産屋敷耀哉(お館様)は自爆して死亡?鬼殺隊のために捧げた最期【鬼滅の刃】
国内外で注目を集めている大人気漫画『鬼滅の刃』。本作では主人公をはじめ「鬼殺隊」に所属する剣士たちの戦いが描かれますが、そんな彼らをまとめ上げる当主が産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)です。 本記事では隊士たちから「お館様」と呼ばれ慕われる産屋敷耀哉について、どんなラストを迎えたのかを中心に詳しく紹介していきます! ※この記事は『鬼滅の刃』の重大なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
【死亡シーン】産屋敷耀哉(お館様)が死亡したのは何巻何話?
耀哉が死亡してしまったのは原作漫画16巻の138話です。彼は屋敷にやってきた鬼舞辻無惨と対峙し、事前に設置していた大量の爆弾を使うことで彼にダメージを与えました。しかしこれは紛れもない自爆行為だったため、自分も命を落としてしまいます。
壮絶な覚悟が垣間見える最期だったね。
【最期】産屋敷耀哉が死亡するまでの経緯
鬼舞辻無惨との対面
体調が悪化し寝たきりになっていた耀哉は、無惨がじきに自分を殺すため屋敷にやってくることを察知し、余命いくばくもない自身の命を囮にすることを決意しました。 そしてついに無惨が姿を現したとき、耀哉は彼と長い会話を交わすことに。その中で耀哉は無惨が「永遠」や「不滅」を夢見ていることを指摘し、その願いが決して叶わないと穏やかに告げます。 「人の想いこそが永遠であり不滅」だと信じる彼は、それを踏みにじってきた無惨には永遠も不滅も与えられないと考えていたのです。 当然ながら無惨はその考えをくだらないと切り捨て、ついに耀哉に手をかけようとします……。
無惨との会話良かったな。人の想いを大切にする耀哉、さすが。
家族とともに自爆して死亡
産屋敷邸襲撃の知らせを受け、急いで現地に向かう鬼殺隊の面々たち。しかし彼らがそこで目にしたのは、大量の爆弾によって屋敷が吹き飛ぶ光景でした。 耀哉はあらかじめ屋敷に爆薬を仕掛けており、それに着火することで自分もろとも無惨を吹き飛ばそうとしてたのです。しかし屋敷には彼本人だけでなく、妻も幼い娘たちの姿も。つまり彼は家族もろとも自爆の道を選び、死亡したのです。 これほどまでに壮絶な決意をしておきながら、最期まで耀哉は「仏のような笑み」を顔に浮かべていました。この行動にはさすがの無惨も驚愕しており、「常軌を逸している」とまで評しています。
お館様の死を目の当たりにした鬼殺隊の皆の表情が苦しい。
産屋敷耀哉は無惨の訪問を予知していた
産屋敷家の当主は、未来視といっても差し支えないほどの「先見の明」を受け継いでいます。耀哉もこの例に漏れず、少し先の未来を見通すことが可能です。 これによって耀哉は無惨が自分の屋敷に来ることをあらかじめ知っており、悲鳴嶼行冥に対して“自分を囮に無惨の頸を取ってくれ”とお願いしています。「5日以内」というある程度具体的な日にちも的中させているあたり、なかなかに精度の高い能力だといえるでしょう。 自爆行為によって無惨に大ダメージを与えたことが珠世や柱の一斉攻撃にもつながったので、耀哉が果たした役割は非常に大きいものでした。
お館様の先見の明がなければあのラストにはならなかっただろうね。
産屋敷耀哉はなぜ妻・子供を巻き込んだ?
耀哉は妻のあまねと娘のうちのふたり・ひなきとにちかを道連れに自爆しました。しかし作中に「二人(ひなきとにちか)は母同様父の傍を離れようとはしなかった」という表現があることから、3人ともが何が起こるかわかったうえで屋敷に残っていたことは明らかです。 耀哉も本心では、いかに彼女たちが合意していようが家族を巻き込みたくはなかったでしょう。しかしそれでも、逃げようとしない妻子を巻き込んでまで彼はやるしかなかったのです。産屋敷家の当主としての責任の大きさやそれに対する覚悟がひしひしと伝わってきますね。
産屋敷耀哉は病気ではなく一族が呪われていた
耀哉は身体が弱く短命の運命にありますが、これは普通の病ではなく、無惨が原因の「呪い」によるものです。 実は鬼舞辻無惨は産屋敷一族の親戚にあたります。そんな彼が鬼となったせいで一族全体に天罰が下され、生まれた子はひとりの例外もなく短命という運命を課されることになりました。その後、神職の家系から妻をもらい続けたことで多少は寿命が延びましたが、それでも一族の中に30歳まで生存した者はいません。 耀哉に言わせれば無惨は「我が一族唯一の汚点」とのこと。無惨も産屋敷一族を敵視しており、両者の因縁は1000年以上ものあいだ続いてきました。
産屋敷耀哉は死後も鬼殺隊を救う
竈門禰豆子が目を覚まして匿われていた場所から外へ飛び出したとき、耀哉の後を継いだ新たな当主・輝利哉は、彼女が敵なのか味方なのかわかっていませんでした。 当然彼は後を追わせようとしますが、そのとき死んだはずの耀哉の声がして、「禰豆子は好きにさせなさい、大丈夫だから」と言葉をかけてきます。亡き父が自分にメッセージをくれたと信じた輝利哉は、禰豆子を自由にさせておこうと決めました。 結果としてこのときの行動が鬼殺隊の面々を救うことにもつながっており、耀哉が死後もなお鬼殺隊に影響をもたらしたことがわかります。
『鬼滅の刃』産屋敷耀哉は自らが囮となり死亡!最期まで鬼殺隊の当主だった
無惨を倒すために生涯を懸け、自爆の果てに命を失ってからもなお、鬼殺隊のために力を尽くした耀哉。その生きざまは当主として一点の曇りもないものでした。これを機会に本編を手にとって、彼の活躍を実際にチェックしてみてはいかがでしょうか。