2018年冬ドラマ、本当に面白い作品はどれ?初回視聴率&反響一覧
2018年の冬ドラマ勢ぞろい!気になるドラマをピックアップ
ミステリーから切なくなる物語に笑える物語、胸きゅんの恋愛ものまで。2018年冬も注目のドラマが勢ぞろいとなりましたが、ドラマが多すぎてどれを見ていいか迷ってしまいますよね。漫画原作、注目の脚本家、気になるキャスト出演作など、今期の中でも注目度の高かったドラマをいくつかピックアップしてみました。 既に第1話が終了し、視聴率なども出そろったところです。観逃した方もそうではない方も、気になるドラマを是非チェックしてみてください。
月曜9時ドラマ『海月姫』
主演キャスト:芳根京子
『海月姫』は東村アキコ原作の漫画を元にしたドラマで、地味なクラゲオタクの少女がとある兄弟との恋に揺れながら新しい自分を発見していく物語です。クラゲオタクな主人公・倉下月海は、NHKの朝ドラ『べっぴんさん』でヒロインを演じた芳根京子が演じます。そんな彼女の恋の相手は2人。女装男子・鯉淵蔵之介は瀬戸康之が、その弟(原作では兄)であり真面目な青年・鯉淵修は工藤阿須加が演じます。 1話では、月海たちが住む天水館で、男姿の蔵之介が目覚めるシーンから始まります。彼は熱帯魚店で偶然出会ったスタイル抜群の美女、だったはずなのですが、実は女装趣味の男性だったのです。個性豊かな人物たちが暮らす天水館で衝撃的な異性との出会いを果たした月海。どんな恋をし、どう成長していくのか注目のポイントになっています。 2014年の実写映画化、2017年の原作最終回があったことから注目を集めた第1回だったのですが視聴率は8.6%と苦戦気味。既に映画化されたこともあり、ドラマはいいかな、と思う視聴者が多かったようです。ネット上では面白い、役者がぴったり、という意見と、そこまでときめかない、と賛否両論の意見が出ています。
火曜9時ドラマ『FINAL CUT』
主演キャスト:亀梨和也
過去に起きた女児殺害事件で、メディアに追い詰められた末に自殺してしまった母を持つ青年。12年を経て、青年が復讐劇のために動き出します。母を追い詰めた真犯人を暴くため、同じ過ちを繰り返させないため、奔走する主人公・中村慶介は、フジテレビの連ドラで実に11年ぶりの主演となる亀梨和也が務めます。ヒロインとなる女性は2人、栗山千明と橋本環奈が、そのほか藤木直人や佐々木蔵之介と実力派俳優が揃いました。 1話では、女児殺害事件の鍵を握っていると思われる小川原雪子と若菜の姉妹に、慶介が素性を隠して接触。この2人との恋模様が、今後どうなっていくのか気になるところです。事件を追う一方で慶介は幼馴染の野田大地と共にメディア被害者の人々の相談を受けるサイトを立ち上げており、そこで受けた相談を元に自分と同じような被害者が出ないように、と動き始めます。 第1回視聴率は7.2%と厳しめ。ネットでは亀梨の久しぶりの主演にカッコイイ、演技が思ったより良い、という肯定的な意見と、ドラマの中にあったお色気シーンが少々滑稽だったと厳しめの意見も。物語はシリアスなものなので、今後の展開がどうなっていくかが気になるポイントです。
火曜10時ドラマ『きみが心に棲みついた』
主演キャスト:吉岡里帆
『きみが心に棲みついた』は、「キョドコ」とあだ名をつけられるほど臆病な主人公・小川今日子が、熱血な男性とドSな男性、2人のイケメンの間で揺れ動く三角関係を描いたラブストーリーです。キョドコこと今日子には、どん兵衛のCMで話題の吉岡里帆、イケメン2人の熱い男には桐谷健太が、ドSな男は向井理が演じます。 1話では、人生初の合コンへの参加となった今日子が、慣れない席で失敗ばかりしてしまいます。しかし、そんな彼女に厳しい言葉を掛ける男性・吉崎。今日子は彼なら自分を変えてくれるのでは、と思い切って告白してしまいます。そして後日、偶然出会った吉崎と再会し、自分を変えようと決意したその時。過去に自分を傷つけた男性、星名と再会し彼女の心は激しく揺れるのです。 「逃げ恥」「あなそれ」などヒット作が続いていた火曜10時枠ですが、初回視聴率は9.4%と二桁を割る数値となりました。ネットでは、漫画のイメージと違う、や、吉岡里帆の演技に少々厳しい意見が上がる中、向井理のドSくず役っぷりがなかなかハマり役のようで、こちらは高評価を得ているようです。向井の演技には「ドSを通り越してサイコホラー」との声もあがるほど。恋に揺れる今日子がどんなキュンとするストーリーを展開してくれるのか、今後に期待です。
水曜10時ドラマ『anone』
主演キャスト:広瀬すず
『anone』はネットカフェで暮らす少女・辻沢ハリカが、林田亜乃音(あのね)との出会いをきっかけに人との絆や愛を知り、視聴者に「人生とは?」と問いかけるヒューマンドラマです。主人公の辻沢ハリカは10代最後のドラマ出演となる広瀬すず。ハリカを気に掛ける女性、林田亜乃音はベテラン田中裕子が演じます。その他、小林聡美や阿部サダヲなど実力派キャスト揃いです。 第1話では、謎の大金をきっかけにネットカフェで暮らす少女ハリカを始め、林田印刷所の女性・林田亜乃音、余命半年と医者に宣告された持本と彼と意気投合した女性・青葉るい子が偶然触れ合うこととなります。その中でハリカが過去に厳しい更生施設で育ったこと、ハリカがチャットを通じて会話をしていたカノンという謎の男性は、その時の知り合いだったなどハリカの過去を示す事実が明らかに。今後の登場人物たちの展開が気になる1話となりました。 脚本は、過去にドラマ『Mother』『Woman』を担当した坂元裕二が手掛けるということで冬ドラマの中でも注目が高かった本作ですが初回は9.2%と少々期待外れの数値となりました。ネットでは主演の役どころが難しく、世界観に馴染んでいないのでは?という意見もある中、坂元裕二の繊細で詩的な世界観に惹かれる視聴者もおり、1話から泣いてしまった、という意見も。1話から伏線が散りばめられた展開となり、登場人物たちがどんな人生を歩んでいくのかが視聴のポイントになりそうです。
木曜9時ドラマ『BG 身辺警護人』
主演キャスト:木村拓哉
『BG 身辺警護人』は民間警備会社で身辺警護人を務めるボディーガードたちをテーマにした物語です。過去に、理由合って一線を退いた男・島崎章が過去を隠して新人ボディーガードとして復帰し、様々な現場で仲間と共に奮闘します。木村拓哉主演ということで早くも注目が集まっており、そのほかにも斎藤工、上川隆也、菜々緒、間宮祥太朗と豪華キャストが出演です。 第1話では島崎章が身辺警護課へと新人として就任。隅田川マラソン大会でSPと島崎の所属する民間警備会社のメンバーが協力して警護に当たることとなりました。SPは、失言により嫌がらせを受けている立原愛子大臣を、島崎たちは大会のスポンサーである大久保佐助を警護することに。そして、緊張の中、当日本当に事故が発生。島崎たちボディーガードとSPたちの活躍により、なんとか事件は解決したのでした。 1話は木村拓哉主演の話題性が手伝って15.7%という好成績を記録。木村拓哉演じる島崎と、民間警備を良しとしない、江口洋介演じる落合との対立。最初から身辺警備課を去ってしまった、斎藤工演じる高梨との関係性が気になるポイントです。初回では島崎のキャラが周囲と比べて大人しく描かれており、今後主役の彼がどんな顔を見せてくれるのか、という点にも注目です。
木曜10時ドラマ『隣の家族は青く見える』
主演キャスト:深田恭子、松山ケンイチ
『隣の家族は青く見える』は、コーポラティブハウスという新しいタイプの住宅に4つの違うタイプの家族が暮らし、それぞれの角度から彼らの葛藤を描いたハートフルなヒューマンドラマとなっています。主役は子供ができず妊活を始めようとする夫婦で、夫を松山ケンイチ、妻を深田恭子が演じます。その他に高橋メアリージュンと平山浩行が夫婦役で、眞島秀和と北村匠海はゲイカップル役で登場です。 初回は、コーポラディブハウスという集合住宅に住む4組の幸せな生活とその裏側が垣間見える第1話となりました。なかなか子供が授からず不妊治療への踏切を悩む五十嵐夫婦、2人の子供を持つ仲良し家族のようで、実は夫が働いておらず妻が夫に厳しく当たる夫婦。新婚ほやほやで裕福そうに見えるも、バツイチ夫の元妻が突然他界してしまった夫婦。シングルで暮らしているも恋人が同性という男性、とワケアリな4カップルで、皆それぞれ問題を抱えています。 第1話は7.0%と数値としては低いスタートとなった本ドラマ。妊活というデリケートな話題だけあって、一部から厳しい意見もありますが概ね受け入れられている様子。それぞれのリアルな事情を個性豊かなキャラクターが演じることで、見どころがある作品だとの意見もあり、家族がどのように描かれていくのか気になります。
金曜10時ドラマ『アンナチュラル』
主演キャスト:石原さとみ
『アンナチュラル』は石原さとみ演じる法医解剖医の主人公、三澄ミコトの物語です。「不自然な死は許さない」をモットーに死因を究明します。キャストは三澄のラボのメンバーに井浦新、窪田正孝、市川実日子、松重豊と実力派が揃いました。 第1話は不自然死究明研究所で働くミコトの元に、突然死した息子の死因に納得がいかない、とある夫婦が訪れるところから始まります。警察の発表は心不全でしたが、実際は毒物死の可能性がある、と早速真相を探るミコトたち。突き詰めていくと、その死因はMERSコロナウィルスであり、亡くなった息子が検査を行った病院が原因だと判明し、心不全から始まった不自然な死の謎が解明されたのでした。 視聴率は初回から12.7%という好スタート。脚本が大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の野木亜紀子が担当するということもあり、注目度が高かったようです。物語は二転三転するテンポの良さ、石原さとみの演技も好評で、今後の展開も期待できそうです。
土曜10時ドラマ『もみ消して冬 わが家の問題なかったことに』
主演キャスト:山田涼介
ある裕福な家庭に降りかかる様々なトラブルを、一家の3兄弟が揉み消すという一風変わったコメディタッチのホームドラマです。主人公は3兄弟の末っ子・北沢秀作で、Hey!Say!JUMPの山田涼介が演じます。曲がったことが大嫌いなドSの姉は波瑠、天才ドクターの兄は小澤征悦が演じ、そのほかには小瀧望や恒松祐里などの若手俳優も出演。 第1話では、一家の父北沢泰蔵の誕生日を迎えた1日が描かれました。突然父から、自身が経営する北沢学園の生徒の母親と不倫関係を持ってしまい、全裸の写真を撮られたという衝撃の事実を聞かされます。優秀な兄と姉は法を犯して揉み消そうとしますが、そこを末っ子の秀作が、自分がなんとかすると申し出ます。幾度かドジを踏みながら懸命に奔走した結果、成功とは言い難いものの、なんとか揉み消すことができたのでした。 第1話は13.3%と好調な滑り出し。土曜10時の枠はジャニーズキャストの登場が多いドラマの枠として定着しており、注目が高かったようです。物語はコミカルでコメディタッチなことから気軽に見れる楽しいドラマ、という意見が多く見られました。山田涼介の全力の変顔も見どころの1つになっています。
日曜9時ドラマ『99.9 刑事専門弁護士シーズン2』
主演キャスト:松本潤
『99.9 刑事専門弁護士 SEASONⅡ』は99.9%有罪確定の事件でも、残り0.1%から真実を探り出す弁護士の活躍を描いたドラマです。深山大翔を演じる松本潤を始め、香川照之や片桐仁、岸部一徳などが続投となり、お馴染みのメンバーが顔を覗かせます。深山と対立する元裁判官の女性を演じる木村文乃が新キャストとなっており、どのように絡んでいくかが楽しみです。 第1話では、復活した深山と佐田コンビの元へ、殺人事件の容疑者に対して情状酌量を考えて欲しいという依頼が入ります。しかし、真相を突き止めたい深山はそれを受け入れず、深山と佐田コンビは真相の解明を追求。現場の再現を繰り返し、ヒントを得た深山は真実に辿り着き容疑者が無実であることを見事に突き止めたのでした。 第1話視聴率は15.1%と他界視聴率を記録しました。前作が人気だったことから注目度が高かったのが理由のようです。深山の相変わらずの親父ギャグや趣向を凝らしたユニークな演出も相変わらずで、既存のファンは「99.9」が帰ってきたと楽しんでいる様子。初見のユーザーからも展開が面白くて観入ってしまうという意見が多く、今後も期待が持てそうです。
日曜10時ドラマ『トドメの接吻』
主演キャスト:山﨑賢人
『トドメの接吻』は、女性を弄ぶ男が、謎の女性のキスをきっかけに同じ日常を繰り返すタイムリープに陥るというサスペンスラブドラマです。愛の歪んだクズ男・堂島旺太郎を演じるのは山崎賢人。彼を狙い、キスで殺す女に門脇麦。そのほか、新田真剣佑や新木優子、志尊淳、菅田将暉など若手のキャストが勢ぞろいしました。 第1話では金持ちの女性をカモとして狙う旺太郎の元に突然謎の女が現れ、旺太郎はその場で死んでしまうという衝撃のスタートから始まります。しかし、死んだはずの旺太郎は何故か7日前にタイムリープ。しかも、キス女は何度も旺太郎の前に現れては旺太郎にタイムリープを繰り返させます。一体何故この女性は旺太郎を何度も殺すのか、そして旺太郎は何故歪んだ愛を持つようになったのか、などが今後気になるポイントになりそうです。 第1話の視聴率は7.4%と数値としては厳しめのスタートとなりました。何度も同じシーンが繰り返されることで飽きが来てしまった、や、山崎賢人の演技がイマイチというネットの声も。しかし、主人公の過去や謎多い人物が多く二転三転する物語は気になる伏線も多数あり、続けて観てしまいそう、との声もあがっています。今後のストーリーの展開に期待です。