実写版【推しの子】のキャストを一覧で解説！大人気キャラの再現度を比較検証します

「推しの子」の実写版はドラマと映画の両方が制作されるそうで、前者はAmazonプライム・ビデオにて配信され、後者は東映配給にて劇場公開されることが明かされています。 通常、実写版となるとまずはドラマシリーズか映画かのどちらかというケースが多く、最初から両方の配信・公開が決定しているのは珍しいです。超大作になりそうな予感がしますね！

制作発表にあわせて、メインキャラクターを演じるキャストが6名発表されました。その後もキャスト情報は随時更新されていき、2024年11月15日時点で30名以上の出演者が公表済み。 ここからは重要キャラをピックアップし、そのキャスティングについて詳しく紹介していきます。

星野アイは「B小町」のセンターで、プロとして輝きを放つ本物のアイドルでした。 彼女を演じるのは乃木坂46の元メンバーで、現在はタレントや女優として活躍する齋藤飛鳥。繊細な演技力やマルチな才能が持ち味なうえ、何よりトップアイドルとして走り続けてきた経験が、アイという役柄に合うと判断されたのではないでしょうか。 ただ絶対的なアイドル・アイについては各々思い入れが強いのか、イメージとちがうという声もちらほら上がっていました。

星野アクアは復讐に人生を捧げるイケメンで、本作の主人公です。冷たく見えて、実はシスコンなところがあります。 そんなアクア役を演じるのは、バンド活動にくわえ俳優としての仕事もこなしている櫻井海音。彼の整った顔立ちと涼しげな眼差し、クールなオーラは、たしかにアクアというキャラにぴったり合っています。 過去に出演した『泥濘の食卓』ではダークな高校生役を見事に演じ切っており、アクアの闇の部分をどう表現してくれるのかも非常に楽しみです！

星野ルビーはアイの娘でアクアの妹、自由奔放で前向きな性格の少女です。 母と同じくアイドルの道へ進んだ彼女を演じるのは、=LOVEの元メンバーである齊藤なぎさです！彼女は『明日、私は誰かのカノジョ』で高橋優愛役を演じ、その美貌が大きな話題になりました。素晴らしい演技力の持ち主であるうえ、ダンスや歌もできるとあれば、ルビー役として文句なしですね。 もともとファンの中ではルビー役＝齊藤なぎさを予想している人も多く、特に納得度が高いキャスティングなのではないでしょうか。

有馬かなは元天才子役で、アクアと親交を深めながら芸能界を生き抜こうと奮闘していきます。 そんなかなを演じるのは幼少期から芸能活動を続けてきた女優・原菜乃華。かなのチャームポイントであるボブカットやベレー帽もよく似合っていて、ビジュアル面での再現度が高いです。 彼女自身、子どもの頃から演技の仕事をしているので、かなと重なる部分もあるのではないでしょうか。アクアに対して素直になれず、ころころ表情を変える姿を実写で見られるのが楽しみです。

黒川あかねは「今ガチ」でアクアと共演した、若き天才女優です。「劇団ララライ」という実力派集団に所属しています。 そんなあかねを演じるのは、モデルとしてデビューした後女優としての仕事も始めた茅島みずき。ヒロインにミステリアスなキャラ、悪役と幅広い役柄をこなす実力派で、まさにあかねのイメージにぴったりだといえるでしょう。 初登場時とその後のギャップが激しいキャラなので、その演じ分けに期待が集まります。あらゆる意味でのライバル・有馬かなとのバトルも気になるところです！

大人気YouTuberであり、一度はあきらめたアイドルの夢を追うことになったMEMちょ。小悪魔的な雰囲気があるキャラですが、実は面倒見がよくしっかり者のお姉さんです。 そんなMEMちょを演じるのは「あのちゃん」の愛称で親しまれるあのです。ミュージシャンやタレント、モデル、俳優など幅広いジャンルで活躍しており、おもに若い世代から注目を集めています。 独特の空気感や表現力の持ち主で、MEMちょのゆるふわっぽい雰囲気にもよく合いそうです。

様々な賞へのノミネート経験もある、実力派映画監督の五反田泰志。子役時代のアクアに目をかけ、それ以来なにかと面倒を見ている「映像界の師」とも呼べる存在です。 そんな五反田を演じるのは、人気ロックバンドRIZEのメンバーとしても知られる金子ノブアキ。ヒゲを生やしたワイルドな風貌や、渋みのある雰囲気は五反田そのもの。ファンからは「適役すぎる！」と絶賛の声があがっています。

アクアたちが出演するドラマ『今日は甘口で』のプロデューサーを務める鏑木勝也。芸能関連の仕事で長らく活躍を続ける業界人で、アイの過去なども知っている情報通です。アクアのことを気に入っており、作中でも何かと力を貸してくれます。 そんな鏑木を演じるのは、実写化作品への出演実績を数多く持つ要潤です。大人の色気漂うイケメンぶりを活かし、予告映像ではどこか怪しげな鏑木の雰囲気を見事に再現していました。

アイが所属していた芸能事務所、苺プロダクションの社長を務めていた斉藤壱護。その手腕でアイを一流のアイドルに育て上げますが、とある事件をきっかけに失踪してしまいます。 そんな壱護を演じるのは、言わずと知れたベテラン俳優・吉田鋼太郎です。原作ではそれほど目立つポジションにはいませんでしたが、予告映像を見るにかなりキャラが濃くなっている様子。実写版の独自路線で、原作とは違った役割を担う可能性もありそうです。

壱護の妻にあたる斉藤ミヤコ。アイが仕事をしているあいだはアクアとルビーの面倒を見るなど、星野家を影から支えてきた重要な存在です。また、壱護が失踪してからは苺プロの社長としても活躍しています。 そんなミヤコを演じるのは、近年女優としての評価をめきめきと上げている倉科カナです。原作では聡明で穏やかさも持つミヤコでしたが、予告映像の彼女は厳しさと敏腕さを併せ持つキャリアウーマンのような印象。壱護と同じく、原作とは違った方向のキャラになっているのかもしれません。

アクアたちが出演するドラマ『今日は甘口で』の原作者・吉祥寺頼子。とても穏やかな性格の持ち主で、ドラマ現場にも極力口を出さないなど常に謙虚な姿勢を見せています。 そんな頼子を演じるのは、子役時代から芸能界の最前線を走り続ける女優・安達祐実です。予告映像では頼子の柔らかな雰囲気を見事に再現した姿を確認することができ、ファンからも期待の声が多くあがっています。

ドラマ『今日は甘口で』において、アクアたちと共演する鳴嶋メルト。もともとモデルとして活動していたため演技経験がなく、その演技力は作中でも最低レベル。それにより周囲を困らせてしまいます。 そんなメルトを演じるのは、新進気鋭の若手俳優・簡秀吉です。予告映像ではメルトの代名詞とも言える「棒読み演技」をしっかり再現していました。

アクアたちが出演する舞台『東京ブレイド』の原作者・鮫島アビ子。才能あふれる優秀な漫画家ですが、かなりクセの強い性格の持ち主です。それゆえに周囲を振り回すこともあり、舞台づくりをしていく中であるトラブルを巻き起こしてしまいます。 そんなアビ子を演じるのは、幼少期から女優として活躍し続ける志田未来です。幼げな雰囲気が残るルックスはアビ子そのもの。子役時代から培ったその演技力で、変わり者な彼女をしっかりと演じ切ってくれそうです。

舞台『東京ブレイド』の脚本を担当するGOA。業界内では敏腕脚本家として知られており、最新の舞台事情にも精通している優秀な人物です。ただ、作品への強いこだわりを持つアビ子になかなか認めてもらえず、大きな苦労を背負うことになってしまいます。 そんなGOAを演じるのは、NHK連続テレビ小説『虎に翼』での好演が話題となった戸塚純貴です。予告映像ではアビ子に振り回されるシーンを印象的に演じており、ファンの期待度を大きく高めています。

妊娠したアイを担当することになる、産科医の雨宮吾郎。以前からアイを推していた熱狂的ファンでしたが、担当医になってからは医者として真摯にサポートしていくことを決意します。しかし、アイの出産直前に予期せぬトラブルへ巻き込まれることに。 そんな吾郎を演じるのは、数多くの映画・ドラマで主演を務める成田凌です。真面目さと爽やかさを併せ持つ雰囲気は吾郎にぴったり。予告映像ではシリアスとコミカル、両面での好演を披露していました。

吾郎が研修医時代に気をかけていた患者・天童寺さりな。アイへの憧れと吾郎の応援を支えに闘病生活を続けている、病弱な女の子です。 そんなさりなを演じるのは、近年その注目度が急上昇している子役女優・稲垣来泉。2015年から活動をスタートし、数多くの話題作に出演してきました。これまでに培ってきた演技力を活かし、病気と闘うさりなという難役をしっかり演じ切ってくれるはずです。

『推しの子』の実写ドラマシリーズの監督を務めるのは、スミスと松本花奈の2人です。 スミスはこれまでにドラマ『青野くんに触りたいから死にたい』やいきものがかり、ケツメイシ、Snow Manなど数々のMVの監督を担ってきました。松本は映画『明け方の若者たち』やドラマ『君となら恋をしてみても』などの監督を担当。まだ20代ながら話題作を任される期待の若手監督です。 映画版はスミスが監督を担当します。 脚本を務めるのは北川亜矢子。広瀬アリス主演のラブコメドラマ『マイ・セカンド・アオハル』や実写ドラマ「ゆるキャン」シリーズの脚本を担当してきた人物です。

アニメが話題になり、実写化も決定された「推しの子」。ヒリつく緊張感が重要な作品なだけに、キャストは非常に重要ですよね。 メインキャストの発表はすでにされましたが、その他のキャストや主題歌など、気になる情報はたくさんあります。公式からの続報を待ちましょう！