2022年12月2日更新

「ワンピース」空島の支配者・エネルを徹底解説!ゴロゴロの実の強さとは

このページにはプロモーションが含まれています

エネルは週刊少年ジャンプで連載中及びアニメーション作品『ONE PIECE(ワンピース)』に登場するキャラクターの1人です。コミック24巻から32巻までの空島編で登場します。 ロギア系の中でも最強と謳われるゴロゴロの実を食した人物で、雷の力を使うことが出来ます。その力と自身が持つ覇気の力を合わせ、神として君臨。7年に渡り空島を恐怖により支配していました。 その力の強大さ故に自らを全能な存在だと信じきっており、自分に逆らうものに対して容赦しない冷酷無比な性格をしています。 ※本記事では『ONE PIECE』のネタバレ情報を扱っています。読み進める際はご注意下さい。

AD

エネルのゴロゴロの実は最強クラス!?

ゴロゴロの実はロギア系の中でも最強と謳われる実。エネルの能力はロギア系らしく体を雷に変化させる、雷を発生させるなどが基本となっています。 そのほか、体を雷に変化させ金属の中を伝う、雷の速度で移動できる、金属武器に熱を伝えることができる、など応用技も多数。 一度は激しい攻撃によりピンチに追い込まれたのですが、自らの力で心臓マッサージを行い復活という荒業も。また、心鋼(マントラ)という人の心を声を聴く能力を保持。雷の力とマントラの力を合わせてスカイピアにいる全員の声を読むことができました。

もし青海に降りたらエネルの懸賞金は……

エネルが食べたゴロゴロの実は「数ある悪魔の実の中でも、無敵と謳われる能力の1つ」とロビンに言わせた程のもの。 海賊ではないため実際に懸賞金はかかっていませんが、その厄介さ故に作者の尾田栄一郎からは「懸賞金5億以上はかたい」といった発言も出ています。 5億といえば覇王色の覇気を身に付けたルフィドフラミンゴを倒した際につけられた金額。他にも、新世界編で七武海に加入したトラファルガー・ローが4億4000万ベリー、最悪の世代で最高額だったユースタス・キッドでさえ4億7000万……とてつもない数字だという事が分かりますね。 しかし、尾田は「エネルでは天下を取れない」とも語っています。最強の能力を有しマントラを使いこなす彼ならもしや?と考えてしまいますが、エネルは武装色の覇気を会得しておらず少々打たれ弱いという弱点も。確かに、青海で待ち受けるケタ違いな強者には敵わないかもしれません。

AD

エネルの天敵は「ゴム人間」のルフィ

雷の力を保持し、自分に勝てる者などいるはずがないと思っていたエネル。確かに人が雷の力に勝とうなど無謀としか思えません。しかし、そんなエネルにもたった1人天敵がいました。それは主人公のルフィです。 ルフィは全身ゴムで出来たゴム人間。体が絶縁体で出来ている彼には電気が通らなかったため、雷の力が通用しなかったのです。これにはエネルも衝撃を受けました。 しかし、エネルには雷だけではなく金属に熱を伝えるという能力も。雷は通じなくとも、熱を持つ金属ではゴムは焼けてしまうため、ルフィも随分と苦戦させられました。

衝撃の「エネル顔」を披露

天敵ルフィの登場により、ショックを受けたエネル。いつもはほとんど表情の変わらないエネルが驚きのあまり、とてつもない表情を披露しました。 文章で表現すると少々分かりづらいですが、目玉が飛び出し、口は顎が外れそうなほど開かれ舌が飛び出しています。おまけに鼻水も。 この表情に台詞をつけるとしたら「えぇえええ!」といったところでしょうか。この表情は後々他のキャラクターにも引き継がれ、衝撃的なシーンなどで使われています。 初めてこの表情を見せたのがエネルだったことから、ファンには「エネル顔」と呼ばれています。

エネルは最後「限りない大地(フェアリーバース)」へ

アッパーヤードを取り戻そうとする空の戦士と麦わらの一味の活躍により、追い詰められたエネル。最後には自らの力を原動力とする箱舟・マクシムを使い、空島を消滅しようと企みました。 マクシムから発生した球体の雷「ママラガン」の威力によってエンジェル島は消滅。しかし、ルフィが巨大な黄金の玉と共にママラガンの中へ突入し、金属で雷の力を散らしてママラガンを霧散させます。最後は敗北し、マクシムと共に海雲へと落ちたのです。 エネルは空島を落とすことを諦め、マクシムと共に彼が「限りない大地」と呼ぶ月へと旅立ちました。

AD

エネルの強すぎる技3選

1.「神の裁き(エル・トール)」

神の裁き(エル・トール)は空島・スカイピアであればどこにでも雷を落とすことが出来る技です。島全土に及ぶ範囲の会話や行動を読み取れるエネルは、己の意に逆らう者に雷を落とし裁きを与えていました。 そのスケールはもはや雷と言えるものではなく、元気玉か!?と疑ってしまうレベル。初めて作中でエネルが使ったのもこの「神の裁き」で、その際はアッパーヤードの大地を丸々焼き尽くす威力を見せました。彼のお気に入りの技なのかその後も度々登場します。

2.「雷迎(らいごう)」

雷迎(らいごう)は箱舟「マクシム」から生み出された厚い積乱雲を1つの球にまとめて落下させる技。雷の力をふんだんに包み込んだ爆弾と言えるこの塊は、エネルによって威力の調節も可能です。 どれもが人智を超えた破壊力を持つエネルの技ですが、その中でも特別怪しい香りのする「雷迎」……それもそのはず、この技は完成すればスカイピア全土を吹き飛ばす程の力を秘めていました。 地図から島を失くすという海軍の軍事作戦「バスターコール」でさえその地が焦土になるものの、島の原型は残ります。作中において400年の歴史を誇る空島を1撃で地形ごと消し去ってしまった雷迎がワンピース史上最強の技と言っても過言ではないかもしれません。

AD

3.「2億V“雷神(アマル)”」

ルフィとの最終対決でついに見せたエネルの必殺技が雷神(アマル)。 最大まで高めた電気エネルギーを纏い自らを雷神のような姿に変異させます。ルフィの10倍以上はある巨体と全身から発せられる2億ボルトもの電撃は、最後の最後まで麦わら海賊団を苦戦させました。 また、アマルはエネルの中で最大のボルト数(2億)を誇りますが、現実での雷は200万~10億ボルト程の電気エネルギーを持っています。何かと悪魔の実の能力便りだった彼ですが、本人の訓練次第ではさらに強化できたことでしょう。

その後はエネル軍団を設立!再登場はある?

空島編が終了した後、表紙連載によりエネルのその後が分かりました。 マクシムで月に辿り着いたエネルは、スペーシー中尉なる謎のカラクリ生物と遭遇。スペーシー中尉には仲間がおり、遺跡を発掘する宇宙海賊と敵対していました。 エネルは中尉に協力するつもりはなかったようですが、既に月は自分のものと思っていた模様。自分の土地を荒らす者は許さんとばかりに宇宙海賊たちを退治します。 その後、月の遺跡ビルカを発見し、雷の力により復活。動きが止まっていたカラクリ兵士たちを従えてエネル軍団を築き上げました。このまま月でカラクリたちと過ごしそうですが、いつか地球に帰る日も来るのでしょうか?