『鬼滅の刃』竈門炭吉(かまどすみよし)とは?正体や登場場面を解説!
『鬼滅の刃』の「刀鍛冶の里編」から登場する竈門炭吉(かまどすみよし)は、主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)にとって大きな意味を持つ重要人物です。 本記事では炭治郎そっくりな炭吉の正体、登場シーン、ヒノカミ神楽や日の呼吸との関係を徹底解説します! ※この記事は2023年3月現在までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
竈門炭吉(かまどすみよし)のプロフィール
初登場 | 漫画12巻96話/アニメ「刀鍛冶の里編」1話 |
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呼吸 | 日の呼吸(型を覚えているのみで剣士ではない) |
声優 | 野島裕史 |
竈門炭吉は竈門炭治郎とそっくりな顔の青年です。炭吉は妻のすやこと山中のボロ屋に住んでおり、後に娘すみれともう1人の子どもをもうけました。炭治郎と同じく炭焼きで生計を立てています。 初登場は炭治郎の夢の中。「遊郭編」で昏睡状態となった炭治郎の夢の中に炭吉が現れたのです。以降、炭吉は炭治郎の意識の中に幾度か現れました。炭吉はその度に炭治郎がより強くなるきっかけを与えていくことになります。
炭治郎の祖先にあたる
炭吉は実は炭治郎の祖先です。顔がそっくりなので、炭治郎は炭吉の遺伝を色濃く継いでいることがわかります。 炭吉は戦国時代を生きた人物です。なので当然、大正時代を生きる炭治郎との間には何世代も隔たりがあります。そのわりにはあまりにそっくりなので、ファンの間では炭治郎を炭吉の生まれ変わりと考える説もあるほどです。
記憶の遺伝とは?
記憶の遺伝について言及されたのは、12巻103話のことです。 戦闘用絡繰人形「縁壱零式」の顔が、夢の中で見た耳飾りの剣士にそっくりだと気づいた炭治郎は、そのことを刀匠見習いの小鉄に話します。すると小鉄は、炭治郎が夢で見たものが記憶の遺伝であり「生き物は記憶も遺伝する」と語りました。 小鉄によると、刀鍛冶の里でも記憶の遺伝を体験する人はいるようなので、竈門家の特殊能力というわけではないようです。 小鉄の言葉により、炭治郎は自分が見た夢が単なる夢ではなく、遠い祖先の記憶なのだと感じるようになります。
竈門炭吉と縁壱の関係・炭治郎が日の呼吸を使えた理由
炭治郎は全部で3度、記憶の遺伝を見ます。その中で必ず出てくるのが、耳飾りの剣士こと継国縁壱(つぎくによりいち)でした。ここからはその記憶の内容とともに、竈門一族と縁壱の関係性を見ていきます。
妓夫太郎・堕姫との戦い後/半天狗との戦い中
99話。炭吉と縁壱の会話から、縁壱が炭吉夫婦の命の恩人であることがわかります。 炭吉は精一杯の感謝を伝えますが、縁壱は大切なものを守れなかった自分を「何の価値もない男なのだ」と卑下。あまりに悲しいことを言う命の恩人に対し、炭吉は涙を流し胸を痛めます。 半天狗との戦いが描かれる113話では赫く光る日輪刀を見て、戦闘中に記憶の遺伝を見る炭治郎。記憶の中の剣士も、炭治郎と同様に黒刀を赫く光らせて戦うことが判明します。
鬼舞辻無惨との最終決戦中①
21巻186話。炭治郎は炭吉として記憶の中にいました。 2年ぶりに訪ねてきた縁壱は、自分の過去を語ります。縁起の悪い双子として生まれ忌み子であった幼少期、愛する妻をお腹の子ともども殺されたこと、鬼狩りとなり鬼舞辻無惨と相対するも倒しきれなかったことなどを彼は語りました。 炭吉はかける言葉につまりますが、炭吉の娘すみれは無邪気に縁壱に抱っこをせがみます。抱き上げたすみれの笑顔を見た縁壱は、自分の失ったもの、守るべきものを思い出し涙するのでした。
鬼舞辻無惨との最終決戦中②
22巻192話で前回の夢の続きが登場。 すやこにせがまれた縁壱は、夫婦に日の呼吸の型を披露しました。炭治郎は炭吉の目を通して正解の型に触れ、日の呼吸を完成させるに至ります。そもそも炭治郎が日の呼吸を使えたのは、偶然にも彼が黒刀の剣士で、日の呼吸の適性を持っていたからです。 縁壱との別れ際、炭吉はもらった耳飾りと見せてもらった日の呼吸も後世に語り継ぐと約束しました。
ヒノカミ神楽と日の呼吸の関係
ヒノカミ神楽は当初、日の呼吸に似たものだと考えられていました。ところが炭治郎の記憶の遺伝により、ヒノカミ神楽そのものが日の呼吸の12の型だと判明します。 炭吉は剣士ではありませんでしたが、一度見ただけで日の呼吸の型を細部に至るまで記憶。炭吉はそれをヒノカミ神楽という形で残し、400年後の炭治郎の時代まで受け継がれていくことになります。炭治郎はこの舞を厄払いの神楽だと教えられており、日の呼吸との関連性は知りませんでした。 舞として継承されたことで、日の呼吸は無惨の目をかいくぐって後の世まで継承されたのです。
竈門炭吉の声優は野島裕史
竈門炭吉をアニメで演じるのは野島裕史(のじまひろふみ)です。父・野島昭生、弟・野島健児も声優をしている、声優一家の長男。社会人を経て声優デビューを果たした人物で、クセのない爽やかな声が印象的です。 『黒子のバスケ』の伊月俊役や『キングダム』の蒙恬役などが有名ですね。『とらドラ!』や『灼眼のシャナ』では主人公の親友役ポジションを演じており、フラットな声質をいかした普通の人っぽい芝居で楽しませてくれました。 素朴な雰囲気の声を出せる人物なので、炭吉役にもぴったりです。
「刀鍛冶の里編」で登場する竈門炭吉は日の呼吸継承のカギ!
『鬼滅の刃』に登場する竈門炭吉について紹介しました。アニメ『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』は2023年4月から放送、ついに炭治郎と縁深い炭吉も登場します。 最終決戦に向けて、炭吉を通して炭治郎が見る世界はとても大きな意味を持ちます。本記事で予習復習をしつつ、鬼舞辻無惨との最終決戦へ向けてテンションを上げていきましょう!