2024年3月4日更新

『呪術廻戦』伏魔御廚子(ふくまみずし)とは?意味や能力を解説

このページにはプロモーションが含まれています
呪術廻戦 宿儺
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

『呪術廻戦』で用いられる最強の必殺技、領域展開。作中で最強といわれる宿儺も「伏魔御廚子(ふくまみずし)」と呼ばれる領域展開を発動します。 本記事では、そんな両面宿儺の領域展開「伏魔御廚子(ふくまみずし)」について徹底解説!宿儺の領域展開にはどんな能力や効果があるのでしょうか。 ※この記事は『呪術廻戦』の重要なネタバレを含みます。

AD

領域展開「伏魔御廚子(ふくまみずし)」とは?

呪術廻戦  宿儺
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

領域展開「伏魔御廚子(ふくまみずし)」は、宿儺が使用する領域展開です。 伏魔御廚子を発動すると、巨大な建物が登場し、その中央には大きな口が開かれています。建物の周りには水牛と思われる頭蓋骨が散乱していました。この水牛の骨は宿儺の生得領域にあったものと同じものです。 まるで巨大な口が水牛を食べて骨だけ吐き出したかのような見た目をしています。宿儺は食べることが好きなので、巨大な口は食事と関係がありそうですね。

「伏魔御廚子(ふくまみずし)」の能力・効果

両面宿儺 呪術廻戦
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

領域効果は宿儺の斬撃

領域では宿儺の斬撃に必中効果が付与されます。使用される宿儺の斬撃は相手の呪力量や強度で変わる「捌(はち)」と通常斬撃の「解」の2種類です。 必中効果範囲内の呪力があるものには「捌」が、呪力がないものには「解」が浴びせられ、その斬撃は伏魔御廚子が消えるまで続きます。 22巻では呪力がない真希に直哉の領域展開の必中効果がなく、フィジカルギフテッドは領域展開の天敵だと発覚しました。しかし、宿儺の領域展開は呪力がないものには「解」が浴びせられるので、フィジカルギフテッドにも効果がありそうですね。

領域を閉じずに範囲拡大

通常、領域展開は自身の領域内に敵を閉じ込め、必中必殺の術式を付与して敵を倒します。しかし、宿儺の領域はあえて閉じないことで相手に逃げ道を与え、縛りにしていました。この縛りにより必中効果範囲を広げ、その範囲の広さは最大半径200メートルにもなります。 この領域を閉じずに生得領域を具現化するのは、キャンパスを用いないで空に絵を描くぐらい難しい神事。作中では閉じない領域を他に使用した者は羂索しかいません。

AD

「伏魔御廚子(ふくまみずし)」のアニメ・原作の登場回

初登場は2巻8話「呪胎戴天編」

初めて見せたのは2巻8話の「呪胎戴天編」。宿儺の指を取り込み特級呪霊並の強さになった呪霊虎杖は敵わず、途中で宿儺に代わります。代わった宿儺は「教えてやる。本物の呪術というものを」と言い、領域展開を発動。呪霊はバラバラにされてしまいました。 ちなみにアニメではシーズン1の4話に登場。序盤で早くもその強さを見せつけていました。

「渋谷事変」で圧倒的な破壊力を見せる

次に見せたのは渋谷事変が描かれた14巻118話です。このときは伏黒が呼び出した式神、魔虚羅を倒す際に発動しました。半径を140メートルに絞り発動しましたが、あたり一体が更地になるほどの破壊力を見せます。 巻き込まれた人は死亡し、宿儺から虎杖に戻った際には、虎杖は自分が殺したと自身を責めていました。またアニメではシーズン2の41話でこのシーンが描かれることになります。

五条の無量空処と激突することに

呪術廻戦 五条悟
©︎芥見下々/集英社

3度目の登場は2024年3月時点では単行本未収録となる、五条悟との決戦です。両者の戦いは過去最大レベルの激戦となり、術式の凄まじい応酬が展開。そして戦いが盛り上がり始めると、2人同時に領域展開を発動します。 その力は拮抗しており、領域の崩壊を繰り返しながら両者は複数回に渡り領域展開を発動!そしてついに宿儺へのダメージが通り、五条が猛攻を仕掛けます……が。宿儺はここで十種影法術の切り札となる魔虚羅を召喚しそれに対処。 一進一退の攻防が続いていたものの、宿儺は魔虚羅の力により強化された「世界を断つ斬撃」を放ち五条を一刀両断することに成功したのでした。

AD

【考察】宿儺は伏黒の領域展開も使える?

呪術廻戦 伏黒恵
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

現在、本誌で伏黒は宿儺に受肉されて肉体を乗っ取られてしまいました。宿儺は伏黒の「十種影法術」を使用しており、そのことから伏黒の領域展開「嵌合暗翳庭」を使用できるのではと言われています。 宿儺が伏黒の領域展開を使えるかですが、宿儺なら伏黒の領域展開を使用できるかもしれません。今まで伏黒が領域展開を発動したのは全部で3回。このうち、3回目の領域展開は骨のようなものが登場し、宿儺の生得領域に似ていると話題になりました。 もしかしたらこのことが伏線になって、今後の戦いで思いもよらぬ切り札になるかもしれませんね。

「伏魔御廚子(ふくまみずし)」の掌印(手の形)・元ネタ

呪術廻戦 宿儺
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

伏魔御廚子を発動する際の手印は、小指と人差し指を曲げ他の指を合わせた「閻魔天印」と思われます。 閻魔と聞くと誰でも知っている地獄の裁判官「閻魔大王」が思い浮かびますね。閻摩天は運命や死、冥界を司ると言われています。死を司るなんて、まさに最強の名にふさわしい手印ですね。 胎蔵曼荼羅では閻摩天は水牛の上に座る姿が描かれています。伏魔御廚子を発動した際に水牛の骨が出てくるのにも納得です。

「伏魔御廚子(ふくまみずし)」の意味は?

伏魔御廚子の言葉の意味ですが、「伏魔」と「御廚子」に分けて考えられます。 伏魔とは「調伏する」という意味。調伏は魔のものを下すというだけでなく、人を呪い殺すという意味があります。 御廚子は貴人の台所で働く女性を意味し、御廚子所は台所という意味です。宿儺の術式は料理に関係しているのでは、と言われていますが、意味を知ると納得ですね。 意味を合わせると、「料理にまつわるもので人を呪い殺す」という意味だと考えられます。やはり宿儺の術式は料理に関係しているのかもしれません。

AD

最終戦では伏魔御廚子を使用する?今後の展開に注目!

現在本誌では呪術高専関係者VS宿儺の戦いが繰り広げられています。 宿儺は領域展開を発動して決着をつけるのでしょうか?また、その際に使用する領域展開は伏魔御廚子なのか、それとも伏黒の嵌合暗翳庭なのか。今後の展開に注目が集まります。