『天気の子』の舞台を聖地巡礼!最後のシーンのロケ地はどこ?陽菜と帆高の物語を一緒に体験しよう
新海誠監督によるアニメーション映画『天気の子』(2019年)は、東京全域の様々なスポットを舞台に物語が繰り広げられていきます。実在の場所を舞台としたものもあれば、特定の建物などをモデルとして舞台が描かれたシーンもありました。 この記事では、東京全域の『天気の子』の聖地とその住所を紹介していきます。ぜひ本記事を参考にしながら聖地巡礼してみてください!
【渋谷区周辺】『天気の子』に登場する聖地
JR東京総合病院:陽菜のお母さんが入院していた病院
映画の序盤、帆高が東京に来る1年前に、陽菜が入院している母親のお見舞いをするシーンがあります。陽菜の母が入院していたのは、渋谷区にある「JR東京総合病院」でした。病院の窓越しに廃ビル(代々木会館)に光が差しているのが見え、陽菜はそこへ向かって歩いていきます。 短いシーンですが、聖地巡礼のスタート地点として人気のスポットになっていますよ。
- 住所:東京都渋谷区代々木2丁目1-3
- アクセス①:都営大江戸線「新宿駅(A1出口)」より徒歩1分
- アクセス②:JR「新宿駅」南口・甲州街道改札・新南改札より徒歩5分
- アクセス③:JR「代々木駅(北口)」より徒歩5分
渋谷スクランブル交差点:陽菜が祈るシーン
映画の中盤で、雨の降るなかで傘をさした陽菜が交差点の中心で祈っているシーンが登場します。この交差点のモデルになっているのは、世界的にも有名な「渋谷スクランブル交差点」です。 JRと京王線の連絡通路からビルを見上げたり、商業施設「MAGNET by SHIBUYA109」の展望台から見下ろしたりすると、映画に登場した景色を再現できます。
- 住所:東京都渋谷区道玄坂2丁目2-1
- アクセス:JR山手線「渋谷駅(ハチ公口)」より徒歩1分
ドコモタワー:陽菜と一緒に度々登場
劇中、陽菜と一緒に何度も登場したのが、渋谷区千駄ヶ谷にある東京のランドマーク「ドコモタワー(NTTドコモ代々木ビル)」。都内で4番目に高い建物です。 序盤のJR東京総合病院のお見舞いシーンでも窓の外に映っていましたし、陽菜が晴れ女の力を使ったシーンでも、東京の風景の中で一際印象的な建物になっていました。 劇中のドコモタワーを眺めるシーンを再現するなら、都庁の南展望台から見るのが角度的に近いと言われています。
- 住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-24-10
- アクセス:「代々木駅」西口より徒歩5分
代々木会館:映画で最も重要な聖地!
映画『天気の子』で最も重要な場所のモデルだと言われているのが、渋谷区代々木1丁目に位置する「代々木会館」です。映画の序盤、陽菜はこの代々木会館の屋上の神社に祈ったことで、晴れ女の力を得ました。 また映画終盤、消えてしまった陽菜を救うべく帆高が向かった場所も代々木会館でした。しかし実際には代々木会館の屋上に神社はありません。残念ながら代々木会館は2020年1月に解体され、現在の跡地にはオフィスビル「プレンジ代々木」が建っています。
- 住所:東京都渋谷区代々木1-35-1
- アクセス:「代々木駅」西口より徒歩1分
【新宿区周辺】『天気の子』に登場する聖地
東京都庁:東京が晴れに変わっていくシーン
陽菜の「晴れ女ビジネス」が始まり、彼女の能力で東京が晴れに変わっていくシーンで登場するのが東京都庁です。風景だけではあるものの、ビルに太陽が反射してキラキラと輝いて、幻想的で印象に残るシーンでした。 都庁通りのホテル「ハイアットリージェンシー東京」に続く橋から新宿駅の方角を見ると、映画のシーンのような景色を再現できるはずです。
- 住所:東京都新宿区西新宿2丁目8-1
- アクセス:大江戸線「都庁前駅」より徒歩1分
アタミビル:帆高が座り込む場所
ネットカフェに泊まるお金もない帆高が座り込み、猫のアメと出会ったり、スカウトマンの木村と出会ったり、拳銃を拾ったりしたのが、雑居ビル「アタミビル」の前でした。 そんな物語が動き出す重要な場所は、東京都新宿区歌舞伎町の雑居ビルがモデルとなっており、実際に「アタミビル」が存在しています。周辺の看板や雰囲気もそっくりに再現されていることがわかるはずです。
- 住所:東京都新宿区歌舞伎町2丁目27-8
- アクセス①:「西武新宿駅」より徒歩4分
- アクセス②「新宿西口駅」より徒歩6分
- アクセス③「東新宿駅」より徒歩6分
新宿大ガード西:刑事の聞き込みシーン
刑事の安井と高井がスカウトマンの木村に発砲事件の聞き込みをするシーンの舞台は、新宿大ガード西の脇にある裏路地がモデルになっています。このシーンは背景が忠実に再現されており、壁のイラストまでほとんどそのまま映画に登場しました。 「新宿カレイドビル」のあたりから大通りの方をみると、映画に登場した景色が見られます。
- 住所:東京都新宿区西新宿7丁目1-1
- アクセス①:都営大江戸線「新宿西口駅」徒歩約1分
- アクセス②:JR山手線「新宿駅」徒歩約5分
マクドナルド西武新宿駅前店:帆高と陽菜が初めて出会うシーン
帆高と陽菜が初めて出会うのが、歌舞伎町1丁目の「マクドナルド西武新宿駅前店」です。 帆高はこのマクドナルドに入り浸っており、この店でアルバイトをしていた陽菜が帆高にビッグマックをあげるシーンがありました。そのビッグマックの再現率がすごすぎるとSNSで話題に。聖地巡礼の際はぜひビッグマックを食べてみてください!
- 住所:東京都新宿区歌舞伎町1丁目24-1
- アクセス①:JR「新宿駅」東口から徒歩5分
- アクセス②:「西武新宿駅」から徒歩30秒
LUSSO:K&Aプランニング事務所のモデル
須賀の編集プロダクションの事務所「K&Aプランニング」がある場所は神楽坂で、赤城神社の近くにありました。 映画公開当時はモデルだと言われる場所にコーヒーショップ「Mojo coffee」がありましたが、現在その場所は「LUSSO」というオーダーメイドのアパレルショップに変わっています。
- 住所:東京都新宿区赤城元町4-11
- アクセス:東京メトロ「東西線神楽坂駅」から徒歩約5分
MocA-Tokyo ルミネ新宿店ルミネ2:三葉が働くアクセサリーショップ
帆高が陽菜への誕生日プレゼントの指輪を買ったアクセサリー店は、新宿ルミネ2の2階にある「MocA-Tokyo(モカトーキョー) 」でした。お店の雰囲気がそのまま再現されています。 劇中では、新海誠監督の映画『君の名は。』のヒロイン三葉が店員として登場し、新海誠作品のファンを喜ばせてくれました! 映画公開後、「MocA-Tokyo ルミネ新宿店ルミネ2」では、映画『天気の子』とのコラボアイテムとして、劇中に登場したリングをイメージした商品も販売されていました。
- 住所:東京都新宿区新宿3丁目38-2 ルミネ 新宿2店 2F
- アクセス:JR・小田急線・京王線「新宿駅」南口より徒歩1分
【中央区周辺】『天気の子』に登場する聖地
朝日稲荷神社:代々木会館屋上の神社のモデルと噂
陽菜が晴れ女の力を得た代々木会館の屋上にあった神社。モデルと噂されているのは、銀座のビルの屋上にある「朝日稲荷神社」です。 朝日稲荷神社に行くには、「大広朝日ビル」の8階までエレベーターで上がり、さらに非常階段で屋上まで上がりましょう。しかし屋上の神社のモデルには諸説あり、ネット上では他の神社の名前も上がっています。あくまでも噂ですが、雰囲気は近いです。
- 住所:東京都中央区銀座3丁目8-12大広朝日ビル屋上
- アクセス:浅草線・日比谷線「東銀座駅」より徒歩2分
みのりカフェ:須賀と間宮さんが話すシーン
須賀と、須賀が娘の世話を頼んでいる間宮さんが話すシーンの舞台は、劇中に「Minoru cafe」と書かれています。ここは、銀座三越9階にある「みのりカフェ」と併設の「みのる食堂」がモデルだと言われています。 「みのりカフェ」と「みのる食堂」は、JA全農が「みのりみのるプロジェクト」として全国で運営している旬の野菜や果物を使ったお店です。
- 住所:東京都中央区銀座4-6-16銀座三越9F 銀座テラス
- アクセス:東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」より直通徒歩1分
【豊島区周辺】『天気の子』に登場する聖地
池袋ホテルアミー:帆高たちが入ったホテル
刑事に追われて歩き回った帆高、陽菜、凪の3人が休憩場所として入ったホテルは、池袋の「ホテルアミー(Hotel Amie)」がモデルだと言われています。部屋は最上階の813号室でした。 3人がご飯を食べていたのが印象的ですね。帆高はカップラーメンにお湯を入れて3分待たず、2分で食べていました。
- 住所:東京都豊島区池袋1丁目1-10
- アクセス:JR「池袋駅」西口より徒歩5分
のぞき坂:東京が晴れに変わっていくシーン
都庁と同じく、「晴れ女ビジネス」で陽菜の能力によって東京が晴れに変わっていくシーンで一瞬だけ登場したのが、豊島区の通称「のぞき坂」でした。 雑司ヶ谷から神田川方面にあるこの坂は、都内でも有数の急勾配の坂です。坂の上からのぞき込むように見下ろすと、映画のような景色が見られます。
- 住所:東京都豊島区高田2丁目12-21
- アクセス:都電荒川線・東京メトロ副都心線「雑司が谷駅」3番出口より徒歩2分
さるびあ丸:帆高が上京する時に乗っていた船
帆高が神津島から上京するときに乗っていた船は、実際に東京〜神津島間を航路としていた大型客船「さるびあ号」。残念ながら2020年に運行が終了しています。 映画では、帆高が船上でレインボーブリッジを眺めるシーンがあるほか、帆高は船上で須賀と出会い、下船した「竹芝客船ターミナル(竹芝桟橋)」で須賀と別れました。
- 住所:東京都港区海岸1-12-2(竹芝客船ターミナル)
- アクセス①:ゆりかもめ「竹芝駅」より徒歩1分
- アクセス②:JR「浜松町駅」北口より徒歩8分
- アクセス③:地下鉄「大門駅」B2出口より徒歩約10分
【港区周辺】『天気の子』に登場する聖地
お台場・東京テレポート駅前:初の晴れ女ビジネスで訪れた場所
帆高や陽菜たちが「晴れ女ビジネス」の初めての依頼を受けて訪れたフリーマーケット会場があったのが、お台場・東京テレポート駅前でした。 このシーンでは、お台場海浜公園の展望デッキや出会い橋など、お台場周辺が様々な角度から映りました。映画のシーンを見返しながら聖地巡礼するのがおすすめです!
- 住所:東京都港区台場1丁目2
- アクセス:りんかい線「お台場・東京テレポート駅」
六本木ヒルズ屋上スカイデッキ:花火大会の晴れを祈るシーン
神宮外苑花火大会の主催者の依頼を受けて帆高たちが訪れたのが、「六本木ヒルズ屋上スカイデッキ」。陽菜がここで祈っているシーンがあったほか、帆高と陽菜が花火を見ていたのもここでした。また映画『天気の子』の予報(予告)動画のタイトル表示シーンの背景も、このスカイデッキからの風景です。 陽菜は新宿方面に向かって祈っていましたが、その場所には立ち入ることができません。しかしスカイデッキには有料で入ることが可能です。
- 住所:東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー 52階
- アクセス①:都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木駅」直結
- アクセス②:都営大江戸線・東京メトロ南北線「麻布十番駅」出口7入口より徒歩5分
芝公園:最後の晴れ女ビジネスのシーン
最後の晴れ女ビジネスで訪れたのが、港区の東京タワーの近くにある「芝公園」でした。 帆高や陽菜、須賀、須賀の娘らが登場するシーンで、芝生で遊んだりベンチに座ったりしていましたが、芝公園には実際に芝生や似たようなベンチがあります。
- 住所:東京都港区芝公園4丁目10-17
- アクセス①:都営地下鉄三田線「芝公園駅」より徒歩1分
- アクセス②:御成門駅より徒歩2分
最後のシーンのロケ地はどこ?
映画『天気の子』の最後のシーンでは、水没した東京で帆高と陽菜が再開しました。この場所は、JR山手線沿線の「田端駅」の南口を出てすぐの坂道を登りきったところでした。 この坂道は陽菜と凪が住む家に続いています。田端駅周辺は劇中に何度も登場したため、『天気の子』に登場する舞台の中でも重要な聖地だと言えるでしょう。
『天気の子』聖地は他にもたくさん!
映画『天気の子』の聖地は、上記で紹介した以外にもたくさんあります。例えば、帆高の出身地である「神津島」には、帆高が通っていた高校のモデル「東京都立神津高等学校」や、帆高が女子に告白されると勘違いした場所「はるか展望台」など。 その他にも、須賀と夏美が取材で訪れた高円寺の「気象神社」や、帆高が連行された「池袋警察署」などなど、あらゆるシーンの舞台がそれぞれ実在の場所をモデルとしているのです。 映画を見直しながら、各シーンの舞台がどこなのか推理して聖地巡礼して見るのも楽しいのではないでしょうか?
『天気の子』のモデルとなった舞台を聖地巡礼しよう!
映画『天気の子』の舞台となったモデルの住所・アクセス方法などを紹介しました。細かいシーンから重要なシーンまで、さまざまな聖地が登場しています。 もう一度映画を見直して、ぜひ「聖地巡礼」をしましょう!