【推しの子】最終回がひどいと炎上?伏線・キャラのその後へのモヤモヤを共有したいあなたへ
![推しの子、星野アイ](https://images.ciatr.jp/2024/05/w_828/rTffpTO39EdjF1hnoEDGt40XGtqg2dbJdoTyvmFB.jpg)
アニメや実写など様々なメディアに展開し、令和を代表する漫画となった『【推しの子】』。人気絶頂のなかついに完結を迎えた本作ですが、なんとその結末に否定的な声があがっているようなのです。 この記事ではそんな「推しの子」最終回の評判について徹底解説!炎上した理由や辛辣な感想が届く原因など、気になるポイントをしっかり紹介&考察していきます。 ※この記事は「推しの子」の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
【推しの子】最終回はバッドエンドの必要性を感じられない?
物語終盤において、妹を守るために諸悪の根源であるカミキと共に死んだアクア。最終回ではその死に大きなショックを受けながらも、前を向いて進んでいくルビーやかなたちの姿が描かれました。一応は明るい未来に突き進むハッピーエンドに見えますが、全体的に暗いトーンのまま物語は終了。 「アクアの死」によってバッドエンドの空気が漂っていました。この物語の畳み方について、読者からは「アクアが死ぬ必要はあったんだろうか」「あえてダークな展開にする意味はあったのか」など否定的な意見が噴出。SNSでも大きな話題になりました。 確かに、「アクアが生き延びてカミキだけが死んだ」という展開でも、話の筋は十分通ります。アクアが生存し、ルビーたちと幸せに暮らしていくラストでも良かったはず。また、アクアの死をはじめとする終盤の急展開にも批判的な声が集まっています。 このように全体的に悪いイメージが先行しがちな本作の最終回。ただ、アクアが死んだことでルビーたちの強さ、絶望の先にある希望が際立っていたことも確か。そういう意味では、アクアの死は必要なものだったのかもしれません。
【推しの子】最終回はルビーの立ち直りが雑でひどい?
![推しの子 ルビー](https://images.ciatr.jp/2023/06/w_828/fCgVOscQjG8dprYa8YirUH3GLvogUH7hT3Uxaq3Q.jpg)
ついに完結を迎えた「推しの子」ですが、これまでの期待値が高かったがゆえに一部ファンから否定的な声が噴出しています。その中でも特に目にするのが「ルビーの立ち直り描写が雑」という意見です。 彼女は兄のアクアを亡くし、それ以来家に閉じこもり泣き続けていました。しかし、特別なきっかけもなく「前に進む」ことを決意し、なんとアイドル復帰後の活動はダイジェストで描かれることに。 ルビーは最終的にスターとしての才能を開花させますが、「その過程をしっかり見たかった」という声が多くあがっているのです。ただ、最終回に描かれた東京ドームでのコンサートシーンについては、「物語の集大成として素晴らしかった」と肯定的な意見も集まっています。
沢山のペンライトに囲まれるルビーの姿は感動的!だからこそ、ここまでの道のりをしっかり描いて欲しかったです。
アイと同じ「嘘つきアイドル」になってしまった?
![推しの子 星野アイ](https://images.ciatr.jp/2024/11/w_828/Hlc5ES9acQ9Xm0TzvbcwBKbWwPQkMpF3hKLuVLnO.jpg)
東京ドーム公演を成功させ、名実ともに最強のアイドルになったルビー。最終回において、彼女は「使えるものを全部使って」、「嘘を重ねながら」突き進んだと語られています。どうやらルビーは「兄を失った」という事実を「悲劇のドラマ」と世間に認識させ、大きな人気を獲得した様子。 その姿は自分を偽り、「嘘つきアイドル」として頂点に上り詰めたアイのようでした。母であるアイと重なっていくのは、物語としては自然な流れかもしれません。ただ、ルビーは作中で「母のようにはならない」と語っています。 その言葉を裏切るかのような展開に、ショックを受けた読者も多かったようです。一部では「ルビーの精神が壊れたことの示唆では?」と不穏な解釈をしているファンもいました。
【推しの子】最終回はアクア死亡の打ち切り感が強い?
![推しの子 星野アクア](https://images.ciatr.jp/2023/04/w_828/OSvB8HVVFyJJQwnhC6UyX28lmulfK7oq4uGdsUfp.jpg)
アクアは本作終盤において、アイを殺したカミキがルビーを狙っていると確信。妹を守るため、カミキを道連れに海へ落下することを選択します。結果的に2人とも命を落とすことになるのですが、このバタバタとした急展開に批判が集まっているのです。 そもそもファンの多くはアクアの生存を望んでいました。それを裏切るような展開にも関わらず、納得いくような心理描写がないまま物語は終了。それに不満を感じている人が多いようです。 さらに、アクアが復讐心を捨て切れなかった心理についても、「理解しづらかった」という声が集まっています。彼は幼少期から復讐のために生きていましたが、様々な人との出会いを通して大きく成長。大人になったアクアが復讐をやめようと決意する、そんな展開が望まれていたようです。 また、「アクアの死で無理やり話を締めようとしたのでは?」という意見もあがっています。確かに、本作には未回収の謎や伏線が多数存在。風呂敷を広げ過ぎて収拾がつかず、強引に終わらせた感も漂っています。この終わり方について、「打ち切り漫画みたいで残念」という声もあがっていました。
アクア生存ルートを期待していたので、このラストはちょっとショックでした。本作らしい予想を裏切る展開ではあるのですが……。
【推しの子】最終回はかなとアクアが結ばれなくてひどい?
![推しの子 有馬かな](https://images.ciatr.jp/2023/06/w_828/SdWz8ciPrS7R04VFPYEdpyrbtt5dbEsR5WM51rrE.jpg)
本作にはサスペンスパートと並行して、アクアの恋愛パートも描かれています。彼がかなとあかねどちらを選ぶのか、はたまたルビーと結ばれる展開もあるのかと様々な憶測が飛び交っていました。しかし、それが「アクアの死」というまさかのポイントに着地。 これに対し「今までの恋愛描写は何だったのか」と批判の声があがったのです。作中にはかながアクアへの想いを確信するシーンや、アクアが「有馬の気持ちに応えるのも良い」と語るシーンが存在。誰もが「アクアとかなが結ばれるのか」と期待するなか、アクアが死亡しそのまま完結を迎えることに。 期待を煽られた読者が不満を感じるのも、仕方ない気がしてしまいます。また、かながアクアの葬儀で死体にビンタしたシーンにも批判が集中。かなはかつてアクアに対し、「アンタが死んだらビンタして口汚く罵ってやる」と約束していました。 それを果たすと同時に、「生き返って欲しい」というどうにもならない思いを吐き出したのですが、「いくらなんでも遺体にビンタはない」と炎上することに。これまでの恋模様を全てマイナスイメージにするような、何とも後味の悪い終わり方になってしまいました。 ただ、「アクアが誰とも付き合わない」というラストについては、全ヒロインにとっての平等な結末と言うこともできそうです。
個人的にはアクアとかなが結ばれるラストに期待していました。いつかifルートとして、2人の結婚ルートも描いて欲しいです。
【推しの子】最終回は誰も幸せになっていない?
![推しの子、姫川大輝](https://images.ciatr.jp/2024/07/w_828/2PpMg5xzSATqjzSIzqAedT7Lt82AvOdnsZTVr2PD.jpg)
最終回ではルビーだけでなく、他キャラの未来もダイジェストで紹介されていました。その描写にも「ちょっと雑すぎる」という意見があがっているのですが、それだけでなく「どのキャラも幸せになっていなくて可哀想」という声も殺到しているのです。 本作のメインキャラとして活躍したかなやあかねは芸能界での活躍を続けるも、結局どちらもアクアと結ばれずに終了。さらに、アクアの異母兄にあたる姫川は姫川家の墓前で暗い表情を浮かべ続ける、なんとも不穏な描かれ方をしていました。 ハッピーエンドとは言い難いこの展開に、落胆したファンも多いようです。ただ、ひとつ救いなのはルビーがB小町念願の東京ドーム公演を成功させたことでしょうか。この場面ではかなやMEMちょ、苺プロの壱護やミヤコも幸せな表情を浮かべていました。
他のキャラはまだいいのですが、姫川の描写が本当にダーク。自殺や闇堕ちを感じさせる、何とも後味の悪いシーンでした。
【推しの子】最終回は未回収の伏線が多くてひどい?
![推しの子 星野アイ](https://images.ciatr.jp/2023/04/w_828/GCRp0mRNvyHb1G8lUAX3s7WejzzGDSa8xfjlIaMy.jpg)
アイの殺人事件をはじめとするサスペンス要素満載の本作には、様々な伏線が張り巡らされていました。しかし、そのなかには回収されないままの謎もあり、それを残念がる声があがっているのです。 特にアイがルビーに残したビデオレターの内容が明かされなかった点に、納得のいかないファンが多かった様子。作中で重要な役割を果たすと思われたアイテムが何の意味もなさなかったため、読者は肩透かしを食らってしまったようです。 また、「転生」をはじめとするファンタジー設定の真相や、それに深く関わっていたと思われるツクヨミの存在意義や目的もほとんど宙ぶらりんのまま。ただ、明かされていない謎に「考察の余地がある」「続編に繋がる布石では」と喜ぶファンもいるなど、悪いところばかりではないようです。
正直「転生」の設定にもっと深く切り込むと思っていました。ほとんど謎のままで終わってしまいビックリしています。
ツクヨミの正体
![推しの子、アクア](https://images.ciatr.jp/2024/07/w_828/JQFlx9XT0anPlAH0EHROaem5KN4gYznQWePj7q42.jpg)
作中の随所で意味深なメッセージを残していたツクヨミ。彼女は超常的な存在と匂わされており、「転生にも深く関わっているのでは?」と囁かれていました。物語の根幹に関係していると思われたため、「最終回近辺で活躍する」と推測していたファンも多かったようです。 しかし、彼女はアクアの死亡直前に登場し、彼の精神と対話したのみ。その目的や転生との関係など、何も答えを出さないまま退場してしまったのです。 この展開に対し、読者からは「存在意義がよくわからない」「そもそも出す必要あった?」と批判的な声があがっていました。
「転生」の真相
![推しの子 アクア](https://images.ciatr.jp/2023/05/w_828/eHyjKN5TnyAnw6K0LpNTguSoKYDM0G9hpVs2awsn.jpg)
本作の軸にもなっている「転生」設定。前述したように、ツクヨミなど超常的な存在が関わっていると示唆されていましたが、結局ゴローやさりなを転生させた存在や、その目的についてははっきりしないまま。詳細な説明が何もなく終わってしまったのです。 物語の開始当初から存在し、ストーリーの重要要素にもなっていた「転生」。様々な裏設定があると匂わせながら何も解決せず終わったため、落胆したファンも多かったようです。 また、「死んだアクアが再度転生し、そこで真相が語られるのでは」と噂されていましたが、結局それもないまま終わってしまいました。
アイのビデオレターの内容
![推しの子 星野アイ](https://images.ciatr.jp/2023/04/w_828/8v3vsI6lmXnWW1cjQpFkdth2eBuK0JTuyEmDg3rF.jpg)
アイが子供たちに用意したビデオレター。アクアへのメッセージは一部判明しているものの、ルビーへのメッセージは詳細不明のまま。いったいどんなことが語られていたのか、まったくわかっていないのです。 最終巻の描き下ろしでふれられると予想されていましたが、結局それもありませんでした。読者からは「アイの想いを知りたかった」「少しでもいいからその内容を教えて欲しい」という声があがっています。
「目の星」の意味
![推しの子、星野アイ](https://images.ciatr.jp/2024/06/w_828/VdJi4EeGzL3qy9gXwlgVMOWgsI82MouFzrwwdhpO.jpg)
アクアやルビーをはじめ、作中の様々な人物の目に宿っていた星のマーク。こちらが何を意味していたのかも、最後まではっきりしないままでした。 物語終盤において、アクアは白い星が「愛を伝えるための愛の瞳」を意味していると匂わせ、カミキは黒い星が「人を騙して従わせる嘘つきの瞳」を意味していると匂わせていました。ただ、これが全てのシーンやキャラに当てはまるかと言われれば、少々疑問が残ります。 実際にはどんな意味や意図を持って「目の星」が描かれていたのか。今後もファンのあいだで様々な憶測が飛び交いそうです。
【推しの子】ファンの理想の最終回は?
![推しの子 アクア](https://images.ciatr.jp/2023/06/w_828/0Ncsbw8ftneMkZbhOOyU1TG93BeEShobgObWij54.jpg)
様々な意見が集まっている「推しの子」の最終回ですが、理想の最終回を描くとしたらどんな内容になるのでしょうか。ファンの声で最も多く目にするのが、「アクアが生存したハッピーエンドが見たかった」という意見です。 アクアは物語終盤でカミキと対峙した際、「俺には夢がある」と語っていました。外科医になる、かなの気持ちに応える、ルビーがドームに立つ姿を見届けるなど、様々な目標を口にしています。ファンとしてはこれら全てを叶えるアクアの姿が見たいところ。 復讐心から解き放たれたアクアが、自分自身の人生を改めて歩いていく。そんな彼がB小町のドーム公演を見守りながら、かなのペンライトを振る。そんな最終回が理想的ではないでしょうか。 また、他のキャラについても「幸せになって欲しい」という声が集まっています。ルビーは「嘘つきアイドル」にならず自分らしく活躍し、あかねも女優として大活躍。誰もが幸せになる、そんな気持ちのいいラストを望む声が多くあがっていました。
最終巻に追加ページが!?その目で確かめよう
人気絶頂のなか最終回を迎えたものの、予想外の展開で賛否両論の嵐となってしまった「推しの子」。 ただ、2024年12月18日発売の最終巻には、24ページもの描き下ろしエピソードが収録されています。これを機に本作をいちからチェックし、最終巻までその目で確かめてみてはいかがでしょうか!