五条悟はこの先復活するのか？封印から最期までの経緯を徹底解説！【呪術廻戦】

『呪術廻戦』の人気キャラクターである五条悟。実は彼は原作の第90話で封印されて以来、ずっと本編のエピソードには絡んでいませんでした。 しかしその後無事に復活を遂げた五条は、宿儺と最強決戦を繰り広げることに。最終的に両者の戦いは衝撃の展開を迎えました……。本誌ではこの戦いの流れも踏まえつつ、今後五条が復活する可能性があるのかどうかについて徹底紹介していきます！ ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

あらゆる術式を証明させることができる「天使」とその器である来栖華の力を借り、ついに五条を復活させることになった虎杖悠仁たち。室内で封印を解こうとする彼らですが、天使は「ここで解くつもりか？」とそれを止めます。 天使が心配していたのは、獄門疆のなかで過ごしていた五条の精神状態。獄門疆では物理的時間は流れておらず、場合によっては彼がたったひとりで100年以上の時を体感している可能性もあるというのです。 そんなこんなで、一同は高専の第四修練場で封印を解くことに。しかしいざ実行に移してみると、その場に五条の姿はありませんでした……が、彼はしっかり復活しており、なんと羂索の前に姿を現していたのです！

羂索は復活した五条が日本海溝の沈み込み帯に現れるよう、あらかじめ仕込みをしていました。しかし五条はそんなことお構いなしで、復活するなり羂索の前にやってきたのです。さすが最強！ しかも封印されていたというのに憔悴したようすは一切なし。相変わらず美しいお顔で羂索を見下ろしたかと思いきや、軽口を叩く彼に対し「もっと言葉を選んだ方がいいんじゃないか？ 今際の際だぞ」と言ってのけます。 その後も羂索や乱入してきた両面宿儺と裏梅を相手に、キレッキレの煽り芸を披露。さすが、精神状態を気にするまでもなかったようです……。 さらにラストのコマでは強敵を相手に勝利宣言までしています。普通に考えれば死亡フラグでしかありませんが、あの五条悟ならそれを見事へし折ってくれる……そう期待したいです。

五条が封印されたのは2020年1月4日発売の『週刊少年ジャンプ』に掲載された第90話。単行本では11巻に収録されています。 復活したのは2023年4月24日掲載の第221話なので、実に1190日(3年3ヶ月4日)ぶり、なんと話数にして131話ぶりの再登場となりました。まさかこんなに年月が経っているとは……。 長い不在期間にもかかわらず再登場でトレンド入りするのは、さすが五条悟といった感じ。それともこれだけの時間が経っているからこそ、ファンの興奮も大きかったということでしょうか……？

五条が封印されて以来、『呪術廻戦』本編では最悪なことが起こり続けています。なかには五条の存在があれば起きなかったであろう出来事も。こうしてまとめてみると、つくづく失ったものの大きさを思い知らされます……。 ここまでが悲惨な状況だからこそ、五条の復活で流れが変わってほしいところ。万が一彼が敗北して死亡するようなことが起こってしまったら、それこそ絶望でしかありません。いつものような圧倒的強者っぷりを見せつけて、皆に希望を与えてくれることを期待します。

221話では宿儺、羂索のもとに五条が姿を現し、早速戦い始めました。しかし両者ともに戦う前にやっておきたいことがあったため、その先はお預けに。決戦の日は12月24日ということになりました。 ついにやってきた決戦当日、五条はいきなり強烈な先制攻撃を放ちます。楽巌寺と歌姫の術式「単独禁区」によって呪力量を底上げしたうえで、本来であれば省略する術詞、掌印、舞をすべておこなって虚式「茈」を発動させたのです。その気合いの入りっぷりとかっこよさに思わずゾクゾクしてしまった読者も多いことでしょう！ こうして放った「200%の茈」でしたが、宿儺はダメージを受けるもすぐさま反転術式で回復してみせました。その後小手調べを経て、最強同士の領域の押し合いが始まることに……。 現時点までの戦況を見る限り、すでに手の内を出し尽くした感のある五条に対し、宿儺はまだまだ力を温存しているようです。果たして勝負の行方は？

宿儺と互角の戦いを繰り広げているかに見えた五条でしたが、236話ではなんと胴体を真っ二つにされて死亡するという衝撃の最期を遂げました。上半身と下半身がキレイにすっぱり分かれてしまっているので、これで実は生きていましたという展開は考えにくいでしょう……。 宿儺は魔虚羅の適応能力を参考に、五条本人だけでなく彼の周りの空間に術式対象を広げることで、その不可侵を破ってみせました。切り札の魔虚羅に頼りきりと思いきや、自分でその能力を物にしたうえで完勝を収めるところが彼らしいですね。 ちなみに宿儺は戦いの後、五条に対し「天晴れだ」との言葉をかけています。こうした描写からも、五条の死亡はほぼ確定といっていいでしょう。

236話では、五条が死後の世界と思われる空港で夏油傑をはじめとした故人と談笑する場面も描かれました。そこで彼は、「宿儺と全力で戦えて満足していること」「自分の人生に悔いはないこと」を打ち明けています。 五条ほど特別な力を持つ人間であれば、あのどう考えても死亡している状況から復活することもありえるのかもしれません。しかしそれは本人の意志があっての話。悔いのない最期を迎えたと考えているのなら、わざわざ生き返るという展開は考えにくいです。 とはいえ死後の世界に着いたばかりの五条は、戦いを終えたばかりである上、親友の夏油と会ってある種の興奮状態にあると思われます。冷静になればまたちがった考えになるのかもしれませんね。

自分の人生に大満足している様子の五条ですが、実はやり残したことはいくつもあります。そのうちの代表格が伏黒恵の身体を宿儺から取り戻すこと、彼に父親・甚爾の件について話すこと、羂索を倒して夏油の身体を弔うことです。 父親の件については「そっちは硝子に頼んだしいっか」と発言しており、伏黒の身体については皆の目的なので五条無しでも成り立つプランが考えてあるかもしれません。 そうなると気になるのは、五条個人の目的である「夏油の身体を弔うこと」。そもそも他のふたつもできれば自分でやっておきたいはずなので、そう考えれば方法があれば復活を目指す展開もありえそうです。 復活する場合は、夏油や後輩たちに背中を押されて空港を去る……なんて場面も描かれるかもしれませんん。

五条は過去伏黒甚爾に殺されかけたとき、反転術式で復活を遂げています。反転術式は理論上、脳を一撃で潰されなければ損傷部位を再生させることが可能。そのため過去に似たようなことをしている五条が、セルフオマージュとして再び復活する展開はありえそうです。 宿儺との戦いで消耗しているはずなので、さすがの五条も再生には時間がかかるでしょう。しかし他のメンバーがうまく時間稼ぎをしてくれれば、無事に復活ができるかもしれません。今のところ脳は無事のようですが、今後の展開でぐちゃぐちゃにされないことを願いましょう……。

一部ファンの間では、高羽史彦の術式「超人(コメディアン)」に期待を寄せる声も上がっています。この術式は彼が「ウケる」と思った想像を(おそらく)無条件で実現できるというもの。彼の存在自体ほぼギャグ枠なので冗談半分本気半分ですが、たしかにこの能力があればたやすく五条を復活させられそうです。 ただし彼は観戦メンバーの中にはおらず、どこで何をしているのかもわかりません。そうした状況を踏まえてもこの線は薄めといえます。

甚爾の例があるように、五条が「降霊術」によって復活させられる可能性もあります。作中でこの術式を使用していた者はすでに死亡していますが、血眼で探せば似たようなことができる人間はいるかもしれません。 圧倒的強者であり五条家の当主である五条を失うのは、呪術界全体にとっても痛手のはず。降霊術でもなんでも使えるものはとことん使って、彼の復活を目論む層も出てくるのではないでしょうか。

別の可能性として挙げられているのが、五条が死後呪物となったうえで誰かに取り込まれ、その人物に受肉するというもの。しかしその実現にはかなりの年月が必要になると思われるので、ほぼありえないといえるでしょう。 また禪院直哉のように呪霊として復活する説もありますが、これはまずありえないです。というのも呪術師は“呪力以外で殺された場合”に呪霊となるから。五条は宿儺にばっちり呪力でとどめを刺されているため、この条件には当てはまりません。

宿儺との激しい戦いのすえ死亡したかに思われる五条。しかし復活の可能性が完全に潰されているわけではなく、ファンからは今後の展開に期待が寄せられています。いずれにせよ、ますます緊迫感を増すストーリーから目が離せませんね！