五条悟の死亡に意味はあったのか?真っ二つの死亡確定シーン・生き返るのかまで解説【呪術廻戦】
『呪術廻戦』のなかでも最強キャラに挙げられる五条悟。現代術師最強であった彼ですが、宿儺との戦いは衝撃的な結末を迎えました。 そこで本記事では五条悟の死亡は確定なのか、死亡シーンについて徹底解説していきます。また復活する可能性や復活手段、炎上してしまった理由についても考察するので、ぜひあわせてチェックしてみてください! ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
五条悟は真っ二つで死亡確定?『南へ』の意味

五条悟の死亡回は何話? | 26巻236話 |
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獄門疆の封印から解き放たれた後、指と即身仏を取り込むことで強大な力を手にした宿儺と対決をしていた五条悟。戦いは五条が優勢かのように見えていましたが、236話にて五条が宿儺に身体を真っ二つにされ死亡するという急展開を経て、戦いは幕を下ろしました。 >>詳しい死亡シーンはこちら
まさか「最強」の五条先生が死亡!?
過去の姿で夏油ら旧友たちに出会う

236話冒頭では、五条が空港のような場所で夏油と七海、灰原と会話をするシーンが描かれました。いずれも高専時代の姿をしていますが、五条が宿儺との戦いやこれまでの人生について振り返るような話をしているため、ここが死後の世界だと察せられる描写になっています。 五条は宿儺に全力でぶつかれて楽しかったと語っており、一方で自分が宿儺に全力を出させられる相手でなかったことに対し「ちょっと申し訳なさすら感じてるよ」とまで話していました。 宿儺が伏黒の「十種影法術」を持っていなくても勝てなかったかもしれない、との発言から、完全に敗北を認めているといっていいでしょう。 また最終的に五条は、自分たちのそばで話を聞いていた夜蛾に対し、「呪術師に悔いのない死なんてないんじゃなかったんですかあ!?」と叫んでいました。“自分の死は悔いのないものだった”ともとれる発言から、五条が自分の死を受け入れていることがうかがえます。
夏油たちと昔の姿で再開したシーンは少し切なかった。
タイトル『南へ』の意味

五条が死んだ236話のタイトルは『南へ』。かつて七海が冥冥にオススメの移住先を聞いた際、彼女は「新しい自分になりたいなら北、かつての自分に戻りたいなら南がいい」と回答し、七海は迷わず「南」を選んだのだと発言。 七海の最期の「そうだな…マレーシア…クアンタンがいい」というセリフの謎が明かされました。そしてこの一連の話が登場したあと、空港の場面では飛行機が描かれ、それから現実での五条死亡シーンに移行。最後に描かれた飛行機。もしかしたら五条は死後に「南」を目指して旅立ったのかもしれません。 五条は死後の世界で「高専時代の友人たち」と再会を果たし、さらに宿儺との戦いについて「悔いはなかった」という旨の発言をしています。五条は新たに生まれ変わり再戦をするつもりはなく、かつての平穏だった頃に戻り、ゆっくり過ごしたいと考えていたのではないでしょうか。
いつも明るくみんなを守ってくれた五条先生。でもこれだけ色々あれば、やっぱり辛い気持ちを抱えてたんだろうなぁ。
【復活?】再登場したのは五条悟ではない?
話数 | 29巻260話 |
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宿儺に体を真っ二つにされた五条ですが、それ以降死体の様子などが描かれなかったため、「どこかで復活処置を施しているのでは?」と噂されていました。その考察が正しいと証明するかのように、29巻収録260話で五条が再登場を果たします! ただ、ここで描かれたのは五条本人ではなく「五条の死体を乗っ取った乙骨」。なんと彼は羂索の「脳移植により対象の肉体を奪う術式」をコピーし、それを利用して五条の肉体へ移っていたのです。 乙骨は五条が死んだときの保険、彼の激闘を無駄にしないための策としてこの計画を立案。五条の死体が描かれなかった理由は、協力者の家入が五条の死体修復をおこなっていたからだと推測できます。そののち、乙骨は善戦を見せたものの、最終的に術式が焼き切れ戦線離脱してしまうのでした。
【ショック】五条悟は報われないまま死亡したのか?
五条自身は死を悔いていないとはいえ……。

五条の死亡後、彼が空港らしき場所で死んだ仲間たちと会話する回想シーンが描かれました。このとき、五条は戦いの結果に対し、「楽しかったな」と語るなど悔いのない様子を見せています。 とても満足げな表情を浮かべていましたが、そう簡単に「よかったね」と受け入れることはできません。ここまで彼が頑張り続けた過程を見守ってきたファンとしては、「楽しいとか満足とかどうでもいいから、とにかく生きていて欲しかった……!」と感じてしまいます。 五条はドライな部分もありますが、実際は仲間や生徒を大切に思う優しいひとでした。周りのことばかり大切にしないで、自分をもっと大切にして欲しい。そしてできるなら、虎杖や家入たちと一緒に勝利を喜ぶ姿が見たかった。そう思った方も多かったのではないでしょうか。
どんなかたちでもいいから、五条には生きていて欲しかった……。
最強じゃなく人間・五条悟を大切にしたかった

五条の死亡後、間髪入れずに鹿紫雲が参戦し、そのまま宿儺との最終決戦が継続します。五条が死んだにも関わらず誰かが悲しむような描写はなく、あっさりと物語の本筋に戻ってしまったのです。もちろん、ここで戦いを止めれば五条の死は無駄になります。 それをわかったうえで、少しでもいいから彼の死に想いを馳せて欲しかったと感じてしまいました。五条の周りにいる人は「最強」という肩書きばかりを見て、「五条の死=大幅な戦力ダウン」というポイントにばかり注目していたのかもしれません。 彼は確かに最強の呪術師ですが、仲間と共に笑い、仲間のために戦う普通の人間でした。そんな五条の死に誰か涙を流してあげて欲しい。そう思ったのは私だけではないはずです。
五条死亡後の展開がドライすぎてびっくりしました……。
再登場の仕方にもモヤってしまう……。

乙骨が体を奪うかたちで再登場した五条ですが、この復活の仕方にもモヤっと感があります。五条の死体はこの作戦決行のため、傷などを縫合されいつ乗り移ってもいい状態になっていた様子。そして乙骨が致命傷レベルのダメージを負った際、脳移植を施し再び戦場へ向かいます。 こんな言い方は間違っているかもしれませんが、一連の行動は五条の体をただの「器」、呪術師サイドが勝つための「道具」として扱っているかのよう。しかも、最終決戦終結後、乙骨は自身の身体に戻り復活。 つまり、五条の死体は宿儺戦の終盤でわずかに再利用され、そのまま用済みになってしまったのです。乙骨ファンとしてはベストな展開だと思いますが、五条ファンからすると何だかモヤモヤする結末になっていました。
勝つために必要な作戦とはいえ、何だか納得いきません。
【死因・死亡シーン】五条悟はなぜ死亡したのか

ここからは五条悟封印から2人の戦いの流れまでを説明しながら、死亡シーンを振り返っていきます。
封印から復活しVS宿儺へ
長らく獄門疆に封印されていた五条ですが、「あらゆる術式を消滅させる」術式を持つ来栖華(天使)を死滅回游で仲間にし、221話で獄門疆の術式を解除してようやく復活。 復活した五条は羂索や宿儺と戦闘になりかけましたが、決戦の日を夏油の命日である12月24日に改め、お互いに一旦その場は引きます。そして決戦の日を迎え、新宿にて宿儺とタイマン決戦をすることとなります。
最強同士の決戦はどうなる?

宿儺との戦いは223話から始まります。歌姫・楽巌寺・伊地知の協力を得た五条の渾身の200%の茈によって戦いの火蓋が切られました。その後、2人は術式を用いた肉弾戦となりますが、実力は互角で決着がつきません。その後、225話でたがいに領域展開を発動します。 結界内では互角の2人でしたが、宿儺の閉じない領域展開により外から攻撃を受けた五条の領域は崩壊。領域展開直後なのもあり術式が焼き切れていて、無下限呪術が使用できません。そして、宿儺の伏魔御厨子によって五条は首を斬られ、死亡したかのように見えました。 しかし、反転術式で五条は傷を治し一命を取り留めます。しかも、五条は焼き切れた術式さえ治癒していました。これには乙骨も「できるの!?」と驚きを見せています。 そして235話では五条がフルパワーで「茈」を決め、魔虚羅の法陣を崩壊させることに成功します!
さすが現代最強vs史上最強......!
宿儺の術式拡張により空間ごと真っ二つに

236話で五条は身体を真っ二つにされ死亡するという、衝撃的な展開に。 宿儺は五条の不可侵を破るため、魔虚羅を手本に「術式対象を五条本人ではなく空間や存在、世界そのものまで拡張して切る」という方法をとります。五条を取り囲む空間ごと斬ってしまえば、不可侵などまったく意味をなさないものになるというわけです。 結果、宿儺は五条の身体を真っ二つに斬り分けることに成功します。宿儺の前には立ったままの五条の下半身、その後ろで血まみれになって倒れる上半身が描かれており、その死について疑う余地はありません……。 宿儺はそんな五条の遺体に対し、「天晴れだ五条悟 生涯貴様を忘れることはないだろう」とこれ以上ない賛辞を送っています。その後すぐに鹿紫雲一が投入されていることからも、宿儺と五条の戦いにはこれで決着がついたといえるでしょう。
真っ二つになったシーンで、心臓がギュッとなった。
宿儺は魔虚羅の適応を手本とした

あらゆる攻撃を無効化するはずの五条を倒す決め手となったのは、宿儺が魔虚羅の適応を手本としたからです。少しわかりにくい部分なので、詳しくその手順を見ていきましょう。 まず最強の式神・魔虚羅はあらゆる事象への適応能力を持ちます。しかも時間経過とともに解析が進み、1度適応してもさらなる適応をみせるのです。 魔虚羅は1度目の適応で、宿儺には真似できない方法を取ったため、宿儺は魔虚羅がさらなる適応を終えるのを待ちました。その結果、2度目の適応で術式対象を拡張するという手段を見せます。宿儺はこれを手本に、五条を倒したのです。
伏黒の術式「十種影法術」がなければ五条は死亡しなかった?

魔虎羅の適応を真似することで、宿儺は五条を倒す手段を手に入れました。魔虎羅はもともと伏黒が持つ術式「十種影法術」の1体だったので、これがなければ五条が勝てたようにも思えます。 しかし「南へ」の空港のシーンで、五条は宿儺に十種影法術がなくても「勝てたか怪しい」と語っており、宿儺に全力を出させてやれなかったことにも言及していました。 その口ぶりから考えると、宿儺にはほかにも切り札があったのでしょう。十種影法術があってもなくても、五条死亡という結末は変わらなかったのかもしれません。
【炎上】五条悟が死亡してつまらない?

作中でもトップクラスの人気を誇る五条。そんな彼が死亡したとき、SNSには悲痛な叫びが数えきれないほど投稿されました。 そのキャラクターからやはり人気ぶりは凄まじかったようで、彼の死は炎上とまでいえる事態に発展。特に最後の宿儺との濃密なバトルが面白かっただけに、「五条が死亡するとつまらない」という声まで発生しています。 その波は日本のみならず海外にも広がっており、五条の死を悼む投稿は世界中から投下されることに。皮肉にも五条は自分自身の死によって、その人気ぶりを立証する形となってしまいました。 また単純に五条の死をショックに感じたファンもいるようで、たしかに物語をずっと追ってきた読者からすれば、一大事件ですよね。
『呪術廻戦』で一番好きだった五条先生が死ぬなんて悲しすぎます。これから何を糧に生きていけばいいんですか……。
五条がいないのは読むだけでも辛いけど、宿儺が倒されるまで見届けなくては……!
五条悟死亡は作者・芥見下々の計画通り?
2019年に開かれたジャンプフェスタで作者の芥見下々は「メイン4人(虎杖・伏黒・釘崎・五条)の内1人だけ死ぬか、1人以外全員死ぬ」と発言しています。この発言により前々から五条は死ぬのではと言われていました。
メインをほぼ殺すって改めてすごい漫画だな。
【切望】遂に叶わなかった五条悟復活の伏線
作中屈指の人気キャラである五条の死に衝撃を受け、復活を切望していた読者も多いのではないでしょうか。ここからは、最終回を迎えるまでに語られていた「五条復活の可能性」について解説していきます。
家入の反転術式

まず1つ目は五条の旧友である家入の手による復活です。彼女は反転術式の使い手であり、他人を治療できる数少ない人物でもあります。そのため宿儺の隙をつき、五条を蘇生するのでは、という意見があがっていました。 しかし傷の治療程度ならともかく、欠損した部分を再生するのには莫大な呪力が必要になります。五条の場合、上半身と下半身が分かれてしまっているので、消費する呪力は半端ではないはず。それこそ宿儺並みでなければ難しいでしょう。 家入にそれほどの呪力があるとは思えないため、この説はかなり可能性が低いと考えられていました。
できれば五条を復活させる家入が見たかった……。
降霊術によって顕現

かつて伏黒甚爾がそうであったように、降霊術によって五条が生き返るという可能性も囁かれていました。彼は六眼と無下限呪術を併せ持つ、呪術界でも屈指の逸材。その魂の利用を考える人間が現れても、おかしくはありませんでした。 ただ、作中で降霊術を使っていたオガミ婆はすでに死亡済み。また、降霊術では基本的に「肉体の情報」しか降ろさないため、仮に復活できたとしてもファンが望む形にはならないと予想されていました。
五条先生であって五条先生でない存在なんて見たくない!
高羽のなんでもありの術式
ほぼギャグ枠ですが、高羽に五条復活の望みをかけるファンも一部存在していました。彼は自分が「ウケる」と確信した想像を実現できるというとんでもない術式の持ち主。つまり「五条が生き返れば笑いを取れるのでは?」と本気で思いさえすれば、それを現実にできてしまうのです! しかし、羂索とのお笑い対決ののち、白装束姿で地面に横たわる高羽の姿が映し出されました。乙骨の加勢で死にはしなかったものの、高羽はそのまま戦線離脱。宿儺戦の現場に現れることもなかったため、彼の能力で五条を復活させることは困難だったでしょう。
そもそも高羽自身の生死が気になるところでした。
十種影法術による復活

五条の愛弟子でもある伏黒恵。彼が持つ「十種影法術」は様々な式神を操る強力な術式であり、その式神たちの元ネタになっているのは日本の歴史書に登場する「十種神宝(とくさのかんだから)」だと言われています。 そして十種神宝にはその力を発揮させるために唱える、「布瑠の言」という呪文のようなものが存在。実はこの布瑠の言には「死者を蘇らせるほど霊力を増大させる力」があるとされています。 もしかしたら十種影法術が「死者を蘇生させる力を秘めている」可能性もあるのでは……と予想する声があり、五条復活の鍵は伏黒が握っていると考える読者が多数いました。
物語上の確証はないけど伏黒ならやってくれる気もした!
【偉業】無意味な死じゃない!宿儺への影響
五条の虚式「茈」による損傷
宿儺に対し、歌姫・楽巌寺・伊地知の術式を借りながら大量の呪力を纏ったかなり強力な200%の虚式「茈」を放った五条。宿儺は攻撃を咄嗟に腕で防ぎますが、彼と裏梅が立っていたビルは広範囲に崩壊しこれまで大きなダメージを負っていなかった彼も流石に右手にダメージを負いました。 宿儺は五条の気配を感じ取ってはいたものの、直前まで茈の出力に気づくことができずに対応が遅れてしまったようです。ここから、最強同士の対決がスタートしたのでした。
「魔虚羅」など複数の式神の破壊
短時間ではあるものの、五条の無量空処を食らった宿儺。それにも関わらず、宿儺は受肉した伏黒の術式である十種影法術を使用し、「魔虚羅」をはじめとする複数の式神たちを召喚します。その様子を見た五条は大きなダメージを受けながらも、次々と黒閃を発動させ反撃を加えました。 これまで魔虚羅と宿儺の圧倒的なパワーで押されていた五条ですが、魔虚羅や顎吐などの複数の式神を破壊することで宿儺の戦力を大きく削ることに成功します。
反転術式による治癒の鈍化
反転術式によりどんな傷でも即座に治癒をおこなっていた宿儺ですが、五条から受けたダメージが蓄積したことで反転術式による治癒のスピードがどんどん低下していきました。 完全に反転術式を使えなくなったわけではありませんが、治癒に時間がかかるようになったことでこれまで以上に宿儺に隙ができるようになったのです。とはいえ、五条も同等に脳などにダメージを負っていたため、まさに捨て身での攻撃だったと言えるでしょう。
領域展開の使用不可
10秒未満という短い時間ですが、五条の無量空処を食らった宿儺。一瞬宿儺が動けなくなったタイミングで五条が胸をひとつきすると、彼の領域展開である伏魔御厨子がついに崩壊します。 その後、宿儺は再度領域展開をおこない、伏魔御廚子を具現化させようとするも失敗。たった数秒という短い時間ですが無量空処を受けてしまったことで、宿儺の脳は領域展開ができないほどの大きなダメージを負っていたのです。 最終的に敗北を喫した五条ですが、宿儺へ着実にダメージを刻むことに成功していました。
『呪術廻戦』みんなの五条悟が死亡……復活はなし
ついに236話で死亡が確定してしまった五条。復活の可能性が囁かれつつも、五条は復活はせずに完結を迎えました。五条さえ圧倒した宿儺を倒したのは一体誰なのか……。ぜひ本編を読んで確かめてください!