「イカゲーム」シーズン1・2のキャスト＆登場人物一覧【相関図】

主人公のソン・ギフンを演じるのは、クールな議員補佐官を演じた「補佐官」シリーズで知られるイ・ジョンジェ。ギフンは456人の参加者のうち、最後の参加者で番号はNo.456。いわゆるダメおやじですが、極限状態でも人間味を失わず希望を捨てない人物でもあります。 ギフン役でにわかに注目を集めているイ・ジョンジェ。映画では『新しき世界』(2013年)の潜入捜査官や「神と共に」シリーズの閻魔大王といった役柄を演じており、作品ごとに違ったキャラクターを演じ分ける点も魅力です。ギフンの人間臭いコミカルな演技は新たな一面かも。

ギフンの後輩で幼馴染みのチョ・サンウを演じるのは、1981年11月21日生まれの俳優パク・ヘス。サンウはソウル大学出身の秀才で、証券会社の投資チーム長も務めていましたが、横領で借金を背負っていました。ゲームに参加したことでギフンと再会します。 ドラマ『刑務所のルールブック』(2017年)で演じたプロ野球選手役や、2020年配信のNetflixオリジナル映画『狩りの時間』のハン役などで知られるパク・ヘス。2021年10月30日にOCNで放送される新ドラマ『キマイラ』も控えています。

チョン・ホヨン演じるカン・セビョクは脱北者で、家族のために大金を必要としている女性。ギャングのチャン・ドクスとは、過去に何やら因縁があるようです。しかし暴力的なドクスにも負けない根性と強かさを持っています。 チョン・ホヨンは、1994年6月23日生まれのモデル。これまで数々のショーに出演した経験を持つ韓国のトップモデルです。『イカゲーム』が演技初挑戦とは思えぬ熱演ぶりで、作品のヒットとともに国内外から大きな注目を集めています。

456人の参加者のうち、参加一番乗りを果たした人物オ・イルナム。認知症防止のために数をひたすら数えたり、1番目のゲーム「だるまさんがころんだ」で1人先頭に立って純粋にゲームを楽しむ姿も印象的です。 飄々とした老人オ・イルナムを演じたのは、1944年10月19日生まれの俳優オ・ヨンス。1960年代から映画を中心に活動しており、1990年代から演劇の舞台俳優として活躍してきました。 代表作は2003年のキム・ギドク監督作『春夏秋冬そして春』で演じた老僧役で、ドラマ『武神』(2012年)でも僧侶役を務めています。

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ゲーム参加者の1人で、出所したばかりの女性ジヨン。虐待する父親を殺害したため、刑務所に入っていました。 演じたのは、1994年7月18日生まれの女優イ・ユミ。2021年の映画『大人たちは知らない』でEXIDのハニとともに主演を務め、同年8月に韓国で公開したファン・ジョンミン主演の映画『人質』にメインキャストで出演しています。

ギャングのチャン・ドクスを演じたのは、1977年10月20日生まれの俳優ホ・ソンテ。ドクスは組織の金を無くし、追われる身となっており、賞金を獲得してその補填に充てようと考えてゲームに参加しました。常に暴力的で、因縁あるセビョクに目を付けています。 強面のドクスを演じるホ・ソンテは、2021年のドラマ『ラケット少年団』のコーチ役や、2020年のドラマ『怪物』の建設会社代表役などで知られています。

本作で謎解きの役を担うのが、行方不明の兄を探してゲームに潜入した警察官ファン・ジュノ。仮面を被ってゲームを進行し、裏で起こったことを目撃しながらゲーム制作者の謎を解いていきます。 ファン・ジュノを演じたのは、1991年8月5日生まれの俳優ウィ・ハジュン。2019年のドラマ『ロマンスは別冊付録』ではフリーランスのブックデザイナー、チ・ソジュン役としてメインキャストで出演しました。

ゲームに参加した貧しいシングルマザー、ハン・ミニョ。非常に粘り強い性格で、反則は当たり前！いつでも勝ち馬に乗ろうとし、自分に有利な状況を作り出します。 演じたのは、1976年7月15日生まれの女優キム・ジュリョン。近年の出演作にNetflix配信のドラマ『保健教師アン・ウニョン』(2020年)や、映画『明日の記憶』(2021年)などがあります。

パキスタンからの外国人労働者アブドゥル・アリを演じたのは、インド出身の俳優アヌパム・トリパシ。アリは大事故を起こした上、雇い主から給料も治療費も支払われず、生活に困ってゲームに参加しました。 韓国で活動しているアヌパム・トリパシは、映画『第8日の夜』(2021年)や『ガール・コップス』(2019年)などに出演しています。

大物ゲスト1人目は、「トッケビ」や「新感染」で知られる俳優コン・ユ。第1話の前半に、ギフンをゲームに誘うセールスマン役で登場します。めんこ勝負で思い切りギフンを平手打ちする姿にびっくり！また、最終話の第9話にも再び登場しています。 コン・ユの最新出演作は、Netflixオリジナルシリーズのドラマとして2021年に配信される『静けさの海』。月へ向かう探査チームの隊長役を務めます。

大物ゲスト2人目は、「G.I.ジョー」シリーズでハリウッドデビューも果たした韓国エンタメ界のスター、イ・ビョンホン。Netflixでは2018年にドラマ『ミスター・サンシャイン』で主演を務めています。 ゲームを陰で操り、監視している謎の男フロントマンとして特別出演しています。第1話から登場しますが、マスクをしているため素顔は見えず。その素顔を見せる、つまりイ・ビョンホンが登場するのは第8話と第9話です。

ギフンの母は糖尿病を患っており、行商をしながら息子と2人で生活しています。出演シーンは多くありませんが、ギフンの行動に大きな影響を与える人物です。 そんな母親役を演じたのはベテラン俳優キム・ヨンオク。彼女は「マイ・ディア・ミスター」、『海街チャチャチャ』、『私たちのブルース』など話題作に次々と出演し、母親役や祖母役として韓国ドラマには欠かせない存在です。 本作でも厳しい言葉を言いながらも息子への愛情を欠かさない母親像を見事に表現し、感動を呼びました。

『イカゲーム』2には前作から続投するキャストがいます。イ・ジョンジェ演じる主人公のギフンをはじめ、フロントマン(イ・ビョンホン)、警察官ファン・ジュノ(ウィ・ハジュン)、ゲームのスカウト役である謎のセールスマン(コン・ユ)の4名です。 ゲーム運営側であるフロントマンの素顔は前作で判明し、それがジュノの探していた兄イノでした。シーズン2では兄弟の再会が実現するのではないかと期待されています。 以上4名のキャストに加え、新たなキャストも発表されました。主役級の人気俳優ばかりで、あまりの豪華さに配信前から大きな話題となっている新キャスト。ここからはその新キャストについて紹介します。

参加番号333番のミョンギは、投資に失敗して大金を失ってしまった元インフルエンサーです。かつては自身のYouTubeチャンネルにて、多くのフォロワーを獲得していたミョンギ。そのため彼を信じて投資したフォロワーたちにも甚大な被害を与えてしまいました。 そしてミョンギは多くの被害者から追われる身になり、逃亡中にゲームへ参加することになります。しかし参加者の中には自身の影響で被害に遭った者がおり……。 果たしてミョンギは無事にゲームを乗り切ることができるのでしょうか。

参加番号222番のジュニは、元カレであるミョンギのアドバイスで投資をします。ところがそのアドバイスが原因で投資詐欺に遭い、全財産を失いました。しかもジュニは妊娠しており……。 ジュニが生きていくためには、ゲームに参加するしか方法がありませんでした。ところがそのゲームの参加者に、ミョンギがいたのです。 人に頼らず、強い心で生きてきたジュニですが、命を懸けた恐ろしいゲームの中で、自立心を保つことはできるのでしょうか。

参加番号007番はギャンブラーであるヨンシク。ギャンブルによって借金まみれになってしまったヨンシクは、返済のためにゲームの参加を決めました。 そこで参加者の中に母親の姿を見つけ、驚くヨンシク。覚悟を決めたヨンシクは、残酷なゲームに母と手を取り合って挑みますが……。 前作には無かった親子での参加。ヤン・ドングン演じるヨンシクのビジュアルはどこか情けなさが漂いますが、母親の愛情に応えることはできるのでしょうか。

参加番号149番であるグムジャはヨンシクの母であり、家族思いの優しい女性です。愛する息子の借金を返すため、こっそりゲームに参加しましたが、会場でヨンシクも参加していることを知りました。生きるか死ぬかのゲームの中で究極の選択に迫られた時、親子の絆が試されます。 母親役として同じみのカン・エシムですが、涙を誘う演技力が見どころです。

参加番号390番のチョンべは、ギフンの親友であり、ギャンブル仲間です。長年ギフンと連絡が取れなくなっていたため、会場でチョンベは彼との再会を喜びますが……。 シーズン1では親しい人と辛い別れを経験しているギフン。シーズン2でも親友とゲームに臨むことになるギフンは、チョンべを守りきることができるのか、注目です。

参加番号388番は、元海軍兵士のデホです。ムキムキの身体がいかにも男らしく強そうですが、実は気さくで人の懐に上手く入り込むのが得意。しかも生き残るための戦術は誰よりも持ち合わせています。 生き残るため、ずる賢くどんな相手にも取り入るデホですが、ゲームに挑む中で本性を見せることになるのでしょうか。 また、韓国ドラマの名作『ミセン-未生-』(2014年)で共演したイム・シワンとの絡みも期待されています。

参加番号120番、トランスジェンダーの女性であるヒョンジュ。性別適合手術の費用が足りず、ゲームへの参加を決めました。 偏見のせいで辛い思いをしてきたヒョンジュですが、実は特殊部隊出身であり、リーダーシップに優れた頼りがいのある人物です。ゲームの中では持ち前のバイタリティで、ギフンと共に仲間を助けます。 他の作品では悪役を務めることが多いパク・ソンフンですが、今回はトランスジェンダーであり、正義感の強いキャラクターで登場。新たな魅力を見せてくれることでしょう。

参加番号246番は絵描きのギョンソクです。愛する一人娘が白血病を患ってしまい、治療費を稼ぐ目的でゲームに参加しました。 家族のため、命を懸けたデスゲームに挑むギョンソク。そんな優しい父親を演じるのは、韓国ドラマ「SweetHome(スイートホーム)－俺と世界の絶望－」(2020‐2024年)など数多くのヒット作に出演するイ・ジヌクです。

パク・ギュヨン演じるノウルは、元軍人の脱北者です。まだ新生児の我が子を置いて脱北しなければならなかったため、茫然自失の日々を過ごしていました。そんなノウルが、生き残りを懸けた残酷なゲームに挑むことになります。 ノウルの唯一の目的は、我が子を見つけ、再会すること。そのために勝利への執念はすさまじく、どんな手段も使います。 キャストのパク・ギュヨンは韓国ドラマ『セレブリティ』(2023年)で主役を務めるなど、注目度の高い人気俳優です。「SweetHome」ではイ・ジヌクとも共演しています。

参加番号044番は巫女であるソンニョ。ピークを過ぎて霊感が弱くなってはいますが、ゲームにおいて他の参加者たちを惑わせる存在です。呪いをかける、不気味な予言をするなど、参加者たちに不安を与える行動を取ります。 巫女がなぜゲームに参加することになったのか、彼女のバックグラウンドにも注目したいですね。

参加番号125番のミンスは、どこにでもいる内気で気弱な青年です。いつも自信がなく、おどおどしているため、恰好のターゲットになってしまいます。 そんなミンスを唯一助け、気にかけてくれるのがセミ。彼女とは、どのような関係になっていくのでしょうか。 今回ミンスを演じるのは、日本でも大ヒットした韓国ドラマ『梨泰院クラス』(2020年)でもいじめられっ子役だったイ・デヴィット。本作ではどのような人間ドラマを見せてくれるのか、楽しみです。

参加番号230番は、ド派手な紫色のヘアが目を引くサノス。元ラッパーのサノスは、ミョンギのYouTubeに影響されて投資を行い、全財産を失いました。そして今回ゲームに参加することになったのです。 すると、なんと参加者の中に因縁のミョンギを見つけます。執拗にミョンギに絡み、他の参加者も平気で蹴落とすことができる危険人物のサノス。常にハイテンションな彼ですが、果たしてゲームを勝ち進んでいくことはできるのでしょうか。 なおサノスを演じるのは、元BIGBANGのT.O.Pとして活動していたチェ・スンヒョンです。

参加番号124番は、クラブの支配人として働いていたナムギュ。弱い者いじめが得意で、その反面自分より上の者にはひたすらゴマをする嫌なやつです。ニヤリと笑う意地悪な笑顔で、臆病なミンスのこともいじめます。 ちなみにサノスとはクラブ時代の知り合いですが、完全にナムギュは見下されている様子。意地の悪いナムギュが果たしてどこまで生き残ることができるのか、注目です。

参加番号380番のセミは、正義感にあふれたクールな女性です。強い相手にも物怖じしない大胆さも持ち合わせています。弱い立場にいるミンスのことを気にかけ、面倒を見る中で彼との絆を深めていきますが……。 そんなセミ役を務めるのは、韓国ドラマ『D.P.－脱走兵追跡官－』(2021年)で脱走兵の彼女を演じて注目された俳優ウォン・ジアン。脇役ながら抜群の存在感を示し、「怪物新人」と呼ばれた彼女の熱演に期待です！

『イカゲーム』の監督ファン・ドンヒョクは、脚本から演出までトータルで手掛け、本作の世界的ヒットによりその名をとどろかせました。 ファン・ドンヒョクが最初に有名になった作品は映画『トガニ 幼き瞳の告発』。少年少女に対する性的虐待などの社会問題を真っ向から描き、大きな話題となりました。 その次の作品では全く毛色が異なるコメディファンタジー映画『怪しい彼女』を手がけ、多彩なジャンルの作品を作り続けています。

監督のファン・ドンヒョクによると、実は『イカゲーム』のアイデアが生まれたのは10年以上前だったそうです。しかし当時はグロテスクな内容やコンセプトが理解を得られず、売り込みに行った地元の映画スタジオには受け入れてもらえませんでした。 その後も10年間拒否され続けましたが、ついにNetflixによって制作が決定。結果的に世界的な大ヒット作品となりました。 ファン・ドンヒョクは制作が実現した理由について、「10年前と比べると、世界の状況が変わり、物語が人々にとって現実的になった」と述べています。

韓国ドラマ『イカゲーム』。本作の魅力は、なんといっても人間の汚い部分も突き付けてくる群像劇の部分。確かにグロさも満点ですが、現代韓国の社会問題にも触れつつ、登場人物たちの人間性を丁寧に描いています。 シーズン2ではイ・ジョンジェら4名が続投。他にも新キャラクターが多く登場し、豪華すぎるキャストが注目されています。新たなゲームの内容や、ギフンが運営組織を倒せるのかなど、見どころが満載です！