2021年10月15日更新

漫画「東京リベンジャーズ」って結局面白いの?つまらないと言われる理由もあわせてレビューしてみる

東京卍リベンジャーズ
©和久井健/講談社

漫画「東京リベンジャーズ」は面白いのかつまらないのか白黒つけようぜ!

アニメ化や映画化でひたすらにもてはやされてまくっている「東京リベンジャーズ」。子供から大人まで本作の話題で持ちきりですが、「何がそんなに面白いの?」と思っている人も意外と多いのではないでしょうか? また、「流行りに乗り遅れた……。」と言う人や「逆張り精神でまだ読んでいない!」という人にとっても、本作は本当に今読むべき漫画なのかということは気になるところでしょう。 この記事では、そんな人たちに向けて「実際どうなの!?」をテーマに面白いポイントと、逆にビミョーかもと思ったポイントを挙げながら、漫画『東京卍リベンジャーズ』をレビューしていきます!

漫画『東京卍リベンジャーズ』とは?

ジャンル 少年・青年漫画
作者 和久井健
巻数 24巻(連載中)
作品タイプ ヤンキー・不良
タイムリープ
青春
メディア化 アニメ
実写映画

『東京卍リベンジャーズ』は2021年10月現在『週刊少年マガジン』で連載中の和久井健によるヤンキーSF漫画。『東京リベンジャーズ』のタイトルでアニメ化&実写映画化、さらには舞台化もされていて、そのタイトルを耳にしたことがあるという人は多いでしょう。 底辺フリーターをしている主人公・花垣武道(はながきたけみち)が、最悪な未来を変えようとタイムリープをしながら奔走する熱い漫画として人気です。

「東京リベンジャーズ」の推せるポイント

ヤンキー漫画だけど入りやすい設定

東京リベンジャーズ
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

令和の時代にヤンキー漫画って……と思う人も多いかもしれません。しかも特攻服を着ている「夜露死苦」的な不良が登場するので、この時点で拒否反応が出てしまう人もいるでしょう。 ヤンキー漫画と聞くとややハードルが高く感じるかもしれませんが、「東リベ」はまさかのタイムリープもの!SFっぽい設定のおかげでヤンキー漫画の硬派で暑苦しいイメージを緩和させることに成功しているのです。 現在に戻ってくると、ヤンキーもそれぞれ大人になっているし、主人公に至ってはしがないフリーター。ヤンキー一色に染まらない設定のおかげで、苦手意識がある人でも世界観に入りやすくなっているのです。あとは、絵がかわいめなので、ムサくないです(笑)。

全員ワル、でも全員カッチョいい。

マイキー 東京リベンジャーズ
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

主人公の武道は泣き虫なヒーロー。喧嘩も弱いし、トラウマを前に弱腰になってしまうし、いわゆる俺TUEEEな主人公ではありません。だけど物語の中で成長して、強い心で前を向いていくかっこいいヒーローへと変わっていきます。主人公の成長が痛快だと、一気に作品が面白く感じられますよね。 他にもカリスマ性のマイキーや、人間としてできている男前なドラケンなど、ヤンキーというのを抜きにしても魅力的な登場人物が多数登場。バックボーンも丁寧に描かれているおかげで、彼らの友情や信頼関係に素直に熱くなれるのです。あとシンプルにみんなオシャレで顔がいい!

謎が気になってページをめくる手が止まらない!

東京リベンジャーズ
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

現在を変えるために武道は過去で色々と頑張ります。その結果、現在が改変されて状況が刻一刻と変わっていくわけです。過去での事件が一区切りついたと思っても、「じゃあそれで未来はどう変わったの?」と、続きが気になる構成になっています。 もうね、「~編」で一段落……と息つく暇がないんですよね。Aを変えたら未来ではBが解決したけど、じゃあ今起きているこのCの原因は何?といった具合で、次々と謎が生まれてきます。こうなるともう最終回まで見届けなきゃと、すっかり「東リベ」沼にハマってしまうのです。イッキ読み不可避ですね。

「東京リベンジャーズ」のつまらないポイント

タイムリープのハードルが低すぎる

東京リベンジャーズ
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

ヤンキー漫画として読むとタイムリープ設定はいいスパイスになっているのですが、一方でタイムリープものとして読むとその設定の粗がやや目立ちます。タイムリープのトリガーを担う人物がさらっと変わったり、タイムリープの事実を知る人が増えても特に問題が起きなかったり……。 任意の日時に飛べないという制限があるので何でもありのご都合主義状態にはなっていませんが、意外とあっさり周りもタイムリープという衝撃の出来事を理解していくので、「どういうこと?」となってしまいがちです。

武道のメンタルが強すぎて感情移入できない

東京リベンジャーズ 花垣武道
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

ストーリーが進むにつれ、武道は強靭な精神力を身につけていきます。そこは本作の魅力でもあるのですが、同時にメンタル強すぎ問題が浮き彫りに。彼は大好きだったヒロイン・日向を何度も失います。ときには死んでいく姿を目の当たりにすることも。 その度に武道は決意を新たにして物語が前に進むのですが、作中ではあまり彼が落ち込む姿は描かれません。武道が人の死に慣れているように感じられて、彼に感情移入しにくいと感じてしまう人もいるかもしれませんね。

さすがに中学生という設定は無理がある

東京リベンジャーズ
(C)和久井健・講談社/アニメ「東京リベンジャーズ」製作委員会

まず、みんな見た目が中学生じゃないです。↑のキヨマサくんとか何歳だよ(笑)と言う感じ。タイムリープ後の武道と関わる不良たちは近い世代がほとんどで、中学生の暴走族同士の抗争が描かれていたはず……ですが、単なる殴り合いならまだしも、抗争中に人が死ぬような事態まで発生。 タイムリープというSF要素が強い時点でリアリティを求めるのはナンセンスといえばそうなのですが、中学生のヤンチャでは済まない事件ばかりが起きるので、設定の不自然さは否めません。その違和感が気になってしまう人にとっては、作品が面白くないと感じてしまうでしょう。

結論:「東京リベンジャーズ」は今読むべき面白い漫画なのか?

漫画『東京卍リベンジャーズ』は喧嘩描写OKなら、個人的には読む一択です。 ザ・ヤンキーが現実ではレアになっていることもあって、漫画を読んでいてもフィクションと割り切って楽しめるし、何よりシンプルに数年をジャンプするタイムリープを使ったストーリー展開が魅力的です。 タイムリープものというよりも、タイムリープをきっかけに動いていく熱い人間ドラマとして見応えアリ。ヤンキーもの・タイムリープものとして話題になりがちですが、濃厚な人間ドラマとほとばしるパッションで胸踊らせたいという人にこそ読んで欲しい熱い作品です!