世界線では消えています。これらからタイムリープしてきた武道達により、そもそも実家が火事にならなかったと考えられます。 そのためこの世界線では姉の朱音も生きている可能性がありますね。

イヌピーがハイヒールを履いている理由

八代目黒龍時代、イヌピーが特攻服にハイヒールを履くという奇抜なスタイルをしており、読者の間で話題になりました。 こちらは作者の和久井氏の中学時代に流行った、不良のファッションのひとつらしいです。しかしそれを何故イヌピーのスタイルとしたのか?そこまでは明言されていません。 しかしハイヒールが女性ものの靴であること。そしてイヌピーが姉の朱音を火事で無くしていることから、彼なりの姉への手向けである可能性も考えられます。

乾青宗(イヌピー)の声優は榎木淳弥

榎木淳弥

イヌピーの声優を務めるのは、榎木淳弥です。代表作として『呪術廻戦』の虎杖悠仁役、『ジョジョの奇妙な冒険 黄金の風』パンナコッタ・フーゴ役などを務めています。 少年漫画作品に多く登場しており、バトル物が好きな方ならよく耳にする声ではないでしょうか? 冷静で紳士なイケメンボイスから一転し、急に乱暴な口調になるキャラの演技が得意というイメージがあります。その為一見クールそうな見た目をしながら、初登場時は気が短い一面を見せていたイヌピーとの相性は抜群と言えます。

乾青宗(イヌピー)の名言を紹介

「ココの為ならオレは死んでもいい……オレはオマエに命を預ける」(16巻)

これは原作142話において、イヌピーが武道に対して放ったセリフです。 自身とココのため、両手が縛られている状態ながら強大な敵に立ち向かった武道。かつては敵だった自分達を体を張って助けるといった武道に、イヌピーは初代黒龍総長である真一郎の姿を見ました。 そしてそんな武道に黒龍を託すことを決めたイヌピーが、「オマエに命を預ける」と言ったのです。 ココとの友情、そして武道への信頼が感じられる名シーンでした。

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「早く手ぇ貸せ!!!マブだろ!!?」(28巻)

原作251話において、関東卍會の一員だったココに対して、イヌピーが投げかけたセリフです。 一度は袂をわかち、別々の道を歩み始めた2人。しかしその別れは、ココがイヌピーを朱音と被せて見ていたケジメからでした。 しかしイヌピーにとってはずっと、ココは唯一無二の親友だったのです。この一言でココは朱音のことを振り切ります。 そして関東卍會を脱退し、今度はイヌピーの親友として共に歩いていくことを決意したのです。

乾青宗(イヌピー)は黒龍に忠誠をささげた人物!

乾青宗は、憧れていた初代から犯罪集団に変わってしまった8代目の黒竜でも総長に忠誠を誓い、潰れていた組織を復活させた立役者。タケミチを11代目総長に迎えた後は彼に忠誠を誓い、歴代黒龍を支え続けました。 この機会に是非『東京卍リベンジャーズ』を見て、クールな見た目に反して中身は熱い男・乾青宗の勇姿を確認してみてくださいね。