『鬼滅の刃』死亡/生存者まとめ!各キャラ最期のシーンは涙なしには語れない

アニメ化や映画化もされ完結した今もなお高い人気を誇る『鬼滅の刃』には、敵味方問わず多くの魅力的なキャラクターが登場します。しかし、鬼と人間の戦いが描かれた本作では命を落としてしまうキャラも少なくはありません。 本作では惜しくも作中で命を落としてしまったキャラを紹介するとともに、その最期のシーンも合わせて詳しく解説します。 ※この記事は『鬼滅の刃』の重要なネタバレを含みます。 ※ciatr以外の外部サイトでこの記事を開くと、画像や表などが表示されないことがあります。
『鬼滅の刃』最終回時点での死亡/生存キャラ一覧

柱で生き残ったのは誰?
柱10名のうち、生き残ったのは水柱・冨岡義勇と風柱・不死川実弥、元音柱・宇髄天元の3名です。
鬼は全員死んだ?
鬼殺隊に追い詰められた鬼舞辻無惨は最後、太陽に焼かれて消滅しました。 産屋敷輝利哉の発言から「鬼の始祖である無惨が死亡すれば全ての鬼が消滅する」ことが明らかになっていたため、鬼は全員死んだと考えられます。
死亡/生存一覧
名前 | 生存/死亡 |
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竈門炭治郎 | 生存 |
竈門禰豆子 | 生存 |
我妻善逸 | 生存 |
嘴平伊之助 | 生存 |
栗花落カナヲ | 生存 |
富岡義勇 | 生存 |
不死川実弥 | 生存 |
宇髄天元 | 生存 |
産屋敷耀哉 | 死亡(15巻138話) |
不死川玄弥 | 死亡(21巻179話) |
煉獄杏寿郎 | 死亡(8巻66話) |
胡蝶しのぶ | 死亡(17巻143話) |
時透無一郎 | 死亡(21巻179話) |
甘露寺蜜璃 | 死亡(23巻200話) |
伊黒小芭内 | 死亡(23巻200話) |
悲鳴嶼行冥 | 死亡(23巻200話) |
【柱・鬼殺隊メンバーの死亡シーン】
煉獄杏寿郎

死亡回 | 8巻66話 |
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死因 | 猗窩座との対決で致命傷を負う |
炎柱として、鬼殺隊の中核を担っていた煉獄杏寿郎(れんごくきょうじゅろう)。炎の呼吸の使い手らしい熱い性格をしており、炭治郎をはじめとする隊士たちのよき手本となっていました。 作中でも屈指の戦闘力を誇っていましたが、8巻66話における猗窩座との戦闘で死亡しています。無限列車における任務をこなしている最中に、上弦の鬼である猗窩座が突如姿を現しました。 戦いの最中何度も「鬼になれば助かる」と告げる猗窩座に対して強い闘志を燃やしながら、最期まで人間として戦い抜いた煉獄。猗窩座によって致命傷を負わされた彼は、死ぬ間際に炭治郎を呼び寄せます。 そこで彼は禰豆子を鬼殺隊の一員であると認めるとともに、炭治郎に「心を燃やせ」と力強い言葉をかけたのでした。
産屋敷耀哉

死亡回 | 15巻138話 |
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死因 | 爆薬を使用して妻や娘と共に自爆 |
産屋敷家の当主として、鬼殺隊を統率していた産屋敷耀哉(うぶやしきかがや)。身勝手さや傲慢さとは無縁の優しい人物で、死んでいった隊士たちの墓参りをかかさない慈悲深い心の持ち主でした。 耀哉は病弱なため戦闘への参加はなかったものの、15巻138話で妻・娘2人と共に無惨の目の前で自爆します。鳴女の血鬼術を使って産屋敷邸がある場所の探索を行っていた無惨は、ついにその場所を発見。 しかし耀哉は、無惨が自身のいる場所に乗り込んでくることはすでに予測済み。耀哉は無惨へ自身の覚悟を語ったのち、爆薬を使用して妻・あまねと2人の娘・にちかとひなきとともに自爆しました。この身を挺した攻撃が、無惨を討伐するためのきっかけとなるのでした。
胡蝶しのぶ

死亡回 | 17巻143話 |
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死因 | 童磨に取り込まれて死亡 |
蟲柱として活躍していた胡蝶しのぶ(こちょうしのぶ)。穏やかな性格をしていますが、鬼には容赦しない冷徹さも兼ね備えています。鬼殺隊のなかでは非力な部類に入るものの、猛毒を使いこなし数々の鬼を撃破。また、隊士の治療などサポート面でも貢献していました。 そんな彼女は、17巻143話における童磨との戦闘で死亡することに。胡蝶は無限城を1人で進んでいく中で、最愛の姉である胡蝶カナエを殺害した上弦の鬼・童磨と遭遇します。 決死の覚悟でぶつかっていきますが、力がないために童磨に気圧される胡蝶。死闘の末に胡蝶は童磨に取り込まれてしまいますが、彼女の身体に巡っていた大量の毒が童磨に回ります。 長い期間をかけて大量の毒を服用していた彼女は、自らの命を犠牲にして童磨を討つための礎となりました。
時透無一郎

死亡回 | 21巻179話 |
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死因 | 黒死牟に真っ二つにされて死亡 |
若くして霞柱を任されている、天才剣士・時透無一郎(ときとうむいちろう)。のんびりとした性格で掴み所のない人物ですが、戦闘が始まるとその様子が一変します。次々に美しい剣技を繰り出し、作中では上弦の鬼・玉壺を撃破する大活躍を披露していました。 そんな高い実力を誇る無一郎ですが、21巻179話における黒死牟との戦闘で死亡しています。彼は、無限城にて自身の先祖である上弦の鬼・黒死牟と対峙。彼は風柱や岩柱、不死川玄弥と協力して黒死牟を圧倒していくものの、致命傷を負わされてしまいます。 それでもなお黒死牟に刀を突き立て、黒死牟にダメージを与えた無一郎。最期は黒死牟に胴を両断されますが、その今際の際でかつてともに過ごした双子の兄と夢の中で再開し穏やかに息を引き取りました。
不死川玄弥

死亡回 | 21巻179話 |
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死因 | 黒死牟に胴を切断されるも生存、その後もう一度黒死牟に縦に切られて死亡 |
風柱・不死川実弥の弟にあたる、不死川玄弥(しなずがわげんや)。当初は敵意を撒き散らす危ない性格をしていましたが、炭治郎と打ち解け合い頼れる仲間になっていきます。剣士としての高い才能はなかったものの、鬼の体を食べてパワーアップする「鬼喰い」を駆使し強敵と渡り合ってきました。 しかし、玄弥は21巻179話の黒死牟戦で死亡してしまいます。玄弥は黒死牟との戦いの中で、一度胴を両断されてしまいました。しかし、その後落ちていた黒死牟の髪の毛を食べて再生力が上がった玄弥の胴体は再びくっつき、さらには黒死牟の折れた刀まで食べます。 時透を援護した玄弥は、今度は黒死牟によって縦に両断されてしまいます。そのことが致命傷となり、兄である不死川実弥に見守られながら灰になって消えてしまいました。彼は最期に、実弥への想いとこれまでの感謝を告げました。
甘露寺蜜璃

死亡回 | 23巻200話 |
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死因 | 無惨の攻撃から炭治郎を守って死亡 |
恋柱として鬼殺隊を支えてきた甘露寺蜜璃(かんろじみつり)。いわゆる天然キャラの可愛らしい女性ですが、実は生まれつき高密度の筋肉を持つ怪力の持ち主です。戦闘時は鞭のようにしなる剣を操り、他の剣士にはない独特な動きで戦っています。 非常に高い実力を誇る彼女ですが、23巻200話における無惨戦にて死亡することに。最終戦で柱達が協力して無惨を追い詰める中、甘露寺は自分が段々無惨のスピードに追いつけなくなっていることに気付きました。 避けたと思った無惨の攻撃が軌道を変えて甘露寺の右半身を直撃し、彼女はそのまま戦線を一時離脱します。その後無惨の攻撃から炭治郎をかばうことで致命傷を受けた彼女は、伊黒の腕の中で息を引き取ります。 甘露寺は最期の時に伊黒に想いを告白し、来世で結ばれることを誓うのでした。
伊黒小芭内

死亡回 | 23巻200話 |
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死因 | 無惨が消滅した後、甘露寺を抱えて自分も息を引き取る |
蛇柱として活躍していた伊黒小芭内(いぐろおばない)。オッドアイと口もとに巻いた布が特徴的な青年で、やや気難しい性格をしています。攻撃が蛇のようにうねる独特な剣技を習得しており、作中ではトリッキーな戦い方を披露していました。 そんな彼は、23巻200話における無惨戦にて死亡しています。直接致命的な一撃を食らったわけではありませんが、熾烈を極めた無惨戦において様々な攻撃を受けたことが蓄積して致命傷になったようです。 無惨の消滅後、伊黒はボロボロになりながらも倒れている甘露寺の元へ駆けつけます。伊黒は自分の死期を悟る甘露寺に対してこれまでの2人の思い出を語りながら、「絶対に君を幸せにする」と告げて甘露寺を抱きしめたまま息を引き取るのでした。
悲鳴嶼行冥

死亡回 | 23巻200話 |
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死因 | 無惨の触覚に攻撃され、片足を失い死亡 |
鬼殺隊のなかでも最強と言われている、岩柱の悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)。隊士たちに優しく接する慈悲深い性格をしていますが、鬼たちには一切容赦しません。鎖の先に鉄球が付いた特殊な日輪刀を駆使し、数々の鬼を撃破してきました。 作中屈指の実力を誇る悲鳴嶼ですが、23巻200話における無惨戦にて死亡することに。冨岡・伊黒・甘露寺の3人が無惨と交戦する中、黒死牟との戦いに勝利した悲鳴嶼と不死川が合流します。 戦いの最中、無惨の身体から突然8本の触手が出現。触手の攻撃を受けた悲鳴嶼も吹き飛ばされ、片足を失い気絶してしまうのでした。しかし深手を負いながらも再び目を醒ました悲鳴嶼は、最後の力を振り絞って無惨討伐に一役買います。 無惨との戦いで負った傷があまりにも深かった彼は、その後隠達に見守られながら静かに息を引き取りました。
【十二鬼月メンバーの死亡シーン】
累

死亡回 | 5巻43話 |
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死因 | 冨岡義勇に首を切られて死亡 |
那田蜘蛛山編に登場した、下弦の伍・累(るい)。他の鬼を恐怖で従わせる、冷酷な心の持ち主です。一見すると幼い子どものように見えますが、その実力は非常にハイレベル。本作初期のボスキャラと言うべき存在です。 その実力で多くの鬼殺隊士を苦しめましたが、炭治郎との戦いの末に死亡することに。那田蜘蛛山の戦いで炭治郎と戦う累は、その強さで炭治郎を圧倒。 しかし禰豆子が血鬼術・爆血を使用したことをきっかけに、彼は炭治郎に首を斬られてしまいます。事前に自身の糸を使用して間一髪で攻撃を回避した累でしたが、最終的に冨岡の手によって再び首を斬られて死亡。 炭治郎の温かい手に触れたことで人間だった頃の記憶を思い出した彼は、両親の魂とともに地獄に堕ちていきました。
魘夢

死亡回 | 8巻61話 |
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死因 | 炭治郎と伊之助に首の位置を特定されて死亡 |
無限列車編で登場した、下弦の壱を任される魘夢(えんむ)。無惨が下弦の鬼たちを処分した際、「他の鬼たちの断末魔が聞けて楽しかった」と語った危ない性格の持ち主です。彼はその狂気性を無惨に気に入られ、さらなる力を与えられていました。 そんな魘夢は、8巻61話の無限列車における炭治郎と伊之助との戦いで死亡しています。魘夢は血鬼術を使って炭治郎たちを夢の世界に落とし、彼らの精神の核を破壊しようと画策。 しかし目を醒ました炭治郎たちによって首の場所を特定された魘夢は、炭治郎と伊之助の連携技によってついに首を斬られたのでした。 魘夢は首を斬られたことで身体の崩壊が始まり、「何という惨めな悪夢だ」と言い残して身体が完全に消滅しました。
堕姫&妓夫太郎

死亡回 | 11巻97話 |
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死因 | 炭治郎と伊之助が協力して首を同時に切り落とされ死亡 |
上弦の陸を任されている、堕姫(だき)と妓夫太郎(ぎゅうたろう)。2人は人間時代からの兄妹で、どちらも冷酷な性格をしています。遊郭編のボスとして登場し、炭治郎たちを大いに苦しめました。 そんな堕姫と妓夫太郎は、11巻97話の炭治郎・宇髄・善逸・伊之助との戦いで死亡しています。2人同時に首を斬らないと死亡することの無い彼女たちは善戦しながらも、炭治郎と伊之助が協力したことによって首を落とされました。 首を斬られた後もお互いのことを罵り合う2人でしたが、炭治郎の説得により人間だった頃の記憶が蘇ります。妓夫太郎は「ずっと一緒にいようと約束した」と妓夫太郎に泣きつく堕姫を背負い、最期は2人で地獄の業火に焼かれます。
玉壺

死亡回 | 14巻121話 |
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死因 | 無一郎に首を切られて死亡 |
刀鍛冶の里編に登場した、上弦の伍を任される玉壺(ぎょっこ)。鬼のなかでも一際目立つ異様な出で立ちをしており、自身の美意識にこだわるアーティスト気質な性格をしています。水や魚にまつわる血鬼術を使用し、作中では狡猾な戦いを繰り広げていました。 そんな玉壺は、14巻121話で時透無一郎と交戦し死亡することに。壺を使用した血鬼術で無一郎を翻弄していた玉壺ですが、途中から極限状態で刀を研ぎ続ける鋼鉄塚蛍の妨害をすることに集中し始めます。その隙に過去の記憶を思い出して痣を発現させた無一郎によって、突如形勢が逆転。 無一郎にののしられたことに激昂した玉壺は次々と攻撃をしかけるも、無一郎のそれを上回るスピードによって首を斬られます。斬られた後も敗北を認められずに喋り続ける玉壺の頭部を無一郎が再び斬り、そのまま絶命したのでした。
半天狗

死亡回 | 14巻126話 |
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死因 | 炭治郎に本体を特定されて、首を切られて死亡 |
玉壺と共に、刀鍛冶の里編のボスとして登場した上弦の肆・半天狗(はんてんぐ)。すぐに泣きべそをかく情けない鬼ですが、なんと強力な分身体を生み出す恐ろしい特性を持っています。作中ではこの力を駆使し、複数の鬼を戦場に送り込みました。 強力な特殊能力を持つ半天狗ですが、14巻126話の炭治郎・玄弥・禰豆子・甘露寺との戦いで死亡。彼は4体の鬼に分裂し、猛攻撃を仕掛けて炭治郎たちを圧倒します。しかし半天狗の能力を察知した炭治郎たちによって追い詰められた彼は、4人の鬼を合体させ強力な鬼・僧珀天を生み出したのです。 甘露寺が僧珀天の足止めをしている隙に炭治郎が本体を追跡し、首を斬ることに成功。彼は人間だった頃の記憶を走馬灯のように思い出しながら、朽ち果てていきました。
獪岳

死亡回 | 17巻145話 |
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死因 | 善逸の攻撃を受けて死亡 |
堕姫たちの戦死を受け、上弦の陸を引き継いだ獪岳(かいがく)。彼はもともと「雷の呼吸」の修行を受けていた鬼殺隊士で、善逸の兄弟子にあたる人物です。隊士時代に上弦の壱・黒死牟と遭遇し、その際に鬼となる道を選択しました。 それにより力を得た獪岳ですが、17巻145話の善逸との戦いで死亡することに。彼は無限城において、善逸と久方ぶりの再会を果たします。はじめは血鬼術と雷の呼吸を合わせた強力な攻撃で圧倒していたものの、善逸が編み出した「雷の呼吸・漆の型」によって頚を斬られてしまいました。 昔からずっと見下していた相手である善逸に首を斬られたうえ、彼が独自の技を編み出したことが信じられない獪岳。最期に彼は、自尊心が踏みにじられていくのを感じながら消滅しました。
童磨

死亡回 | 19巻162話 |
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死因 | 胡蝶の毒に侵されて弱っていたところを、カナヲと伊之助にとどめを刺されて死亡 |
無限城編で鬼殺隊の前に立ちはだかった、上弦の弐・童磨(どうま)。表向きは新興宗教の教祖を務めている、少々風変わりな鬼です。好青年のように振る舞いますが、実際は共感性や人間性が皆無のサイコパス。氷を操る血鬼術を駆使し、数多くの隊士を殺しています。 作中屈指の強敵でしたが、童磨は19巻162話のしのぶ・カナヲ・伊之助との戦いで死亡することに。彼は無限城で胡蝶しのぶと遭遇し戦いますが、隙をついてしのぶを殺害し吸収。しのぶを吸収している最中に、童磨のもとにカナヲと伊之助が駆けつけます。 彼は怒りに震えるカナヲと伊之助と戦闘しますが、血鬼術に2人を任せたのちに部屋を去ろうとします。しかしその時、童磨の身体の崩壊が始まります。童磨が吸収したしのぶの身体には、なんと大量の藤の花の毒が仕込まれていたのでした。 それをきっかけに、カナヲと伊之助によって童磨は首を落とされました。
猗窩座

死亡回 | 17巻156話 |
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死因 | 炭治郎のヒノカミ神楽で頸を切られて死亡 |
本作序盤から登場し、鬼殺隊を苦しめてきた上弦の参・猗窩座(あかざ)。常に強さを追い求めており、「弱者」への強烈な嫌悪を抱えています。格闘術と血鬼術を駆使した戦闘スタイルで、無限列車編で杏寿郎と死闘を繰り広げていました。 猗窩座は無限城編で久方ぶりの再登場を果たしましたが、17巻156話の炭治郎・冨岡との戦いで死亡しています。無限城における戦いの中、炭治郎は「透き通る世界」で猗窩座と対峙。猗窩座は血鬼術を使って炭治郎の動きを読もうとしますが、闘気の消えた炭治郎には通用しません。 その結果、彼は炭治郎のヒノカミ神楽で頚を斬られます。頭と身体が離れてもなお戦い続けようとする猗窩座でしたが、回想の中でかつての恋人・恋雪たちと会ったことがきっかけで彼の身体は崩壊しました。
黒死牟

死亡回 | 20巻175話 |
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死因 | 自分の姿に絶望して再生することをやめて自滅 |
無限城編で本格的な登場を果たした、上弦の壱・黒死牟(こくしぼう)。人間時代は鬼殺隊の一員として活躍し、鬼となった今も「全集中の呼吸」が使用可能です。三日月のような斬撃を発生させる「月の呼吸」を駆使し、圧倒的な強さを見せつけていました。 そんな黒死牟は、20巻175話の悲鳴嶼・実弥・無一郎・玄弥との戦いで死亡することに。彼は上弦の壱としての圧倒的な実力で柱たちを追い詰めますが、悲鳴嶼によって首を切り落とされてしまいます。 それでも尚身体を再生し、異形の姿へと変貌。しかし実弥の刀身に映った化け物のような自分の姿に絶望し、再生することをやめてそのまま塵となったのでした。彼はこの時、自分は不死身の怪物ではなく弟のようになりたかったのだと回想しています。
鳴女

死亡回 | 21巻183話 |
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死因 | 無惨による呪いで頭部を破壊される |
無惨の側近を務めている鳴女(なきめ)。大きな一つ目という特徴的な容姿をしており、必要以上の言葉を発さないためその素性はほとんど不明のまま。琵琶をかき鳴らしながら味方や敵の転送をおこなう、サポート役として活躍していました。 彼女は21巻183話の伊黒・甘露寺・愈史郎との戦いで死亡しています。血鬼術を使用して伊黒と甘露寺を翻弄しながらも、彼女の後ろには愈史郎が忍び寄っていました。 鳴女が愈史郎に脳を乗っ取られたことに気付いた無惨は、なんとか彼女を取り戻そうと画策しますが失敗に終わります。再び愈史郎によって無限城が操られていることに気付き「これ以上は無理だ」と判断した無惨は、遠隔操作による自壊の呪いを発動させることで鳴女の頭部を破壊しました。
鬼舞辻無惨

死亡回 | 23巻200話 |
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死因 | 太陽の光を浴びて消滅 |
鬼たちを統率する本作のラスボス、鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)。もとは人間でしたが、病気を治療する過程で鬼になってしまいます。それ以降は情け容赦のない冷酷な心で、数多くの人々を捕食。恐ろしい強さと生命力で、鬼殺隊の前に立ちはだかります。 最後まで圧倒的な戦闘力を見せていたものの、23巻200話の炭治郎たちとの最終決戦で死亡することに。柱を含む9人の鬼殺隊相手を圧倒していた無惨ですが、珠世から人間に戻す薬や1分間で50年老化する薬を打たれたことで徐々に弱体化していきます。 彼は朝を迎えたところで肉の鎧をまとった巨大な赤ん坊の姿になり逃走を図りますが、悲鳴嶼によって命がけで阻止されました。その後鬼殺隊全員によって逃げられないようにされた無惨は太陽の光を浴び、ついに消滅してしまうのでした。
【その他重要人物の死亡シーン】
珠世

死亡回 | 21巻180話 |
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死因 | 無惨に頭部を握りつぶされて死亡 |
無惨への深い恨みを持つ珠世(たまよ)。一時は鬼としての道を歩んだものの、のちに心を取り戻して「無惨の討伐」を目指し始めた異端の鬼です。彼女は鬼殺隊の協力者として、無惨に対抗する薬の生成に貢献。 最終決戦にも参加しますが、21巻180話の無惨との戦いで死亡することに。産屋敷邸が耀哉たちと共に爆発した際、珠世は隙を見計らって無惨に自身の拳を打ち込み「人間に戻す薬」を注入します。そのまま肉の繭の姿になった無惨でしたが、繭の中で毒を分解した彼は復活を果たすのでした。 珠世もその時に無惨にほとんど吸収されてしまっていましたが、最後に残っていた頭部を無惨に握りつぶされたことで死亡。しかし「人間に戻す薬」の他にも薬を仕込んでいた珠世は、死後も無惨討伐のために役立っています。
錆兎

鱗滝左近次のもとで、義勇と共に水の呼吸を学んだ錆兎(さびと)。彼は作中で修行に苦しむ炭治郎を手助けしましたが、のちに故人だったと発覚。炭治郎の前に現れたのは、錆兎の霊だったと示唆されています。 彼の詳細な死亡シーンは描かれていないものの、死亡するまでの過程が1巻7話と15巻30話で明かされました。鱗滝の元で修行を終えた錆兎は、最終選別に参加することに。彼は最終選別場の鬼をほとんど1人で倒すという実力を発揮していましたが、鱗滝に強い憎しみを抱く鬼・手鬼と遭遇してしまいます。 鱗滝の弟子が選別に来る度に食べていたという恐ろしい手鬼。錆兎が鱗滝の弟子であることに気付いた手鬼は、錆兎の頭を潰してそのまま殺してしまうのでした。
真菰

錆兎と共に鱗滝のもとで修行していた真菰(まこも)。彼女も炭治郎の修行を手助けしますが、のちに故人だったと判明しました。錆兎と同じように、霊体で炭治郎の前に現れていたものと思われます。 彼女の実際の死亡シーンは漫画で描かれていませんが、致命傷になったと思われる場面が1巻7話で描かれることに。真菰も錆兎と同様に、最終選別場で鱗滝の因縁の相手である手鬼と遭遇。 手鬼に自身の師匠であり恩人でもある大好きな鱗滝のことを侮辱された真菰は怒り、冷静さを失います。それが原因で集中力を欠いた真菰は動きがガタガタになってしまい、手鬼に手足を引きちぎられてしまうのでした。 手鬼が後に「喰ってやった」と言っていることから、真菰は殺された後に食べられてしまったのでしょう。
生き残ったのは僅か数人……激闘の末に炭治郎たちがみた平和とは

『鬼滅の刃』では、敵味方問わず多くのキャラクターが死亡しています。 しかし作中で死亡するキャラクターのほとんどが死亡時にその背景などを詳細に描かれている点が、本作の魅力の1つなのではないでしょうか? 彼らの勇姿を原作漫画で振り返ってみてくださいね。