『呪術廻戦』特級呪術師の5人目は一体誰？条件やメンバー4人を一覧で紹介

人間の負の感情から生まれた呪霊と、それを祓う呪術師の戦いを描く『呪術廻戦』。戦いがヒートアップしていく中で、特に強い存在感を放つ「特級」と呼ばれる呪術師たち。それぞれが規格外の実力の持ち主であり、存在するだけで勢力図を大きく左右します。 この記事では、そんな特級呪術師の一覧や条件、次の候補者などについて解説します！ ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

呪術界では呪力量や実力に応じて、1級〜4級までの等級が設けられています。 他の呪術師からの推薦と任務の内容によって昇級でき、1級ともなればトップエリート。それを超える特級に割り当てられる特級呪霊・呪物は、「クラスター弾での絨毯爆撃でトントン」の強さと、作中で明言されています。

1級〜4級までの呪術師と違い、特級の明確な昇級基準は明かされていません。 第203話「血と油②」の羂索のセリフによると、特級の条件は単独で国家の転覆が可能であること。呪術界を脅かす危険性すら孕んだ、枠外の呪術師に与えられる等級です。

五条悟は冥冥への賄賂として、彼女の口座に1,000万円もの大金を振り込んでいました。 呪術師の給与体系は不明ですが、個人で数億～数十億円の資産があるのでは……？五条が名家の当主であることも考慮して、特級呪術師は年収5,000万円以上と予想します。

1級になることすら難しく、特級と呼ばれる呪術師は現状4人しかいません。ただし“日本にいる”と枕詞がつくので、海外に特級呪術師がいる可能性はあります。 ここからは、「特級」を冠した呪術師の顔ぶれを紹介していきます。

五条悟は東京都立呪術高専の教師で、呪術界の御三家「五条家」の現当主です。腐りきった呪術界をリセットするため、強く賢い生徒を育てています。 彼は数百年部ぶりに、五条家相伝の術式「無下限呪術」と「六眼」の抱き合わせで生まれた呪術師。無下限呪術の絶対防御とそれを補完する六眼、相手を無力化する領域展開「無量空処」を併せ持ち、性格以外非の打ち所がありません。

夏油傑は高専時代の五条悟の親友で、呪術界を離反した最悪の呪詛師。後輩の死や九十九由基との出会いなどを経て呪詛師の道へ。本編開始時点では故人で、新宿・京都で史上最大の呪術テロ「百鬼夜行」を起こし、非術師を殺して術師だけの世界を作ろうとしました。 彼の術式は降伏した呪霊を使役する「呪霊操術」。階級換算で呪霊と2級以上の差があれば、基本は無条件で取り込むことができます。

乙骨憂太は東京校の2年生にして、超大物呪術師・藤原道真の子孫。元婚約者で特級過呪怨霊の祈本里香に呪われ、東京校へ編入してきました。 当時は底なしの呪力と無条件での術式模倣が可能で、姉妹校交流戦では1人で京都校を圧倒します。 里香の解呪後は一時4級呪術師へ降格されましたが、乙骨側が彼女を呪っていたことが判明し、3ヶ月で特級へと返り咲きました。

九十九由基は特級呪術師の紅一点であり、京都校2年生・東堂葵の師匠。高専や上層部とは違い、呪いを払うのではなく原因をなくすのが目的です。 そのために、すべての人間が呪力コントロールを身につける方法を探しています。 九十九の術式は「星の怒り(ボンバイエ)」。自らに仮想の質量を付与する術式で、概念すらも質量で突破する圧倒的なフィジカルを誇ります。

1級呪術師である夜蛾ですが、実は特級呪術師相当の実力を持っていたことが作中で判明しています。パンダの成功をもとに彼が作った呪骸は、まるで人間のように心を持っています。 さらに彼の呪骸たちは呪力の自己補完ができることから、上層部から「呪骸の軍隊を作ることができる」として危険視されていました。

京都校2年生のメカ丸こと与幸吉。先天的な五体不満足の縛りを代償として、本来以上の呪力を得る「天与呪縛」の持ち主です。真人との戦いにおいて蓄積された全呪力を開放し、その一瞬のみではあるものの、偽夏油から「特級相当の呪力を誇る」と評価されました。

4級呪術師である彼女ですが、呪力をほとんど持っていないながらも元々2級呪術師以上の実力があると言われていました。もとより天与呪縛によりかなり身体能力の高い彼女でしたが、双子の真依を亡くしたことによりフィジカルギフテッドを覚醒させました。 覚醒後の強さは圧倒的で、なんと1人で禪院家を壊滅させるほど。その実力から、ファンたちの間では「今一番特級に近い実力を持っているのではないか」と言われています。

秤金次は「死滅回游編」で本格参戦した停学中の東京校3年生。五条が「僕と並ぶ術師になる」と評価し、乙骨にも実力を認められた呪術師です。 領域展開はパチンコ台をベースにした「坐殺博徒」。大当たりを引き続ける限り、無制限の呪力と不死身の肉体を得ることができます。術式も思想も保守派と折り合いが悪いことから、今後の動向次第では危険人物として特級認定を受けるかもしれませんね。

2人目の候補者は冥冥！彼女は呪術師の家系出身で、フリーで活動している1級呪術師です。 彼女の術式「黒鳥操術」は戦闘向きとは言えませんが、のちに「神風」を会得。烏に自死の「縛り」を課すことで呪力制限を無視する特攻技で、生還できた人間は五条のみ！渋谷事変では特級特定疾病呪霊「疱瘡神」を撃破、偽夏油からも逃げ延びており、戦績上は特級の実力があると言えるのではないでしょうか。

伏黒もしばしば次なる特級候補として挙げられる術師のひとりです。禪院家の当主となったため、呪術界全体においてもキーパーソンともいえます。 彼の術式「十種影法術」は、かつて五条家当主と相討ちになった禪院家当主が持っていたのと同じもの。つまり伏黒は、六眼＋無下限呪術と同等の力を発揮することができるポテンシャルの持ち主なのです。 ただし現時点では宿儺に身体を乗っ取られてしまっているため、それどころの話ではありません……。

彼は元々弱者を救うために弁護士になりましたが、理不尽な扱いを受けた際に闇落ちし、呪術師としての能力を覚醒させることに。彼の術式は弁護士という職業らしく「裁判の結果によって相手にペナルティを科す」と言う強力なもので、多くの人間を殺しただけでなく虎杖をも追い詰めています。 呪術師になってからはまだ日が浅い彼ですがその術式の特徴と強力さ、そして彼自身の戦闘センスを考えると、いずれ特級になれる可能性も十分にあり得るでしょう。

売れない芸人として活動していた高羽史彦は、死滅回游の際に術式が覚醒。自分自身がウケると思ったイメージが現実となる「超人(コメディアン)」と言う術式を持つ彼は、使い方次第では五条にも匹敵する能力の持ち主だと言われています。 作中ではその強さをレジィにも評価された上に、宿儺の攻撃もかわしています。そのため、本人が術式の強さを認識した時には、特級レベルになり得るのではないでしょうか。

1位はもちろん、作者が作中最強と明言する五条悟。特級クラスの呪詛師・呪霊が結託し、やっと封印が可能になる現代最強の呪術師です。 規格外のフィジカルに加え、無下限呪術と六眼、領域展開「無量空処」。さらには、反転術式(自己治癒のみ)も会得しているというチートっぷりですね。

五条悟がその才能を認め、彼を駕ぐ呪力量を誇る乙骨憂太が2位。百鬼夜行では万全ではなかったとは言え、奥義を繰り出した夏油に勝利しました。 現在は里香を再現した式神「リカ」によって、呪力の供給や術式「模倣」の使用が可能に！5分間限定ですが、記録した他人の術式を使うことができます。

3位は人類を滅亡させる危険すらある九十九由基。術式「星の怒り」は、一定の質量を超えると術者にも影響を与え、九十九自身がブラックホール化する自爆技になります。 彼女の術式で呪具化した式神「凰輪(ガルダ)」は、羂索が繰り出した特級呪霊を一発で撃破しました。

4位は「呪力なしの素のフィジカルは五条と互角」と、作者が言及した夏油傑。高専時代は術式「呪霊操術」で6,000体以上の呪霊を取り込み、その全能力を把握していました。 特級呪霊すら使役できるとはいえ、伏黒甚爾や乙骨に敗北したためこの順位としています。

『呪術廻戦』の呪術師の中でも、強さも個性も「特級」の呪術師たちを紹介しました。 まだ4人しか存在していませんが、「死滅回游編」では新キャラクターが続々と登場中！新たな特級呪術師が誕生するのか、今後の動向を見守っていきましょう。