2024年2月26日更新

宿儺が伏黒恵に受肉!?執着していた理由や絶望的な今後の展開をネタバレ考察!【呪術廻戦】

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呪術廻戦 伏黒恵
©︎芥見下々/集英社

『呪術廻戦』にて、1巻1話から主人公である虎杖に受肉し行動を共にしてきた宿儺。そんな呪いの王が死滅回游編にて突如伏黒に受肉し、読者に大きな衝撃を与えました。過去には、なぜか宿儺が伏黒に執着する様子が描かれることも。 そこで本記事では宿儺が伏黒に執着する理由を考察しながら、受肉するまでの経緯や最新情報を徹底解説していきます!

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【考察】宿儺が伏黒に執着していた理由は?

呪術廻戦 宿儺
©︎芥見下々/集英社
宿儺が伏黒に執着していた理由
  1. 伏黒の術式「十種影法術」で完全復活を狙っていたから?
  2. そもそも「十種影法術」が無下限呪術と渡り合えるほどにすぐれた術式だから
  3. 自身の術式にくわえ伏黒の術式を手に入れることで、よりいっそう最強にふさわしい存在であろうとした?

「十種影法術」の術式により肉体の完全復活?

宿儺伏黒に執着する理由の1つとして、彼が扱う術式「十種影法術」を使用して完全復活を目論んでいるのではないかということが考えられます。宿儺は伏黒の術式を見た後に、何かを考えるような素振りを見せました。 伏黒の術式は、日本神話の十種神宝(とくさのかんだから)がモチーフ。そのアイテムの中には死者を蘇生する効果のある「死返玉(まかるかへしのたま)」というものがあるため、実際にもそのような効果のある術式が今後現れる可能性は高いです。 もし宿儺の肉体が完全復活してしまったら、とても恐ろしいことになりそうですよね……。

無下限呪術と渡り合える強さ

影を媒介として10種類の式神を呼び出すことができる「十種影法術」ですが、かつて最強の術師と言われる五条悟と同じ六眼持ちの無下限呪術使いとその術式を使用する術師がぶつかり合い、戦いの末に両方死亡しています。 つまり「十種影法術」は、無下限呪術とも渡り合えるほどのポテンシャルを秘めていることが分かりますね。まだ伏黒は術式を最大限に活かすことはできていませんが、いずれは強大な力を手にする可能性が高いです。 だからこそ宿儺は伏黒に目をつけ、受肉することで最強の力を手に入れようとしたのかもしれません。

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【経緯】宿儺が伏黒に受肉するまで

巻数・話数 24巻212話〜25巻219話

死滅回游の最中に宿儺が突然「契闊(けいかつ)」と唱え、虎杖の体の主導権を握ります。その後自身の左手小指を変色させちぎりとった後、伏黒にその小指を飲ませた宿儺。 虎杖はようやく体の主導権を取り戻したものの、そのまま宿儺は伏黒の体に受肉してしまうのでした。友人同士である2人は、敵同士として対峙することになります。

①姉・津美紀の正体と絶望的な受肉

姉・津美紀と1年7ヶ月ぶりの再会を果たした伏黒。相変わらずの減らず口を指摘されるなど、仲がいい様子です。しかし突然「プレイヤーはコロニーを自由に出入りできる」というルールを追加する津美紀。助けるために渡した100点を謎のルール追加に使われ、伏黒は姉の様子がおかしいと気づきます。 津美紀の正体は、現代人のフリをしていた過去の術師・万(よろず)。伏黒はここで、姉が受肉タイプのプレイヤーである可能性をなぜか排除していたと気づきました。 万を追うなか、突如虎杖のなかにいる宿儺が「契闊」と唱えます。突如虎杖の体を支配し、指を引きちぎる宿儺。そしてその指を、伏黒の口に押し込みました。 虎杖が気がつくと、目の前には宿儺に受肉された伏黒の姿があったのです……!

「契闊」とは?

「契闊」の概要
  • 宿儺の「契闊」の合言葉で1分間体を譲渡する
  • 虎杖はこの契約の存在を忘れる
  • 体が譲渡された1分間で人を殺さず傷つけない

「契闊」とは、2巻11話で登場した、虎杖と宿儺の間で結ばれている契約の合言葉です。 1度死亡した虎杖を蘇生する条件として、宿儺は「契闊」と唱えた際に1分間体を譲渡する条件を提示します。その間誰も殺さず傷つけないという条件も結び、半ば強制でこの契約を結ばされていた虎杖。 宿儺は伏黒への受肉をずっと企んでいたようで、絶好の機会にこの「契闊」を発動します。そして虎杖が傷つけない条件の範囲に自分を含んでいなかったため、伏黒への受肉に成功されてしまいました。

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②来栖華(天使)が宿儺を攻撃

伏黒に受肉した宿儺は、虎杖を遠くへ殴り飛ばします。そこに現れる天使こと来栖華。伏黒を傷つけないよう願う華ですが、天使は宿儺こそが堕天だと告げました。 こうなってはしょうがないと、華の想いを汲みながらも宿儺を消滅させようとする天使。伏黒を助けるためにも、宿儺がしっかりと定着してしまう前に天使は「邪去侮の梯子」を浴びせます。 「邪去侮の梯子」を一身に受け、断末魔の叫び声をあげる宿儺。そこで宿儺は伏黒に戻ったフリをして、華に優しい言葉をかけました。伏黒に強い想いを抱く華は、天使の制止を聞かず彼の胸に。そこで恐ろしい呪いの顔に戻った宿儺は、肩に噛みつき腕をもぎ取ります。 そして屋上から投げ飛ばし、来栖華と天使は「グチャ」と音を立て落下したのでした。

③伏黒宿儺が虎杖らと交戦

呪術廻戦 虎杖悠仁
©︎芥見下々/集英社

華が投げ飛ばされ落ちる姿を見ていた虎杖。彼はそのまま宿儺に殴りかかります。虎杖の人間離れした強さに少し驚きながら、宿儺は羂索の手が加わった人間であると勘づいた様子。 なぜ人を不幸にしないと生きられないと聞く虎杖に、お前らこそなぜ弱いのに生に執着できるのかと不思議そうな宿儺。虎杖は彼らが、どこまでいっても呪いなのだと再確認します。 術式による斬撃を浴びせるも、虎杖は無数の斬撃を意に介さず宿儺に近づきます。うちなる伏黒が、仲間を傷つける宿儺を拒絶し、呪力出力を下げていたのです。 真希も参戦し、2対1の攻防に。伏黒の抵抗を考え直接呪力で攻撃することをやめても、宿儺の強さは健在です。そこで突如裏梅が乱入し、真希と虎杖を凍らせます。伏黒の体を完全に手中に収めるためその場を後にする宿儺は、伏黒を追おうとする虎杖を嘲笑うのでした。

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④「浴」で魔に近づく

裏梅に器物を外敵から守るために呪具化する儀式である「浴」の準備をするように告げた宿儺はそのまま、伏黒恵の自我・魂をより深くへ沈めるために魔に近づきます。 「浴」を終えて血まみれのまま立ち上がった宿儺はそのまま裏梅が用意した衣服を身に着けたあと、何かに気がついたかのように自身の手のひらを見つめていました。

⑤伏黒の体で姉を殺し完全に体を支配

呪術廻戦 伏黒津美紀 万
©︎芥見下々/集英社

ついに交戦することになった伏黒の体に受肉した宿儺と、姉である津美紀の体に受肉した万。彼女は宿儺に猛攻撃を仕掛け、ついには液体金属で彼の体を切り刻もうとします。 お互いに互角の戦いを繰り広げていた宿儺と万ですが、宿儺は彼女の胸から腹にかけて大きな切り口を付けることに成功。さらに宿儺の術式によって、津美紀の命は奪われてしまいます。 宿儺の中に残っていた伏黒は悔しさから涙を流し、体を乗っ取られていたといっても大切な義姉である津美紀を自身で手にかけたことで、彼の魂は深淵へと沈んでいきます。

【最新ネタバレ】伏黒に受肉した宿儺のその後

伏黒の体を完全に支配した宿儺は、ついに獄門疆から解放された人類最強・五条悟との頂上決戦に挑みます。領域展開と反転術式が入り乱れる、最高レベルの戦い。勝利したのは、世界を断つ斬撃で相手の体を両断した、宿儺でした。 五条の敗北直後、呪術師陣営から飛び出した鹿紫雲と交戦する宿儺。結局は秤と激闘を繰り広げた彼も宿儺には歯が立たず、死亡してしまいます。次に宿儺の前に現れたのは、裁判で術式を奪い死刑を宣告できる、日車・虎杖ペアです。 術式の没収には成功するも呪具に適用され、宿儺に認められながら日車も死亡。次に術式をコピーできる乙骨と魂を知覚できる虎杖のペアで、天使の術式を宿儺に浴びせ虎杖が伏黒の魂を引き離す策にでます。しかしすでに生きる意志が伏黒にはなく、乙骨も宿儺の「解」を受け、生死不明の状態に陥ってしまうのでした。

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伏黒を宿儺の支配から救出することはできる?

呪術廻戦 伏黒恵
©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会

作中では、受肉された人間の魂は消えることはないと言及されています。そのため宿儺がどれだけ力を取り戻しても、伏黒の魂が消滅することはありません。 そう考えるとやはり重要になるのは、魂に知覚する能力を持つ虎杖の存在でしょう。少し隙間ができれば、虎杖の力で伏黒の救出は可能なはず。ただし今は大切な姉を自分の手で殺めてしまった事実に、伏黒の魂は沈み生きる意志を失っています。 悔しいですが、宿儺が伏黒の体で津美紀を殺した事実が十二分に効力を発揮している状況です。虎杖の説得で伏黒の心を変えられるかが、伏黒救出のポイントになるのではないでしょうか!

今までの宿儺の伏黒関連の行動をおさらい

①「分からんな、オマエあの時なぜ逃げた」

呪術廻戦 宿儺
©︎芥見下々/集英社

原作5話で宿儺伏黒に対し、このセリフを言い放ちます。さらにその後に「宝の持ち腐れだな」と続けていることから、「そんなに強い術式を使っているのになぜ逃げた」や「強い術式を使っているのに使いこなせていないから宝の持ち腐れだ」という宿儺の意図が感じられます。 宿儺は伏黒の術式を間近で見たことをきっかけに、「十種影法術」の強さと可能性に目をつけ、この頃から彼の体を乗っ取ろうと考え始めた可能性が高いです。普段は人間のことをまったく気にかけない宿儺が珍しく、伏黒のことを気にかけています。

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②伏黒への受肉の機会を作るための「契闊」契約

2巻11話で虎杖は宿儺に心臓を抜かれてしまい、一時仮死状態に。宿儺の領域の中だったためにすぐに命を落とすことはありませんでしたが、虎杖を生き返らせるために宿儺は彼にある縛りを提示しました。 その縛りこそが「契闊(けいかつ)」であり、内容は宿儺が契闊と唱えたら1分間宿儺に体を明け渡すこと、宿儺とこの縛りを結んだことを忘れること、そして体を明け渡している1分間は誰も殺さないし傷つけないことという3つ。 最初は何故この縛りが結ばれたのか分かりませんでしたが、伏黒への受肉の機会を作るための準備だったのではないでしょうか。

③「魔虚羅(まこら)」から伏黒を守る

呪詛師と対峙した伏黒は最強の式神「魔虚羅(まこら)」を呼び出した直後に吹き飛ばされ、生死不明の状態に。その頃別の場所にいた宿儺は渋谷の異変を感じ取り、瞬間移動で呪詛師と伏黒のもとへと向かいます。 宿儺は仮死状態になっている伏黒を回復させながら、伏黒を生かすために自ら魔虚羅と戦うことを決意。2人は互角の力でぶつかり合っていましたが、宿儺が領域展開「伏魔御厨子」を発動させたことで魔虚羅を打ち破るのでした。

【推し!?】宿儺が伏黒をお姫様抱っこ?

呪術廻戦 宿儺
©︎芥見下々/集英社

自分の快不快にしか興味がなさそうな宿儺ですが、伏黒に対してだけはなぜか執着を持っています。それゆえファンの中には、このふたりをペアとして推す人も一定数存在しているようです。 魔虚羅との戦いの後、宿儺は伏黒の傷を癒した後で家入と夜蛾のもとに彼を運んでいます。この一文だけ見ればまさにヒーローとヒロインの関係のように見え、一部では「まさかお姫様抱っこで運んだ!?」と妄想も炸裂。伏黒恵を丁重にお運びする呪いの王……想像するとちょっとシュールです。

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【能力】伏黒宿儺の強さ

呪術廻戦 伏黒恵
©︎芥見下々/集英社

伏黒宿儺は「御厨子」と呼ばれる宿儺自身が元々使用していた術式のほかに、なんと伏黒が使っていた「十種影法術」も使用可能。特に「十種影法術」は伏黒が使用していた時よりも幅広く応用が効き、扱い方も上手になっているところがポイントです。 鵺(ぬえ)は伏黒が顕現させるよりもさらに大きな姿となっており、長距離の飛行も可能に。さらにかつて撃破した魔虚羅も調伏できるようになっています。領域展開も同じく、自身のものだけでなく伏黒が使用していたものもより協力に使えるようになっており、かなり強大な力を手にしていることが分かりますね。

伏黒はこれからどうなる⁉展開から目が離せない

作中屈指の人気キャラであり、物語最序盤から活躍してきた伏黒恵。ぶっきらぼうな彼ですが、そんな伏黒が幸せそうにしている姿を誰もが待ち侘びているでしょう。 伏黒はこれからどうなるのか、今後の『呪術廻戦』からも目が離せません!