2023年6月1日更新

加茂憲倫は何者?虎杖の母親とも関係があるって本当?【呪術廻戦】

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「最悪の呪術師」加茂憲倫が
初登場する巻を

「最悪の呪術師」加茂憲倫(かものりとし)は、『呪術廻戦』に登場する明治時代を生きた名家出身の呪術師です。*7巻60話で初登場した故人・加茂憲倫とは一体どんな人物なのか。 本記事では加茂憲倫の正体や加茂憲紀との関係性、呪胎九相図などをまるっと解説!一族に汚点と言われるその生き様を紹介します。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

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加茂家は呪術界の御三家の1つ!

加茂憲倫が名を連ねる加茂家は、呪術界御三家のうちの1つ。ほかには禪院(ぜんいん)家、五条家が該当します。御三家の各家は代々、相伝の術式を継承しており、加茂家の術式は血液を操る「赤血操術」です。 これら3つの家門は互いに仲が悪く、思惑もそれぞれ。加茂家は伝統重視の保守派の一族です。 漢字は違いますが、史実では陰陽師の家系の賀茂家が平安時代に実在していました。加茂家はこれをモデルにしているのではないかと言われています。

「史上最悪の呪術師」と呼ばれる由来について

呪胎九相図(じゅたいくそうず)を作った

呪術廻戦 脹相
©︎芥見下々/集英社

加茂憲倫の最悪たるゆえんは「呪胎九相図」(じゅたいくそうず)を作ったことにあります。「呪胎九相図」とは加茂が実験的に生み出した特級呪物です。 明治時代、呪霊の子を妊娠できる特異体質の女性が加茂のいる寺に助けを求めました。彼女の体質に興味を持った加茂は、彼女に呪霊の子を9度妊娠させて堕胎させるという非人道的な人体実験を繰り返します。 あまりに人の心のない行いから、「史上最悪の呪術師」「御三家の汚点」と歴史に名が残っているのです。

加茂憲紀との関係性は?

呪術廻戦 加茂憲紀
©︎芥見下々/集英社

呪術高専京都校3年の加茂憲紀は加茂憲倫と同じく「かものりとし」と読みます。当主である憲紀がなぜ忌み名をつけられているのでしょうか。当初は側室の子であった憲紀への嫌がらせではないかと推測されていました。 ですが、199話にて憲紀の名付けの理由が判明。母親は「のりとし」が忌み名だと知っていて、わざとつけたそうです。家を捨てて「私のところに帰ってきてね」という意味を込めたんだとか。 一族に虐げられていた彼女は、現在はすでに家を出て一般人と再婚しています。息子に呪術の世界を捨ててほしいという思いが、あの名前にはあったのです。母親の一存で名付けをしたとのことで、憲倫とのつながりは薄いのではないでしょうか。

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加茂憲倫は操られていた!?

2人に共通する額の縫い目。夏油傑の正体なのか?

呪術廻戦 夏油傑
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

渋谷事変を主導する夏油傑(げとうすぐる)と対峙した、呪胎九相図の長男・脹相(ちょうそう)は、自分を生み出した3人の親のことを思い出します。3人の親とは、人間の母と呪霊、そしてそこに自身の血を加えた加茂憲倫です。 彼の記憶の中の加茂の額には、夏油と同じ額の縫い目がありました。この共通点から、脹相は夏油の中に入っているのが明治時代の最悪の呪術師・加茂憲倫だと確信。 正体を見破られた夏油=偽夏油は、自身が加茂であることを認めると同時に「加茂憲倫は幾つもある名の一つに過ぎない」と言います。呪胎九相図を作った悪名高き加茂も、実は入れ物として利用されていただけに過ぎないという衝撃の事実が判明したのです。

虎杖の母にも同じ縫い目がある!

呪術廻戦  虎杖悠仁
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

143話で死に瀕した主人公・虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、走馬灯のように両親の姿を見ます。そこにいる母の額には、加茂そして偽夏油と同じ額の縫い目があったのです。 208話では加茂や偽夏油の中身=黒幕が、なんらかの原因で死んだ虎杖の母・香織の身体を使って悠仁を産んだことが判明しています。脹相が悠仁を兄弟だと認識したのも、脹相の親=加茂憲倫と、悠仁の親=香織に、それぞれ同じ中身が入っていたからなのです。

加茂憲倫は羂索に操られていた

加茂憲倫をはじめとした額に縫い目のある人物の中には、黒幕である羂索(けんじゃく)が入っていました。

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加茂憲倫の再登場はある?今後の展開に期待

最悪の呪術師かと思いきや、黒幕に操られた被害者の1人であることが判明した加茂憲倫。本来の加茂についてはまだ描かれていませんが、今後回想シーンで重要な役目を担う可能性も!?本編を追って再登場を待ちましょう!