2024年2月13日更新

『鬼滅の刃』痣(あざ)の発現条件や痣者キャラを一覧で紹介!25歳までに死んでしまうのか?

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『鬼滅の刃』で登場する「痣」。『鬼滅の刃 刀鍛冶の里編』でも登場する重要な要素です。今後の苛烈を極める戦闘では、この痣の有無がポイントになります。 本記事では、『鬼滅の刃』痣(あざ)の発現条件痣が発現したキャラを紹介 ※この記事は最終巻までのネタバレを含みますので、読み進める際は注意してください。

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『鬼滅の刃』における痣とは?

鬼滅の刃
(C)吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

『鬼滅の刃』における“痣”とは、いわゆる“覚醒モード”です。 『鬼滅の刃』最終盤では、主人公の竈門炭治郎をはじめ、数々の柱達が痣を発現させました。太刀打ち出来ないと思われていた鬼舞辻無惨を討ち取ることが出来たのも、この“痣”があったからこそ。 痣は鬼の文様に似た形をしており、ある条件を満たすことで身体に表れます。

痣者(あざもの)とは?

痣者とは、一定の条件を満たして“鬼の文様に似た痣”を身体の一部に発現させた者の総称です。 痣が発現すると、攻撃や移動の速度が上昇したり、一般的には考えられないほどの早さで鬼から受けた傷が修復するなど、身体能力が飛躍的にアップします。これによって、人間が鬼という圧倒的な脅威に立ち向かうことが出来るようになるのです。

痣の発現条件は?

炭次郎が痣を発現させた後、霞柱の時透無一郎も続けて痣を獲得。その発動条件に気がついた無一郎は、柱合会議にて以下の情報を共有しました。

①心拍数が200以上

心拍数が200以上まで上昇することが痣の発現条件の1つと言われています。 一般的に、1分間の心拍数の平均値は約60~100。心拍数200以上という条件がいかに人の身体の限界を超えているかが分かりますね。これほど異常な数値を出す為には、怒りなどの感情の昂ぶりや、激しい戦闘が必要だと考えられます。

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②体温が39度以上

もう1つの発現条件は、体温が39度以上になること。 一般的に、平均的な体温は約36~37度、42度以上で命の危険があると言われています。体調不良では無く自身の意思で39度以上の体温を出していれば、身体に相当な負担が掛かっていることは想像に難くありません。

例外:日の呼吸の資質がある者は、生まれつき赤い痣がある?

鬼は異常な回復能力を持っていますが、「日の呼吸」の使い手が用いる赫刀(かくとう)から受けた傷は修復できません。そして、「日の呼吸」の資質がある者には生まれつき赤い痣があると言われています。「日の呼吸」の創始者である縁壱も、生まれながらに痣を持っていました。 「日の呼吸」を受け継いで「ヒノカミ神楽の舞」として型を極めていた炭治郎の父・炭十郎にも、先天的な赤い痣が額に見受けられます。 しかし、炭治郎の額の痣は弟を倒れた火鉢から助けるために付いたやけどであり、後天性の傷です。また、炭治郎に続いて痣を発現させた無一郎には元々痣が無かったことからも分かるように、痣の発現条件には必ずしも先天的な資質は必要ではないようです。

痣は寿命の前借り!?

ヒノカミ神楽・円舞 鬼滅の刃

高い身体能力を得られる“痣”ですが、もちろんリスクもあります。黒死牟が岩柱・悲鳴嶼行冥に伝えたところによると、痣者は例外なく25歳を迎える前に死んでしまうとのこと。 それもそのはず、痣の発現によって得た身体能力の代わりに、身体には多大な負担が掛かっています。それは「寿命の前借り」であり、文字通り命を削って戦っているということなのです。 戦国時代の柱達は皆“痣者”でしたが、その柱達も25歳を迎える前に死んでしまったために、鬼滅隊は一時壊滅の危機にあったという過去も。痣について知っている者が少なかった理由は、おそらくこの危機を回避するために秘密にされていたからではないか、と考えられています。

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痣を発現しても25歳以上まで生きる方法は?

痣者は25歳までに死んでしまうという通説には例外もあり、最初の痣者である縁壱は80歳まで生きたことが知られています。その生涯の最後は、鬼となってしまった兄・黒死牟との戦闘でしたが、戦闘の最中に寿命を迎え、剣を構えた状態で死亡しました。 生まれつき痣があった縁壱ですが、心拍数が常に異常値にあったとは考えられません。彼の生き様から考察するに、おそらく痣を持ったまま25歳を超えて生きるためには、心拍数を抑えたまま常時痣を発現させることが必要なのでしょう。 また、炭次郎の額の痣は心拍数が元に戻ると消えていたことから、1度痣が発現したとしても、以降の戦闘で痣を発現させなければ寿命が削れることはないものと考えられます。

痣を発現させたキャラを一挙に紹介【一覧】

継国縁壱

言わずと知れた「日の呼吸」の始祖、継国縁壱(つぎくによりいち)は、生まれつき痣を発現しています。また、彼は生まれたときから人の身体が透けて見える透視能力を持っており、教えられてもいない剣術を瞬時に習得するなどの特殊な能力を持っていました。 その強さは無惨を相手に1度も傷を付けられたことが無い程で、無惨は縁壱に追い詰められたときの恐怖を400年経った今でもはっきりと覚えているようです。

竈門炭十郎

炭治郎の父・竃門炭十郎も、薄いながらも赤い痣が額にあります。元々は縁壱に「日の呼吸」の型を見せられた先祖・炭吉から代々受け継がれてきた「ヒノカミ神楽の舞」。この舞を極め、縁壱と同じく炭十郎も透視能力を身につけていたようです。

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竈門炭治郎

鬼滅の刃 竈門炭治郎
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable ©「鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚」製作委員会

もともと額に火傷を負い、最終選別でも同じ場所に傷を負っていた炭治郎も、上弦の陸である妓夫太郎(ぎゅうたろう)との先頭において“鬼の文様に似た痣”を発現させました。 戦闘が終わる度に痣が消えるという特徴があり、作中で唯一痣の数や形の変化が描かれています。

時透無一郎

時透無一郎 鬼滅の刃

霞柱・時透無一郎が痣を発現させたのは、上弦の伍である玉壺(ぎょっこ)との戦闘時です。過去の記憶が戻ってきたことによる感情の動揺や、鬼に対する怒りによって痣の発現に成功しました。 黒死牟との戦闘では、痣の発現の他にも「透き通る世界」を感知出来るように。瀕死の重傷を負いながらも、黒死牟に致命傷を与えたのです。 痣の発現位置は両頬と額の左側で、まるで霞のような雲のような波打った形をしているところが特徴です。

甘露寺蜜璃

甘露寺蜜璃 鬼滅の刃

恋柱・甘露寺蜜璃は、上弦の肆である半天狗(はんてんぐ)との戦闘中に痣を発現させています。1人の柱として隊員を守るという覚悟から発現条件を満たし、炭治朗達と協力して半天狗を倒しました。 痣の発現位置は首の左側で、ハートマークと木の葉を2枚ずつ重ねたような可愛らしい形が特徴です。

冨岡義勇

冨岡義勇 鬼滅の刃

水柱・冨岡義勇は無限城での決戦時、上弦の参である猗窩座との戦闘中に痣を発現させました。その後、猗窩座を倒すには至りませんでしたが、鬼を相手に互角の戦いを見せています。 痣の発現位置は左頬の広範囲に及ぶような形になっており、流れて渦巻いている水のような模様が特徴です。

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悲鳴嶼行冥

『鬼滅の刃』悲鳴嶼行冥

岩柱・悲鳴嶼行冥(ひめじまぎょうめい)は上弦の壱である黒死牟との戦闘中、無一郎から聞いた発現条件を参考に痣を発現させました。当時、悲鳴嶼はすでに27歳であり、黒死牟からは当日のうちに死ぬだろうと聞かされますが、縁壱という例外を提示して逆に黒死牟を動揺させます。 また、戦闘中に「透き通る世界」も感知することに成功した悲鳴嶼は、黒死牟を相手に渡り合うほどの能力を見せつけました。 痣の発現位置は両腕の前腕部分で、まるで岩がひび割れているかのような模様を描いているところが特徴です。

不死川実弥

『鬼滅の刃』不死川実弥

風柱・不死川実弥も、黒死牟との戦闘時に痣を発現。痣を発現させた状態でも黒死牟には太刀打ちできませんでしたが、その後悲鳴嶼が登場するまで持ちこたえました。 痣の発現位置は左頬で、風柱の名前に相応しく風車のような形になっている模様が特徴です。

伊黒小芭内

『鬼滅の刃』伊黒小芭内

蛇柱・伊黒小芭内は、無惨との最終決戦時に意図的に体温を上昇させることで、痣を発現させています。戦闘中に「透き通る世界」も感知できるようになった彼は、炭治郎と共闘して無惨を追い詰めました。 痣の発現位置は左胸から左腕全体にかけてであり、派生元である流れる水とも蛇の形とも取れるような形の模様が特徴です。

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上弦の壱・黒死牟(継国巌勝)に痣がある理由とは?

鬼滅の刃 黒死牟

上弦の壱・黒死牟は、かつて武家に生まれた双子の兄、継国巌勝(つぎくにみちかつ)です。鬼殺隊で活躍していた双子の弟の縁壱を内心嫉妬しており、その強さを身につけるために自らも鬼殺隊に入ります。 その後、彼は縁壱の指導で痣を発現し、「月の呼吸」を会得。しかし、25歳までに死んでしまうことを知った彼は、残された短い時間の間に縁壱を越えることは出来ないだろうと絶望します。 そこへ無惨が「ならば鬼になればよいではないか」「無限の時の中で修練を積めば良い」と彼をそそのかしたため、こうして巌勝は痣を持った鬼・黒死牟となってしまったのです。

鬼の禰豆子も痣が発現した!?

発現話数 10巻83話

実は竈門禰豆子にも堕姫妓夫太郎戦で痣のようなものが発現しました。顔を除いた体中に巻きつくかのような痣で、植物の葉っぱのデザインです。 この葉っぱは、藤の葉か萩の葉のどちらかではないかと言われています。どちらも魔除けの意味があるようなので、どちらとも可能性が高いですね。 ただし、公式から禰豆子の痣に関する情報はなく、炭治郎たちと同じ痣なのかも語られていません。

「始まりの呼吸の剣士」は全員痣があった

継国縁壱

『鬼滅の刃』本編の舞台である大正時代、初めて痣を発現させたのは炭次郎ですが、それ以前にも痣者は現われていました。 400年前の戦国時代、無惨を追い詰めるまでに至った「始まりの呼吸」の剣士達には、全員痣が発現していたと言います。その中には「日の呼吸」の使い手である継国縁壱や、のちに黒死牟として鬼になってしまった継国巌勝(つぎくにみちかつ)の姿もありました。 その時代以来、炭次郎が痣を発現させるまで歴代の柱も痣の発現には至っていませんでした。しかし、痣者が1人現れるとそれに共鳴するように、次々と痣者が現れることは知られていたようです。

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痣の発現がなかったキャラは?

【柱】しのぶ・煉獄は痣者じゃない!その理由とは?

鬼滅の刃
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

蟲柱・胡蝶しのぶと炎柱・煉獄杏寿郎は痣者ではありません。なぜ、2人には痣が出なかったのでしょう。 痣が発現する条件から考えると、痣者は人を凌駕する力を持った者です。それに対し煉獄さんは人の尊さを伝えながら人のまま猗窩座を追い詰め、しのぶは最終戦で人類が培ってきた「薬」という武器で無惨と戦います。 しのぶも煉獄も人であったからこそ、人の可能性を伝えていたのではないでしょうか。だからこそ、人である2人には痣が出なかったのでしょう。

【同期組】善逸・伊之助・カナヲも痣者ではない!?

鬼滅の刃
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

同期組の我妻善逸嘴平伊之助栗花落カナヲも痣者ではありません。この3人もなぜ痣が出なかったのでしょう。おそらく3人が戦っていた環境が関係していると考えられます。 善逸は最終戦で獪岳と戦っていましたが、獪岳は雷で攻撃をしていました。この雷に呼吸を妨げられて、心拍数を200以上に上げられなかったと考えられます。 また、伊之助とカナヲは童磨と戦っていましたが、童磨は氷で攻撃していました。この氷によって、体温が39度以上になることができなかったと考えられます。 最終話の未来の話でも、炭治郎が曾曾祖父になっており、善逸は曾祖父でした。善逸は痣者にならず長生きしたのでしょう。

痣を発現させたキャラのその後【ネタバレ】

戦いの中で痣を発現させた無一郎・甘露寺・伊黒・悲鳴嶼の4人は、残念ながら最終決戦で亡くなってしまいました。その中でも唯一悲鳴嶼だけが、痣発現時に寿命と言われていた25歳を超える27歳でした。 一方で痣を発現させながらも最終決戦を生き残った炭治郎・冨岡・不死川の3人はその後の様子が描かれていたものの、やはり寿命は短かった可能性が高いです。実際に炭治郎は子孫を残してはいるものの、作中で自身の寿命が短いであろうことを語っていました

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『鬼滅の刃』痣は鬼に打ち勝つ“諸刃の剣”だった!

鬼滅の刃 刀鍛冶の里編

『鬼滅の刃』において、強さの証しとも言える“痣”にはメリットだけでは無く、多大なリスクも伴っています。また、常人では死んでしまうような条件を満たさなければいけないため、痣者はこれまで数えるほどしか登場しませんでした。 痣を発現させた柱や隊士達の詳しいその後は、『鬼滅の刃』最終話で描かれています。気になる人は、ぜひ『鬼滅の刃』を読んでみてくださいね。 物語に大きく関わってくるであろう“痣”について、ぜひ原作を読んで予習してみてはいかがでしょうか?