2022年1月14日更新

『鬼滅の刃』継国縁壱(つぎくによりいち)は最強剣士!無惨との戦いで見せた圧倒的強さとは

鬼滅の刃 20

無惨に「本物の化け物はあの男だ」と言わしめるほどの強さを誇った縁壱。そんな彼に隠された壮絶な過去や兄・黒死牟との悲しい関係とは?彼の強さから過去まで時系列で徹底解説します!

※この記事は『鬼滅の刃』のネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。またciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

継国縁壱のプロフィール

異名「耳飾りの剣士」
「始まりの呼吸の剣士」
「歴代最強の剣士」
呼吸日の呼吸
日輪刀の色黒色
初登場10巻81話

継国縁壱とは?

継国縁壱(つぎくによりいち)は『鬼滅の刃』本編より400年ほど前の戦国時代に生きた人物で、主人公の炭治郎が見る先祖の記憶や、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)の回想などに登場します。 無惨が長い人生の中で唯一追い詰められた人物であり、初めて炭治郎と遭遇したときには、同じ耳飾りをつけているのを見て縁壱のことを思い出していました。

継国縁壱の初登場は?

継国縁壱の初登場は、漫画10巻81話 「重なる記憶」。堕姫が炭治郎と対峙したときに見た幻影として登場しました。

父親に殺されかけた幼少期

縁壱は生まれつき額に痣があり、また、双子は不吉とされていたこともあって父親から殺されそうになりますがそれを聞いた母親が怒り、猛反対したことで何とか生き永らえました。 母親は縁壱が7歳になるまで言葉を発しなかったため、耳が聞こえないのだと心配し、花札の耳飾りをお守りとして作ります。彼女は病で左半身が不自由になっており、人間の体が透けて見えていた縁壱はそれを見抜き、常に母親の左側に寄り添って支えていました。 また、縁壱はいつも優しく自分を気にかけてくれる双子の兄・巌勝(みちかつ/後の黒死牟)を慕っていました。ある時、巌勝が剣術の稽古をしていると、縁壱は「自分にも教えてほしい」と言い出します。そのとき、彼は初めて竹刀を握ったにもかかわらず、巌勝が1本も取れなかった指南役に一瞬で4発入れて失神させてしまいました。 それから巌勝は、縁壱には人間の体が透けて見えていることを知り、その才能と超人的な身体能力に嫉妬し、憎むようになっていきます

兄・巌勝のために家出し、うたと出会う

縁壱はその剣術の才能を買われ、継国家の後継ぎに据えられそうになりますが兄に後継ぎの座を譲るために、母親の死をきっかけに家を出ます昼夜走り続けた縁壱は、山の中で家族を亡くした少女・うたと出会いました。お互い1人ぼっちとなっていた2人は一緒に暮らすことになり、縁壱は自分以外の人には体が透けて見えていないことなどを初めて知ります。

鬼殺隊に入隊

鬼滅の刃 柱
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable ©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」製作委員会

2人は夫婦となり、うたは子どもを授かりましたが幸せな日々は長く続きません。彼女の臨月が近づき、縁壱が産婆を呼ぶため家を離れていたとき、うたはお腹にいた子ども諸共鬼に殺されてしまったのです。 その後、鬼を追っていた剣士が現れ、鬼と鬼を狩る者たちの存在を知った縁壱は、自らも鬼殺隊に入隊し鬼狩りの道を歩みます。しばらくして、鬼に襲われていたところを助ける形で兄・巌勝と再会を果たました。そして彼も鬼殺隊に入隊することになり、兄弟で切磋琢磨しながら鬼を追うようになったのです

無惨との戦い

鬼殺隊として活躍していたある日、縁壱は鬼の始祖である鬼舞辻無惨に遭遇します。彼はその時「私はこの男を倒すために生まれて来た」と悟りました。 無惨は「呼吸を使う剣士にはもう興味がない」と告げて攻撃を仕掛けますが、縁壱は掠り傷でも死に至ると感じ、全て避けてみせます。さらに縁壱は、無惨には心臓が7つ、脳が5つあることを見抜き、その瞬間、日の呼吸の型を完成させると同時に12個全ての弱点を斬りつけました。 斬られた傷が再生する気配もなく、絶体絶命のピンチとなった無惨は自らの肉体を1800個の肉片にして弾け飛ばし逃亡しようとしたのです。縁壱は1500個の肉片をその場で斬りますが、残りは逃がしてしまいます

後に堕姫が見る「幻影」として登場

対無惨戦の縁壱の姿は遊郭編にて、堕姫の幻影として初登場します。 周囲に危害を加えたにも関わらず悪びれもしない堕姫に対し、炭治郎が「なぜ命を踏みつけにする?」と問い詰めると、彼女は知らない人物の幻影を見ます。 堕姫がそのとき見たのは、無惨の細胞にこびりついている記憶だったのです。鬼は無惨の血を分け与えられた存在ですが、その鬼に見たこともない者の幻覚が見えるほど、縁壱という存在は無惨の記憶へ強烈に刻まれていたのでしょう。 無惨自身も初めて炭治郎に会った際には耳飾りを見て、縁壱に殺されそうになった場面を思い出します。炭治郎が縁壱の関係者だと思った無惨は、執拗に「耳に花札のような飾りをつけた鬼狩りを殺せ」と部下の鬼に命じていました。 緑壱の強さは、鬼の始祖すら数百年にわたって恐怖し続けるほど、圧倒的なものだったようです。

竈門炭吉との出会い!日の呼吸の継承

無惨を取り逃し、鬼殺隊を追放された後に竃門家を訪れた縁壱は、自分の人生について話し、後悔や喪失感を吐露します。落ち込む縁壱ですが、炭吉の娘・すみれにせがまれて抱っこしたとき、彼女が見せた無垢な笑顔に思わず涙を流しました。 その後、しばらく竃門家に滞在した縁壱は、すやこにお願いされて日の呼吸の型を披露しています。それを炭吉はひとつも取りこぼさず瞳に焼き付けていました。彼は縁壱と別れる際に耳飾りを渡されると、「この耳飾りと日の呼吸を後世に必ず伝える」と約束したのでした。 こうして400年経っても驚くほど正確に、日の呼吸はヒノカミ神楽として竃門家で代々受け継がれてきたのです。

鬼になった兄・黒死牟と再会

巌勝は鬼殺隊に入って程なくして痣が発現するも、縁壱と同じ「日の呼吸」を使えるようにはなりませんでした。さらに痣を発現させた者は寿命が縮み、25歳前後で死んでしまうことが分かり絶望します。 そんな巌勝の元に無惨がやってきて、「鬼になれば無限の刻を生きられ、技を極められる」と鬼になることを唆します。誘惑に負け、鬼になった巌勝は黒死牟(こくしぼう)と名乗り、上弦の壱にまで上り詰めました。 それから60年後、巌勝は弟と再会します。80歳を超え、老いた姿となった縁壱ですがその剣技は全盛期と変わらず、巌勝はなす術もなく追い詰められます。しかし最後の一撃が放たれることはなく、縁壱は直立したまま寿命が尽きて死んでいました。 遺体となった縁壱を斬り捨てると、懐からは幼いころに縁壱に贈った笛が出てきます。縁壱の兄を想う気持ちがずっと変わっていないことを知り、巌勝は涙を流すのでした。 そして時は流れ、無限城編。柱たちに敗れ、灰となり消えていく黒死牟の懐にはかつて縁壱が大切に持っていた笛がありました……。

転生後の世界ではうたと夫婦に

『鬼滅の刃』の最終話「幾星霜を煌めく命」では、炭治郎や善逸らの子孫が平和に暮らす現代が描かれています。また作中で亡くなったキャラクターも、転生者という形で登場しました。 そして時透兄弟の転生者と思われる双子が登場したページに、小さく縁壱とうたに似た夫婦がいるのです。2人はそれぞれが赤ちゃんを抱き、うたの転生者と思われる女性は幸せそうな笑みを浮かべていました。 単行本23巻に収録されていた子孫、転生者の一覧では、「仲睦まじい親子」として小さく紹介されています。

【強さ】歴代最強の剣士の実力とは?呼吸・痣・赫刀を解説

鬼滅の刃 竈門炭治郎
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable ©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」製作委員会

呼吸法の生みの親!日の呼吸の使い手

鬼殺隊は鬼との戦闘に「全集中の呼吸」という特殊な呼吸を使いますが、最初に呼吸を編み出し、鬼殺隊に教えた人物こそ縁壱なのです。彼は日の呼吸の使い手で、他の全ての呼吸は日の呼吸から派生したとされています。 縁壱は鬼殺隊の剣士たちに日の呼吸を教えようとしますが、誰も習得することは叶わず、元々彼らが使っていた炎・水・雷・岩・風の剣術の型に合わせて教えることで、現在の基本の呼吸が出来上がりました。 縁壱が使った日の呼吸を恐れた無惨は彼が亡くなった後も型を知りうる者や、適性の有りそうな剣士を全員抹殺して、二度とその使い手が現れないように対策しています。しかし、日の呼吸の型は「ヒノカミ神楽」として竃門家に代々伝わっており、炭治郎が継承していたのでした。

生まれつき痣を持ち、透き通る世界を見ていた縁壱

身体能力が飛躍的に高まったときにあらわれる「」、相手の内臓や筋肉の動きすら見通せる「透き通る世界」。炭治郎や柱たちは、厳しい鍛錬に加え、何度も死線をくぐり抜けることで「痣」を発現させ、「透き通る世界」に到達しました。 ところが、縁壱は人間の限界を超えるそれらの能力を生まれながらに有していたのです。その才能と身体能力は常人を遥かに凌駕しており、自らを「鬼舞辻無惨を倒すために特別強く造られて生まれて来たのだと思う」と語っています。

痣を発現しても寿命が縮まらない?

縁壱が生まれながらに有していた「痣」。実はこの「痣」は、出現すると25歳を迎えずに死ぬことが確定する諸刃の剣でした。しかし彼は「痣」を出現させながら、80歳まで生きたのです。 「痣」の発動条件は、「心拍数が200を超えること」「体温が39度以上まで上昇すること」の2つ。この過酷な条件から短命を余儀なくされる凄腕剣士ですが、縁壱は無条件で「痣」を出現させていたのかもしれません。 デメリットなく痣者レベルの能力を誇っていたとなれば、その強さは反則級でしょう。

日輪刀は赤く染まる「赫刀(かくとう)」

縁壱の日輪刀は、普段は黒曜石のような黒色でしたが、戦闘時には赤く染まり「赫刀(かくとう)」となっています。これは死の淵になってやっと発現するとされており、異常なほどに強く握りしめた拳の熱が刀に伝わるというもの。 無惨や上弦の鬼に対しても有効な攻撃が可能になる「赫刀」ですが、痣を発現させた柱たちでも、刀同士をぶつけ合うなどしてやっと一時的に赤くできるという高い難易度のものです。 しかし縁壱の場合は、労せず常時刀身を赤く染めた状態で戦っていました。その威力は段違いであり、どんな傷も一瞬で再生させる無惨の体に、400年経った今なお傷痕が残っています。

縁壱日輪刀は炭治郎に受け継がれる

刀鍛冶の里には史上最強の剣士である縁壱を模した、「縁壱零式」と呼ばれる修行用の絡繰人形がありました。縁壱零式で修行していた炭治郎は、遂に人形を壊すほどの一撃を浴びせてみせます。壊れた縁壱零式の中には、1本の日輪刀が。この刀こそ、生前の縁壱が使用していた日輪刀だったのです。 刀鍛冶である鋼鐵塚蛍は、鬼からの攻撃にも気づかないほどの集中力で刀を研ぎ続けます。そして復活した縁壱の日輪刀は、炭治郎に受け継がれたのでした。

【名言】継国縁壱のかっこいいセリフを紹介

「私はこの男を倒すために生まれてきたのだとわかった」

額に不気味な痣があり、不吉とされる双子であったため「忌み子」として軟禁されていた縁壱。そんな彼も愛する人と出会い、子を授かります。しかしその幸せは残酷にも鬼によって簡単に消し去られました。 時が経ち、鬼狩りとなった縁壱は遂に鬼舞辻無惨と対峙します。そして無惨の力量や生き様を推し量った彼は、自身が「この男を倒すために生まれてきたのだ」と理解しました

「お労しや 兄上」

縁壱は優しい巌勝が大好きでした。しかし60年の月日が経ち、彼は変わり果てた兄と再会します。そして異形の鬼となった兄を見て彼が言い放ったのが、「お労しや 兄上」という言葉でした。 「労しい」には“不憫な相手に同情する”、“労って大事にしたい”という意味があります。自分が何よりも恨む鬼であっても、相手は父に負けず自分を気遣ってくれた兄。 この言葉を発しながら涙を流した縁壱は、黒死牟を死の狭間に追い詰めるまで剣を振るうのでした。

『鬼滅の刃』継国縁壱の強さは異次元だった!アニメでもその強さを見たい

今回は、『鬼滅の刃』で最強のキャラクター継国縁壱について紹介しました。常人離れした強さを生まれ持っているのにも関わらず、自分で「何の価値もない男」と卑下してしまうほど苦難の多い人生を送った縁壱。 鬼がいなくなり平和な世界となることで、彼の心が晴れることを願わずにはいられませんね。そして、縁壱の耳飾りと技を受け継いだ炭治郎がこれからどうなっていくのか、最後まで見逃せません。 またアニメ3期では縁壱はどんな声で、どんな動きを見せてくれるのかも非常に楽しみです!