2020年4月19日更新

【ワンピース】“海侠のジンベエ”がついに仲間に!魚人の親分が辿った軌跡を振り返る

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ジンベエとは尾田栄一郎原作、週刊少年ジャンプに連載中の漫画及びアニメーション作品『ONE PIECE』の登場人物の1人です。ジンベエザメの魚人で、元・王下七武海の1人です。“海峡のジンベエ”という異名を持っています。 体格は大柄で顎の下から牙を生やし、渦を巻いたような眉ともみあげが特徴的。髷を結っており、いつも和柄の着物を着ているのでその風貌は力士を思わせます。一人称は「わし」語尾に「~じゃ」とつけて喋るのも彼の特徴となっています。 魚人空手の使い手であり、通常人よりも優れた能力を持つという魚人の中でもトップクラスの強さを誇るなど、その強さは相当のもの。親分肌で仁義に厚く、人望ある人物です。 ※本記事では『ONE PIECE』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

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ジンベエはインペルダウン編で初登場!ルフィとともに脱獄する

ジンベエの初登場は処刑されるエースを救うため、ルフィが奮闘した「インペルダウン編」です。エースの公開処刑が決まり、それに際して政府から王下七武海が強制召集されました。しかし、当時王下七武海にいたジンベエは、それを拒否。 それが理由でインペルダウンのLEVEL6に収監されていましたが、エース救出のためインペルダウンに侵入したルフィに協力する形で脱獄。王下七武海も脱退し、エースを助けるべく白ひげ海賊団と共に戦いました。 最終的にエースを救うことは出来ませんでしたが、エースを失いボロボロになったルフィを叱咤し、励ましたジンベエ。王下七武海を脱退したことで指名手配されたため、魚人島を去っています。

元・王下七武海の名に恥じぬ強さのジンベエ、懸賞金はいくら?

魚人空手の使い手であり、元王下七武海のジンベエ。過去にはエースと5日間に渡り互角の戦いをした、溶岩の使い手である赤犬の攻撃を食らって生き延びている、など強さを証明する出来事がいくつかありました。 魚人空手では破壊力の高い打撃系の技が得意ですが、中には海を鷲掴みして投げるというとてつもない技も。また『ONE PIECE』の世界で強さの指標の1つとなる懸賞金。王下七武海に入った時の元懸賞金は2億5000万でした。 その後、七武海の脱退や脱獄などの危険性を加味して4億越えに。4億越えともなると全キャラの中でもトップクラス。それだけでもジンベエの脅威が相当なものだとわかります。

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アーロンとはタイヨウの海賊団の同期だった!考えの違いから袂を分かつ

魚人という存在の脅威が初めて知られたのは、ナミの故郷を支配していたアーロンが登場した時でした。実はアーロンとジンベエは、昔はタイヨウの海賊団に所属する仲間同士だったのです。 昔から魚人と人は相容れない存在として、長年に渡り人が魚人を拒絶し支配するような体制が続いていました。かつてタイヨウの海賊団にいたフィッシャー・タイガーという魚人はその垣根をなくそうと必死でしたが、自身が奴隷だった過去があり、最後まで人を受け入れることは叶いませんでした。 そしてフィッシャー・タイガーの死後、ジンベエはタイガーの後を意志を継ぐことを決意。アーロンは人を憎む道を進み、2人は袂を分かつこととなりました。

海賊団脱退の落とし前、ビッグ・マムとのルーレット勝負はどうなった?

ルフィの仲間になることを決意したジンベエですが、ジンベエはビッグ・マムの傘下の海賊。子が抜けることを親であるマムは簡単には許しません。 マムは落とし前としてジンベエにルーレットを回すように言います。このルーレットは普通のルーレットではなく、当たった場所によって腕や足を持って行かれたり寿命を持って行かれるという恐ろしいもの。 どうやらこの時ジンベエはルーレットを断ったようでマムの新聞では「ジンベエがびびってルーレットを辞退した」と報じられました。 しかし、ジンベエは「仁義は通したかったが、あのルーレットは死と悪意の匂いしかしない」と言っています。ジンベエは仁義を通すためにルーレット勝負に乗りたかったが、マムの悪意に乗るのは仁義ではないと感じて断ったのではないでしょうか。

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四皇に臆せず啖呵を切る!逃走中に見事な操舵術を披露

麦わらの一味に入りたいジンベエは、仲間であるタイヨウの海賊団の了承を得て、ビッグ・マムの傘下から抜けることを決心します。 ホールケーキアイランドでマムにその旨を伝えますが、落とし前としてルーレットを回すことを強要されたため、脱退を一旦撤回しました。ジンベエは自分の身を削ることを厭いませんが、そのルーレットは仲間も一緒に生贄にされるものだったので断ったようです。 その後、ジンベエはサンジとプリンの結婚式にて、再度マムに脱退を要求しました。彼女はタダで抜けることは許さず、自分に臆する者の寿命や魂を奪う「魂への言葉(ソウル・ボーカス)」を使います。 しかし、ジンベエは「未来の海賊王の仲間になろうっちゅう男が四皇ごときに臆しておられるかァ!!」と言い放ち、全く寿命を取られることなくビッグ・マム海賊団から脱退したのでした。 それから、ジンベエは麦わらの一味として行動するようになります。食いわずらいを発症したマムから逃げるときは、彼女が起こした大波を驚異的な操舵術でサーフィンの如く乗りこなして見せました。

ジンベエ死亡説がささやかれていた!?

熱いシーンによってマムに盃を返した漢・ジンベエですが、実はネット上では死亡するという噂も流れていました。それはマムのルーレットが登場した回で、無傷で助かるという方法が見いだせなかったから、ということにあったようです。 もしかしたら、体の一部が欠損した状態で仲間になるのでは?流石にジンベエもマムのソルソルの実の力には勝てないのでは?という声がちらほら。 しかし、実際にはマムの力に怯まなかったために、魂を抜き取られることなく五体満足のままで傘下から抜けることとなりました。出来すぎた話とも思えますが、死をも恐れぬジンベエの心意気、カッコイイですね。

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殿(しんがり)を引き受けルフィたちを逃す!生きて戻ることを約束

ジンベエたちは、何とかカカオ島にたどり着き、ルフィと合流することに成功しますが、海上でビッグ・マム海賊団の艦隊に包囲されてしまいます。もはやこれまでかと思われましたが、ここでワダツミを引き連れたタイヨウの海賊団が助太刀に現れました。 タイヨウの海賊団は、自分たちの船を犠牲にしてサニー号を守り、ワダツミもオーブンの攻撃から身を挺して麦わらの一味を庇います。彼らはジンベエのため死ぬ覚悟を決めており、麦わらの一味を逃がすために殿を務めようとしたのでした。 ジンベエはそんな仲間たちを置いていくことができず、自分も残ると申し出ます。ルフィは自分たちも残ると言い出しますが、ジンベエは「しかとやり遂げ生きて戻る!!」と約束して麦わらの一味を先に行かせました。 ルフィたちとワノ国で再会することを誓い、タイヨウの海賊団の下に残ったジンベエは、海流を操り艦隊の動きを見事に封じて、麦わらの一味を無事マムの縄張りがら脱出させたのでした。

ジンベエのポジションは操舵手?見事な舵さばきを披露

晴れてビッグ・マムの傘下を抜けルフィの仲間になる宣言をしたジンベエ。戦闘能力は申し分がないどころか、期待以上のものですが舟に乗るのならそのポジションはどこなのか気になりますよね。 それが分かるのは、マムから逃げ出す時のこと。ジンベエはサニー号の帆にロープを巻き付け、波の中を走り抜けるように進んでいくのですが、そこでナミが「こんな操舵手見た事ない」と発言。ジンベエは船の扱いに非常に長けている様です。 魚人なので海のことには詳しいでしょうし、これは操舵手で確定になりそうですね。

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ワノ国編終盤でついに到着!正式に麦わら海賊団のメンバーになる

カカオ島でルフィたちと別れて以来、永らく出番がなく消息も不明だったジンベエですが、ワノ国編も終盤に差し掛かってきた976話で再登場しました。 場面は百獣海賊団との最終決戦の舞台・鬼ヶ島に乗り込む直前。モモの助がスパイだったカン十郎に攫われ、さらに、ワノ国製の長距離砲を使う百獣海賊団によって侍の船が次々と沈められてしまいます。 ですが、ここでジンベエがワノ国に到着し、「槍波」で敵船を貫きました。彼は「この度麦わらの親分さんに盃を頂く駆け出し者にござんす!!」といった口上を長々と述べながら登場し、「約束通り生きて戻ったぞ!!」と笑顔で言ってルフィたちと再会したのでした。 元七武海の大物が麦わらの一味に入ることに、ローとキッドも「ウソだろ」「麦わらの一味に入るのか!?」と驚きをあらわにしています。 ジンベエはこれで正式に麦わらの一味に加入し、役職が「操舵手」と明記され、懸賞金は4憶3800万ベリーであることが判明しました。