2023年7月16日更新

五条悟の術式一覧・領域展開を分かりやすく!最強イケメン術師のセリフも紹介【呪術廻戦】

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アニメも大人気で社会的なブームを巻き起こす漫画『呪術廻戦』。そのなかでもトップクラスの強さと人気を誇るのが五条悟です。 この記事では五条悟の術式・領域展開を登場シーンと共に徹底解説!ただし技の原理が作中で解説されていないものに関しては解釈・考察を踏まえながらの解説となります。それでは五条悟の強さやその魅力について迫っていきましょう。 ※この記事は「呪術廻戦」の重要なネタバレを含みます。

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【一覧】五条悟の能力をわかりやすく解説

五条悟 呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
領域展開 無量空処(むりょうくうしょ) 相手の脳に大量の情報を流し込みダメージを与える領域展開
術式・無下限呪術 自身に近付くものの速度を低減させる術
術式順転 蒼(あお) 「無限」を収束させて対象を引き寄せ圧縮する術
術式反転 赫(あか) 「無限」を発散して対象を吹き飛ばす術
虚式 紫(むらさき) 蒼と赫の相反する力を掛け合わせ規格外の破壊力を生む術
反転術式 ダメージを回復させる術式
簡易領域 領域展開に対抗するための術
落花の情 御三家相伝の対領域用の術

現代最強の呪術師と恐れられる五条悟。その力は特級呪術師にランク付けされる規格外のものであり、五条家相伝の無下限呪術は「無限」を攻撃や防御に転用する驚異の術式です。 また彼が生まれつき持つ六眼は呪力を常人よりも詳細に視認することが可能であり、これにより五条は複雑な無下限呪術を高レベルで使いこなすことができています。加えて自身の生得術式のほか、反転術式や簡易領域なども習得しているようです。

【領域展開】無量空処(むりょうくうしょ)

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社
セリフ(2巻15話) 「無量空処」

仕組み

五条悟が「チート」とファンから称される所以はこの無量空処にあります。仕組みとしては宇宙空間のような光景を広げ、その中に引き込んだ敵に対して無限回の知覚と伝達を強制します。つまり大量の情報を相手の脳にずっと流し込みます。 五条自身が「領域に引き入れた時点で勝ち」であり、発動したら負けることはありません。行動に移させる前に思考の部分を破壊させることで戦意喪失させてしまうという反則技です。だからこそ滅多なことでは使用しません。

効果

効果は分かりやすくいうと「精神破壊」、すなわち領域に引きずり込んだ相手の脳神経を疲弊させて廃人にしてしまうものです。しかも自ら手を下さずに相手を倒すことができるため、本当の意味での「戦わずして勝つ」を体現したような技です。 情報量が多く、頭で考えて生活することが多い現代社会の構造を逆手に利用した領域展開でしょう。知覚→伝達を強要するため、頭がいい人ほど敗北率が上がる仕組みになっています。

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指の意味とは

無量空処を発動する際、五条は人差し指と中指を絡めたような印を結びます。 こちらの印は仏教の守護神、帝釈天に由来する「帝釈天印」と酷似。帝釈天は「天帝」や「武神」とも呼ばれる、非常に戦闘力の高い神と言われています。最強の呪術師である五条が使う領域展開にはぴったりの印と言えるでしょう。

無限バリア

五条は身体の周囲に術式を展開し「無限」を纏いながら活動できます。これにより五条に近付くものは速度が低減し、彼に触れることなく止まってしまうのです。しかも防御対象とする物体は自動選別されており、この効果は自身を傷付ける可能性のあるものにしか発動しません。 こちらの呪力操作は脳に大きな負担がかかる複雑なものですが、五条は無限バリアの発動と同時に脳を修復する術式を起動させ、脳へのダメージを実質なしにしているようです。

登場回をピックアップ

■2巻/15話 印象的なのはやはり2巻の15話。課外授業と称して虎枝に見せた回がとても印象的でした。漏瑚を「弱い」と煽って挑発し、領域展開「蓋棺鉄囲山(がいかんてっちせん)」に対するカウンターの領域展開として発動しました。 これを食らった漏瑚は「いつまでも情報が完結しない!!故に何もできん」と動けなくなり、さらに五条は「同じ領域展開でもより洗練された方が場を制する」と述べています。 領域展開の定義も兼ねて、五条悟の底知れない強さをまざまざと見せつけた回といえるのではないでしょうか。

吹き出し アイコン

知れば知るほどチートすぎる五条の領域展開!発動時点でほぼ勝利が確定する恐ろしい能力で、最強の呪術師である五条にはぴったりの技ですね。

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【術式】無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社
セリフ(2巻14話) 「君が触れたのは僕との間にあった無限だよ」

仕組み

五条悟の能力は無下限呪術(むかげんじゅじゅつ)という一家相伝の基本術式です。この術式は仕組みが複雑なため、原作及びアニメを見ただけではどんな技か理解できないファンも多いでしょう。原作者の芥見先生はこの能力を「アキレスと亀」を例示して定義しています。 どういうことかというと、足の速いアキレスという男が100m先の亀を追いかけようと考えて、追いついたとしても亀は常に1歩先をリードするというものです。この原理と同様の理由で、五条は体の周りに常に無限のバリアを張っているため、敵が追いつこうとしても追いつけないという現象が生じるわけですね。 脳への負担が大きくなるため常時発動は本来不可能ですが、五条悟の場合は反転術式も併用しています。だからこそ肉体及び精神への疲労を最小限に抑えて戦うことができるのです。まさに攻防一体の戦術です。 真っ向勝負で破ることは非常に難しい、五条悟の強さの基本を形成している技と言えるでしょう。

効果

無下限呪術は様々な効果となって現れますが、主にバリアを形成して攻撃を防いだり、瞬間移動や空中浮遊をすることが可能です。しかし、攻撃を全て受けないわけではありません。なぜならアキレスと亀の理屈で攻撃を遅らせているにすぎないからです。 これらの高等技術を可能にしているのは「六眼」であり、その効果は初見で術式の本質を見破ってしまうというものです。『NARUTO』の写輪眼や輪廻眼もかくやといわんばかりの凄まじい洞察力です。 五条悟は無下限呪術と六眼を持って生まれた何百年に1人の逸材だと語られています。ファンからも「チート」と評される程隙がなく、間違いなく本作において「最強」にして「無敵」の象徴と言えるでしょう。

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【術式順転】蒼(あお)

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社

仕組み

術式順転「蒼(あお)」は周囲の対象物を引き寄せる反応を作り出す術式です。例えるならブラックホールのようなものであり、五条悟自身も「扱うのが困難」と述べる程、練成の難易度が高い技です。 着想としては『テニスの王子様』の手塚ゾーンが近く、事前に周囲の気を操って自分の元に吸い寄せる点が似ています。一対一はもちろん集団戦において特に有効な術式でしょう。完成させるのも実戦で運用するのも難しい技だといえます。

効果

術式順転「蒼」を使用すると、引き寄せた対象物を力で押しつぶしたり爆発させることが可能です。地形によっては周囲を更地にすることもできますが、その代わりに大きな反応を起こすことが不可能というデメリットもあります。 防御に特化した技なので単体の術式としては不完全でしょう。後述する「赫(あか)」と組み合わせて用いることで初めて真の効果を発揮します。

登場回をピックアップ

■9巻/71話 「蒼」が登場した場面で最も印象的なのは9巻の71話。伏黒甚爾との戦いで使用した場面です。五条にとって甚爾は呪力がない上にスピードが予想以上に速いため、従来の戦い方では対処しきれませんでした。つまり相性がとても悪い相手だったのです。 挙句の果てに甚爾に出し抜かれ、文字通り首を取られてしまいます。最強の象徴であったはずの五条悟が早い段階で敗北を喫してしまう衝撃の瞬間でした。それでも弱いという印象がないのは甚爾が余りにも強かったからでしょう。

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【術式反転】赫(あか)

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社

仕組み

術式反転「赫(あか)」は“収束”の「蒼」とは逆に無限を“発散”することで敵を吹き飛ばす仕組みです。『テニスの王子様』に例えるなら、敵の攻撃を倍返しにする攻撃特化型の百錬自得の極みに近いのではないでしょうか。 また蒼がマイナスの力をそのまま流しこむ「順転」であるのに対して、赫はマイナスの力とマイナスの力を掛け合わせて生じるプラスの力を放出します。戦い方が明らかに上級者向けであり、五条悟でなければこの使い分けは不可能でしょう。 理屈は非常にシンプルですが、何度も精錬しなければ成立しない技です。

効果

攻撃に特化した反転術式であるため、その効果は絶大で対象物を一撃で吹き飛ばします。衝撃波を発生させる上、至近距離で放つことが多いため、スピードと直感力に優れた者でなければ回避することはできません。 一方で蒼同様に対象物の周辺まで吹き飛ばして更地にする威力を誇るので、街中では使用回数や条件が限られるというリスクがあります。

登場回をピックアップ

■2巻/14話、9巻/74話 印象的なのはやはり初登場となった2巻の14話です。このシーンでは見学する虎枝にお手本として使用しています。多くの読者がこの回で五条悟は最強であるという印象を植え付けられたのではないでしょうか。 また、9巻の74話における伏黒甚爾とのリターンマッチでも使用しています。反転術式で回復させた後、真の力を覚醒させ、いとも簡単に形勢逆転を果たしました。 形の上で負けたとしても心はずっと負けていない五条悟の強さが証明された瞬間です。

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【虚式】茈(むらさき)

セリフ(6巻52話) 「少し乱暴しようか」

仕組み

虚式「茈(むらさき)」は「蒼」と「赫」をハイブリッドに組み合わせた複合術式であり、五条悟が持つ術式の中でも最強の威力を誇る奥義です。その強さは1級術師の東堂葵をして「規格外」と評せしめた程。 攻撃と防御、プラスとマイナスという相反する力を掛け合わせることで生み出された一段階上の力です。 五条家の血筋の者でもわずかな人しかこの究極奥義を知らないといわれ、余程の実力を持った相手にしか出しません。逆にいえば、五条悟にこの技を出させた者は相当のツワモノだということではないでしょうか。

効果

2つの力を掛け合わせただけあってその破壊力たるや凄まじいものです。見ることも触れることも叶わぬ重さが襲いかかってくるため、技を認識する前に粉々に吹き飛ばされてしまいます。この技を見切れる者は皆無でしょう。 ここぞという場面でしか出さない技である分、たった1発で戦局を変えてしまう力を持ちます。まさに最強の術式です。

登場回をピックアップ

■6巻/52話 初登場は6巻の52話。五条悟の登場を前にして逃亡を図る花御らを逃すまいと使用しました。放出された森はおろか地下深くまでごっそり抉れる描写は「ドラゴンボール」の気功砲を彷彿とさせます。 ここでのポイントは決して追い詰められたわけではない状況で使用したことです。あくまでも戦略の一部として使用したに過ぎず、余裕綽々の状態で戦っています。五条悟の凄まじい実力がこの描写を見ただけで分かるのではないでしょうか。

吹き出し アイコン

もともと強かった2つの術式を掛け合わせた最強の術!森を根こそぎエグるほどのとんでもない威力に、思わず興奮したのは僕だけじゃないはず。

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【その他の技】反転術式、簡易領域、落花の情とは

反転術式

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社

反転術式は簡単に言うと「ダメージを回復させる」術式のことを指します。こちらは非常に使用が難しい術式ですが、五条はしっかり習得済み。 彼はその膨大な呪力を使い、身体の周りに「無限」を纏わせる術式を展開しながら、それによる負荷でダメージを受けている脳を常に反転術式で回復させています。また領域展開直後に焼き切れた術式を回復させることで、連続での領域展開使用も可能にしているようです。

簡易領域

簡易領域とは相手の領域展開の「必中効果」を打ち消し、領域展開の効果を受けないようにする術です。五条は226話で自身の領域展開が破壊された際、宿儺に対し簡易領域を使用。領域展開が破壊されることがほとんどない五条にとっては非常に珍しいシーンとなりました。 ちなみに簡易領域は本来シン・陰流の門弟にしか伝えられない技。ただし「見て盗む」ことは制限されていないため、五条は誰かの使った簡易領域を見て我流で習得したと思われます。

落花の情

落花の情は御三家に伝えられている領域展開対策の術です。こちらは全身に呪力をまとい、必中の術が当たった際にカウンターで呪力を放出し身を守る技となっています。 御三家の1つである五条家の人間であるため、五条はこちらの術も使用可能。227話では宿儺に対し落花の情を使用し、領域展開内でのダメージを中和していました。しかしながらここで五条は斬撃のダメージを受けているため、完全に中和することはできなかったようです。

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【呪術廻戦】五条悟の術式・領域展開をおさらいしよう

五条悟 呪術廻戦
(C)芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

圧倒的な実力で作中最強キャラとして君臨する五条悟 漫画本編では宿儺との激闘を繰り広げ、アニメ版では過去の活躍も披露し、ますますその人気に拍車がかかっています。これを機に漫画やアニメを見直し、彼のさらなる活躍に備えてみてはいかがでしょうか!