『君の名は。』の舞台を聖地巡礼!東京・岐阜・長野で実際に巡れるところを紹介
2016年に公開され大ヒットした新海誠監督によるアニメーション映画『君の名は。』には、モデルになった「聖地」が実在する舞台がたくさん登場するのを知っていますか? この記事では、映画『君の名は。』の実際に巡れる聖地を、東京都内・岐阜県・長野県に分けて紹介して行きます。「聖地巡礼したい!」と思った方はチェックしてみてくださいね。
【東京都】『君の名は。』に登場する聖地
須賀神社:ラストですれ違う階段のシーン
ポスタービジュアルでも使われている階段は、映画のラストで瀧と三葉がすれ違い再開する感動必至のラストシーンに登場します。この階段のモデルになっているのは、東京都新宿区の須賀神社の階段です。劇中でも「須賀神社」と書かれていましたね。 ポスターのキービジュアルのような景色を見るには、階段の上から見下ろすのがおすすめです。須賀神社周辺の四ツ谷界隈も結構登場したので、ぶらぶらと散歩してみてはいかがでしょうか。
- 住所:東京都新宿区須賀町5番地
- アクセス:四ツ谷三丁目駅から徒歩7分
- 駐車場あり
信濃町駅周辺:劇中に何度も登場
須賀神社まで徒歩10分の位置にある信濃町駅周辺は、『君の名は。』の劇中に何度も登場した舞台のモデルです。特に信濃町駅前の歩道橋は、瀧がぼんやり考え事をしたり、三葉に電話をかけたりするシーンで登場しました。聖地巡礼する人が多く訪れる人気スポットになっています。 この歩道橋は、JR信濃町駅の改札を出た側から上がると登場シーンと似た景色が見られるはずです。また信濃町駅前の交差点や、明治神宮外苑なども登場するのでチェックしてみてください。
- 住所:東京都新宿区信濃町34
- アクセス:JR信濃町駅
カフェ ラ・ボエム:瀧のバイト先
瀧がアルバイトをしていたイタリアンレストランは、新宿御苑にある「カフェ ラ・ボエム」がモデルになっています。 カフェ ラ・ボエムは東京・横浜に13店舗を構えるイタリアンレストラン。店舗によって雰囲気が異なりますが、モデルとなっている新宿御苑の店舗は内観も外観もそっくりです!
- 住所:東京都新宿区新宿1-1-7 コスモ新宿御苑ビル1F・2F
- アクセス:地下鉄丸ノ内線 新宿御苑駅 大木戸門2番出口より徒歩3分
国立新美術館:瀧と奥寺先輩のデートシーン
『君の名は。』の劇中には、瀧と奥寺先輩が六本木にある国立新美術館でデートをするシーンがあります。2人はその後、美術館の2階にある円形のカフェ「サロン・ド・テ・ロンド」でサンドイッチとスープを食べていました。 ひとつ上の3階から写真を撮ると映画と似た景色が見られます。瀧と奥寺先輩が座った席は入店して左手の真ん中あたりだったので、同じ席を狙うのもおすすめです。
- 住所:東京都港区六本木7-22-2 国立新美術館
- アクセス:東京メトロ千代田線乃木坂駅青山霊園方面改札6出口(美術館直結)
- 専用駐車場なし
【岐阜県】『君の名は。』に登場する聖地
飛騨古川駅:瀧が三葉を探しに来たシーン
瀧は国立新美術館で見た飛騨の町が三葉の住む「糸守町」にそっくりだと気が付き、糸守町を探して栃木の飛騨を訪れ「JR飛騨古川駅」に降り立ちます。実在の駅は映画の登場シーンに驚くほどそっくりです。 線路が映るシーンは、駅に隣接する「跨線橋」の上からJR高山線を見下ろすと同じ景色が見られます。また瀧がタクシー運転手に道を尋ねるシーンは、飛騨古川駅前のタクシー乗り場がモデルのようです。
- 住所:岐阜県飛騨市古川町金森町8
- アクセス:高山駅から約15分
飛騨市図書館:瀧が糸守町について調べる図書館
飛騨へ来た瀧が糸守町についての資料を調べていた「古川図書館」のモデルになっているのは、飛騨古川駅から徒歩5分の位置にある「飛騨市図書館」です。飛騨市役所の隣にあるこの図書館は、映画に登場する図書館と外観や窓の形がよく似ています。 また館内には瀧たちが調べ物をした読書スペースも実在しています。撮影したい場合は図書館のカウンターで許可をもらう必要があるので、勝手に撮らないように注意しましょう。
- 住所:岐阜県飛騨市古川町本町2-22
- アクセス:飛騨古川駅より徒歩5分
気多若宮神社:長い階段のある神社のシーン
「宮水神社」のモデルのひとつであると言われており、瀧が聞き込みをするシーンでも登場した長い石段のある神社のモデルが、岐阜県飛騨市の「気多若宮神社(けたわかみやじんじゃ)」です。 石段の下から見上げると、映画を同じ景色が見られるはず。境内への入り口には、劇中で神社へ向かう道から見えていた大きな鳥居もあります。
- 住所:岐阜県飛騨市古川町上気多1297
- アクセス:JR高山本線飛騨古川駅から徒歩約18分・車で約3分
- 無料駐車場あり
味処古川:五平餅を食べるシーン
劇中で飛騨を訪れた瀧たちが五平餅を食べていたシーンの舞台は、飛騨市古川町壱之町にある町家造りの食事処「味処古川」がモデルになっていると言われています。 「味処古川」では実際に、中部地方の山間部に伝わる郷土料理である五平餅を提供しており、映画のシーンのようにお店の外のベンチで食べることも可能です。
- 住所:岐阜県飛騨市古川町壱之町11-3
- アクセス:飛騨古川駅より徒歩約8分
- 車の場合は市役所の駐車場を利用
【長野県】『君の名は。』に登場する聖地
諏訪湖:糸守湖のモデル
劇中に登場する架空の町「糸守町」にあった架空の湖である「糸守湖」は、長野県諏訪市にある「諏訪湖」によく似ています。 映画では「糸守湖は約1200年前に隕石が落下してできた直径約1kmの湖」だと語られていましたが、日本にはそのような経緯でできた湖は存在していません。 ちなみに長野県南佐久郡小海町出身である新海誠監督は自身のTwitterで「糸守湖のイメージは長野県小海町の松原湖と大月湖」であると語っています。しかし湖畔に家が立ち並んでいる様子など、見た目の雰囲気は諏訪湖の方が似ているのではないでしょうか。
- 住所:長野県諏訪市諏訪湖畔
- 駐車場あり
立石公園:瀧と三葉が出会う感動のシーン
劇中に瀧と三葉が宮水神社のご神体がある山頂で時を超えて出会うという、幻想的かつ感動的なシーンがあります。あの美しい絶景によく似ていると言われているのが、諏訪湖を一望できる高台にある立石公園です。 立石公園にある立石展望台からは大パノラマで諏訪湖を楽しむことができ、湖に落ちていく夕日や、湖周辺の夜景も見下ろせます。夕暮れ時になると、瀧と三葉が出会うシーンを再現して撮影する映画ファンも多いようです。
- 住所:長野県諏訪市大字上諏訪 10399番地
- アクセス:JR中央東線上諏訪駅から徒歩30分
- 無料駐車場あり
『君の名は。』のモデルとなった舞台を聖地巡礼しよう!
絶景や神秘的な景色なども大きな話題となった映画『君の名は。』。その舞台の中には、実在するモデルの場所をかなり忠実に再現しているシーンもありました。だからこそ、聖地に行けば映画の世界に入り込んだような感覚を味わうことができるはずです。 ぜひ次の休日は、東京・栃木・長野で『君の名は。』の聖地巡礼を楽しみましょう!