2022年12月1日更新

「白ひげ」エドワード・ニューゲートが最後まで最高の親父だった件【ワンピース】

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ワンピース ONE PIECE エドワード・ニューゲート
©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
通称 白ひげ
所属 白ひげ海賊団・船長
悪魔の実 グラグラの実
懸賞金 50億4600万ベリー(最高額)
年齢 享年72歳
誕生日 4月6日
身長 666cm

エドワード・ニューゲート、通称・白ひげは「白ひげ海賊団」を率いる船長で四皇の1人です。大海賊時代の頂点に君臨し“世界最強の海賊”と称されてきました。 海賊王ゴール・D・ロジャーと互角に闘った唯一の男といわれており、ロジャー亡き後、最もワンピース(ひとつなぎの大秘宝)に近い男とされています。 誕生日は4月6日で、三日月のような白い口ひげと頭に巻いた黒いバンダナ、人並みはずれた体躯の筋骨隆々の巨体やグララララという笑い方が特徴的です。 海賊なのに財宝には興味がなく、仲間を家族のように想い船員たちを息子と呼び、船員や傘下の海賊たちからもオヤジと呼ばれ慕われていた白ひげ。そんな白ひげの魅力について、徹底的に紐解きます! ※この記事は「ワンピース」のネタバレを含みます。読み進める際は注意してください。

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懸賞金不明!グラグラの実の能力者はとにかく強い!

白ひげは超人系悪魔の実、グラグラの実の能力者。空間を殴りつけることで大気にヒビを入れ、震動を起こすことができます。それにより地震や津波を引き起こしたり、震動のオーラを武器の薙刀にまとわせ直接攻撃することが可能です。 大気を掴みその場の空間だけでなく、島や海ごと傾かせることもできる為、グラグラの実は超人系悪魔の実の中でも最強とされています。その破壊力は当時の海軍元帥センゴクが世界を滅ぼす力と認めるほどで、それを持つ白ひげの懸賞金額は公表されていないものの、10億ベリーを超えるのではないか、といわれるほど。 そんな世界最強と称されるグラグラの実の能力を、既にヤミヤミの実の能力を持っていた黒ひげティーチがマリンフォードにて取得。ティーチは悪魔の実は2種類以上食べれないというルールを例外的に覆し、ヤミヤミの実に加え世界最強と言われたグラグラの実の能力の2つを保持しています。

若い頃の白ひげとはどんな人物?

幼少時代から家族はおらず、孤独だったという白ひげ。しかし子どもながらに腕っぷしだけは強く、財宝を独り占めするような生活を送っていました。 そんな生活を送っていた為か、青年時代には財宝に興味がなくなり家族を求めるかのように一海賊団の船員として活動。やがて白ひげ海賊団を結成します。 1番隊隊長マルコや2番隊隊長エースらなどを含む16の部隊、約1600名の船員を持ち、のちに海賊王となるゴール・D・ロジャーと幾度も死闘を繰り広げるほどの大海賊となるのです。

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白ひげのモデル、身長は?

白ひげのキャラクターは、作者の尾田栄一郎が通っていた飲み屋の主人がモデルになっていると公表されています。 その主人は豪快な性格の上大の酒好きで、体を壊し体中に管を通しているにもかかわらず酒を飲み続けていたのをキャラクターに反映させたんだそう。白ひげの口癖である「ハナったれ」「アホンダラ」も、飲み屋の主人が実際に客に放っていた言葉だといいます。 エドワード・ニューゲートの名前は、実在した海賊、黒髭エドワード・ティーチから。黒髭とは1716~1718年にかけてイギリスで活動していた海賊で、カリブ海などを荒らしていた事で知られています。名前から分かる通り、黒ひげマーシャル・D・ティーチの名もこの海賊が由来です。 白ひげの体は常人の数倍はある大男と称されるほど大きく、隣に並ぶシャンクスや不死鳥マルコが子どもに見えるほどの図体をしています。

本当に時代の敗北者?格好良すぎる白ひげの死

白ひげのファンが未だに多い事の理由のひとつに、死に際の男らしさが挙げられます。白ひげは仲間を家族のように大切にしていた事から、「仲間殺し」を海賊団唯一のタブーとしてきました。しかし2番隊隊員の黒ひげティーチが4番隊隊長のサッチを殺し脱走してしまうのです。 オヤジの想いを酌んだエースはティーチを追いかけますが、圧倒的力の差で破れ世界政府に捕まり公開処刑にかけられてしまいます。もちろん助けに向かった白ひげ海賊団でしたが、世界最強と言われた白ひげも72歳ともなるとかつての強さはもう残っていませんでした。

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最期まで逃げなかった海賊の中の海賊

満身創痍になりながら大将赤犬や青雉らと互角に戦うだけの力は持ち合わせていたものの、赤犬に頭部半分を削り取られるという致命傷を負ってしまいます。それでも自身の技を使って海軍本部の要塞を半壊させ、後から現れたティーチを薙刀で即座に牽制するなど、自らの命を犠牲にしながらエースたち仲間を逃がせる為尽力しました。 マリンフォードを死に場所に決めた白ひげは、刀傷を267太刀、銃弾を152発、砲撃を46回、全て正面から受け死亡。背には一太刀の傷もなく、一切逃げていなかったのです。 そんな白ひげに赤犬は「お前は時代の敗北者だ」と侮辱しましたが、果たして本当にそうでしょうか?一切の逃げ傷もなく、仁王立ちのまま総攻撃を受け仲間を逃がした白ひげは、敗北者とはかけ離れた格好良すぎる最後を遂げているのです。

白ひげの残したカッコイイ名言集!

船員からは尊奉の念を抱かれ、ライバルである戦友たちからも尊敬されていた伝説の大海賊、エドワード・ニューゲート。豪傑で多大なる人望を集めた船長は 、多くの名言を残してきました。その中から一部を抜粋していきます。

「誰から生まれようとも、人間みんな海の子だ!!」

エースから、自身が白ひげの宿敵・ロジャーの息子であると打ち明けられた際に放った一言。ひとりひとりを家族として大切にしていた白ひげには、生い立ちや家族の背景など全く関係ありません。

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「恐れるに足らん!!!おれァは白ひげだ!!!」

仲間殺しというタブーを犯したティーチを、追いかけようとするエースを一度は止めた白ひげ。しかしそんな忠告も聞かず出て行ったエースを止めろとシャンクスが直談判してきた際には、自分が行けと言ったのだとエースの面子を保つ発言をしました。 それでも、エースとティーチが対峙すればこの時代 の暴走を止められないと案じたシャンクスに対して放った名言がこちらです。息子であるエースの面子を保ち、世界最強の海賊であるという自負も伺える素晴らしいセリフになっています。

「バカな息子をそれでも愛そう」

海軍に操られ、自身に致命傷を与えた傘下の海賊スクアードに向けた言葉。裏切った仲間をそれでも許す白ひげの、底なしに深い器を表した名言です。

「振り返るな、時代は変わる!」

マリンフォード頂上決戦にて、多くの傷を受け自分の死期を悟った白ひげが息子たちに向けて放った心の声。時代の象徴とも言われた自分がいなくなっても、時代は変わり続けるから大丈夫だと言わんばかりの、先を見越した発言です。 実際にこのあと海賊や海軍含め、この時代に生きる海賊たちの世界はがらっと変化していきました。

あのクロコダイルも?!2人の白ひげの息子候補

エドワード・ウィーブル

白ひげには 血の通っている本当の息子がいるという噂があります。その人物とは王下七武界の新メンバー、エドワード・ウィーブルです。 白ひげと同じエドワードが名に入っており、白ひげ同様ひげは白く圧倒的強さを持ち合わせているものの、白ひげのような貫禄や頭の良さは持ち合わせておらず周囲からはあまり信じられていません。あくまでも“自称”白ひげの息子で、本人は白ひげのことを父親だと本気で信じています。

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サー・クロコダイル

さらにもう1人、白ひげの息子ではないかと囁かれているのが、元王下七武界サー・クロコダイルです。アラバスタ編で登場したスナスナの実の能力者で、マリンフォード頂上戦争にも登場しました。 白ひげの弱った姿を見たクロコダイルは珍しく感情を露わにし、そんな弱い男に負けたつもりはないと激昂。その後ルフィを逃がそうとする白ひげたちに手を貸し、海軍の前に立ちはだかります。 ここで白ひげ海賊団の隊長たちとクロコダイルが横並びにされていた事から、クロコダイルの息子説が挙がりました。かつて対峙したルフィに情が移ったとは考えにくく、単に海軍の思い通りにさせたくないというだけではルフィを助ける必要はありません。 あくまでも噂に過ぎませんが、可能性としては全く無いという話でもないでしょう。

『ワンピース』白ひげの声優はあの渋い男?!

白ひげの声を担当しているのは、1940年2月11日生まれ、鳥取県出身の大御所声優、有本欽隆(ありもときんりゅう)です。舞台俳優として劇団を立ち上げたのち、声優としても活躍しています。 映画吹き替えではクリストファー・ウォーケンを担当しており、そのほかドナルド・サザーランドやジェレミー・アイアンズの声を担当。アニメでは『イナズマイレブン』の響木正剛役や、『PSYCHO-PASS サイコパス』の征陸智己役など渋めの役どころに定評のある声優です。

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「白ひげ」エドワード・ニューゲートの勇姿を見逃すな

世界で最強の男であり、最高のオヤジでもあったエドワード・ニューゲート。 本編では既に死亡しているものの、今なお伝説的な人気を誇る海賊です。 特に頂上決戦での白ひげの活躍は涙なしではみれないでしょう。ぜひこの記事を読んだ後に、彼の勇姿をみかえしてくださいね。