2024年11月19日更新

【推しの子】最終回がひどい?炎上した理由や賛否が別れる原因を徹底考察

このページにはプロモーションが含まれています
推しの子、星野アイ
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

アニメや実写など様々なメディアに展開し、令和を代表する漫画となった『【推しの子】』。人気絶頂のなかついに完結を迎えた本作ですが、なんとその結末に否定的な声があがっているようなのです。 この記事ではそんな「推しの子」最終回の評判について徹底解説!炎上した理由や辛辣な感想が届く原因など、気になるポイントをしっかり紹介&考察していきます。 ※この記事は「推しの子」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。

AD

【ひどい理由①】ルビーの立ち直りが雑すぎる?

推しの子 ルビー
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

ついに完結を迎えた「推しの子」ですが、これまでの期待値が高かったがゆえに一部ファンから否定的な声が噴出しています。その中でも特に目にするのがルビーの立ち直り描写が雑」という意見です。 彼女は兄のアクアを亡くし、それ以来家に閉じこもり泣き続けていました。しかし、特別なきっかけもなく「前に進む」ことを決意し、なんとアイドル復帰後の活動はダイジェストで描かれることに。 ルビーは最終的にスターとしての才能を開花させますが、「その過程をしっかり見たかった」という声が多くあがっているのです。ただ、最終回に描かれた東京ドームでのコンサートシーンについては、「物語の集大成として素晴らしかった」と肯定的な意見も集まっています。

吹き出し アイコン

沢山のペンライトに囲まれるルビーの姿は感動的!だからこそ、ここまでの道のりをしっかり描いて欲しかったです。

【ひどい理由②】登場人物が誰も幸せになっていない?

推しの子、姫川大輝
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

最終回ではルビーだけでなく、他キャラの未来もダイジェストで紹介されていました。その描写にも「ちょっと雑すぎる」という意見があがっているのですが、それだけでなく「どのキャラも幸せになっていなくて可哀想」という声も殺到しているのです。 本作のメインキャラとして活躍したかなやあかねは芸能界での活躍を続けるも、結局どちらもアクアと結ばれずに終了。さらに、アクアの異母兄にあたる姫川姫川家の墓前で暗い表情を浮かべ続ける、なんとも不穏な描かれ方をしていました。 ハッピーエンドとは言い難いこの展開に、落胆したファンも多いようです。ただ、ひとつ救いなのはルビーがB小町念願の東京ドーム公演を成功させたことでしょうか。この場面ではかなやMEMちょ、苺プロの壱護ミヤコも幸せな表情を浮かべていました。

吹き出し アイコン

他のキャラはまだいいのですが、姫川の描写が本当にダーク。自殺や闇堕ちを感じさせる、何とも後味の悪いシーンでした。

AD

【ひどい理由③】伏線回収がされていない?

推しの子 星野アイ
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

アイの殺人事件をはじめとするサスペンス要素満載の本作には、様々な伏線が張り巡らされていました。しかし、そのなかには回収されないままの謎もあり、それを残念がる声があがっているのです。 特にアイがルビーに残したビデオレターの内容が明かされなかった点に、納得のいかないファンが多かった様子。作中で重要な役割を果たすと思われたアイテムが何の意味もなさなかったため、読者は肩透かしを食らってしまったようです。 また、「転生」をはじめとするファンタジー設定の真相や、それに深く関わっていたと思われるツクヨミの存在意義や目的もほとんど宙ぶらりんのまま。ただ、明かされていない謎に「考察の余地がある」「続編に繋がる布石では」と喜ぶファンもいるなど、悪いところばかりではないようです。

吹き出し アイコン

正直「転生」の設定にもっと深く切り込むと思っていました。ほとんど謎のままで終わってしまいビックリしています。

【ひどい理由④】終盤の展開がめちゃくちゃ?

推しの子 星野アクア
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

アクアは本作終盤でアイを殺したカミキヒカルと対峙します。次にルビーの命を狙っていると確信したアクアは、妹を守るためカミキを道連れに海へ落下。結果的に2人とも死ぬことになるのですが、その結末に「アクアを殺す必要はあったのか」と批判的な意見が噴出したのです。 確かにカミキだけが死にアクアが助かったとしても、展開的には特に問題がないはず。また、アクアは事故に見せかけてカミキを殺そうとしていましたが、「そんな偽装はすぐにバレるのでは?」という声もあがっていました。 一部の読者はこの一連のエピソードについて、「少々無理がある」「めちゃくちゃな展開で納得がいかない」と不満を感じていたようです。ただ、アクアの死によってルビーの強さが引き立つラストになっていたことは確か。このあたりは、それぞれの好みの問題になってくるかもしれません。

吹き出し アイコン

アクア生存ルートを期待していたので、このラストはちょっとショックでした。本作らしい予想を裏切る展開ではあるのですが……。

AD

【ひどい理由⑤】アクアとかなの恋愛描写が無意味に?

推しの子 有馬かな
©赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

本作にはサスペンスパートと並行して、アクアの恋愛パートも描かれてきました。彼がかなあかねどちらを選ぶのか、はたまたルビーと結ばれるまさかの展開もあるのかと様々な憶測が飛び交っていましたが、「アクアの死」というまさかのポイントに着地。 これに対し「今までの恋愛描写は何だったのか」と批判の声があがったのです。ここまで焦らすだけ焦らしておきながら、誰とも結ばれないのは確かにショック。さらに、かながアクアの葬儀で死体にビンタをするというとんでもない暴挙に出て、SNS上で「失礼すぎる!」と炎上することに。 これまでの恋模様を全てマイナスイメージにするような、何とも後味の悪い終わり方になってしまいました。ただ、「アクアが誰とも付き合わない」というラストは、誰かを贔屓したりしない、全ヒロインにとっての平等な結末と捉えることもできそうです。

吹き出し アイコン

個人的にはアクアとかなが結ばれるラストに期待していました。いつかifルートとして、アクアの生存エピソードも描いて欲しいです。

最終巻に追加ページが!?どんな内容になるか期待

人気絶頂のなか最終回を迎えたものの、予想外の展開で賛否両論の嵐となってしまった「推しの子」。 ただ、2024年12月18日発売の最終巻には、24ページもの描き下ろしエピソードが収録されるとのこと。場合によってはこれでラストを補完し、また違った物語に仕上げてくれるかもしれません。これを機に本作をいちからチェックし、最終巻発売に備えてみてはいかがでしょうか!